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第111回 — 病態・薬物治療

演習モードで解く
問56必須問題

2 型糖尿病を合併している統合失調症患者に対して、使用できる統合失調症治

療薬はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕セルトラリン塩酸塩
  2. 2✕オランザピン
  3. 3✕クロミプラミン塩酸塩
  4. 4✕ミルナシプラン塩酸塩
  5. 5○ルラシドン塩酸塩

正答: 5

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問57必須問題

アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を服用中の患者に投与禁忌なのはど

れか。1つ選べ。

  1. 1✕アゾセミド
  2. 2✕イバブラジン
  3. 3✕カルベジロール
  4. 4○サクビトリルバルサルタン
  5. 5✕ダパグリフロジン

正答: 4

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問58必須問題

心収縮期に左室から左房へ血液の逆流が生じる病態はどれか。1つ選べ。

  1. 1○僧帽弁閉鎖不全症
  2. 2✕僧帽弁狭窄症
  3. 3✕大動脈弁閉鎖不全症
  4. 4✕大動脈弁狭窄症
  5. 5✕三尖弁閉鎖不全症

正答: 1

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問59必須問題

血友病の臨床検査所見はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕赤血球数増加
  2. 2✕血小板数増加
  3. 3✕出血時間短縮
  4. 4✕プロトロンビン時間(PT)延長
  5. 5○活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)延長

正答: 5

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問60必須問題

A 群 β 溶連菌感染に続発することが多いのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○急性腎炎症候群
  2. 2✕急速進行性腎炎症候群
  3. 3✕慢性腎炎症候群
  4. 4✕反復性/持続性血尿症候群
  5. 5✕ネフローゼ症候群

正答: 1

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問61必須問題

クロストリディオイデス・ディフィシル(Clostridioides difficile)による偽膜性

大腸炎の治療に用いられるのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕クラリスロマイシン
  2. 2✕レボフロキサシン
  3. 3✕アモキシシリン
  4. 4○メトロニダゾール
  5. 5✕ミノサイクリン

正答: 4

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問62必須問題

糖尿病合併妊娠において血糖コントロールに用いられるのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕スルホニル尿素薬
  2. 2✕チアゾリジン薬
  3. 3✕ビグアナイド薬
  4. 4✕グリニド薬
  5. 5○インスリン製剤

正答: 5

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問63必須問題

クッシング症候群の症状として認められるのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○野牛肩
  2. 2✕低血圧
  3. 3✕低血糖
  4. 4✕皮膚肥厚
  5. 5✕発汗低下

正答: 1

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問64必須問題

加齢黄斑変性の治療に用いられるのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕リパスジル
  2. 2✕ピレノキシン
  3. 3✕ビマトプロスト
  4. 4○アフリベルセプト
  5. 5✕アセタゾラミド

正答: 4

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問65必須問題

腸管出血性大腸菌感染症の重篤化と関連性が高いのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕トキシックショック症候群
  2. 2○溶血性尿毒症症候群
  3. 3✕過敏性腸症候群
  4. 4✕抗リン脂質抗体症候群
  5. 5✕悪性症候群

正答: 2

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問66必須問題

フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の治療に用いられるのはどれ

か。1つ選べ。

  1. 1✕ゲフィチニブ
  2. 2✕クリゾチニブ
  3. 3○ダサチニブ
  4. 4✕セリチニブ
  5. 5✕ルキソリチニブ

正答: 3

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問67必須問題

前立腺がんの治療に用いられるのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕ナフトピジル
  2. 2✕ダナゾール
  3. 3○デガレリクス
  4. 4✕レトロゾール
  5. 5✕タダラフィル

正答: 3

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問68必須問題

血管拡張作用、利尿作用等により急性心不全の症状を改善する組換え体医薬品

はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕インターフェロン ベータ
  2. 2○カルペリチド
  3. 3✕コルホルシンダロパート
  4. 4✕トルバプタン
  5. 5✕フォンダパリヌクス

