第97回 — 薬理
演習モードで解く薬物の安全域の計算式はどれか。1つ選べ。

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5○
正答: 5
競合的アンタゴニストを加えることによりアゴニストの用量‐反応曲線が矢印
のように変化した。正しいのはどれか。1つ選べ。

- 1○
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 1
アトロピンの薬理作用として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕瞳孔括約筋収縮
- 2○唾液分泌抑制
- 3✕消化管運動促進
- 4✕胃酸分泌促進
- 5✕子宮平滑筋収縮
正答: 2
終板の持続的脱分極により骨格筋弛緩作用を示すのはどれか。1つ選べ。
- 1✕パンクロニウム
- 2✕ベクロニウム
- 3✕ダントロレン
- 4○スキサメトニウム
- 5✕A型ボツリヌス毒素
正答: 4
フェンタニルの鎮痛作用発現に関わる作用点はどれか。1つ選べ。
- 1✕GABAA 受容体
- 2✕グルタミン酸NMDA 受容体
- 3○オピオイドμ受容体
- 4✕ドパミンD2 受容体
- 5✕電位依存性Na+チャネル
正答: 3
GABA トランスアミナーゼ阻害作用を有する抗てんかん薬はどれか。
1つ選べ。
- 1✕つ選べ。
カルバマゼピンバルプロ酸 - 2✕フェニトイン
- 3✕ジアゼパム
- 4✕エトスクシミド
- 5○バルプロ酸
正答: 5
ドブタミンの強心作用発現に関わる作用点はどれか。1つ選べ。
- 1○アドレナリンβ1受容体
- 2✕アセチルコリンM2 受容体
- 3✕アデニル酸シクラーゼ
- 4✕プロテインキナーゼA
- 5✕ホスホジエステラーゼ
正答: 1
L型Ca 2 +チャネルを遮断することにより冠動脈拡張作用を示すのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕つ選べ。
ニトログリセリンジルチアゼム - 2✕ジピリダモール
- 3✕アルプレノロール
- 4○ジルチアゼム
- 5✕硝酸イソソルビド
正答: 4
Na+-K+-2Cl-共輸送系の抑制により利尿作用を示すのはどれか。1つ選べ。
- 1✕チアジド系利尿薬
- 2○ループ利尿薬
- 3✕カリウム保持性利尿薬
- 4✕浸透圧利尿薬
- 5✕炭酸脱水酵素阻害薬
正答: 2
ムコタンパク質のジスルフィド結合(-S-S-)を切断して低分子化し、喀痰の粘
度を低下させるのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アンブロキソール
- 2✕ジヒドロコデイン
- 3○アセチルシステイン
- 4✕ジモルホラミン
- 5✕ノスカピン
正答: 3
ヒスタミンH2 受容体遮断作用を示すのはどれか。1つ選べ。
- 1✕メトクロプラミド
- 2○ファモチジン
- 3✕モサプリド
- 4✕スルピリド
- 5✕プログルミド
正答: 2
甲状腺ホルモン産生阻害作用を示すのはどれか。1つ選べ。
- 1○チアマゾール
- 2✕オキシトシン
- 3✕プロチレリン
- 4✕クロミフェン
- 5✕ソマトレリン
正答: 1
ヒスタミンH1 受容体遮断作用を持たないケミカルメディエーター遊離抑制薬は
どれか。1つ選べ。
- 1✕クロルフェニラミン
- 2✕プロメタジン
- 3○クロモグリク酸
- 4✕ジフェンヒドラミン
- 5✕ケトチフェン
正答: 3
セファゾリンの抗菌作用の機序はどれか。1つ選べ。
- 1✕RNA 合成阻害
- 2✕DNA 複製阻害
- 3✕タンパク質合成阻害
- 4✕細胞膜合成阻害
- 5○細胞壁合成阻害
正答: 5
DNA トポイソメラーゼIを阻害して抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕つ選べ。
ネダプラチンイリノテカン - 2✕ブレオマイシン
- 3✕メルカプトプリン
- 4○イリノテカン
