第99回 — 薬剤
演習モードで解く肝初回通過効果を受ける可能性が高い投与経路はどれか。 1つ選べ。
- 1○経口投与
- 2✕舌下投与
- 3✕経皮投与
- 4✕経肺投与
- 5✕経鼻投与
正答: 1
薬物の血漿タンパク結合の解析に用いられる式はどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 2
遺伝子多型により、イソニアジドの体内動態に大きく影響を及ぼす代謝酵素は

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5○
正答: 5
腸肝循環を受けやすい薬物はどれか。 1つ選べ。
- 1✕リチウム
- 2✕ゲンタマイシン
- 3✕セファレキシン
- 4○プラバスタチン
- 5✕アシクロビル
正答: 4
フェロジピン服用患者が避けるべき飲食物はどれか。 1つ選べ。
- 1○グレープフルーツジュース
- 2✕牛乳
- 3✕コーヒー
- 4✕ブロッコリー
- 5✕納豆
正答: 1
体内動態が線形1-コンパートメントモデルに従う薬物800mg をヒトに単回静
脈内投与したところ、投与直後の血中濃度は40μg/mL、投与6時間後の血中濃度
は5μg/mLであった。この薬物の消失半減期(h)に最も近い値はどれか。

- 1✕
- 2✕
- 3○
- 4✕
- 5✕
正答: 3
治療薬物モニタリング(TDM)が必要とされる代表的な抗生物質はどれか。
1つ選べ。
- 1✕アンピシリン
- 2✕イミペネム
- 3✕エリスロマイシン
- 4○テイコプラニン
- 5✕セフジニル
正答: 4
コロイド分散系はどれか。 1つ選べ。
- 1✕赤血球浮遊液
- 2✕懸濁性点眼液
- 3✕5%ブドウ糖液
- 4✕生理食塩液
- 5○5%ポリソルベート80水溶液
正答: 5
懸濁性注射剤にせん断応力を与えて、等温下で静置するとき、粘度が徐々に回
復する現象を何というか。 1つ選べ。
- 1✕ニュートン流動
- 2✕塑性流動
- 3✕クリーミング
- 4✕ダイラタンシー
- 5○チキソトロピー
正答: 5
製剤総則において、粒状に造粒した経口投与する製剤と規定されているのはど
れか。 1つ選べ。
- 1✕発泡錠
- 2✕散剤
- 3○顆粒剤
- 4✕分散錠
- 5✕懸濁剤
正答: 3
薬物の胃内における分解の回避を目的とした剤形はどれか。 1つ選べ。
- 1✕糖衣錠
- 2○腸溶錠
- 3✕トローチ剤
- 4✕シロップ剤
- 5✕チュアブル錠
正答: 2
無菌製剤と規定されているのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕含嗽剤
- 2✕吸入液剤
- 3✕注腸剤
- 4○眼軟膏剤
- 5✕軟膏剤
正答: 4
図のように錠剤の上部が 離する打錠障害はどれか。 1つ選べ。
- 1○キャッピング
- 2✕スティッキング
- 3✕スラッギング
- 4✕バインディング
- 5✕ケーキング
正答: 1
同一化学組成の化合物aとbの粉末X線回折パターンが下図のようになった。

- 1✕
- 2✕
- 3○
- 4✕
- 5✕
正答: 3
消化管障害の軽減を目的としたプロドラッグはどれか。 1つ選べ。
- 1✕テモカプリル塩酸塩
- 2✕ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム
- 3○アセメタシン
- 4✕カンデサルタンシレキセチル
- 5✕エリスロマイシンステアリン酸塩
正答: 3
薬物の生体膜輸送についての記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○単純拡散による輸送速度は薬物濃度差に比例するが、促進拡散及び能動輸送で
は飽和性が見られる。 - 2✕単純拡散による輸送は生体エネルギーを必要としないが、促進拡散及び能動輸
送では生体エネルギーを必要とする。 - 3○単純拡散及び促進拡散の場合、薬物の濃度勾配に従って輸送されるが、能動輸
送では濃度勾配に逆らって輸送される場合がある。 - 4✕能動輸送はトランスポーターを介して起こるが、単純拡散及び促進拡散にはト
ランスポーターは関与しない。 - 5✕単純拡散及び促進拡散の場合、構造類似体の共存による影響は受けないが、能
動輸送では影響を受ける場合がある。
正答: 1・3