正答: 2

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問69必須問題

症例対照研究で算出することができる統計値はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕絶対リスク減少率
  2. 2○オッズ比
  3. 3✕発症割合
  4. 4✕寄与危険度
  5. 5✕相対リスク

正答: 2

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問70必須問題

ペムブロリズマブを投与する際に、コンパニオン診断薬によって検査する遺伝

子変異あるいはタンパク質として正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕BRCA1/2 遺伝子変異
  2. 2✕EGFR 遺伝子変異
  3. 3✕KRAS/NRAS 遺伝子変異
  4. 4✕HER2 タンパク質
  5. 5○PD-L1 タンパク質

正答: 5

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154-155 共通の設問

30 歳女性。高校3 年生のときにきっかけもなく元気がなくなり、3 ケ月間

学校を休んだことがあったが、特に治療を受けずに回復した。その後は順調であっ

たが、1 ケ月前に急に元気がなくなり、会社を休んだりしていた。ここ数日は「偉

大な発見をしたので、自分には特別な才能がある」と言ったり、誰彼構わず夜中に

電話をするといった状態が持続するため、母親に連れられて来院した。母親による

と2 週間前から母親と話していても、話の内容が次々と脱線し、話している内容が

まとまらない、些細なことを契機に怒り出すなど、普段とは異なる行動がみられ

た。睡眠をほとんどとっていないが、本人は疲れを感じていない。親戚や友人への

電話で家や車の購入計画などを話し、相手が反対すると激怒するようになった。血

液生化学検査、脳画像検査、脳波検査、脳脊髄液検査で異常はない。飲酒・喫煙歴

なし。違法薬物の使用歴もない。診察の結果、患者は双極性障害と診断された。

問154薬学理論問題

この患者に認められる症状はどれか。2つ選べ。

  1. 1○観念奔逸
  2. 2○誇大妄想
  3. 3✕心気妄想
  4. 4✕罪業妄想
  5. 5✕貧困妄想

正答: 1・2

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157-158 共通の設問

18 歳女性。アレルギー性鼻炎と診断され、治療中である。その他の既往歴

及び常用薬はない。

問157薬学理論問題

アレルギー性鼻炎の病態と治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選

べ。

  1. 1✕通年性アレルギー性鼻炎の原因では、スギ花粉が最も多い。通年性アレルギー性鼻炎の原因では、ダニが最も多い。
  2. 2○季節性アレルギー性鼻炎は、アレルギー性結膜炎を併発しやすい。
  3. 3○鼻噴霧用副腎皮質ステロイド薬は、くしゃみ鼻漏型と鼻閉型の両方に有効であ
    る。
  4. 4✕既存治療で効果不十分な難治例に対しては、エタネルセプトが適用される。既存治療で効果不十分な難治例に対しては、減感作療法(舌下免疫療法)が適用される。
  5. 5✕減感作療法は、通常2 ~3 週間で終了する。減感作療法は、通常数年間(3〜5年)継続する。

正答: 2・3

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160-161 共通の設問

62 歳女性。10 年前から高血圧症と脂質異常症の治療を受けていたが、そ

れ以外は心疾患を含めて既往歴はない。半年前より坂道や階段を昇るときに胸部圧

迫感を自覚するようになったが、3 ~4 分程度安静にすると症状は消失していた。

現在も労作時に同様の胸部症状が現れるが、その強さや頻度、持続時間は半年前と

比較して変わらないという。運動負荷心電図で ST の低下が認められ、さらに冠動

脈造影検査などの諸検査の結果、労作性狭心症と診断された。その他の検査結果は

以下のとおりであった。

(検査値)

血圧 140/92 mmHg、心拍 68 拍/分、LDL-C 132 mg/dL、HDL-C 43 mg/dL、

TG(トリグリセリド)115 mg/dL、HbA1c 5.8%

問160薬学理論問題

この患者の病態と治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕急性冠症候群の症例である。労作性(安定)狭心症の症例である。
  2. 2○冠動脈硬化による器質的狭窄が生じていると考えられる。
  3. 3✕血中の心筋トロポニン値や CK(クレアチンキナーゼ)値が上昇している。血中の心筋トロポニン値や CK(クレアチンキナーゼ)値は上昇していない(心筋壊死を伴わない)。
  4. 4○降圧目標は、診察室血圧で 130/80 mmHg 未満である。
  5. 5✕LDL-C は管理目標値に達している。LDL-C は管理目標値(120 mg/dL未満)に達していない。