- 5✕マイトマイシンC
正答: 4
細胞膜受容体の情報伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕平滑筋のGs タンパク質共役型受容体が刺激されると、小胞体からのCa
が促進される。脊髄のグリシン受容体が刺激されると、Cl-の透過性が亢進する。 - 2✕+遊離
2 心筋のGi タンパク質共役型受容体が刺激されると、K+の細胞外流出が抑制さ
れる。脊髄のグリシン受容体が刺激されると、Cl-の透過性が亢進する。 - 3✕血管内皮細胞のアセチルコリンM3 受容体が刺激されると、Gq タンパク質を介
して一酸化窒素合成酵素が阻害される。脊髄のグリシン受容体が刺激されると、Cl-の透過性が亢進する。 - 4✕腎臓のナトリウム利尿ペプチド受容体が刺激されると、チロシンキナーゼの活
性化による自己リン酸化が起こる。脊髄のグリシン受容体が刺激されると、Cl-の透過性が亢進する。 - 5○脊髄のグリシン受容体が刺激されると、Cl-の透過性が亢進する。
正答: 5
交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1✕ナファゾリンは、アドレナリンβ2 受容体を刺激し、鼻粘膜血管を拡張させる。
- 2○エフェドリンは、アドレナリンβ受容体刺激作用及び交感神経節後線維終末か
らのノルアドレナリン遊離促進作用を示す。 - 3✕クロニジンは、交感神経節後線維終末のアドレナリンα2 受容体を刺激し、
ノルアドレナリン遊離を促進する。 - 4✕ラベタロールは、アドレナリンβ1 受容体を選択的に遮断し、血圧を低下させる。
- 5○ブナゾシンは、アドレナリンα1 受容体を選択的に遮断し、眼圧を低下させる。
正答: 2・5
副交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕つ選べ。
1 ジスチグミンは、シュレム管を開放し、眼房水の流出を促進する。 - 2✕ベタネコールは、ムスカリン様作用を示し、腸管の蠕動運動を促進する。
- 3✕カルバコールは、真性及び偽性コリンエステラーゼのいずれによっても分解さ
れにくい。 - 4○プロパンテリンは、前立腺肥大による排尿障害を改善する。
- 5✕ピロカルピンは、瞳孔括約筋を収縮させ、縮瞳を引き起こす。
正答: 4
知覚神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕コカインは、血管拡張作用を持つため、局所麻酔作用の持続時間が短い。オキセサゼインは、強酸性下でも局所麻酔作用を示し、胃潰瘍に伴う疼痛を緩 和する。
- 2✕プロカインは、皮膚・粘膜浸透力が強いエステル型局所麻酔薬で、表面麻酔に
用いられる。オキセサゼインは、強酸性下でも局所麻酔作用を示し、胃潰瘍に伴う疼痛を緩 和する。 - 3✕テトラカインは、非イオン型が神経細胞膜の内側から作用し、電位依存性Na+
チャネルを遮断する。オキセサゼインは、強酸性下でも局所麻酔作用を示し、胃潰瘍に伴う疼痛を緩 和する。 - 4○オキセサゼインは、強酸性下でも局所麻酔作用を示し、胃潰瘍に伴う疼痛を緩
和する。 - 5✕リドカインは、血中エステラーゼによる代謝物がアレルギー反応を起こしやす
い。オキセサゼインは、強酸性下でも局所麻酔作用を示し、胃潰瘍に伴う疼痛を緩 和する。
正答: 4
全身麻酔薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
(正誤表:選択肢2の「カテコラミン」は「カテコールアミン」に訂正。訂正後の文言で掲載)
- 1○亜酸化窒素は、最小肺胞内濃度(MAC)が大きく、酸素欠乏症を起こしやすい。
- 2✕エンフルランは、ハロタンに比べ、カテコールアミンによる心室性不整脈を誘発し
やすい。亜酸化窒素は、最小肺胞内濃度(MAC)が大きく、酸素欠乏症を起こしやすい。 - 3✕プロポフォールは、GABAB 受容体を刺激し、速やかな麻酔作用を示す。亜酸化窒素は、最小肺胞内濃度(MAC)が大きく、酸素欠乏症を起こしやすい。
