第106回 — 実務
演習モードで解くチーム医療における医療者同士の関係性として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕独立
- 2✕依存
- 3○協働
- 4✕主従
- 5✕競合
正答: 3
以下のうち、病棟に常駐する薬剤師の行う業務として最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕麻薬施用者としての院内の麻薬管理
- 2✕入院患者の点滴の交換
- 3✕人工呼吸器の操作や管理
- 4○入院患者の薬物アレルギー歴の確認
- 5✕口腔がん摘除術を受けた患者に対する嚥下指導
正答: 4
DNAR(Do Not Attempt Resuscitation)の説明として正しいのはどれか。1つ
選べ。
- 1✕生物学的製剤の投与を行わないこと。終末期において本人あるいは代理人の同意を得て二次心肺蘇生措置を行わない こと。
- 2✕特定の疾患を有する患者を差別しないこと。終末期において本人あるいは代理人の同意を得て二次心肺蘇生措置を行わない こと。
- 3✕患者の意向を無視して独善的な医療をしないこと。終末期において本人あるいは代理人の同意を得て二次心肺蘇生措置を行わない こと。
- 4✕胎児の染色体異常の有無を知るための検査を行わないこと。終末期において本人あるいは代理人の同意を得て二次心肺蘇生措置を行わない こと。
- 5○終末期において本人あるいは代理人の同意を得て二次心肺蘇生措置を行わない
こと。
正答: 5

がんの宣告を受ける、交通事故に遭遇する、あるいは愛する人を失うと不安を抱
き混乱した状態になる。このような不安を軽減しようとするために示す無意識な反

- 1✕行動変容
- 2○心理的防衛機制
- 3✕健康信念
- 4✕アサーション
- 5✕エンパワーメント
正答: 2
投与中に、血清ナトリウム値に注意が必要な薬物はどれか。1つ選べ。
- 1○トルバプタン
- 2✕カナグリフロジン
- 3✕スボレキサント
- 4✕リナグリプチン
- 5✕プレガバリン
正答: 1
ラモトリギンに対して発出された安全性速報(ブルーレター)を契機に添付文
書の「警告」に記載された重篤な副作用はどれか。1つ選べ。
- 1✕低カルシウム血症
- 2✕高ビリルビン血症
- 3✕間質性肺疾患
- 4✕腎機能障害
- 5○皮膚障害
正答: 5
ジゴキシンが投与されている患者について、安全性確保の点からモニタリング
が推奨される項目はどれか。1つ選べ。
- 1✕ヘマトクリット値
- 2✕PT–INR 値
- 3○薬物血中濃度
- 4✕尿中C–ペプチド値
- 5✕血清尿酸値
正答: 3
ドライパウダー吸入器の使用法に関する説明として適切なのはどれか。1つ選
べ。
- 1✕吸入前に容器をよく振ってください。吸入時は勢いよく深く息を吸い込んでください。
- 2✕吸入前に息を吐かないでください。吸入時は勢いよく深く息を吸い込んでください。
- 3○吸入時は勢いよく深く息を吸い込んでください。
- 4✕吸入してから息を止めないでください。吸入時は勢いよく深く息を吸い込んでください。
- 5✕吸入口を下に向けて吸い込んでください。吸入時は勢いよく深く息を吸い込んでください。
正答: 3
動脈硬化をきたしている脂質異常症患者において、実施すべきでない食事・生
活習慣はどれか。1つ選べ。
- 1✕禁煙
- 2○n–3 系多価不飽和脂肪酸の摂取制限
- 3✕コレステロールの摂取制限
- 4✕塩分の摂取制限
- 5✕飲酒制限
正答: 2
患者が複数の医療機関を利用する場合であっても、かかりつけ薬剤師が患者の
服薬情報を一元的・継続的に把握するために活用できるものとして最も適切なのは
どれか。1つ選べ。
- 1✕トレーシングレポート
- 2✕調剤明細書
- 3○お薬手帳
- 4✕診療情報提供書
- 5✕診療計画書(クリティカルパス)
正答: 3
196-197 共通の設問
27 歳既婚女性。生理が遅れているため、自宅近隣のドラッグストアで、妊
娠検査薬※を購入した。自宅でこの検査薬の説明書どおりに採尿部に尿をかけて、
規定の時間が経過したのち反応を観察した。
※ 妊娠時にはヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌されることが知られてお
り、尿中のhCG をイムノクロマトグラフィーで検出する妊娠検査薬が市販され
ている。
検査薬を購入した女性は、表示された検査結果をみて、判定窓の線が薄かったこ
とから不安を感じて、購入したドラッグストアに行った。この女性に対する薬剤師
の対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。