正答: 2・4

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167-168 共通の設問

65 歳男性。悪性リンパ腫に対する化学療法実施後3 日目に 38.7 °C の発熱

と悪寒を認め、血液検査では好中球が 400/μL に低下していたため、発熱性好中球

減少症と診断された。広域抗菌薬による治療が開始されたが発熱は持続し、新たに

行った血液検査では血小板数が6 × 104/μL と急激な低下が認められたため、敗血

症性播種性血管内凝固症候群(DIC)と診断された。

問167薬学理論問題

この患者へ投与する薬物として適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○アンチトロンビン ガンマ
  2. 2✕ワルファリン
  3. 3○ヘパリン
  4. 4✕ペグフィルグラスチム
  5. 5✕アスピリン

正答: 1・3

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問185薬学理論問題

尿検査で、尿潜血を伴わないタンパク尿を呈しやすいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕腎盂腎炎
  2. 2○微小変化群
  3. 3✕ループス腎炎
  4. 4✕半月体形成性糸球体腎炎
  5. 5○糖尿病性腎症

正答: 2・5

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問186薬学理論問題

重大な副作用とその原因となる代表的薬物との組合せとして、正しいのはどれ

か。2つ選べ。

重大な副作用 代表的薬物

  1. 1○無顆粒球症 チアマゾール
  2. 2✕皮膚粘膜眼症候群 人免疫グロブリン製剤
  3. 3✕間質性肺炎 メチルプレドニゾロン
  4. 4✕出血性膀胱炎 メスナ
  5. 5○顎骨壊死 ミノドロン酸水和物

正答: 1・5

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問187薬学理論問題

アルコール依存症の治療に関する記述として、正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕飲酒欲求を直接的に抑制するために、シアナミドを投与する。飲酒欲求を直接的に抑制するために、アカンプロサート(又はナルメフェン)を投与する。
  2. 2✕飲酒時に不快症状を誘発するために、アカンプロサートを投与する。飲酒時に不快症状を誘発するために、シアナミド(抗酒薬)を投与する。
  3. 3✕アルコール依存症の症状を緩和するために、メタノールを投与する。アルコール依存症の症状を緩和するために、ベンゾジアゼピン系薬(ロラゼパム等)を投与する。
  4. 4✕断酒の維持を補助するために、ナルメフェンを投与する。断酒の維持を補助するために、アカンプロサートを投与する(ナルメフェンは飲酒量低減)。
  5. 5○アルコール離脱症状を改善するために、ロラゼパムを投与する。

正答: 5

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問188薬学理論問題

35 歳女性。妊娠 23 週で高血圧(180/110 mmHg)を認め、メチルドパを投与

されたが十分な降圧は得られなかった。追加する薬物として適切なのはどれか。

1つ選べ。

  1. 1○ニフェジピン
  2. 2✕ジルチアゼム塩酸塩
  3. 3✕エナラプリルマレイン酸塩
  4. 4✕テルミサルタン
  5. 5✕レナリドミド

正答: 1

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問189薬学理論問題

シェーグレン症候群に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○抗 SS-A 抗体が陽性になることが多い。
  2. 2✕障害は涙腺と唾液腺に現れ、その他の臓器ではみられない。障害は涙腺と唾液腺に現れ、その他の臓器(肺・腎・関節など)にもみられる。
  3. 3✕中年男性に好発する。中年女性に好発する。
  4. 4✕ドライマウスに対して、アトロピンが使用される。ドライマウスに対して、セビメリン等のムスカリン作動薬が使用される(アトロピンは口渇を悪化させる)。
  5. 5○ドライアイに対して、人工涙液による対症療法が用いられる。