- 4✕チオペンタールは、代謝及び排泄が速やかなため、作用が短時間で消失する。亜酸化窒素は、最小肺胞内濃度(MAC)が大きく、酸素欠乏症を起こしやすい。
- 5✕ケタミンは、グルタミン酸NMDA 受容体を刺激し、意識の解離をもたらす。亜酸化窒素は、最小肺胞内濃度(MAC)が大きく、酸素欠乏症を起こしやすい。
正答: 1
中枢神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1○ドネペジルは、中枢のアセチルコリンエステラーゼを阻害し、低下したコリン
作動性神経伝達を促進する。 - 2✕セレギリンは、脊髄多シナプス反射を抑制し、痙性麻痺における過剰な筋緊張
を緩和する。 - 3✕炭酸リチウムは、縫線核のセロトニン作動性神経活動を選択的に抑制し、抗躁
作用を示す。 - 4○エダラボンは、脳虚血障害により発生したフリーラジカルを消去し、神経細胞
の酸化的障害を抑制する。 - 5✕チザニジンは、脊髄のニコチン性アセチルコリン受容体の機能を抑制し、腰痛
症の筋緊張を緩和する。
正答: 1・4
不整脈治療薬の作用機序について正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕ニフェカラントは、心筋のNa+チャネルを選択的に遮断するが、不応期に影響
を与えない。ソタロールは、心筋のK+チャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。 - 2✕ベラパミルは、房室結節のK+チャネルを選択的に遮断し、房室伝導速度を低
下させる。ソタロールは、心筋のK+チャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。 - 3✕キニジンは、心筋のNa+チャネルとK+チャネルを遮断し、活動電位持続時間
を短縮する。ソタロールは、心筋のK+チャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。 - 4○ソタロールは、心筋のK+チャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。
- 5✕ベプリジルは、心筋のβ受容体遮断作用とCa 2+チャネル遮断作用を示す。ソタロールは、心筋のK+チャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。
正答: 4
循環器系作用薬に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アメジニウムは、交感神経終末へのノルアドレナリン再取り込みと不活性化を
阻害し、昇圧作用を示す。 - 2✕シルデナフィルは、サイクリックGMP(cGMP)の分解を抑制し、勃起障害と
肺動脈性肺高血圧症を改善する。 - 3✕ベラプロストは、末梢血管拡張及び血小板凝集抑制により、末梢循環障害を改
善する。 - 4✕ボセンタンは、エンドセリン受容体を遮断し、肺動脈性肺高血圧症を改善する。
- 5○ファスジルは、アドレナリンβ2 受容体を活性化し、クモ膜下出血後の脳血管
れん縮を抑制する。
正答: 5
消化管に作用する薬物に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1✕カルメロース(カルボキシメチルセルロース)は、腸管内で水分を吸収して膨
張し、腸管運動を促進する。 - 2✕ロペラミドは、腸管のオピオイドμ受容体を刺激し、腸管運動を抑制する。
- 3✕メペンゾラートは、アセチルコリンM3 受容体を遮断し、腸管運動を抑制する。
- 4✕次硝酸ビスマスは、腸粘膜表面のタンパク質に結合することで被膜を形成し、
腸粘膜を保護する。 - 5○トリメブチンは、腸管のドパミンD2 受容体を遮断し、低下した腸管運動を促
進する。
正答: 5
糖尿病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1○グリベンクラミドは、スルホニル尿素受容体と結合し、膵臓β細胞からのイン
