第98回 — 法規・制度・倫理
演習モードで解く薬事法で薬局の管理者の義務とされているのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕薬局開設許可証を掲示すること
- 2✕薬局の業務内容について都道府県知事に報告すること
- 3✕薬局の管理に関する事項を記録するための帳簿を備えること
- 4○勤務する薬剤師その他の従業者を監督すること
- 5✕薬局の休止、廃止又は再開に関する届出をすること
正答: 4
医薬品製造販売業の許可を得るために適合する必要がある基準はどれか。
1つ選べ。
- 1✕GCP(Good Clinical Practice)
- 2✕GLP(Good Laboratory Practice)
- 3○GVP(Good Vigilance Practice)
- 4✕GMP(Good Manufacturing Practice)
- 5✕GPSP(Good Post-marketing Study Practice)
正答: 3
薬剤師免許に関する記述のうち、正しいのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕免許を取り消された経歴を持つ者には与えられない。薬剤師名簿に登録されて免許が発効する。
- 2✕米国の薬剤師免許を有していれば、我が国の免許が与えられる。薬剤師名簿に登録されて免許が発効する。
- 3✕免許証の再交付申請中は、薬剤師業務に従事することはできない。薬剤師名簿に登録されて免許が発効する。
- 4✕現住所を変更した場合は、免許証の訂正を申請しなければならない。薬剤師名簿に登録されて免許が発効する。
- 5○薬剤師名簿に登録されて免許が発効する。
正答: 5
医療法で規定する医療提供の理念に該当しないのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕生命の尊重と個人の尊厳の保持を旨とする。
- 2✕医療を受ける者の意向を十分に尊重する。
- 3✕国民自ら健康の保持増進に努める。
- 4○医療の担い手の地位向上に努める。
- 5✕医療の担い手と医療を受ける者との信頼関係を基本とする。
正答: 4
麻薬及び向精神薬取締法で規制される麻薬はどれか。 1つ選べ。
- 1✕オキサゾラム
- 2✕メタンフェタミン
- 3✕ブプレノルフィン
- 4✕フェニルプロパノールアミン
- 5○コカイン
正答: 5
医薬品副作用被害救済制度発足の直接の契機となった薬害事案はどれか。
1つ選べ。
- 1✕ペニシリンによるショック
- 2○キノホルムによるスモン(SMON)
- 3✕ソリブジンとフルオロウラシル系抗がん剤の併用による骨髄抑制
- 4✕血液製剤によるC型肝炎ウイルス感染
- 5✕血液製剤によるHIV 感染
正答: 2
我が国において、医薬品の薬効大分類別生産金額の順位が、平成15年以降のい
ずれの年においても第1位なのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕呼吸器官用薬
- 2○循環器官用薬
- 3✕アレルギー用薬
- 4✕生物学的製剤
- 5✕抗生物質製剤
正答: 2
後発医薬品を対象としていない制度はどれか。 1つ選べ。
- 1○再審査制度
- 2✕再評価制度
- 3✕副作用・感染症報告制度
- 4✕医薬品・医療機器等安全性情報報告制度
- 5✕医薬品副作用被害救済制度
正答: 1
医薬品の治験における一般的な第I相試験に関する記述のうち、正しいのはど
れか。 1つ選べ。
- 1✕多数の患者を対象とする。薬物動態を調べる。
- 2○薬物動態を調べる。
- 3✕至適用法・用量を決定する。薬物動態を調べる。
- 4✕有効性を検証する。薬物動態を調べる。
- 5✕二重盲検比ퟛ試験によって実施する。薬物動態を調べる。
正答: 2
医療を受ける患者の権利として認めるべきものはどれか。 1つ選べ。
- 1✕別の患者の薬剤服用歴を閲覧する。医学研究に参加することを拒否する。
- 2✕希望する薬剤の処方を医師に強要する。医学研究に参加することを拒否する。
- 3✕自動車運転を避けるべき旨の服薬指導に従わない。医学研究に参加することを拒否する。
- 4○医学研究に参加することを拒否する。
- 5✕受けた治療の自己負担金の支払いを拒否する。医学研究に参加することを拒否する。
正答: 4
医薬品等の製造業の許可に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕処方せん医薬品を製造するには、第一種医薬品製造業の許可を受ける必要があ
る。 - 2○薬局等構造設備規則に適合することが、許可の要件となっている。
- 3✕医薬品製造業の許可を受けていれば、医薬部外品も製造することができる。
- 4✕製造品目を追加する場合には、追加品目ごとに許可申請が必要である。
