第99回 — 病態・薬物治療
演習モードで解く鉄欠乏性貧血において、上昇する検査値はどれか。 1つ選べ。
- 1✕フェリチン
- 2✕血清鉄
- 3✕ヘマトクリット
- 4✕ヘモグロビン
- 5○総鉄結合能
正答: 5
弁膜症を合併しない心房細動の症例において、抗凝固療法の必要性を判断する

- 1✕高血圧
- 2✕心不全
- 3✕糖尿病
- 4○貧血
- 5✕脳 塞の既往
正答: 4
急性前骨髄球性白血病について、正しいのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕フィラデルフィア染色体が形成される。PML-RARα融合遺伝子が認められる。
- 2✕CD20抗原が認められる。PML-RARα融合遺伝子が認められる。
- 3✕転座染色体t(8:22)が認められる。PML-RARα融合遺伝子が認められる。
- 4○PML-RARα融合遺伝子が認められる。
- 5✕BRCA1遺伝子に変異が認められる。PML-RARα融合遺伝子が認められる。
正答: 4
心不全の患者に使用が禁忌である薬物はどれか。 1つ選べ。
- 1✕ボグリボース
- 2✕グリベンクラミド
- 3✕ナテグリニド
- 4○ピオグリタゾン塩酸塩
- 5✕グリメピリド
正答: 4
統合失調症の陰性症状として正しいのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕妄想
- 2✕幻覚
- 3✕失見当識
- 4✕食欲亢進
- 5○意欲欠如
正答: 5
不眠症の適応を有する薬物のうち、メラトニン受容体を介して効果を発現する
のはどれか。 1つ選べ。
- 1✕ゾルピデム酒石酸塩
- 2✕ゾピクロン
- 3○ラメルテオン
- 4✕リルマザホン塩酸塩水和物
- 5✕トリアゾラム
正答: 3
バセドウ病に関する記述のうち、正しいのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕体重増加を認める。手指の振戦を認める。
- 2✕脈拍数が減少する。手指の振戦を認める。
- 3✕発汗が抑制される。手指の振戦を認める。
- 4✕血清TSH 値が増加する。手指の振戦を認める。
- 5○手指の振戦を認める。
正答: 5
骨粗しょう症の治療薬のうち、エストロゲン受容体に直接作用する薬物はどれ
か。 1つ選べ。
- 1✕デノスマブ
- 2✕テリパラチド
- 3✕イプリフラボン
- 4○ラロキシフェン塩酸塩
- 5✕アルファカルシドール
正答: 4

- 1○主に 型アレルギー反応である。
- 2✕化学伝達物質の放出により、毛細血管の拡張が起こる。主に 型アレルギー反応である。
- 3✕ラテックスなどの皮膚接触も原因となり得る。主に 型アレルギー反応である。
- 4✕ぜん鳴や呼吸困難に対して、アミノフィリンが有用である。主に 型アレルギー反応である。
- 5✕血圧低下に対して、アドレナリンが有用である。主に 型アレルギー反応である。
正答: 1
風しんについて誤っているのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕妊娠初期の罹患は胎児に奇形を発症させるリスクがある。
- 2✕RNA ウイルスによる感染である。
- 3✕発しんは、治療しなくても数日で消退する。
- 4✕特異的IgM 抗体が急性期の血清中に出現する。
- 5○予防には、不活化ワクチンを接種する。
正答: 5
医薬品等の安全性に関する重要な情報であり、緊急安全性情報に準じ厚生労働
省の指示で製造販売業者が作成し、指示後1ヶ月以内に医療関係者へ伝達するもの
はどれか。 1つ選べ。
- 1✕PMDA 医療安全情報
- 2○安全性速報
- 3✕医薬品安全対策情報
- 4✕医薬品・医療機器等安全性情報
- 5✕医療用医薬品製品情報概要
正答: 2
正規分布が仮定できる数値データについて、2群間の平均値の差の検定に用い
る統計手法はどれか。 1つ選べ。
- 1✕符号検定
- 2✕カイ二乗検定
- 3○Studentのt 検定
- 4✕Fisherの直接確率法
- 5✕Wilcoxonの順位和検定
正答: 3
最新の臨床上のエビデンスが要約されている情報集を用い、効率的にEBM を
実践したい。情報源として最も適切なものはどれか。 1つ選べ。
- 1✕USP-DI
- 2○Up to Date
- 3✕Drug Safety Update
- 4✕Physicians’Desk Reference
- 5✕British National Formulary
正答: 2