検査前
検査後
判定窓 終了確認窓
この女性が持参した検査薬の表示部分
- 1○この女性の月経周期がこれまで順調であったかどうかを確認する。
- 2✕各窓の線が明瞭ではないため、妊娠の可能性はないと説明する。各窓の線が明瞭ではなくても、妊娠している可能性がある。
- 3○線の色の濃淡によらず、妊娠している可能性があるため、受診を勧める。
- 4✕妊娠初期では、尿中のhCG が少なく陰性となることもあるため、さらに1 ヶ
月以上あけてからの再検査が必要であると説明する。妊娠初期では、尿中のhCG が少なく陰性となることもあるため、約1週間後に再検査するか、医療機関を受診するよう説明する。 - 5✕妊娠していると判断し、母子手帳の交付を申請するよう勧める。検査結果だけで妊娠と確定することはできないため、医療機関の受診を勧める。
正答: 1・3
198-199 共通の設問
53 歳男性。骨転移の認められる去勢抵抗性前立腺がんに対し、塩化ラジウ
ム(223Ra)注射液を、1 回55 kBq/kg とし、4 週間間隔で、計6 回の投与を行うこ
ととなった。
今回、予定どおりに患者が来院し、1 回目の投与が終了した。
外来がん治療担当の薬剤師は、この注射液の初回投与を終えた患者に対し、外来
化学療法処置室において、投与後1 週間における生活上の注意事項を伝達すること
になった。なお、この患者は、妻と長男の3 人暮らしである。薬剤師が説明する内
容として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1○入浴するときは、細菌感染を防止するため、家族の中で一番初めに入るように
してください。 - 2✕着用した衣類は、他の家族の方の衣類とは別にして洗ってください。
- 3✕便座に腰かけて排尿してください。
- 4✕トイレの使用後は、水を2 回以上流してください。
- 5✕排泄物がこぼれて便器や床に付着した場合には、トイレットペーパーを用いて
よく拭き取り、トイレに流してください。
正答: 1
200-201 共通の設問
60 歳男性が処方箋を持ってかかりつけの薬局を訪れた。処方箋を受付に渡
そうとしたところ、男性は胸を押さえながら床に倒れた。男性に意識はなく、正常
な呼吸も確認できなかった。薬剤師は、同僚に119 番通報及び自動体外式除細動器
(AED)の手配を依頼し、AED の到着まで胸骨圧迫を開始した。なお、心肺蘇生
は日本蘇生協議会ガイドライン2015 に基づいて実施した。
AED 到着後、手順に従い電極を装着し、機器による判定の後、薬剤師は電気
ショックを実施した。電気ショック後に行うべきことはどれか。1つ選べ。
- 1✕呼吸が再開するまで手を触れずに待つ。胸骨圧迫を再開する。
- 2✕安全のためにAED の電源を切る。胸骨圧迫を再開する。
- 3✕AED の電極パッドを、次の電気ショックに備えて交換する。胸骨圧迫を再開する。
- 4✕別のAED を持ってくるように依頼する。胸骨圧迫を再開する。
- 5○胸骨圧迫を再開する。
正答: 5
202-203 共通の設問
地域医療支援病院として、住民に医療情報を提供するために健康フェアを
開催することになった。勤務する薬剤師は、MRI(Magnetic Resonance Imaging)
検査に不安を持つ患者が多いと感じていたため、MRI 検査の原理と検査時の注意
事項についてのリーフレットを作成することにした。
貼付剤を貼ったままMRI 検査を受けても大丈夫かどうかという質問が多いた
め、リーフレット中に注意すべき製品を記載することにした。以下の経皮吸収型製
剤のうち、貼付したままMRI 検査を行うと貼付部位に火傷を起こす可能性が最も
高いのはどれか。1つ選べ。
製品名 薬物名 主な添加剤
- 1✕ホクナリン®テープ ツロブテロール ポリイソブチレン、ポリブテン
リバスタッチ®パッ リバスチグミン 流動パラフィン、ポリエチレンテレフタ - 2✕チ レートフィルム
デュロテップ® MT フェンタニル ポリエステル/エチレン酢酸ビニル、ポ - 3✕パッチ リエチレンテレフタレートセパレータ
ニュープロ®パッチ ロチゴチン ポリエチレンテレフタレートフィルム、 - 4○ポリエチレンテレフタレート/アルミニ
ウムフィルム
フランドル®テープ 硝酸イソソルビ アクリル酸・アクリル酸オクチルエステ - 5✕ド ル共重合体、ミリスチン酸イソプロピル
正答: 4
204-205 共通の設問
米国食品医薬品局より、ある医薬品の原薬から微量のN–ニトロソジメチ
ルアミン(NDMA、下図)が検出されたとの発表があった。NDMA は発がん性が
報告されており、薬物の原薬に混入したり製造工程で生成される可能性がある。そ
こで、品質管理に携わっている製薬企業の薬剤師は、ガスクロマトグラフィー/質
量分析計(GC/MS)を用いて自社製品中のNDMA の混入を調べることにした。

我が国で販売されている製品(錠剤)でもNDMA の混入が確認され、クラスI
の自主回収が実施された。この情報提供を受けた薬局薬剤師がとるべき行動のう
ち、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページにアクセス
し、回収対象のロットや回収理由、危惧される具体的な健康被害などの情報を入
手する。 - 2○当該製品の処方歴がある患者をリストアップする。
- 3✕患者からの問合せがあった場合、健康被害は生じないのでそのまま使用してく
ださいと伝える。患者からの問合せがあった場合、当該ロットの製品の使用を中止し、薬局等に持参・相談するよう伝える。 - 4✕患者の手元にある当該製品は、薬局で他の成分の製品に変更することができる
と患者に伝える。他の成分の製品への変更は処方医への疑義照会や受診勧奨が必要であり、薬局だけで変更することはできない。 - 5✕薬局内の開封済み当該製品は、粉砕して水とともに下水に放流する。薬局内の開封済み当該製品は、卸売販売業者等の回収ルートに従って返品する。
正答: 1・2
206-207 共通の設問
76 歳男性。体重50 kg。高血圧と心不全により入院となり、処方1 が開始

本症例において、注意する事項として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1✕経口ゼリー剤Aを服用し忘れた場合、次回2 回分服用する。経口ゼリー剤Aを服用し忘れた場合、次回は1回分のみ服用する(まとめて服用しない)。
- 2✕経口ゼリー剤A服用後、一度開封して残ったゼリーは冷所に保存する。経口ゼリー剤A服用後、一度開封して残ったゼリーは廃棄する(保存しない)。
- 3○ジゴキシン中毒に注意する。
- 4✕PT–INR 値で出血の危険性をモニターする。血清ジゴキシン濃度や血清カリウム値でモニターする。
- 5○排便状況を確認する。
正答: 3・5
208-209 共通の設問
65 歳女性。2 日ほど前から、下腹部の痛みを感じ、皮疹が発現したため、
かかりつけ医を受診したところ、帯状疱疹と診断された。以下の処方が出され、処
方箋を持って薬局を訪れた。面談で「1 日5 回飲むのは大変で飲み忘れると思う」
と訴えがあった。
(処方)

薬剤師がこの患者に指導した内容についてSOAP 形式で薬剤服用歴管理記録に
記載した。(S)、(O)、(A)、(P)の項目と対応する内容の組合せとして、正しい
のはどれか。1つ選べ。
- 1✕P:薬歴(3 年前)に帯状疱疹でバラシクロビル塩酸塩錠500 mg を服用して
おり、1 日3 回でもアドヒアランスが不良であった。A:アシクロビル錠400 mg 1 日5 回から、1 日1 回投与のアメナメビル錠が 最適と判断した。 - 2✕O:1 日5 回飲むのは大変で忘れると思う。A:アシクロビル錠400 mg 1 日5 回から、1 日1 回投与のアメナメビル錠が 最適と判断した。
- 3✕S:医師にアシクロビル錠400 mg 1 日5 回から、アメナメビル錠1 日1 回へ処
方変更の提案をしたところ承諾を得た。A:アシクロビル錠400 mg 1 日5 回から、1 日1 回投与のアメナメビル錠が 最適と判断した。 - 4○A:アシクロビル錠400 mg 1 日5 回から、1 日1 回投与のアメナメビル錠が
最適と判断した。 - 5✕S:患者にアシクロビル錠400 mg 1 日5 回から、アメナメビル錠1 日1 回へ変
更になったことについて説明し、1 回2 錠を1 日1 回朝食後に飲むよう指導し
た。A:アシクロビル錠400 mg 1 日5 回から、1 日1 回投与のアメナメビル錠が 最適と判断した。
正答: 4
210-211 共通の設問
81 歳男性。半年前に妻を亡くしてから在宅医療を受けている。また、10
年前から糖尿病の治療のため、処方1 の薬剤を服用している。
(処方1 )