スリン分泌を促進する。 - 2✕メトホルミンは、ATP 感受性K+チャネルを活性化し、肝臓での糖新生を抑制
する。 - 3✕ピオグリタゾンは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を刺激し、
アディポネクチンの発現を抑制する。 - 4○アカルボースは、多糖類の分解を可逆的に阻害し、腸管からの糖の吸収を遅延
させる。 - 5✕ナテグリニドは、高血糖状態で増加する細胞内ソルビトールの蓄積を抑制し、
末梢神経障害を改善する。
正答: 1・4
脂質異常症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1✕コレスチラミンは、末梢脂肪組織からの遊離脂肪酸の動員を抑制し、トリグリ
セリド合成を低下させる。 - 2○エゼチミブは、小腸からのコレステロールの吸収を選択的に阻害する。
- 3○プロブコールは、低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールに対する抗酸
化作用により抗動脈硬化作用を示す。 - 4✕クロフィブラートは、脂肪酸のβ酸化を抑制し、トリグリセリド合成を低下さ
せる。 - 5✕イコサペント酸エチルは、肝臓でのコレステロールから胆汁酸への異化を促進
し、LDL 受容体を増加させる。
正答: 2・3
血液に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1✕アルガトロバンは、プロスタノイドIP 受容体を刺激し、血小板凝集を阻害する。
- 2✕ウロキナーゼは、フィブリノーゲンに強く結合し、フィブリンの生成を抑制す
る。 - 3○ダルテパリンは、アンチトロンビンIIIに結合し、Xa 因子の活性を阻害する。
- 4○トラネキサム酸は、プラスミンのリシン結合部位に結合し、プラスミンによる
フィブリンの分解を阻害する。
正答: 3・4
非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕メロキシカムは、シクロオキシゲナーゼ2(COX-2)よりCOX-1 に対して強
い阻害作用を有し、胃腸障害を起こしやすい。ジクロフェナクは、強い抗炎症作用を有するが、中枢性の副作用は極めて弱い。 - 2✕アスピリンは、COX-2 をアセチル化により選択的に阻害するため、胃粘膜刺
激作用は弱いが、ぜん息発作を誘発することがある。ジクロフェナクは、強い抗炎症作用を有するが、中枢性の副作用は極めて弱い。 - 3○ジクロフェナクは、強い抗炎症作用を有するが、中枢性の副作用は極めて弱い。
- 4✕メフェナム酸は、生体内で活性型に代謝され、COX-2 を選択的に阻害する。ジクロフェナクは、強い抗炎症作用を有するが、中枢性の副作用は極めて弱い。
- 5✕セレコキシブは、COX-1 とCOX-2 に対し強い阻害作用を有し、心血管障害を
起こしやすい。ジクロフェナクは、強い抗炎症作用を有するが、中枢性の副作用は極めて弱い。
正答: 3
抗菌薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕バンコマイシンは、DNA ジャイレースを阻害し、細菌のRNA 合成を抑制する。テトラサイクリンは、細菌リボソーム30S サブユニットに結合し、アミノアシ ルtRNA のリボソームへの結合を阻害する。
- 2○テトラサイクリンは、細菌リボソーム30S サブユニットに結合し、アミノアシ
ルtRNA のリボソームへの結合を阻害する。 - 3✕リファンピシンは、細菌リボソーム50S サブユニットに結合し、タンパク質合
成を阻害する。テトラサイクリンは、細菌リボソーム30S サブユニットに結合し、アミノアシ ルtRNA のリボソームへの結合を阻害する。 - 4✕エリスロマイシンは、DNA 依存性RNA ポリメラーゼを阻害し、細菌のDNA 複