バイタルサインに含まれないものはどれか。 1つ選べ。
- 1✕体温
- 2✕血圧
- 3✕脈拍数
- 4○腱反射
- 5✕呼吸数
正答: 4
乳汁分泌を抑制することから、授乳婦に投与すべきでない薬物はどれか。
1つ選べ。
- 1✕アミオダロン塩酸塩
- 2✕シクロスポリン
- 3✕ドキソルビシン塩酸塩
- 4○ブロモクリプチンメシル酸塩
- 5✕炭酸リチウム
正答: 4
22歳男性。小児期より、インスリンの皮下注射を毎朝施行していたが、就職
し、生活が不規則になっていた。その男性がある朝、倒れているのが発見された。
意識不鮮明。呼びかけに答えない。血圧90/60mmHg、呼吸数20/分、脈拍100/分
整。尿カテーテルを挿入し尿検査したところ、尿糖(+++)、タンパク(+)、ケ
トン体(+++)だった。動脈血液ガス分析を施行した時のpH の値に最も近いと
考えられるのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕8.0
- 2✕7.6
- 3✕7.4
- 4○7.2
- 5✕6.0
正答: 4
66歳男性。労作性狭心症のため2週間前にカテーテル治療(Percutaneous
coronary intervention, PCI)を受けステントを挿入された。その後退院し、外来
受診となった。
現在の処方薬

2つ選べ。
- 1✕脂質検査はすべて正常であり、アトルバスタチンカルシウム水和物の投与を中
止する。 - 2✕血糖はコントロール不良なので、経口糖尿病用薬の追加が必要である。
- 3○クロピドグレル硫酸塩の血小板凝集抑制作用は、CYP2C19 遺伝子多型により
変動する。 - 4○アスピリンによる消化性潰瘍の副作用に注意が必要である。
- 5✕抗血小板薬の併用の必要はない。
正答: 3・4
子宮内膜症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕不妊症の原因の一つである。
- 2✕主訴は生理痛が多い。
- 3✕卵管や卵巣にも病変が発生する。
- 4○子宮内膜の増殖は、プロゲステロンにより促進される。
- 5✕GnRH(gonadtropin-releasing hormone)アゴニストが治療に用いられる。
正答: 4
60歳男性。5年前に肝硬変と診断され、1年前から腹水が認められるように
なった。3日前から、軽度の意識障害を認めるようになったため来院した。来院
時、診察所見として、羽ばたき振戦を認めた。この患者において、意識障害の軽減
が期待できる経口製剤はどれか。 2つ選べ。
1 ランソプラゾール錠 2 スピロノラクトン錠
- 1✕ランソプラゾール錠
- 2✕スピロノラクトン錠
- 3○カナマイシン一硫酸塩カプセル
- 4✕ウルソデオキシコール酸錠
- 5○ラクツロースシロップ
正答: 3・5
腎機能が低下している患者において、腎機能を急激に悪化させる危険性が高い
処置はどれか。 2つ選べ。
- 1✕生理食塩液の点滴静脈注射
- 2✕アセトアミノフェン錠による鎮痛
- 3○イオパミドール注射液を用いた胸部CT 検査
- 4✕プラゾシン塩酸塩錠による降圧
- 5○ゲンタマイシン硫酸塩注射液による感染症治療
正答: 3・5
アドレナリンβ₂受容体刺激薬の吸入剤による気管支ぜん息の薬物療法に関す
る記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕短時間作用型は、長期管理における基本治療薬である。
- 2○サルメテロールキシナホ酸塩は長時間作用型である。
- 3✕短時間作用型は、1回1吸入を基本とし、効果不十分の場合は1時間以上間隔
をあけて使用する。 - 4✕副作用として、高カリウム血症がある。
- 5○副作用として、振戦がある。
正答: 2・5


- 1○
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5○
正答: 1・5
パーキンソン病の典型的な症状として、適切でないのはどれか。 1つ選べ。
- 1○企図振戦
- 2✕突進現象
- 3✕固縮
- 4✕姿勢反射障害
- 5✕丸薬まるめ運動
正答: 1
メニエール病の病態及び治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選
2つ選べ。
- 1○めまいは反復性である。
- 2✕蝸牛内の内リンパ液が減少している。
- 3✕聴力は正常である。
- 4○ベタヒスチンメシル酸塩が内服で用いられる。
- 5✕プロプラノロール塩酸塩が静注で用いられる。
- 6✕プロカテロール塩酸塩水和物が内服で用いられる。