正答: 1・5

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問190薬学理論問題

心房細動の治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕除細動及び洞調律維持を目的として、リドカインが用いられる。除細動及び洞調律維持を目的として、アミオダロン等の抗不整脈薬(カテーテルアブレーションも)が用いられる(リドカインは心室性用)。
  2. 2○心拍数調節を目的として、アドレナリン β 受容体遮断薬が用いられる。
  3. 3✕WPW(Wolff-Parkinson-White)症候群を併発している場合には、ジゴキシン
    による心拍数調節が推奨される。
    WPW症候群を併発している場合には、ジゴキシンによる心拍数調節は禁忌である。
  4. 4○非薬物療法として、カテーテルアブレーションが再発予防に用いられる。
  5. 5✕脳塞栓症の合併予防には、主にアスピリンによる抗血小板療法が用いられる。脳塞栓症の合併予防には、主に抗凝固薬(ワルファリンやDOAC)が用いられる。

正答: 2・4

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問191薬学理論問題

20 歳女性。3 ケ月前から動悸、発汗、手の振戦及び4 kg の体重減少を認めた。

近医を受診したところ、体温は 37.2 °C であり、均一で弾力性に富む甲状腺腫大を

指摘された。血液検査では、遊離チロキシン(FT4)2.8 ng/dL であり、抗チログ

ロブリン抗体が陽性であった。本症例で認められることが多い他の血液検査所見と

して適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕LDL コレステロール高値
  2. 2✕甲状腺刺激ホルモン(TSH)高値
  3. 3✕クレアチンキナーゼ(CK)高値
  4. 4○アルカリホスファターゼ(ALP)高値
  5. 5○抗 TSH 受容体抗体陽性

正答: 4・5

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問192薬学理論問題

がんの進行度を判定する TNM 分類に関する記述として、正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 1✕原発臓器を問わず同一の基準で評価する。原発臓器ごとに異なる基準で評価する。
  2. 2○T は原発巣の大きさや浸潤の程度を示す。
  3. 3✕N は遠隔転移の有無と広がりを示す。N はリンパ節転移の有無と広がりを示す。
  4. 4✕M はリンパ節転移の有無と広がりを示す。M は遠隔転移の有無を示す。
  5. 5○T、N、M の組合せにより病期(ステージ)を決定できる。

正答: 2・5

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問193薬学理論問題

症状とその治療に用いられる漢方薬の組合せとして、正しいのはどれか。2つ

選べ。

症状 漢方薬

  1. 1○排尿困難 八味地黄丸
  2. 2✕便秘 牛車腎気丸
  3. 3✕感冒 六君子湯
  4. 4✕機能性ディスペプシア 麻黄湯
  5. 5○更年期障害 加味逍遙散

正答: 1・5

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問194薬学理論問題

遺伝子治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○対象となるのは、先天的疾患に限定されない。
  2. 2✕ベクターとしてウイルスを用いることは、禁止されている。ベクターとしてウイルスを用いることは、広く行われている。
  3. 3✕治療のために導入する遺伝子から、患者のゲノム情報が分かる。治療のために導入する遺伝子から、患者のゲノム情報は分からない。
  4. 4○CAR-T 療法では、T 細胞にキメラ抗原受容体(CAR)を導入する。
  5. 5✕治療のためであれば、生殖細胞への遺伝子導入は許容される。治療のためであっても、生殖細胞への遺伝子導入は許容されていない(体細胞に限られる)。

正答: 1・4

出典:厚生労働省 問題PDF

問195薬学理論問題

メタアナリシスに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕複数の研究で示された効果量を統計学的に統合する際は、相乗平均を用いる。複数の研究で示された効果量を統計学的に統合する際は、重み付き平均を用いる。
  2. 2○エビデンスレベルは症例対照研究より高い。
  3. 3✕相反する結論の資料を混在させてはならない。相反する結論の資料を混在させてもよい(すべての研究を対象とする)。
  4. 4✕統合した結果は、ファンネルプロットで示される。統合した結果は、フォレストプロットで示される(ファンネルプロットは出版バイアスの評価用)。
  5. 5○解析を行う際は、出版バイアスに留意する。