製を阻害する。テトラサイクリンは、細菌リボソーム30S サブユニットに結合し、アミノアシ ルtRNA のリボソームへの結合を阻害する。 - 5✕レボフロキサシンは、細胞壁ペプチドグリカン合成初期段階のUDP サイクル
を阻害し、細菌の細胞壁合成を阻害する。テトラサイクリンは、細菌リボソーム30S サブユニットに結合し、アミノアシ ルtRNA のリボソームへの結合を阻害する。
正答: 2
抗ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕ジドブジンは、細胞内で水酸化を受けて活性化され、ウイルスの増殖に必要な
プロテアーゼを阻害する。アシクロビルは、細胞内でアシクロビル三リン酸となり、ウイルスのDNA ポ リメラーゼを阻害する。 - 2✕リトナビルは、ウイルスの逆転写酵素を競合的に阻害する。アシクロビルは、細胞内でアシクロビル三リン酸となり、ウイルスのDNA ポ リメラーゼを阻害する。
- 3○アシクロビルは、細胞内でアシクロビル三リン酸となり、ウイルスのDNA ポ
リメラーゼを阻害する。 - 4✕ガンシクロビルは、ウイルスのノイラミニダーゼを阻害する。アシクロビルは、細胞内でアシクロビル三リン酸となり、ウイルスのDNA ポ リメラーゼを阻害する。
- 5✕オセルタミビルは、その活性代謝物がウイルスの脱殻を阻害し、核内へのウイ
ルスの侵入を阻止する。アシクロビルは、細胞内でアシクロビル三リン酸となり、ウイルスのDNA ポ リメラーゼを阻害する。
正答: 3
246-247 共通の設問
34 歳女性。統合失調症が疑われて入院した。幻覚、妄想は処方1 により
軽減したが、乳汁分泌が生じた。血液検査の結果を確認した薬剤師の提案により
処方2 に変更となった。
(処方1)
リスペリドン内用液 1 mg/mL 1 回 2 mL (1 日4 mL)
1 日2 回 朝夕食後
(処方2)
オランザピン 10 mg錠 1 回1 錠 (1 日1 錠)
1 日1 回 夕食後
処方1 でリスペリドンが乳汁分泌を引き起こす作用機序として、正しいのはどれ
か。1つ選べ。
- 1✕ヒスタミンH1 受容体遮断
- 2✕セロトニン5-HT1A 受容体遮断
- 3✕アセチルコリンM2 受容体刺激
- 4○ドパミンD2 受容体遮断
- 5✕アドレナリンα1 受容体刺激
正答: 4
248-249 共通の設問
67 歳男性。災害時、救護所に本人のお薬手帳を持参し、医師に処方を求めた。
お薬手帳を確認したところ、エナラプリルマレイン酸塩錠を服用していたことが
判明した。救護所にはエナラプリルマレイン酸塩錠が置いていなかった。
エナラプリルの薬理作用の機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1○アンギオテンシン変換酵素を阻害して、アンギオテンシンIIの生成を抑制する。
- 2✕アンギオテンシンII受容体を遮断して、アンギオテンシンIIによる血管収縮を
抑制する。 - 3○キニナーゼIIを阻害して、ブラジキニン量を増加させる。
- 4✕一酸化窒素合成酵素を阻害して、一酸化窒素の生成を抑制する。
- 5✕ホスホリパーゼA2 を阻害して、プロスタグランジンの生成を抑制する。
正答: 1・3
250-251 共通の設問
61 歳女性。気管支ぜん息で以下の薬剤が処方された。
(処方1)
フルチカゾンプロピオン酸エステルドライパウダーインヘラー
100 μg ロタディスク
処方1 及び処方2 に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1✕フルチカゾンプロピオン酸エステルは、トロンボキサンA2 受容体を遮断し、
気道過敏性を抑制する。 - 2○フルチカゾンプロピオン酸エステルは、サイトカインの産生抑制作用や好酸球
の浸潤抑制作用により気道の炎症を抑制する。 - 3○プロカテロールは、アドレナリンβ2 受容体を刺激し、気管支平滑筋を弛緩さ
せる。 - 4✕プロカテロールは、ホスホジエステラーゼを阻害してサイクリックAMP (cAMP)