正答: 1・4
緑内障の病態と薬物療法に関する記述のうち、誤っているのはどれか。 1つ選
べ。
- 1✕レボドパは、原発性閉塞隅角緑内障の患者には禁忌である。
- 2✕ラタノプロストは、ぶどう膜強膜流出路からの房水の流出を促進させる。
- 3✕ドルゾラミド塩酸塩は、毛様体上皮細胞の炭酸脱水酵素を阻害して房水産生を
抑制する。 - 4✕チモロールマレイン酸塩の点眼薬は、気管支ぜん息のある患者には投与禁忌で
ある。 - 5○ジピベフリン塩酸塩は、原発性閉塞隅角緑内障の患者に用いられる。
正答: 5
関節リウマチに関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○滑膜細胞からは、IL-6やTNF-αなどの炎症性サイトカインが分泌される。
- 2○合併症として、間質性肺炎がある。
- 3✕リウマトイド因子は、IgM のFc部分に対する自己抗体である。
- 4✕全身の大小の関節が障害されるが、脊椎は障害されない。
- 5✕手指では、特に遠位指節間関節(DIP)が障害されやすい。
正答: 1・2
58歳男性。体重55kg。直腸がんの再発のため、オキサリプラチン、フルオロ
ウラシル、レボホリナートカルシウム、薬物Xによる治療を受けた。治療開始10
日頃より、顔面にざ瘡様皮膚炎が起こり、その後皮膚亀裂及び爪周囲炎が見られ
た。この症状は薬物Xの副作用と考えられた。薬物Xにあてはまるものはどれか。
2つ選べ。
- 1○セツキシマブ
- 2✕クリゾチニブ
- 3✕テムシロリムス
- 4✕イリノテカン硫酸塩水和物
- 5○パニツムマブ
正答: 1・5
医薬品の承認申請時に作成されるCTD(Common Technical Document)に
含まれないのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕品質に関する文書
- 2✕非臨床試験報告書
- 3✕臨床試験報告書
- 4○薬価設定に関する文書
- 5○販売計画書
正答: 4・5
多変量解析の各手法のうち、量的変数を目的変数に用いるものはどれか。 つ
2つ選べ。

- 1○
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 1・4
新生児、乳児への投与禁忌とその理由に関する記述のうち、正しいのはどれ
か。 2つ選べ。
- 1○スルファメトキサゾール・トリメトプリム顆粒剤は、高ビリルビン血症を発症
する恐れがあるため、新生児には投与禁忌である。 - 2✕クロラムフェニコールコハク酸エステルナトリウム注射剤は、呼吸抑制を起こ
すことがあるため、低出生体重児、新生児には投与禁忌である。 - 3○アミノ安息香酸エチル末(内用)は、メトヘモグロビン血症を起こすことがあ
るため、乳児には投与禁忌である。 - 4✕ジアゼパム坐剤は、中枢神経抑制作用が強いので、乳児には投与禁忌である。
正答: 1・3
286-287 共通の設問
70歳男性。1ヶ月前から息切れが出現し、病院を受診した。心機能低下を
指摘され、慢性心不全と診断された。以下の内容の処方せんを持って保険薬局を訪
れた。
既往歴:特記すべきことなし。常用薬なし。
(処方1)
エナラプリルマレイン酸塩錠2.5mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 28日分
(処方2)
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 28日分
(処方3)
フロセミド錠20mg 1回1錠(1日1錠)
本症の重症度の指標として適切な検査項目はどれか。 1つ選べ。
- 1✕血清カリウム値
- 2○血漿脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)値
- 3✕血清尿酸(UA)値
- 4✕血清クレアチニン(Cr)値
- 5✕血清クレアチンキナーゼ(CK)値
正答: 2
288-289 共通の設問
65歳女性。身長160cm、体重50kg。てんかんの既往があり、現在フェ
ニトイン100mg 錠を1回1錠、1日2回朝夕食後服用している。34歳時に子宮筋
腫の手術を受け輸血された。55歳からC型慢性肝炎による代償期肝硬変の診断で
近医に通院していた。今回、以下の薬剤が追加となった。
(処方)
アミノレバンEN 配合散50g/包 1回1包(1日3包)
1日3回 朝昼夕水に溶解して食事と共に服用 7日分
⎧ ⎫
|アミノレバンEN 配合散:アミノ酸、糖質、ビタミン、微量元素を含んだ肝|