正答: 2・5

出典:厚生労働省 問題PDF

286-287 共通の設問

75 歳女性。65 歳のときに脂質異常症と診断されたが、薬物治療は受けて

いなかった。昨夜、右手に力が入りにくくなり、しばらくすると回復した。本日、

午前6 時頃に起床したが、午前7 時頃に右上肢の痺れが現れ、次第に悪化した。ろ

れつが回らなくなる症状が現れたため、家族が救急車を呼び、午前7 時 50 分に救

急外来へ搬送された。検査の結果、脳梗塞と診断された。また頭蓋内出血は認めら

れなかった。診断時の時刻は午前8 時 30 分であり、直ちに治療を開始することと

なった。不整脈の既往はなく、搬送時の身体所見及び血液検査結果は以下のとおり

であった。

(身体所見)

身長 151 cm、体重 57 kg、意識清明、血圧 192/102 mmHg、脈拍 90 拍/分(整)

(血液検査)

白血球 6,200/μL、CRP 0.4 mg/dL、AST 42 IU/L、ALT 36 IU/L、

血清クレアチニン 0.9 mg/dL、BUN 20 mg/dL、eGFR 46.6 mL/min/1.73 m2

問286薬学実践問題

この患者の病態として、適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕心原性の可能性が高い。心原性の可能性が低い(アテローム血栓性脳梗塞等が疑われる;心房細動の既往なし)。
  2. 2○梗塞部位は左半球にある。
  3. 3✕脳動脈瘤が破裂した。脳動脈瘤は破裂していない(頭蓋内出血は認められない)。
  4. 4✕今後、病巣で出血することはない。今後、病巣で出血性梗塞を起こす可能性がある。
  5. 5○一過性脳虚血発作があった。

正答: 2・5

出典:厚生労働省 問題PDF

288-289 共通の設問

76 歳男性。身長 165 cm、体重 55 kg。月に1 回程度の機会飲酒(1 回日本

酒1 合程度)。3 週間後に、消化器外科にて食道がんの全摘出手術を施行する予定

である。外来受診の際に、この患者より「10 日前から、夜眠れない日が続いてい

ます。辛いです。」と担当医に相談があった。患者は2 年前に、せん妄を発症した

経験があるため、担当医は入院中のせん妄発症に注意が必要と考えている。また、

担当医は夜眠れないことも、せん妄のリスクと考え、せん妄発症リスクの低い睡眠

導入剤を処方したいと考えている。

(電子カルテに記載されていた他院内科からの処方内容)

図
問288薬学実践問題

夜眠れないことに加え、この患者のせん妄発症リスク因子として考えられるのは

どれか。2つ選べ。

  1. 1✕アルコール依存
  2. 2○年齢
  3. 3○精神疾患
  4. 4✕腎機能障害
  5. 5✕肝機能障害

正答: 2・3

出典:厚生労働省 問題PDF

290-291 共通の設問

33 歳既婚女性。頭痛、生理痛及び便秘があり、薬局へ相談に訪れた。薬剤

師は相談者から以下の内容を聞き取った。

・挙児を強く希望しているが、いまだ妊娠には至っていない。

・出産経験はない。

・妊娠を考えて、症状があってもなるべく薬を飲まないように我慢していた。

・生理時に下腹部だけでなく骨盤の辺りも痛むようになったが、痛みがあるのは生

理期間中の数日間だけなので、市販の薬で乗り切りたい。

・週に5 日ほど排便がない時がある。

・天気の悪い日は頭が痛くなる。

・妊娠から授乳期まで服用しても安心な薬があるなら使用したい。

問291薬学実践問題

数日後、この女性は婦人科を受診し、子宮内膜症と診断された。本患者における

子宮内膜症の病態として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○出産の経験がないことが、発症のリスク因子である。
  2. 2✕黄体ホルモンの作用により、病変組織が発生した。エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用により、病変組織が発生した。
  3. 3✕子宮内腔以外に病変は発生しない。子宮内腔以外にも卵巣・腹膜などに病変が発生する。
  4. 4○疼痛の悪化には、月経を重ねたことが関係している。
  5. 5✕子宮体がんを合併するリスクが高い。卵巣がんを合併するリスクが高い。