薬物の経口吸収動態についての記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕インドメタシンファルネシルは、高脂肪食を摂取した後に服用すると、脂肪成
分と結合するため、吸収量が減少する。 - 2✕リファンピシンの反復投与により、小腸上皮細胞のP-糖タンパク質の発現が
誘導され、ジゴキシンの吸収量が増大する。 - 3○リボフラビンは、十二指腸付近のトランスポーターにより吸収されるので、プ
ロパンテリン臭化物の併用により吸収量が増大する。 - 4✕セファレキシンの吸収は、ペプチドトランスポーターPEPT1を介したNa⁺と
の共輸送により行われる。 - 5○グリセオフルビンは、その粒子径が小さいほど有効表面積が大きく、溶解が速
いため、吸収速度が大きい。
正答: 3・5
下図は、薬物と血漿タンパク質との結合実験の結果から得られた両逆数プロッ
トである。この薬物の血漿タンパク質に対する結合定数K((μmol/L)⁻¹)として
最も近い値はどれか。 1つ選べ。
ただし、図中のr は血漿タンパク質1分子あたりに結合している薬物の分子数
を、[Df](μmol/L)は非結合形薬物濃度を示す。

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 4
イトラコナゾールによるシトクロムP450(CYP)の阻害機構はどれか。 つ
1つ選べ。
- 1✕CYPのアポタンパク質に配位結合する。CYPのヘム鉄に配位結合する。
- 2✕CYPのアポタンパク質に共有結合する。CYPのヘム鉄に配位結合する。
- 3○CYPのヘム鉄に配位結合する。
- 4✕CYPのヘム鉄に共有結合する。CYPのヘム鉄に配位結合する。
- 5✕CYPの分解を促進する。CYPのヘム鉄に配位結合する。
正答: 3
次のグラフのうち、薬物の血漿中濃度に対する尿中排泄速度(dXu/dt)及び
腎クリアランス(CLr)の関係が正しく示されているのはどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2○
- 3○
- 4✕
- 5✕
正答: 2・3
薬物相互作用の回避方法に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1✕セフジニルは鉄イオンとキレートを形成して溶解性が低下するため、鉄剤の併
用が必要な場合には、互いの服用時間を2~3時間ずらす。 - 2✕セントジョーンズワートは、小腸上皮細胞のCYP3A4やP-糖タンパク質の発
現を誘導するので、タクロリムス水和物との併用を避ける。 - 3✕プロベネシドはアンピシリンの腎尿細管分泌を阻害するので、抗生物質を腎排
泄型でないものに変更する。 - 4○シメチジンは肝CYP3A4を阻害し、トリアゾラムの作用時間の著しい延長を
引き起こすので、睡眠導入薬を非代謝型であるブロチゾラムに変更する。 - 5✕フルルビプロフェンとノルフロキサシンを併用すると痙れんを起こすことがあ
るので、フルルビプロフェンをアセトアミノフェンに変更する。
正答: 4
薬物A、B、C、Dを同じ投与量で急速静脈内投与したところ、下図のような
血漿中濃度推移が得られた。これらの薬物の体内動態に関する記述のうち、正しい
のはどれか。2つ選べ。
血 A
漿
中
濃
度
の
対 B
数
値
C
D
時 間
- 1✕これらの薬物の中で、最も全身クリアランスが大きいのは薬物Aである。
- 2✕薬物Bと薬物Cの直線の傾きは、平行関係にあるので、分布容積が等しい。
- 3○薬物Bと薬物Dは、縦軸の切片が等しいので、分布容積が等しい。
- 4✕薬物Cは薬物Dと比ퟛして、分布容積は小さいが消失速度定数は大きい。
- 5○これらの薬物の中で、消失速度定数が最も大きいのは薬物Dである。
正答: 3・5
薬物Aの体内動態は線形1-コンパートメントモデルに従い、血中消失半減期は
7時間、分布容積は20Lである。この薬物10mg を5時間ごとに繰り返し経口投
与したところ、定常状態における平均血中濃度は0.8μg/mLとなった。薬物Aの
経口投与後のバイオアベイラビリティとして、最も近い値はどれか。 1つ選べ。た
だし、ln2=0.693とする。
- 1✕0.1
- 2✕0.2
- 3✕0.4
- 4✕0.6
- 5○0.8
正答: 5
pK a=5.2の1価の弱酸性薬物水溶液に関する記述のうち、正しいのはどれ