| 不全用経口栄養剤の商品名 |
⎩ ⎭
その後、フェニトインの副作用発現が疑われたため、血漿中フェニトイン濃度を
測定したところ、トラフ値が15μg/mLであった。この測定結果を踏まえて、こ
の患者のフェニトイン用量を設定するにあたり、考慮することとして最も適切なの
はどれか。 1つ選べ。
- 1✕代謝酵素が遺伝的に欠損している。血漿タンパク結合率が低下している。
- 2✕肝初回通過効果による代謝が低下している。血漿タンパク結合率が低下している。
- 3○血漿タンパク結合率が低下している。
- 4✕消化管吸収率が低下している。血漿タンパク結合率が低下している。
- 5✕腎クリアランスが低下している。血漿タンパク結合率が低下している。
正答: 3
290-291 共通の設問
75歳男性。アレルギー性鼻炎のため耳鼻科を受診後、保険薬局で以下の処
方せんの調剤薬を受け取り、夕方から服薬を開始した。翌日午前中に、尿が出にく
くなったと訴えて、この薬局に相談に来た。
(処方1)
クレマスチン錠1mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 14日分
(処方2)
スプラタストトシル酸塩カプセル50mg1回1カプセル(1日3カプセル)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
(処方3)
フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg28噴霧用 1本
1回各鼻腔に1噴霧 1日2回
この患者が病院を受診した。直腸診で、弾性があり硬い腫瘤が直腸前壁に触知さ
れた。最も疑われる疾病と、当該疾病の診断が確定したときの治療薬の組み合わせ
として、最も適切なのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕直腸がん-フルオロウラシル
- 2✕直腸がん-イリノテカン塩酸塩水和物
- 3○前立腺肥大症-デュタステリド
- 4✕前立腺肥大症-フルタミド
- 5✕腎不全-シラザプリル水和物
- 6✕腎不全-ロサルタンカリウム
正答: 3
292-293 共通の設問
54歳男性。検査の結果、アジソン病の確定診断を受け、経口ホルモン補充
療法が施行されることとなった。

2つ選べ。
- 1○低血圧
- 2✕血清カリウム値の低下
- 3○色素沈着
- 4✕体重増加
- 5✕好酸球減少
正答: 1・3
294-295 共通の設問
初発の急性リンパ性白血病である21歳男性患者に対して、抗がん剤によ
る寛解導入療法を実施することとなった。治療後に発症する可能性のある腫瘍崩壊
症候群について、薬剤師がこの患者に説明することとなった。薬剤師は、重篤副作
用疾患別対応マニュアルを利用することにした。
腫瘍崩壊症候群に関する記述のうち、誤っているのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕血清リン値が著しく増加する。
- 2○血清カリウム値が著しく低下する。
- 3✕腎機能低下を引き起こす。
- 4✕予防には、抗がん剤の投与開始前にラスブリカーゼを点滴投与するのが有効で
ある。 - 5✕腎機能が正常な場合には、アロプリノールの経口投与が有効である。
正答: 2
296-297 共通の設問
44歳女性。処方薬だけでは頭痛が十分に抑えきれないと訴え、一般用医薬
品のロキソプロフェンナトリウムを購入するために薬局を訪れた。本人に確認する
と、片頭痛がひどく、ロキソプロフェンナトリウムは3ヶ月前からほぼ毎日、処方
薬は1年前から月に20回程度服用しているとのことである。お薬手帳から処方薬
はスマトリプタン錠50mg であることがわかった。
片頭痛に関する記述のうち誤っているのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕一次性頭痛に分類される。
- 2✕日常生活動作によって痛みが増悪することが多い。
- 3✕随伴症状として、光・音・臭過敏、悪心・嘔吐を伴うことが多い。
- 4✕入浴によって痛みが増悪することが多い。
- 5○発症は、男性に多い。
正答: 5
298-299 共通の設問
30歳男性。全身倦怠感、食欲不振、下痢、体重減少を訴えて受診した。抗
HIV 抗体が陽性であり、CD4陽性リンパ球の減少が見られた。後天性免疫不全症
候群(AIDS)の診断を受け、薬物療法を開始することとなった。
HIV 感染症の治療に用いられるのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕ファムシクロビル錠