- 5○薬局製造販売医薬品を製造する薬局は、薬局ごとに製造業の許可が必要であ
る。
正答: 2・5
消費者への販売に当たり、薬事法に基づく販売業の許可及び薬局開設の許可の
いずれも必要としないのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕高度管理医療機器
- 2✕特定保守管理医療機器
- 3○指定医薬部外品(有効成分の名称・分量を表示すべきものとして厚生労働大臣
が指定した医薬部外品) - 4✕日本薬局方ブドウ酒
- 5✕人の身体の構造に影響を及ぼすことが目的とされている物であって、機械器具
等でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)
正答: 3
毒薬又は劇薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○経口投与での急性毒性(LD₅₀)は、毒薬又は劇薬を指定するときの基準として
用いられる。 - 2✕毒薬には、その直接の容器又は直接の被包に、白地に黒枠、黒字をもって、そ
の品名及び「毒」の文字を記載する。 - 3○毒薬又は劇薬を譲渡する際に譲受人から交付される文書には、品名、数量、使
用目的等の記載が必要である。 - 4✕劇薬を貯蔵又は陳列する場所には、施錠が必要である。
正答: 1・3
調剤に関わる薬剤師法の規定のうち、条文に例外規定があるのはどれか。 つ
2つ選べ。
- 1✕処方せんによらなければ調剤してはならないこと
- 2○薬剤師でない者は調剤してはならないこと
- 3✕調剤した薬剤の容器又は被包に法定事項を記載すること
- 4✕調剤した薬剤について適正な使用のための情報を提供すること
- 5○薬局以外の場所で調剤してはならないこと
正答: 2・5
医療提供体制の確保に関する医療法の規定について、正しいのはどれか。 つ
2つ選べ。
- 1○基本方針は、良質かつ適切な医療を効率的に提供するために定める。
- 2✕基本方針は、都道府県知事が定める。
- 3✕医療計画は、市町村(特別区を含む)ごとに作成される。
- 4○都道府県は、医療従事者の確保のための事項を定める。
正答: 1・4
毒物及び劇物取締法に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕薬局開設者は、毒物又は劇物の販売業の登録を受けなくても、毒物又は劇物を
販売することができる。 - 2○毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を直接に取り扱う製造所、営業所又は店舗ご
とに、原則として、専任の毒物劇物取扱責任者を置かなければならない。 - 3✕毒物又は劇物の販売業の登録には、一般販売業の登録、農業用品目販売業の登
録、家庭用品目販売業の登録及び特定品目販売業の登録の4種がある。 - 4○毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を交付する場合には、交付の相手方が18歳
未満の者でないことを確認しなければならない。 - 5✕毒物劇物営業者は、劇物の容器及び被包に、「医薬用外」及び「劇物」の文字
の表示があれば、その劇物を貯蔵する場所に、これらの文字を表示しなくてもよ
い。
正答: 2・4
以下の医薬品によって健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の救
済対象となり得るのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕家族の他の者に処方された抗生物質
- 2○薬局製造販売医薬品
- 3○在宅医療のために処方された麻薬
- 4✕国内では開発中のため海外から個人輸入した降圧薬
正答: 2・3
健康保険法に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○保険薬局でなければ、保険調剤を行うことはできない。
- 2✕保険薬剤師の登録の有効期間は、6年である。
- 3○保険薬局で保険調剤を行う薬剤師は、全員が保険薬剤師の登録を受けなければ
ならない。 - 4✕保険医療機関の指定を受けた病院で調剤を行う薬剤師は、保険薬剤師の登録を
受けなければならない。 - 5✕保険薬局が、調剤報酬を不正に請求した場合には、地方社会保険医療協議会に
諮問することなく、保険薬局の指定が取り消される。
正答: 1・3
医薬品の再評価制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕当該医薬品の承認時の医学・薬学の水準に基づいて評価が行われる。
- 2○臨床試験の実施を必要とする場合がある。
- 3✕新有効成分含有医薬品は、通常、承認から8年後に再評価の対象となる。
- 4✕希少疾病用医薬品は対象にならない。