か。 1つ選べ。ただし、イオン形薬物はすべて溶解するものとする。
- 1✕pH 5.2の溶液中では、分子形の薬物のみが存在する。pH 7.2における溶解度は、pH 5.2と比ퟛして約50倍である。
- 2✕pH 7.2の溶液中では、イオン形薬物分率は約1%である。pH 7.2における溶解度は、pH 5.2と比ퟛして約50倍である。
- 3✕pH 6.2における溶解度は、pH 5.2と比ퟛして約10倍である。pH 7.2における溶解度は、pH 5.2と比ퟛして約50倍である。
- 4○pH 7.2における溶解度は、pH 5.2と比ퟛして約50倍である。
- 5✕pH 7.2における溶解度は、pH 5.2と比ퟛして約100倍である。pH 7.2における溶解度は、pH 5.2と比ퟛして約50倍である。
正答: 4
界面活性剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕ラウリル硫酸ナトリウムは、液体表面に吸着されにくく、負吸着を示す。
- 2✕界面活性剤水溶液の表面張力は、臨界ミセル濃度以上で急激に低下する。
- 3○イオン性界面活性剤の水への溶解度は、クラフト点以上で急激に上昇する。
- 4○非イオン性界面活性剤の水への溶解度は、曇点以上で急激に低下する。
- 5✕HLB(hydrophile-lipophile balance)値が5未満の界面活性剤は、水に極め
て溶けやすい。
正答: 3・4
大小2種類の粒子径を有する同一物質の混合粒子の質量を、分散沈降法により
沈降天秤を用いて測定したところ、図に示す結果を得た。以下の記述のうち、正し

0 10 20 30 40 50
時間(分)
- 1○大粒子と小粒子の粒子径比は2:1である。
- 2✕大粒子と小粒子の粒子径比は4:1である。
- 3✕大粒子と小粒子の質量比は1:2である。
- 4✕大粒子と小粒子の質量比は2:3である。
- 5○大粒子と小粒子の質量比は1:4である。
正答: 1・5
高分子材料に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○ゼラチン水溶液に貧溶媒のエタノールを加え続けると、ゼラチンの高濃度相
(コアセルベート)が分離する。 - 2○ヒアルロン酸ナトリウムは、優れた保水性を有する天然高分子である。
- 3✕マクロゴール6000は、常温で液体である。
- 4✕セラセフェートは、pH 2付近で溶解する胃溶性高分子である。
- 5✕カルメロースカルシウムは、水に容易に溶解し、増粘剤として用いられる。
正答: 1・2
ターゲティングに関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕受動的ターゲティングとは、標的部位を特異的に認識できる抗体や糖タンパク
質などを薬物に結合させて体内分布を制御する手法である。 - 2○逆ターゲティングとは、副作用を発現する部位への薬物分布を回避する手法で
ある。 - 3✕リポソームは、内部の疎水性コアに薬物を含有させた高分子ミセル製剤である。
- 4✕昇圧化学療法とは、抗がん薬をマイクロカプセルなどのキャリアーに封入し
て、腫瘍の栄養動脈に注入する治療法である。 - 5○標的細胞内で特異的に発現する酵素により親薬物に変換されるプロドラッグを
用いることで、薬物の標的細胞への選択的作用が得られる。
正答: 2・5
局所作用を目的とした製剤はどれか。 2つ選べ。
- 1✕ブプレノルフィン塩酸塩坐剤
- 2○バンコマイシン塩酸塩散
- 3✕デスモプレシン酢酸塩水和物点鼻液
- 4○ブデソニド吸入液
- 5✕ツロブテロール貼付剤
正答: 2・4
凍結乾燥注射剤を製造するプロセス中のA、B、Cにあてはまる単位操作の正
しい組合せはどれか。 1つ選べ。
薬物
添加剤 溶解 A
溶剤
容器 洗浄 滅菌 充てん B C 検査 包装
A B C
- 1✕凍結乾燥 ろ過滅菌 密封
- 2✕凍結乾燥 密封 ろ過滅菌
- 3○ろ過滅菌 凍結乾燥 密封
- 4✕ろ過滅菌 密封 凍結乾燥
- 5✕密封 ろ過滅菌 凍結乾燥
- 6✕密封 凍結乾燥 ろ過滅菌
正答: 3
266-267 共通の設問
40歳男性。薬局で下記の成分を含有する一般用医薬品を購入した。
3包中(1日服用量)
成 分 分 量
メチルメチオニンスルホニウムクロライド 150mg