正答: 1・4

出典:厚生労働省 問題PDF

292-293 共通の設問

57 歳男性。身長 160 cm、体重 65 kg。総合病院にて IgA 腎症による慢性

腎不全、高血圧及び高リン血症に対し、以下の処方薬で治療が行われていた。

(処方薬)

図
問292薬学実践問題

この患者の現在の病態として適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕心不全
  2. 2✕骨代謝異常
  3. 3○鉄代謝異常
  4. 4✕肝不全
  5. 5○貧血

正答: 3・5

出典:厚生労働省 問題PDF

294-295 共通の設問

58 歳男性。身長 172 cm、体重 73 kg。2 型糖尿病で 10 年前から総合病院

を受診し、現在は処方1 ~4 の薬剤を使用している。

(処方1 )

図

(処方5 )

酪酸菌配合剤  1 回1 錠(1 日3 錠)

1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分

(処方6 )

ドンペリドン錠 10 mg  1 回1 錠(1 日3 錠)

1 日3 回 朝昼夕食前 7 日分

薬剤師に「昨夜から食事が摂れなかったが、今朝は家にあったプリンだけ食べら

れた。甘いものを食べたので、糖尿病の薬はきちんと使用した。」と伝えた。

問295薬学実践問題

その3 日後には胃腸炎の症状は消失して、いつもの食事摂取ができるようにな

り、血糖自己測定結果は以下のとおりであったが、血糖コントロール状況が心配と

なり、翌日糖尿病で通院している総合病院を受診した。

(いつもの食事摂取ができるようになった日の血糖自己測定)

朝食前 112 mg/dL、朝食後 252 mg/dL、

昼食前 146 mg/dL、昼食後 170 mg/dL、

夕食前 105 mg/dL、夕食後 163 mg/dL、

就寝前 127 mg/dL

(総合病院受診時の検査結果)

空腹時血糖 180 mg/dL、HbA1c 8.0%、尿糖( 4+)、

尿タンパク(-)、尿ケトン体(-)

今後の糖尿病治療として適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○エンパグリフロジンを継続する。
  2. 2✕メトホルミンを減量する。メトホルミンを継続する(変更しない)。
  3. 3✕インスリングラルギンを増量する。朝食直前のインスリンリスプロを増量する(空腹時血糖は良好のため)。
  4. 4○朝食直前のインスリンリスプロを増量する。
  5. 5✕夕食直前のインスリンリスプロを増量する。朝食直前のインスリンリスプロを増量する(朝食後の血糖が高いため)。

正答: 1・4

出典:厚生労働省 問題PDF

296-297 共通の設問

9 歳男児。身長 136 cm、体重 31 kg。1 年前に咳嗽、喀痰及び呼吸困難を

主訴に来院し、気管支ぜん息と診断されて治療が開始された。現在は、月に1 ~2

回、夜間に息苦しさとともに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸音が聞こ

えるとのことである。呼吸機能検査(スパイログラム)では、1 秒量(FEV1)と

1 秒率(FEV1%)の低下がみられたが、%肺活量(%VC)は基準範囲内であっ

た。また、血液検査ではハウスダストに対する IgE 抗体が陽性であった。現在の

処方は以下のとおりである。

(処方1 )

図
問296薬学実践問題

本患者の病態に関する記述として、適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○アトピー型の気管支ぜん息と考えられる。
  2. 2✕呼吸機能検査の結果から、拘束性換気障害が疑われる。呼吸機能検査の結果から、閉塞性換気障害が疑われる。
  3. 3○胸部聴診では、発作時に呼吸に伴って笛音が聴取される。
  4. 4✕血中のシアル化糖鎖抗原(KL-6)が高値を示す。血中のシアル化糖鎖抗原(KL-6)は上昇しない(間質性肺炎のマーカー)。
  5. 5✕喀痰中の好中球が増加している。喀痰中の好酸球が増加している。