薬剤師が患者の家族に対し、処方2 について説明する内容として、正しいのはど
れか。1つ選べ。
- 1✕低血糖症状を発現した時のために、ショ糖では効果がないのでブドウ糖を準備
してください。日曜日の朝飲み忘れた場合は、気がついた時点で1 錠を飲ませて下さい。ただ し、一度に2 回分は飲ませないようにしてください。 - 2○日曜日の朝飲み忘れた場合は、気がついた時点で1 錠を飲ませて下さい。ただ
し、一度に2 回分は飲ませないようにしてください。 - 3✕グレープフルーツジュースと一緒に服用すると、低血糖が発現しやすくなるの
で飲ませないでください。日曜日の朝飲み忘れた場合は、気がついた時点で1 錠を飲ませて下さい。ただ し、一度に2 回分は飲ませないようにしてください。 - 4✕服用期間中に納豆を食べると、血糖を低下させる効果がなくなりますので食べ
させないでください。日曜日の朝飲み忘れた場合は、気がついた時点で1 錠を飲ませて下さい。ただ し、一度に2 回分は飲ませないようにしてください。 - 5✕服用すると便が黒くなりますが、心配ありません。日曜日の朝飲み忘れた場合は、気がついた時点で1 錠を飲ませて下さい。ただ し、一度に2 回分は飲ませないようにしてください。
正答: 2
212-213 共通の設問
78 歳男性。肺がん末期のため、在宅で緩和ケアを受けている。痛みに対し
て以下の薬剤が処方されていた。本日、薬剤師が患者宅を訪問したところ、痛みの
評価は、NRS(数値スケール)で6 となり、痛みが増強してきた。そこで、薬剤
師が医師に痛みの三段階除痛ラダーに基づき、オピオイド鎮痛薬の追加を提案する
ことにした。
(処方)
アセトアミノフェン錠500 mg 1 回2 錠(1 日8 錠)
1 日4 回 朝昼夕食後・就寝前 14 日分
この患者にこの段階で追加する薬物として適切なのはどれか。2つ選べ。

- 1○
- 2✕
- 3○
- 4✕
- 5✕
正答: 1・3
214-215 共通の設問
70 歳男性。1 年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前か
ら、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、「妻が私の隣に座って話しか
けてくることがある」、「自分は邪魔にされている」、「娘の子供が私のお金を盗む」
などの発言をするようになったので、娘に付き添われて病院を受診した。レビー小
体型認知症と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)

この患者の情報から、処方された抑肝散エキス顆粒によって改善が期待される症
状として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○幻覚
- 2✕物忘れ
- 3○妄想
- 4✕見当識障害
- 5✕運動障害
正答: 1・3
216-217 共通の設問
75 歳男性。3 年前にパーキンソン病と診断され、レボドパ100 mg・カル
ビドパ配合錠 1 日3 錠、トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2 mg 1 日3 錠で薬物
治療を継続していた。3 ヶ月前にレボドパ100 mg・カルビドパ配合錠が1 日5 錠
に増量になり(処方1 )、さらに、今回から処方3 が追加になった。処方2 は、用
法・用量の変更はなく継続中である。
(処方1 )

患者の家族が薬局に処方箋を持参した。薬剤師が家族に行う説明として適切なの
はどれか。2つ選べ。
- 1✕処方1 は胃腸障害を起こしやすいので、牛乳と一緒に服用しても構いません。処方1 は胃腸障害を起こしやすいですが、牛乳と一緒に服用しないでください(蛋白質により吸収が低下します)。
- 2✕体の一部が自然に動いてしまう不随意運動を抑えるため、処方3 が追加になり
ました。処方3 は、パーキンソン病の症状を改善するために追加になった薬剤であり、不随意運動を抑えるための薬ではありません。 - 3○処方3 の影響で、暴食を繰り返すような行動が現れることがあるので、そのよ
うな症状が現れた場合は主治医に連絡してください。 - 4○処方3 により眠気が現れることがあるので、自動車等の運転は避けるようにし
てください。 - 5✕パーキンソン病の症状が改善されたら、直ちに処方3 の薬剤の服用を中止して
ください。パーキンソン病の症状が改善されても、自己判断で直ちに服用を中止しないでください(急な中止は悪性症候群等を起こす恐れがあります)。
正答: 3・4
218-219 共通の設問
33 歳女性。夫と2 歳の娘との3 人暮らし。2 年前に慢性甲状腺炎(橋本
病)と診断されて経過観察していたが、最近、疲れやすさ、皮膚の乾燥、便秘など
の症状が現れるようになった。病院で検査を受けた結果、今回から薬物治療が開始
になり、検査値が記載された処方箋を薬局に持参した。
(処方)
レボチロキシンナトリウム水和物錠25 ng 1 回1 錠(1 日1 錠)
1 日1 回 朝食後 14 日分
(検査値)
甲状腺刺激ホルモン(TSH)20.2 nU/mL
遊離トリヨードサイロニン(FT3)1.2 pg/mL
遊離サイロキシン(FT4)0.5 ng/dL
薬剤師は患者からの聞き取りで、ときどき市販の胃腸薬(スクラルファート含
有)やサプリメント(鉄分含有)を服用することがあり、便秘予防にひじきなどの
海藻類をよく食べるとの情報を得た。患者への指導として誤っているのはどれか。
1つ選べ。
- 1○薬物治療を行っている間は、海藻類を積極的に摂取してください。
- 2✕処方薬服用中であっても妊娠を避ける必要はありません。
- 3✕処方薬の影響で、脈が速くなることがあります。
- 4✕処方薬とスクラルファート含有胃腸薬を併用する場合は、服用間隔をできるだ
けあけてください。 - 5✕処方薬と鉄分含有サプリメントを併用する場合は、同時に服用しないでくださ
い。
正答: 1
220-221 共通の設問
45 歳男性。175 cm、55 kg。過去に痛風発作を経験したことがあったが、
その後、症状は現れておらず、治療をしていなかった。最近、職場の健康診断で尿
酸値の異常を指摘され、近所のA病院を受診した。受診時の検査で、血清クレアチ
ニン値は0.8 mg/dL、血清尿酸値は9.0 mg/dL、AST は15 IU/L、ALT は18 IU/L
であった。
A病院の担当医は、以下の処方で薬物治療を開始することを検討した。
(処方)
フェブキソスタット錠10 mg 1 回1 錠 (1 日1 錠)
1 日1 回 朝食後 14 日分
その際、A病院の担当医がお薬手帳を確認したところ、B総合病院消化器内科か
ら、潰瘍性大腸炎に対してプレドニゾロンとアザチオプリンが処方され、服用中で
あることが判明した。
検討中の処方に関し、A病院の担当医から薬剤部の薬剤師に相談があった。薬剤
師の回答として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕そのまま処方して構いません。フェブキソスタット錠をベンズブロマロン錠に変更してください。
- 2✕フェブキソスタット錠を減量してください。フェブキソスタット錠をベンズブロマロン錠に変更してください。
- 3✕フェブキソスタット錠の規格を20 mg 錠に変更してください。フェブキソスタット錠をベンズブロマロン錠に変更してください。
- 4✕フェブキソスタット錠をアロプリノール錠に変更してください。フェブキソスタット錠をベンズブロマロン錠に変更してください。
- 5○フェブキソスタット錠をベンズブロマロン錠に変更してください。
正答: 5
222-223 共通の設問
35 歳女性。病院を受診したところ関節リウマチと診断され、以下の処方で
治療を開始することになった。
(処方1 )
メトトレキサートカプセル2 mg
9 時1 カプセル、21 時1 カプセル(1 日2 カプセル)
毎週 火曜日 1 日2 回 9 時、21 時 4 日分(投与実日数)
(処方2 )
メトトレキサートカプセル2 mg
1 回1 カプセル(1 日1 カプセル)
毎週 水曜日 1 日1 回 9 時 4 日分(投与実日数)
(処方3 )
葉酸錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)
毎週 ( ) 4 日分(投与実日数)
( )に入る葉酸錠の服用方法として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕月曜日 1 日1 回 朝食後
- 2✕火曜日 1 日1 回 朝食後
- 3✕水曜日 1 日1 回 夕食後
- 4○木曜日 1 日1 回 夕食後
- 5✕金曜日 1 日1 回 夕食後
正答: 4
224-225 共通の設問
65 歳男性。身長170 cm、体重65 kg。eGFR は42 mL/min/1.73 m2 であ
る。悪性リンパ腫のため、R–CHOP 療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、
ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)の1 コース目を施行したとこ
ろ、7 日後に38 °Cの発熱がみられた。その際の検査値は次のとおりであった。