水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物 1370mg
酸化マグネシウム 330mg
ロートエキス3倍散 90mg
ウイキョウ末 300mg
ショウキョウ末 100mg
チョウジ末 50mg
ビオヂアスターゼ2000 30mg
この患者が近医でマイコプラズマ肺炎と診断され、薬局に処方せんを持ってき
た。薬局では処方薬のミノサイクリン塩酸塩錠を調剤して、これを服用中は上記の
一般用医薬品の服用を控えるように指導した。その理由として最も適切なのはどれ
か。 1つ選べ。
- 1✕ミノサイクリンの溶解が促進され、吸収速度が上昇する。難溶性のキレートが形成され、ミノサイクリンの吸収量が減少する。
- 2○難溶性のキレートが形成され、ミノサイクリンの吸収量が減少する。
- 3✕ミノサイクリンの胃内での分解が促進され、吸収量が減少する。難溶性のキレートが形成され、ミノサイクリンの吸収量が減少する。
- 4✕ミノサイクリンの消化管上皮細胞内での代謝が抑制され、吸収量が増加する。難溶性のキレートが形成され、ミノサイクリンの吸収量が減少する。
- 5✕胃内容排出速度が低下し、ミノサイクリンの吸収が遅延する。難溶性のキレートが形成され、ミノサイクリンの吸収量が減少する。
正答: 2
268-269 共通の設問
32歳女性。消化器外来に通院中。数日前からじん麻疹を発症し、抗アレル
ギー薬が追加処方されることになった。担当医師から薬剤師に対して、「患者がな
るべく眠くならない薬剤を希望しているが、推奨できるものは何か」と問い合わせ
があった。
図は薬物の血液脳関門透過速度と1-オクタノール/水分配係数の関係を示した
ものである。前問で選択した薬物について、正しい記述はどれか。 1つ選べ。
ただし、B群の薬物においては血液脳関門透過速度と分子量で補正した分配係数
との間に、図に示す直線関係がみられている。

log(分子量で補正した分配係数)
- 1✕アミノ酸やグルコースなどの栄養物質と同様にA群に属する。C群に属し、P-糖タンパク質によって脳内への移行が妨げられる。
- 2✕B群に属し、血液脳関門透過はpH 分配仮説に従う。C群に属し、P-糖タンパク質によって脳内への移行が妨げられる。
- 3✕B群に属し、脳内への移行にトランスポーターが関与している。C群に属し、P-糖タンパク質によって脳内への移行が妨げられる。
- 4✕レボドパやバクロフェンと同様にC群に属する。C群に属し、P-糖タンパク質によって脳内への移行が妨げられる。
- 5○C群に属し、P-糖タンパク質によって脳内への移行が妨げられる。
正答: 5
270-271 共通の設問
40歳男性。体重65kg。病院で腎移植後、シクロスポリンを含む処方によ
る治療を継続中である。1年後の定期検診で脂質異常症と高血圧症を指摘された。
前問において併用禁忌となる相互作用の主なメカニズムはどれか。 1つ選べ。
- 1✕ペプチドトランスポーターを介した小腸吸収の阻害
- 2○有機アニオントランスポーターを介した肝取り込みの阻害
- 3✕肝CYP3A4による代謝の亢進
- 4✕糸球体ろ過速度の上昇
- 5✕有機カチオントランスポーターを介した尿細管分泌の阻害
正答: 2
272-273 共通の設問
23歳女性。体重45kg。てんかんと診断され、下記の処方による治療が開
始された。
(処方)
フェニトイン錠100mg1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
フェニトインの投与量が増加したとき、代謝飽和のために値が小さくなる薬物動
態パラメータはどれか。 1つ選べ。
- 1○全身クリアランス
- 2✕分布容積
- 3✕血中消失半減期
- 4✕最高血中濃度/投与量
- 5✕血中濃度時間曲線下面積/投与量
正答: 1
274-277 共通の設問
36歳男性。体重70kg。気管支ぜん息の治療中である。吸入ステロイド薬
で良好にコントロールされていたが、急性発作により、夜間救急を受診した。サル
ブタモール硫酸塩の吸入を反復したが改善せず、アミノフィリン点滴静注の処方が
出された。
テオフィリンの溶解度を上昇させる目的で、アミノフィリン注射液に含有されて
いる添加剤はどれか。 1つ選べ。
- 1○エチレンジアミン
- 2✕ポリエチレングリコール
- 3✕β-シクロデキストリン
- 4✕ドデシル硫酸ナトリウム