濃度を高め、気管支平滑筋を弛緩させる。
正答: 2・3
252-253 共通の設問
85 歳女性。ひとり暮らし。交付された処方せんを、保険薬局に持参した。
(処方)
アトルバスタチンカルシウム水和物錠 10 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)
フロセミド錠 20 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)
アムロジピンベシル酸塩錠 5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)
1 日1 回 朝食後 14 日分
この処方により経過を見たところ、低K+血症が認められた。その原因となった
薬剤の作用機序はどれか。1つ選べ。
- 1✕上皮性Na+チャネル遮断
- 2✕炭酸脱水酵素阻害
- 3✕腎集合管における水の再吸収抑制
- 4✕Na+-K+交換系抑制
- 5○Na+-K+-2Cl-共輸送系抑制
正答: 5
254-255 共通の設問
45 歳女性。婦人科外来にて、以下の薬剤が処方された。
(処方)
リュープロレリン酢酸塩注射用 3.75 mg/バイアル 1 バイアル
リュープロレリンの薬理作用として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1✕アロマターゼ阻害による血中エストラジオールの濃度上昇
- 2○下垂体での性腺刺激ホルモンの産生能低下
- 3○下垂体の黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH-RH) 受容体持続刺激による受容体
の脱感作 - 4✕下垂体からのプロラクチンの遊離抑制
- 5✕卵巣におけるエストラジオールの産生能亢進
正答: 2・3
256-257 共通の設問
75 歳女性。脊椎椎体骨折と診断された。投薬に際して、以下の服薬指導
が行われた。
起床時にコップ一杯の水とともに服用して下さい。水以外の飲食を避け、他
の薬剤の服用も避けて下さい。服用後少なくとも30 分経ってから食事をとり、
食事を終えるまで横にならないで下さい。また、歯科を受診する場合には、必
ずこの薬を服用していることを医師に伝えて下さい。
問256 に記載された薬剤の有効成分の作用機序に関する記述のうち、正しいのは
どれか。1つ選べ。
- 1✕アレンドロン酸は、活性型ビタミンD 存在下にオステオカルシンの生成を促進
し、骨形成を促進する。アルファカルシドールは、腸管でのCa 2+吸収を促進し、血清カルシウム値を 上昇させる。 - 2✕ラロキシフェンは、骨の上皮小体ホルモン(PTH)受容体にアゴニストとして
作用し、骨吸収を抑制する。アルファカルシドールは、腸管でのCa 2+吸収を促進し、血清カルシウム値を 上昇させる。 - 3✕メナテトレノンは、カルシトニンの分泌を促進し、骨芽細胞の機能を亢進して
骨形成を促進する。アルファカルシドールは、腸管でのCa 2+吸収を促進し、血清カルシウム値を 上昇させる。 - 4✕乳酸カルシウムは、ヒドロキシアパタイトの結晶形成を促進し、破骨細胞によ
る骨吸収を抑制する。アルファカルシドールは、腸管でのCa 2+吸収を促進し、血清カルシウム値を 上昇させる。 - 5○アルファカルシドールは、腸管でのCa 2+吸収を促進し、血清カルシウム値を
上昇させる。
正答: 5
258-259 共通の設問
65 歳男性。自宅トイレで転倒し、救急搬送された。右中大脳動脈閉塞に
よる脳梗塞と診断され、以下の薬剤が投与された。
(処方)
アルテプラーゼ(遺伝子組換え)静注用 34.8 万国際単位/kg
総量の 10% は急速投与、残りは 1 時間かけて投与
アルテプラーゼに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕セリンプロテアーゼを阻害して、血栓形成を抑制する。フィブリンに対する親和性が高く、血栓上でプラスミノーゲンをプラスミンに 転化させる。