本症例にフィルグラスチムが処方された際の注意点として正しいのはどれか。2
つ選べ。
- 1✕R–CHOP 療法施行の前日に、1 日1 回皮下注する。R–CHOP 療法施行の翌日以降に投与を開始する(化学療法施行前日の投与は避ける)。
- 2✕R–CHOP 療法施行の翌日以降、1 回24 時間の持続静注を開始する。R–CHOP 療法施行の翌日以降、1 日1 回皮下注を開始する。
- 3○R–CHOP 療法施行の翌日以降、1 日1 回皮下注を開始する。
- 4○副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。
- 5✕本症例は腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある。腎機能が低下していても、投与量を減量する必要はない。
正答: 3・4
226-227 共通の設問
70 歳男性。10 年前から2 型糖尿病と前立腺がんに罹患し治療を受けてい
る。また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断を受け、治療中である。今回友人よ
り、「あなたは70 歳だけど肺炎球菌ワクチンの接種をしないのか」と聞かれ、ワク
チン接種の相談に薬局を訪れた。患者はインフルエンザワクチンを接種したことは
あるが、肺炎球菌ワクチンを接種した経験はなかった。
肺炎球菌ワクチン及びこの患者のワクチン接種に関する注意点について、正しい
のはどれか。1つ選べ。
- 1✕糖尿病の治療中のため、肺炎球菌ワクチンの接種不適当者である。肺炎球菌ワクチンは、筋肉内注射できる。
- 2✕前立腺がんの治療中のため、肺炎球菌ワクチンの接種不適当者である。肺炎球菌ワクチンは、筋肉内注射できる。
- 3✕肺炎球菌ワクチンは、室温保存できる。肺炎球菌ワクチンは、筋肉内注射できる。
- 4○肺炎球菌ワクチンは、筋肉内注射できる。
- 5✕インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンは混合して投与できる。肺炎球菌ワクチンは、筋肉内注射できる。
正答: 4
228-229 共通の設問
60 歳男性。高血圧症及び不眠症のため、2 週間ごとに近医を受診してい
た。最近、呼吸困難感及び胸痛を認め、さらに血痰及び喀血を生じたため、精査加
療目的で大学病院に入院となった。その後、侵襲性肺アスペルギルス症と診断さ
れ、ボリコナゾールによる治療を翌日から開始することになった。入院時の持参薬
は以下のとおりである。

ボリコナゾール投与開始にあたり、病棟担当薬剤師は持参薬の内容を確認して、
病棟担当医に服用する薬剤の変更を提案した。その内容として適切なのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕アジルサルタン錠をテルミサルタン錠に変更
- 2✕アジルサルタン錠をアムロジピンベシル酸塩錠に変更
- 3✕アジルサルタン錠をアゼルニジピン錠に変更
- 4○スボレキサント錠をロルメタゼパム錠に変更
- 5✕スボレキサント錠をトリアゾラム錠に変更
正答: 4
230-231 共通の設問
72 歳男性。1 ヶ月前に妻と死別後独居となり、毎日ほとんど食事をとら
ず、アルコールを多量に摂取していた。ある朝、娘が自宅を訪れたところ、意識消
失状態で床に倒れていたため、救急車を呼び救急病院に搬送された。診察の結果、
ウェルニッケ脳症を疑い、治療を開始した。
入院時所見:
身長167 cm、体重50 kg、尿量30 mL/h
血清クレアチニン値0.65 mg/dL、Na 150 mEq/L、K 4.0 mEq/L
入院時に投与するのが適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕高カロリー輸液
- 2✕生理食塩水
- 3○5 %ブドウ糖加酢酸リンゲル液
- 4○ビタミンB1 製剤
- 5✕カリウム製剤
正答: 3・4
232-233 共通の設問
5 歳男児。身長105 cm、体重21 kg。4 日前から下痢が続いており、腹痛
を伴う血便が見られた。さらに顔色が悪く、排尿がないことに母親が気づき救急病
院を受診した。母親に聴取したところ、7 日前に家族で焼肉を食べに行き、両親及
び兄も軽い下痢を呈していることが分かった。主治医は、血液検査結果をふまえ、
溶血性尿毒症症候群(HUS)と診断した。
体温37.3 °C、脈拍120/分、血圧125/70 mmHg、呼吸数24/分。
尿所見:蛋白(2+)、ケトン体(1+)、潜血(3+)。
HUS の診断に至った血液検査値に関する記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕クレアチニン値が基準値より高い。
- 2✕LDH 値が基準値より高い。
- 3✕血小板数が基準値より少ない。
- 4○間接ビリルビン値が基準値より低い。
- 5✕AST 値が基準値より高い。
正答: 4
234-235 共通の設問
34 歳男性。仕事中に不凍液を誤飲した。数時間後、下腹部痛、下痢、嘔
気、嘔吐を伴い、救急外来を受診したところ、徐々に意識レベルが低下してきた。
血中エチレングリコール濃度を測定したところ50 mg/dL であり、血液検査と血液
ガス分析結果は以下のとおりであった。
血清クレアチニン値:1.8 mg/dL