正答: 1・3

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298-299 共通の設問

56 歳女性。1 日の排尿回数が日中・夜間に関係なく増えており、外出先で

トイレの心配をすることが多くなってきた。また、急に我慢できないような尿意を

覚えることがあるため、「市販の薬を試してみたい。」と相談に薬局を訪れた。医師

の診察・治療は受けておらず、薬剤によるアレルギー及び副作用の経験はないとの

ことであった。

薬局にはプロピベリン塩酸塩 10 mg を含有する医薬品があり、来局者が使用可

能かを確認することにした。

問298薬学実践問題

この女性の病態として正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕膀胱に感染性炎症がある。膀胱に感染性炎症はない(過活動膀胱)。
  2. 2○膀胱からの求心路障害はない。
  3. 3✕残尿がある。残尿はない。
  4. 4○大脳から排尿中枢への抑制が弱くなっている。
  5. 5✕腹圧の上昇で起こる。尿意切迫感に伴って起こる(切迫性尿失禁・過活動膀胱)。

正答: 2・4

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300-301 共通の設問

29 歳男性。身長 170 cm、体重 47 kg。喫煙 20 本/日。腹痛、反復する下

痢、体重減少を認めたため近所の消化器内科を受診した。内視鏡検査を実施したと

ころ、クローン病と診断され、以下の処方1 ~3 の薬剤で治療を開始することに

なった。なお、重症度分類では軽症~中等症であった。

(検査値)

図
問301薬学実践問題

この患者の病態及び薬物治療として正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○慢性炎症がある。
  2. 2✕貧血症状がみられる。貧血症状はみられない(Hbは正常範囲)。
  3. 3✕明らかな腸閉塞が認められる。明らかな腸閉塞は認められない。
  4. 4○現治療が無効な場合は、プレドニゾロンを内服する。
  5. 5✕薬物療法を完遂することで、完治が期待できる。薬物療法を完遂することで、寛解維持が期待できる(完治は難しい)。

正答: 1・4

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302-303 共通の設問

76 歳女性。身長 153 cm、体重 42 kg。在宅医療を受けていたが転倒し、大

腿骨近位部骨折のため整形外科にて入院加療となった。後日、仙骨部に褥瘡が認め

られたため、褥瘡対策チームが介入することとなった。褥瘡患部は、感染の可能性

のある黄色壊死組織を形成していたため(黄色期)、処方1 の薬剤で治療が開始さ

れた。

(処方1 )

カデックス軟膏 0.9%(注) 100 g

問303薬学実践問題

処方2 を開始した 10 日後、褥瘡は滲出液の少ない白色期に移行した。この時期

の病態及び治療について適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○皮膚の上皮化が進み、肉芽組織が収縮している。
  2. 2✕症状が改善すると、黒色期に移行する。症状が改善すると、上皮化が進み治癒に向かう(黒色期は壊死期で逆行)。
  3. 3✕薬物治療として、積極的に壊死組織を除去する薬剤を使用する。薬物治療として、上皮化を促す薬剤(トラフェルミン等)を使用する。
  4. 4○軟膏の基剤として、乳剤性基剤又は油脂性基剤が適している。
  5. 5✕外科的手術として、デブリードマンが推奨される。外科的手術として、デブリードマンは不要(壊死組織はすでに除去済み)。

正答: 1・4

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304-305 共通の設問

19 歳男性。身長 165 cm、体重 51 kg。以前より、右足の痛みと腫れがあ

り、1 ケ月前に父親とともに近所の整形外科を受診した。その2 週間後、医師は骨

腫瘍を疑い、大学病院を紹介した。精査の結果、大腿骨遠位の骨肉腫と診断され、

加療のため昨日入院となった。入院時の検査結果は以下のとおりである。

(入院時の検査値)

図
問305薬学実践問題

MAP 療法による副作用を予防するために、この患者に投与すべきなのはどれ

か。2つ選べ。

  1. 1○アセタゾラミド
  2. 2✕セベラマー
  3. 3✕トリクロルメチアジド
  4. 4○ホリナートカルシウム
  5. 5✕メスナ

正答: 1・4

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