- 2✕フィブリノーゲンを分解することにより、血栓を溶解する。フィブリンに対する親和性が高く、血栓上でプラスミノーゲンをプラスミンに 転化させる。
- 3○フィブリンに対する親和性が高く、血栓上でプラスミノーゲンをプラスミンに
転化させる。 - 4✕α2 プラスミンインヒビターによる不活性化を受けやすい。フィブリンに対する親和性が高く、血栓上でプラスミノーゲンをプラスミンに 転化させる。
- 5✕投与後の出血症状には、プロタミンが奏効する。フィブリンに対する親和性が高く、血栓上でプラスミノーゲンをプラスミンに 転化させる。
正答: 3
260-261 共通の設問
63 歳女性。関節リウマチと診断され、処方1 で治療を行った。
( 処方1)
サラゾスルファピリジン腸溶錠 500 mg 1 回 1 錠 (1 日2 錠)
1 日2 回 朝夕食後
プレドニゾロン錠 5 mg 1 回 2 錠 (1 日2 錠)
1 日1 回 朝食後
サラゾスルファピリジンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1○T 細胞及びマクロファージでのサイトカイン産生を抑制する。
- 2✕IgM のS-S 結合切断作用を示す。
- 3✕おとりのヒト型可溶性腫瘍壊死因子(TNF)受容体として働き、TNF-αの作用
を抑制する。 - 4✕ピリミジン合成を阻害し、細胞増殖を抑制する。
- 5○関節リウマチ以外に潰瘍性大腸炎に用いられる。
正答: 1・5
262-263 共通の設問
56 歳男性。骨髄内臍帯血移植が行われた。移植後、真菌感染症が疑われ、
以下の処方について主治医から医薬品情報管理室に相談があった。
(処方)
注射用アムホテリシンB リポソーム製剤 50 mg/バイアル 3 バイアル
注射用蒸留水 36 mL
ブドウ糖注射液 5% 250 mL
1 回 昼 4 時間かけて点滴静注
アムホテリシンB に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕エルゴステロール生合成を阻害し、真菌細胞膜合成を抑制する。真菌細胞膜のエルゴステロールに結合し、真菌細胞膜を障害する。
- 2○真菌細胞膜のエルゴステロールに結合し、真菌細胞膜を障害する。
- 3✕真菌細胞壁を構成する β-グルカン生合成を阻害する。真菌細胞膜のエルゴステロールに結合し、真菌細胞膜を障害する。
- 4✕真菌細胞内でフルオロウラシルに変換され、真菌の DNA 及び RNA 合成を阻害
する。真菌細胞膜のエルゴステロールに結合し、真菌細胞膜を障害する。 - 5✕スクアレンエポキシダーゼを活性化し、エルゴステロールの分解を促進させ、
真菌細胞膜を障害する。真菌細胞膜のエルゴステロールに結合し、真菌細胞膜を障害する。
正答: 2
264-265 共通の設問
36 歳女性。術後の病理検査により卵巣癌Ic 期と診断され、パクリタキセ
ルとカルボプラチンの併用療法が予定されている。処方1 及び2 は、この化学療
法に対する支持療法である。
(処方1)
グラニセトロン塩酸塩注射液 3 mg/バイアル 1 バイアル
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液 6.6 mg/バイアル 3 バイアル
化学療法第1 日目 パクリタキセルとカルボプラチンの投与前、点滴静注
(処方2)
デキサメタゾン錠 0.5 mg 1 回 8 錠(1 日16 錠)
化学療法第2 日目及び3 日目 1 日2 回 朝昼食後
この患者に使用が予定されている薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
- 1○パクリタキセルは、微小管の安定化を引き起こし、有糸分裂を阻害する。
- 2○カルボプラチンは、癌細胞のDNA を架橋し、増殖を抑制する。
- 3✕グラニセトロンは、ドパミンD2 受容体を遮断し、消化管運動を調整する。
- 4✕デキサメタゾンは、タンパク同化作用と鉱質コルチコイド作用が共に強力であ
る。
正答: 1・2