この患者の治療を行うにあたり、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1✕ホメピゾール点滴静注液を投与する。
- 2✕血液浄化療法を開始する。
- 3✕炭酸水素ナトリウム注射液を投与する。
- 4○球形吸着炭細粒(活性炭)を投与する。
- 5✕酢酸リンゲル液を投与する。
正答: 4
236-237 共通の設問
44 歳男性。高速道路などの橋梁塗装作業に従事している。6 ヶ月に一度の
特殊健康診断時に、自覚症状として、全身倦怠感、食欲不振、腹痛やめまいなどを
申告した。その後、血液検査結果から産業医が有害物質による中毒と診断し、医療
機関での診察を勧めた。
尿中d–アミノレブリン酸濃度5.5 mg/L

この患者に使用する解毒薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○ジメルカプロール
- 2✕プラリドキシムヨウ化物
- 3○エデト酸カルシウムナトリウム水和物
- 4✕亜硝酸アミル
- 5✕アトロピン硫酸塩水和物
正答: 1・3
238-239 共通の設問
46 歳女性。職場の検診で乳がんを疑われ、精密検査を受けるため大学病院
を受診した。病変部の組織診(針生検)を行い、エストロゲン受容体(ER)、プロ
ゲステロン受容体(PgR)及びHER2 (ヒト上皮増殖因子受容体2 型)のタンパ
ク質発現を病理学的検査により調べた。また、リンパ節や全身への転移の有無を
CT 検査にて確認し、StageIIB の乳がんと確定診断された。その結果に基づき、
術前化学療法としてEC 療法※、次にパクリタキセル療法を実施した。
その後、乳房温存術を施行、内分泌療法は行わず経過観察としていたが、翌年再
発が判明したため、遺伝学的検査(BRCA 遺伝子変異)をし、その結果、オラパ
リブを投与することとなった。
※ EC 療法:エピルビシン+ シクロホスファミド併用
(処方)
オラパリブ錠150 mg 1 回2 錠(1 日4 錠)
1 日2 回 朝夕食後 7 日分
この患者の病理学的検査結果及び遺伝学的検査結果の組合せとして、正しいのは
どれか。1つ選べ。

- 1✕陽性 陽性 陽性
- 2✕陽性 陰性 陽性
- 3○陰性 陰性 陽性
- 4✕陽性 陽性 陰性
- 5✕陰性 陰性 陰性
正答: 3
240-241 共通の設問
35 歳男性。身長170 cm、体重81 kg。最近、体重が増加して運動不足を痛
感していた。今回、会社の健康診断の後に、生活習慣病の予防のために運動に加え
て特定保健用食品を利用しようと思い、健康サポート薬局の薬剤師に相談した。
この男性が持参した検査値は以下のとおりである。
(検査値)
収縮期血圧135 mmHg、拡張期血圧85 mmHg、HDL–C 60 mg/dL、
LDL–C 120 mg/dL、TG 110 mg/dL、HbA1c 5.0%(NGSP 値)
検査結果から、この男性に適すると考えられる特定保健用食品の関与成分はどれ
か。1つ選べ。
- 1○茶カテキン
- 2✕グルコシルセラミド
- 3✕大豆イソフラボン
- 4✕キシリトール
- 5✕CPP(カゼインホスホペプチド)
正答: 1
242-243 共通の設問
57 歳男性。5 年前より、2 型糖尿病及び心房細動に対して以下の薬剤が処

PET/CT 検査を行うにあたり、担当薬剤師が患者に行う説明のうち、適切なの
はどれか。1つ選べ。
- 1✕検査2 日前から、メトホルミンの内服を中止してください。検査4 時間前から、食事をとらないでください。
- 2✕検査後2 日間、メトホルミンの内服を中止してください。検査4 時間前から、食事をとらないでください。
- 3✕検査2 日前から、ワルファリンカリウムの内服を中止してください。検査4 時間前から、食事をとらないでください。
- 4✕5 %ブドウ糖加酢酸リンゲル液を、18F–FDG と同時に投与します。検査4 時間前から、食事をとらないでください。
- 5○検査4 時間前から、食事をとらないでください。
正答: 5
244-245 共通の設問
小学校において、学校薬剤師が飲料水の水質検査を行った。この学校で
は、飲料水は水道水を水源として3 階建物屋上の高置水槽に貯水し、あらためて塩
素消毒装置を通したのち、校内の各階に設置した給水栓から給水している。
学校薬剤師が貯水する前の水道水及び高置水槽から最も遠い1 階の給水栓におけ
る水の水質検査を実施したところ、表に示す結果となった。

- 1✕貯水する前の水道水が、水道水質基準を満たしていない。貯水する前の水道水は、水道水質基準を満たしている。
- 2✕給水栓における水の一般細菌が、学校環境衛生基準を超えて検出されている。給水栓における水の一般細菌(85集落/mL)は、学校環境衛生基準を超えていない(基準は100集落/mL以下)。
- 3○高置水槽内部が汚染されている可能性がある。
- 4✕校内給水系統に、し尿浄化槽排水が混入している可能性がある。給水栓の水から大腸菌が検出されないため、し尿浄化槽排水が混入している可能性は低い。
- 5○塩素消毒が適切に行われていない可能性がある。
正答: 3・5
246-247 共通の設問
87 歳男性。3 年前に脳出血で治療歴あり。認知症はないが、以前から、
高血圧、排尿障害、心房細動の治療を受けている(処方1 )。検査値は、