- 5○製造販売業者が提出した資料の調査は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構
が行う。
正答: 2・5
薬剤師が患者に応対するときのコミュニケーション技法又は態度についての説
明のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕開いた質問の利点として、必要な情報を限られた時間で効率よく得られること
があげられる。 - 2○共感的態度とは、患者が感じていることを、薬剤師ができる限り同じように感
じようとする態度である。 - 3✕パターナリズムに基づく医療では、十分な説明を受けた患者の意思が医療の方
針に反映される。 - 4○アサーションを用いた表現法では、患者の権利や主張を考慮に入れながら、薬
剤師が主張したいことを伝える。
正答: 2・4
306-307 共通の設問
60歳男性(患者A)。感冒症状により医療機関を受診し、以下の処方が追
加となった。
(処方)
総合感冒剤P (注)1回1g(1日3g)
1日3回 朝昼夕食後 5日分
⎧ ⎫
|注:有効成分は、サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン及|
| びプロメタジンメチレンジサリチル酸塩。 |
⎩ ⎭
前問の連絡の数日後、薬剤師BがAさんに関することで問い合わせを受けた。こ
の問い合わせに対して、Aさんの情報を薬剤師Bから提供することが適切でないの
はどれか。2つ選べ。なお、第三者への情報提供に対するAさんの同意は得ていな
い。
い。
- 1○Aさんの友人から、入院した理由を聞かれたとき。
- 2○Aさんの勤務先の上司から、服用薬剤の名称を聞かれたとき。
- 3✕入院先の主治医から、Aさんの服用薬剤の銘柄を聞かれたとき。
- 4✕同じ薬局の別の薬剤師CがAさんに服薬説明をする際に、薬剤師CからAさん
の症状を聞かれたとき。 - 5✕Aさんの服用薬剤の製造販売業者から、副作用症状の情報提供を求められたとき。
正答: 1・2
308-309 共通の設問
感冒症状を訴えて来局した男性(36歳)のお薬手帳から、バルサルタン錠
を現在服用していることがわかった。
この男性に推奨した感冒薬は指定第二類医薬品であった。この医薬品に対する薬
局での対応について、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕直接の容器に「指定第2類医薬品」の文字がないので、不正表示品と判断し
た。 - 2○情報を提供するための設備から2メートル離れた商品棚に陳列した。
- 3○薬剤師が別の来局者に応対していたので、登録販売者が販売した。
- 4✕「この医薬品は、第二類医薬品のうち、人体に対する作用が比ퟛ的緩和なもの
として厚生労働大臣が指定した医薬品である」旨の説明をした。
正答: 2・3
310-311 共通の設問
保険調剤を行うにあたって、薬剤の特性や患者からの情報をもとに調剤方
法や投与方法を工夫することも、薬剤師の重要な業務である。その1つに分割調剤
があげられる。
薬局において分割調剤を行い、調剤済みとならなかった場合の薬剤師の対応とし
て、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○処方せんに調剤済みの旨を記入しなかった。
- 2✕調剤録に調剤量を記入しなかった。
- 3○処方せんに記名押印した。
- 4✕処方せんは薬局で保管し、コピーを患者に渡した。
正答: 1・3
312-313 共通の設問
医療用麻薬は、不正流通による乱用を未然に防止するため、法律で薬局に
おいても厳格な管理が求められている。薬局における麻薬の取扱いについて以下の
問に答えよ。
調剤のために麻薬を取り扱う薬局に関する記述のうち、正しいのはどれか。 つ
1つ選べ。
- 1✕厚生労働大臣から麻薬小売業者の免許を取得しなければならない。麻薬卸売業者からの麻薬の購入は、同一都道府県内にある麻薬卸売業者に限定 される。
- 2✕麻薬の譲り受け、保管、交付等の管理を行う薬剤師は、都道府県知事から麻薬
管理者の免許を取得しなければならない。麻薬卸売業者からの麻薬の購入は、同一都道府県内にある麻薬卸売業者に限定 される。 - 3✕覚せい剤原料は、麻薬と一緒に麻薬保管庫内に保管することができる。麻薬卸売業者からの麻薬の購入は、同一都道府県内にある麻薬卸売業者に限定 される。
- 4○麻薬卸売業者からの麻薬の購入は、同一都道府県内にある麻薬卸売業者に限定
される。 - 5✕麻薬処方せんは、調剤済みとなった日から5年間、保存しなければならない。麻薬卸売業者からの麻薬の購入は、同一都道府県内にある麻薬卸売業者に限定 される。
正答: 4
314-315 共通の設問
45歳男性から、「特定健康診査を受けたところ、医師から尿酸値が高いと
指摘された。食生活を改善するように言われたが、何に注意すればいいかわからな