- 5✕ベンジルアルコール
正答: 1
この患者における定常状態での血中テオフィリン濃度を15μg/mLとしたい。
テオフィリンの点滴静注速度(mg/h)として適切な値はどれか。 1つ選べ。
ただし、この患者におけるテオフィリンの血中消失半減期は7時間、分布容積は
32L、ln2=0.693とする。
- 1✕12
- 2✕24
- 3✕36
- 4○48
- 5✕60
正答: 4
278-279 共通の設問
22歳女性。中等度のアトピー性皮膚炎にて受診している。今回、顔面、
頸部、体幹、腕等に炎症を認めたため、次の薬剤が処方された。
(処方1)
タクロリムス水和物軟膏0.1% 1回適量
1日2回 赤みが強い部位に塗布 全量20g
(処方2)
デキサメタゾン吉草酸エステル軟膏0.12% 1回適量
1日2回 頸部、体幹、腕に塗布 全量30g
(処方3)
ヒルドイドローション0.3%(注)1回適量
1日2回 全身に塗布 全量150g
(注:ヘパリン類似物質製剤)
(処方4)
アゼラスチン塩酸塩錠1mg1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝食後就寝前 7日分
ヒルドイドローション0.3%に含まれる添加物とその役割との組み合わせのう
ち、正しいのはどれか。 1つ選べ。
添加物 役割
- 1✕グリセリン 緩衝剤
- 2○パラオキシ安息香酸エチル 保存剤
- 3✕セタノール 抗酸化剤
- 4✕白色ワセリン 乳化剤
- 5✕モノステアリン酸グリセリン 等張化剤
正答: 2
280-281 共通の設問
65歳女性。関節リウマチで内服薬を服用していたが、十分な治療効果が認
められなかったため、モノクローナル抗体(遺伝子組換え)製剤が投与されること
となった。
前問で選択した2種の注射剤に共通する記述として、正しいのはどれか。 2つ選
2つ選べ。
- 1✕密閉容器に保存されている。
- 2○遮光し、2~8°Cで保存する。
- 3✕生理食塩液に対する浸透圧の比は6である。
- 4○無菌試験法に適合する。
正答: 2・4
282-283 共通の設問
55歳男性。体重67kg。C型慢性肝炎の治療のため、以下の薬剤が処方さ
れた。
(処方1)
注射用ペグインターフェロンアルファ-2b(遺伝子組換え)100μg/0.5mL用
(溶解液:日本薬局方「注射用水」0.7mL添付)
皮下注射 1バイアル
(処方2)
リバビリンカプセル200mg1回2カプセル(1日4カプセル)
1日2回 朝夕食後 7日分
ペグインターフェロンアルファ-2bは、インターフェロンアルファ-2bにメト
キシポリエチレングリコールを結合させたものである。この結合の目的として、
誤っているのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕水溶性の向上
- 2✕抗原性の低下
- 3✕タンパク質分解酵素に対する安定性の向上
- 4○肝臓への標的指向化
- 5✕糸球体ろ過の抑制
正答: 4
284-285 共通の設問
65歳男性。血液透析が施行されており、以下の薬剤を処方されていた。
(処方)
カルタン錠500(注1) 1回2錠(1日6錠)
1日3回 朝昼夕食直後 14日分
(注1:沈降炭酸カルシウム500mg を含む錠剤)
今回の検査において、eGFR(推算糸球体ろ過速度)15mL/min/1.73m²、血中
リン濃度5.5mg/dL、補正血中カルシウム濃度11.0mg/dL、血中アルブミン濃度
3.7g/dLという結果となり、以下の処方に変更になった。
セベラマー塩酸塩(注2)錠250mg1回8錠(1日24錠)
1日3回 朝昼夕食直前 14日分
⎧ ⎫
|注2:プロパ-2-エン-1-アミンと1-クロロ-2,3-エポキシプロパンの重合物|
| の塩酸塩 |
⎩ ⎭
セベラマー塩酸塩錠に関する記述のうち、正しいのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕主薬は、消化酵素で分解されて活性体となる。主薬は、カチオン性ポリマーである。
- 2○主薬は、カチオン性ポリマーである。
- 3✕主薬は、水に速やかに溶解する。主薬は、カチオン性ポリマーである。
- 4✕胃で作用する製剤である。主薬は、カチオン性ポリマーである。
- 5✕浸透圧を利用して主薬を放出する。主薬は、カチオン性ポリマーである。
正答: 2