処方2 の追加にあたり、医師からかかりつけ薬剤師に処方薬について相談があっ
た。医師への提案として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕エドキサバントシル酸塩水和物錠の中止
- 2✕ジスチグミン臭化物錠の減量
- 3✕ウラピジルカプセルの中止
- 4○バルプロ酸ナトリウム徐放錠投与開始後の治療薬物モニタリング(TDM)の
実施 - 5✕改訂長谷川式簡易知能評価スケールを用いた評価の実施
正答: 4
248-249 共通の設問
62 歳女性。身長152 cm、体重41 kg。片頭痛と抑うつに対して次の処方が
出されていた。
(処方)

患者の訴えとして「就寝中に脚の表面ではなく深部に虫が這うような不快感を自
覚するが、この不快な感覚は幾分軽快し、日中は自覚することは無い。また時に痛
みも自覚する。」があった。この症状への対策として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕ミルタザピン錠の増量
- 2✕オランザピン錠の追加
- 3○ガバペンチンエナカルビル錠の追加
- 4✕ビペリデン錠の追加
- 5○プラミペキソール錠の追加
正答: 3・5
250-251 共通の設問
35 歳女性。身長160 cm、体重48 kg。学生時代より重度の花粉症のため、
投薬治療を受けていた。1 年ほど前より片頭痛が徐々に強くなり、かかりつけ医を
受診して以下の処方1 で治療を受けている。
(処方1 )

帰宅後に発熱、倦怠感、喉の痛みを自覚し、近医を受診した。急性扁桃炎と診断
され、処方2 が処方された。
(処方2 )

- 1✕モンテルカストの作用が増強するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠を
半量にする。エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠 をアジスロマイシン錠に変更する。 - 2✕血栓形成のおそれが強くなるため、トラネキサム酸錠を半量にする。エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠 をアジスロマイシン錠に変更する。
- 3○エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠
をアジスロマイシン錠に変更する。 - 4✕ロメリジンの作用が減弱するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠をア
ジスロマイシン錠に変更する。エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠 をアジスロマイシン錠に変更する。 - 5✕肝機能が悪化するおそれがあるため、アセトアミノフェン錠をイブプロフェン
錠に変更する。エレトリプタンの作用が増強するおそれがあるため、エリスロマイシン腸溶錠 をアジスロマイシン錠に変更する。
正答: 3
252-253 共通の設問
59 歳男性。体重72 kg。糖尿病、高血圧、脂質異常症に対する治療を受け
ていた。同時期にうつ病に対しパロキセチンで治療を開始したが、抑うつが改善し
た後気分が高揚したため、双極性障害と診断され任意入院した。入院後特に焦燥感
が強いと患者から訴えがあった。現在の服用薬剤は処方1 のとおり。
(処方1 )

患者から、ふらつきがひどくて歩きづらいとの訴えが強かった。また、家族よ
り、時折発汗、流涎、手の震えに加えて身動きもせず黙り込むなどの症状も散見さ
れるとの情報を得た。副作用軽減を念頭に、主治医に薬剤師が提案する内容として
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕ロスバスタチン錠の増量
- 2○リスペリドン錠の減量
- 3✕メトホルミン塩酸塩錠の減量
- 4✕オルメサルタン メドキソミル錠の増量
- 5✕ブロチゾラム錠の追加
正答: 2
254-255 共通の設問
83 歳男性、独居。日常生活動作はほぼ自立している。心房細動や高血圧、
軽度のアルツハイマー型認知症で薬物治療を受けていた。3 ヶ月前に転倒し強い腰
痛と軽度不眠のために医療機関にかかり、治療が開始された。昨夜自宅居間で転倒し、
頭部を強打したため救急車で搬送され、入院となった。お薬手帳から入院時の持参
薬は処方1 と処方2 であった。来院時の主な所見は、下肢の浮腫や多数の紫斑を認

薬剤部にお薬手帳をもとに薬剤を整理するよう医師より依頼があった。聞き取り
の結果、ふらつきは3 ヶ月前の転倒以後に自覚するようになったこと、1 ヶ月ほど
前より尿失禁を繰り返すこと、腰痛は既に軽快しているとの情報を得た。医師への
薬剤整理の提案として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○リバスチグミンパッチをまとめた上で減量
- 2✕ニトラゼパム錠の服用を朝食後に変更
- 3✕ビソプロロール錠を中止
- 4○プレガバリン口腔内崩壊錠を中止
- 5✕ワルファリン錠を減量
正答: 1・4
256-257 共通の設問
24 歳女性。身長156 cm、体重40 kg。以前より労作性の息切れを自覚して
いた。出産後に血圧低下、呼吸状態の悪化を来し、スクリーニングの結果、肺高血
圧症と診断を受け、以下の処方で治療を開始した。
(処方)

経過観察のため受診したところ、肺機能については改善を示しつつあるが、顔面
や四肢のむくみなど未だ改善が見られない症状を認めた。さらに、生化学検査のう
ち血清カリウム値が4.1 mEq/L から3.0 mEq/L に低下していたことから、薬剤師
が医師から処方について相談された。以下のうち、最も適切な提案内容はどれか。
1つ選べ。
- 1○トルバプタン錠の追加
- 2✕エポプロステノール静注用の増量
- 3✕フロセミド錠の増量
- 4✕アスパラギン酸カリウム錠の追加
- 5✕リオシグアト錠の追加
正答: 1
258-259 共通の設問
85 歳男性、独居。慢性閉塞性肺疾患(COPD)のため処方1 による治療を
受けていた。また、処方1 のアドヒアランスは維持されていた。しかし、最近、他
職種の報告や薬剤師自身の訪問時の確認から、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)
が90%を下回る機会が増え、湿性咳嗽などの症状が悪化していた。
(処方1 )

この患者の処方変更を医師に提案するにあたり、適切な薬物はどれか。2つ選
べ。
- 1✕アテノロール
- 2✕ロキソプロフェンナトリウム
- 3○ウメクリジニウム臭化物
- 4○インダカテロールマレイン酸塩
- 5✕硝酸イソソルビド
正答: 3・4
260-261 共通の設問
60 歳女性。身長160 cm、体重75 kg。検診にて50 歳時に脂質異常症を、
55 歳時に糖尿病を指摘され加療中である。また、昨年よりeGFR が36.3