い。」と薬局の薬剤師に相談があった。
特定健康診査に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○保険者が法律に基づいて加入者に実施する。
- 2✕60歳以上の者は対象とならない。
- 3○診査の結果に応じて特定保健指導が行われる。
- 4✕原則として受診者が費用を支払う。
正答: 1・3
316-317 共通の設問
70歳男性の患者が持参した以下の内容の処方せんを、土曜日の15時に保
険薬局で受け付け、調剤を行った。お薬手帳及び患者への確認により、非ステロイ
ド性消炎鎮痛剤が他院からも処方されていることがわかり、処方医に照会し、イブ
プロフェン顆粒の処方は削除となった。また、それ以外の処方内容は適切であっ
た。なお、本薬局の土曜日の開局時間は、8時から19時である。
(処方1)
フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg 1回1錠(1日2錠)
セフポドキシムプロキセチル錠100mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 3日分
嚥下困難のため粉砕し一包にして調剤
(処方2)
イブプロフェン顆粒20% 1回1g【製剤量】
疼痛時 5回分(全5g)
(処方3)
ベタメタゾン吉草酸エステル軟膏0.12% 30g
白色ワセリン 30g
以上混合 1日2回 背中に塗布 全量60g
調剤報酬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕調剤報酬は、調剤技術料、薬剤料及び特定保険医療材料料の3つで構成され
る。 - 2○調剤報酬を決定する際、厚生労働大臣は、中央社会保険医療協議会の意見を聴
く。 - 3○調剤報酬点数表は、報酬額が点数で示されており、1点は10円である。
- 4✕「重複投薬・相互作用防止加算」は、調剤基本料に加算される。
正答: 2・3
318-319 共通の設問
在宅患者に対する薬剤師の業務について、以下の問いに答えよ。
在宅医療・介護についての記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕在宅患者訪問薬剤管理指導は、介護保険法に基づく居宅サービスの1つであ
る。 - 2✕介護支援専門員は、寝たきり状態の要介護者に対して必要な援助を行うことを
業務としている。 - 3○保険薬局の開設者は、居宅療養管理指導を行う指定居宅サービス事業者とみな
される。 - 4○在宅患者に対する居宅療養管理指導の給付に当たって、保険薬局は、患者が介
護保険の適用を受けていることを確認する。
正答: 3・4
320-321 共通の設問
ある病院が製薬企業からの依頼を受けて治験を実施することになった。

- 1○第 相試験の開始に先立ち、厚生労働大臣に治験の計画を届け出た。
- 2✕治験責任医師に治験実施計画書の作成を依頼した。第 相試験の開始に先立ち、厚生労働大臣に治験の計画を届け出た。
- 3✕治験薬管理者に治験薬概要書の作成を依頼した。第 相試験の開始に先立ち、厚生労働大臣に治験の計画を届け出た。
- 4✕治験施設支援機関(SMO)に治験協力者(CRC)の派遣を委託した。第 相試験の開始に先立ち、厚生労働大臣に治験の計画を届け出た。
- 5✕モニタリング担当者が当該治験の監査を実施した。第 相試験の開始に先立ち、厚生労働大臣に治験の計画を届け出た。
正答: 1
322-323 共通の設問
薬剤師が病棟で抗生物質注射薬を溶解しようとしたところ、バイアル内に
ガラス片様の異物が混入しているのを発見し、当該製品の製造販売業者に通報し
た。
この通報が当該医薬品の製造販売業者の品質保証責任者に伝えられた。その場合
の品質保証責任者の対応として、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕通報を受けたのち、薬事監視員の指示を待って、品質管理業務手順書を作成し
た。 - 2○品質不良のおそれが判明した段階で、速やかに総括製造販売責任者に報告し
た。 - 3✕品質不良が判明したので、自らの判断で当該製品の回収措置を決定した。
- 4○回収した製品を直ちに廃棄せず、区分して一定期間保管した。
正答: 2・4
324-325 共通の設問
医療事故への薬剤師の対応について、以下の問に答えよ。
調剤による医療事故が発生した場合の薬剤師の対応として、適切なのはどれか。
2つ選べ。
- 1✕事故を起こした当事者が常に主体となって、事態を把握し対応する。
- 2✕健康被害の有無を確認する前に、事故の原因を特定する。
- 3○事故の記録には、客観的な事実のみを経時的に整理して記載する。
- 4○事故の原因が特定されなくても、医療事故の対象となった患者や家族には誠意
を持って対応する。
正答: 3・4