- 2○エファビレンツ錠
- 3○アタザナビル硫酸塩カプセル
- 4✕エンテカビル水和物錠
- 5✕リバビリンカプセル
正答: 2・3
300-301 共通の設問
62歳女性。身長160cm、体重45kg。体表面積1.5m²。20歳から60歳
まで1日10本喫煙していた。精査の結果、病期分類T2N2M0の肺がん(病理組
織型X)と診断された。
臨床検査所見:
値1.5ng/mL未満)、NSE69.9ng/mL(正常値9ng/mL以下)
この患者の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕腫瘍増殖速度は極めて遅い。
- 2✕非小細胞肺がんが疑われる。
- 3○重要な危険因子は喫煙である。
- 4○イリノテカン塩酸塩が治療薬の一つとして用いられる。
- 5✕ゲフィチニブが治療薬の一つとして用いられる。
正答: 3・4
302-303 共通の設問
48歳女性。身長160cm、体重65kg。営業職。1年ほど前から胸焼けや
ゲップなどがあり市販の胃腸薬で対応していた。最近、その症状が改善されず、ま
た、突然、咳込んだりすることがあったため、消化器内科を受診したところ、逆流
性食道炎と診断され、以下の処方が開始された。
(処方)
オメプラゾール錠20mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 夕食後 28日分
この患者の治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕オメプラゾールの主たる代謝酵素はCYP2C9 であるため、ワルファリンとの
併用は注意すべきである。 - 2✕オメプラゾールの代謝に関して、日本人を含むモンゴル系人種で2%程度の
PM(poor metabolizer)が存在する。 - 3✕オメプラゾールの代謝に関して、EM(extensive metabolizer)の患者では、
PM 患者より、症状の改善が期待できる。 - 4○患者に、噛んだり砕いたりせずに服用するように指導する。
- 5○オメプラゾールの投与により、胃がんによる症状が隠ぺいされることがあるの
で、悪性でないことを確認して治療することが重要である。
正答: 4・5
304-305 共通の設問
60歳女性。10年ほど前に尿タンパクを指摘されていたが放置していた。
その後、疲れやすくなったため、8年ほど前に近医を受診した。腎機能低下を指摘
され、薬物療法が開始された。症状は徐々に進行し、現在は慢性腎不全の保存期で
ある(検査値:血清クレアチニン値3.0mg/dL、血清カルシウム値8.8mg/dL、
血清リン値4.4mg/dL、血清カリウム値5.0mEq/L)。以下の処方を受けている
が、最近、胸のむかつきなどの胃炎症状を訴えている。
(処方)
テモカプリル塩酸塩錠2mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後
炭酸水素ナトリウム 1回1g(1日3g)
1日3回 朝昼夕食後
クレメジンカプセル*1200mg 1回10カプセル(1日30カプセル)
*1 石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温にて酸化及び還元処理
して得た球形吸着炭のカプセル剤
アーガメイト20%ゼリー*²25g1回1個(1日3個)
*2 ポリスチレンスルホン酸カルシウムを含むゼリー製剤
28日分
この女性患者にニザチジンを投与することとなった。なお、腎機能が正常な女性
において、ニザチジンの全身クリアランスに占める腎クリアランスの割合は90%、
eGFR を120mL/min/1.73m²とし、ニザチジンの腎クリアランスはeGFR に比
例し、腎外クリアランスは腎機能の影響を受けないと仮定した。また、eGFR の推
定には次のノモグラムを用いた。
(mL/min/1.73m2)eGFR
年齢 血清Cr
(歳) 男性 女性(mg/dL)
20 180 130120 0.5
150 110
120 10090
100 80
90 70
80 60 1
70 50
30 60
50 40
40 30
40 30 2
20
20 3
50
10 4
60 10 5
6
70 5 7
8
80 5 9
10
1112
90
腎機能正常者におけるニザチジンの1日量を300mg とするとき、この患者に対

- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 2