家族歴として、父母に心筋梗塞、父に糖尿病と脳梗塞の既往があることを聴取し
た。血糖値は安定しているが、LDL 値200 mg/dL、HDL 値20 mg/dL、TG 値
140 mg/dL のように血中脂質濃度が十分にコントロールできていない。この患者
に対する処方の修正を提案する場合、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○エボロクマブ皮下注ペンの追加
- 2✕ペマフィブラート錠の追加
- 3○コレスチミド錠の追加
- 4✕イコサペント酸エチル粒状カプセルの追加
- 5✕エンパグリフロジン錠の増量
正答: 1・3
262-263 共通の設問
50 歳男性。身長165 cm、体重65 kg。膠原病として全身性強皮症と診断さ
れ、以下の処方で加療中である。
(処方)

右つまさきや踵に潰瘍を認め、皮膚硬化の経過が思わしくないため入院治療を開
始するにあたり、シクロホスファミドを処方することになったと医師より連絡が
あった。薬剤師が医師に対して提案する内容として最も適切なのはどれか。1つ選
べ。
- 1○プレドニゾロン錠の減量・中止
- 2✕プレドニゾロン錠の増量
- 3✕シロスタゾール口腔内崩壊錠の増量
- 4✕シロスタゾール口腔内崩壊錠の減量・中止
- 5✕ベラプロストナトリウム錠の増量
正答: 1
264-265 共通の設問
63 歳男性。体重64 kg。左腎にがんを指摘され部分摘出術を受けた。その
後、再発と骨転移、膵転移を認め、分子標的薬の投与が行われたものの再再発との
評価を受け、先月よりニボルマブの単剤療法が開始された。
ニボルマブの投与3 回を経過した時点で1 日6 回以上の下痢、強い腹痛、発熱
37.5 °C以上、鮮血便を認めたため大腸内視鏡検査を実施したところ、消化管潰瘍
の所見を認め潰瘍性大腸炎と診断された。初期治療に用いる薬剤として最も適切な
のはどれか。1つ選べ。
- 1✕ペムブロリズマブ点滴静注
- 2✕アダリムマブ皮下注
- 3✕イピリムマブ点滴静注
- 4✕ロペラミド塩酸塩錠
- 5○メチルプレドニゾロン錠
正答: 5
266-267 共通の設問
70 歳男性。体重50 kg。皮膚科を受診して帯状疱疹の診断を受け、処方1
の記載された処方箋を薬局に持参してきた。お薬手帳の内容を確認すると、以下の
薬剤を継続的に服用しており、血清クレアチニン値6.0 mg/dL と記載されてい
た。また、血液透析は実施していないことを確認した。
(処方1 )

薬剤師の対応として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕処方内容に問題がないと考え、そのまま調剤した。ファムシクロビル錠250 mg を1 回1 錠で1 日1 回の投与とするよう、処方医 に提案した。
- 2✕ファムシクロビル錠250 mg を1 回2 錠で1 日2 回の投与とするよう、処方医
に提案した。ファムシクロビル錠250 mg を1 回1 錠で1 日1 回の投与とするよう、処方医 に提案した。 - 3✕ファムシクロビル錠250 mg を1 回2 錠で1 日1 回の投与とするよう、処方医
に提案した。ファムシクロビル錠250 mg を1 回1 錠で1 日1 回の投与とするよう、処方医 に提案した。 - 4○ファムシクロビル錠250 mg を1 回1 錠で1 日1 回の投与とするよう、処方医
に提案した。 - 5✕ファムシクロビル錠の投与は避けるよう、処方医に提案した。ファムシクロビル錠250 mg を1 回1 錠で1 日1 回の投与とするよう、処方医 に提案した。
正答: 4
268-269 共通の設問
38 歳女性。腰痛のため近医を受診したところ以下の薬剤を処方され、1 歳
0 ヶ月の幼児(体重9 kg)を伴って薬局を訪れた。
(処方)
アセトアミノフェン錠200 mg 1 回2 錠(1 日4 錠)
1 日2 回 朝夕食後 7 日分
幼児は、1 回の授乳で200 mL 程度の母乳を飲むことがあるとのこと。母乳によ
る育児の継続を強く望んでいるが、薬の服用後に母乳中に薬が移行して子どもに影
響することに不安を持っているとのことであった。
アセトアミノフェンの乳汁/血漿中薬物濃度比は0.91~1.4 とされている。ま
た、アセトアミノフェン錠の添付文書から薬物動態及び用法・用量に関する以下の
情報を得た。
成人にアセトアミノフェン400 mg を経口単回投与後の最高血漿中濃度は
9.0 ng/mL であり、投与12 時間後には血漿中からほぼ完全に消失していた。
通常、幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重1 kg あたり1 回10~
15 mg を経口投与する。
薬剤師の患者への説明として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕母乳中への薬物の移行量が多いので、処方の中止を医師に連絡する必要があり
ます。母乳中への薬物の移行量は少量であり、薬剤服用中でも授乳可能です。 - 2✕母乳中への薬物の移行量は少量ですが、授乳は中止してください。母乳中への薬物の移行量は少量であり、薬剤服用中でも授乳可能です。
- 3✕母乳と粉ミルクで育児に大きな違いはないので、授乳を中止するのが無難で
す。母乳中への薬物の移行量は少量であり、薬剤服用中でも授乳可能です。 - 4○母乳中への薬物の移行量は少量であり、薬剤服用中でも授乳可能です。
- 5✕ロキソプロフェン錠に変更すれば、母乳中に薬物が移行しないので安全です。母乳中への薬物の移行量は少量であり、薬剤服用中でも授乳可能です。
正答: 4
270-271 共通の設問
64 歳男性。心筋梗塞、慢性胃炎。5 年前に心筋梗塞を発症して以来、以下
の処方薬を継続的に服用している。最近、血便が頻回に認められたため受診し、内
視鏡検査を受けたところ大腸がんと診断され、摘出手術を受けた。明日から
XELOX 療法※を実施する予定である。
※ XELOX 療法:カペシタビン+ オキサリプラチン
(処方)

外来化学療法室の薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕カペシタビンの吸収に影響するので、高脂肪食を避けるよう、患者に指導す
る。カペシタビンは食後30分以内に服用するよう指導する(高脂肪食を避ける必要はない)。 - 2✕ファモチジン錠をシメチジン錠に変更するよう、医師に処方提案する。シメチジンはCYP阻害作用を持ち薬物相互作用のリスクがあるため、変更提案は適切でない。
- 3✕血中カルシウム濃度を測定し、低カルシウム血症の有無を確認するよう、医師
に提案する。血中カルシウム濃度の測定は本症例では不要である。オキサリプラチンでは末梢神経障害(冷刺激誘発の感覚障害)に注意する。 - 4○ワルファリンによる出血リスクが上昇するので、注意すべき自覚症状について
患者に指導する。 - 5○手足症候群の発現に注意するよう、患者に指導する。
正答: 4・5
272-273 共通の設問
62 歳男性。15 年前に糖尿病と診断され治療を続けてきたが、血糖値のコ
ントロールは不十分で、下肢の潰瘍の治療目的で入院した。入院中に発熱と呼吸困
難、咳を訴え、喀痰検査よりMRSA 感染症と診断され、バンコマイシン塩酸塩に
よる治療を実施することになった。
(身体所見及び検査値)
体重60 kg、身長170 cm、ALT 23 IU/L、AST 18 IU/L、
eGFR 24 mL/min/1.73 m2、HbA1c 9.2%(NGSP 値)
この患者におけるバンコマイシンの治療薬物モニタリング(TDM)及び治療上
の注意に関する記述として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕血糖値が高いとバンコマイシンの血中濃度が過小評価されるので、過量投与に
ならないよう注意する。血糖値の高さはバンコマイシンの血中濃度測定値に影響を与えない。 - 2○消失半減期が延長しているため、反復投与による血中濃度の上昇に注意する。
- 3✕点滴終了から1 ~2 時間後にピーク濃度を測定し、最小発育阻止濃度以上の血
中濃度であれば十分な治療効果が見込める。バンコマイシンのTDMは、次回投与前のトラフ濃度(又はAUC/MIC)で評価する。 - 4✕1 日1 回1 g の投与を続けると、定常状態ではトラフ濃度が32 ng/mL を超え
ると見積もられる。1 日1 回1 g の投与を続けると、定常状態ではトラフ濃度が32 µg/mL(mg/L)を超えると見積もられる。 - 5○下肢潰瘍に対する抗真菌薬治療を行う場合、アムホテリシンB との併用は腎障
害の危険性が高まるため避けることが望ましい。
正答: 2・5
274-275 共通の設問
56 歳女性。10 年前に高血圧と糖尿病と診断され、本日、以下の処方が記
載された処方箋を薬局に持参した。
(処方1 )

患者から、医療費の負担をなるべく小さくしたいので、後発医薬品に変更できな
いか薬剤師に相談があった。しかし、処方箋の「変更不可」欄には両処方とも
チェック(✓)が記載されていた。処方医に相談したところ、後発医薬品が先発医
薬品と同等の有効性と安全性及び品質を有している根拠を説明することになった。
薬剤師の後発医薬品に関する説明内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕動物を用いた薬力学的試験が実施されています。動物を用いた薬力学的試験は実施されていません。
- 2○溶出試験や含量均一性試験が実施されています。
- 3○ヒトを被験者とする相対的バイオアベイラビリティが測定されています。
- 4✕ヒトでの第I~第III相試験が実施されています。ヒトでの第I~第III相試験は実施されていません(バイオアベイラビリティ試験が実施されています)。
- 5✕市販後調査が実施されています。市販後調査は実施されていません。
正答: 2・3
276-277 共通の設問
52 歳女性。約1 年前に乳癌(ホルモン受容体陰性、HER2 陰性)と診断さ
れ、術後化学療法としてAC(ドキソルビシン+ シクロホスファミド)療法を受
けたが、最近、再発が認められた。そこで二次治療として、アブラキサン®点滴静
注用(注)による化学療法を実施することになった。
(注:パクリタキセル注射剤(アルブミン懸濁型))
本治療に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○Dose limiting toxicity として骨髄抑制があり、好中球数及び血小板数の変動に
十分留意する。 - 2✕アルコール過敏症の患者には禁忌であり、事前に患者から聞き取りを行う必要
がある。本剤はエタノールを含まないため、アルコール過敏症は禁忌ではない。 - 3○末梢神経障害でしびれなどが現れたときには、減量や休薬が必要とされる。
- 4✕パクリタキセルの他の製剤(ポリオキシエチレンヒマシ油含有製剤)に比べ過
敏症が発現しにくいので、末梢より5 分間かけて静注する。パクリタキセルの他の製剤(ポリオキシエチレンヒマシ油含有製剤)に比べ過敏症が発現しにくいが、30分間かけて点滴静注する。 - 5✕沈殿物が認められることがあるので、投与時にはインラインフィルターを使用
する。投与時にインラインフィルターは使用しない。
正答: 1・3
278-279 共通の設問
91 歳女性。骨粗しょう症の治療でアレンドロン酸ナトリウム経口ゼリー剤
を服用中である。先日、薬剤師が在宅訪問した際に手足のしびれや筋肉の硬直を訴
えていたため主治医に報告したところ、本日、医師の訪問診療時に低カルシウム血
症であることが判明し、食事の摂取量低下の影響で低栄養状態でもあったため、塩
化カルシウム注射液(1 mEq/mL)20 mL とビーフリード輸液※500 mL を末梢血
管から投与する指示が出された。翌日、訪問看護師が2 剤を混合したところ、輸液
が若干白濁していることに気付き、在宅訪問した薬剤師に相談があった。
※ビタミンB1・糖・電解質・アミノ酸液
(主な電解質成分として、リン酸二カリウム、リン酸水素ナトリウム水和物、クエ
ン酸ナトリウム水和物、L–乳酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和
物、硫酸マグネシウム水和物、硫酸亜鉛水和物を含有)
薬剤師の助言の内容として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕若干白濁した程度であれば静脈内投与しても問題ない。2 剤を混合せず、塩化カルシウム注射液を生理食塩液に希釈し、ビーフリード 輸液とは別に点滴投与する。
- 2✕インラインフィルターを使用する。2 剤を混合せず、塩化カルシウム注射液を生理食塩液に希釈し、ビーフリード 輸液とは別に点滴投与する。
- 3✕新たに2 剤を混合し8 °C以下に保管する。2 剤を混合せず、塩化カルシウム注射液を生理食塩液に希釈し、ビーフリード 輸液とは別に点滴投与する。
- 4✕2 剤を混合せず、ビーフリード輸液を点滴し、側管から塩化カルシウム注射液
を急速静注する。2 剤を混合せず、塩化カルシウム注射液を生理食塩液に希釈し、ビーフリード 輸液とは別に点滴投与する。 - 5○2 剤を混合せず、塩化カルシウム注射液を生理食塩液に希釈し、ビーフリード
輸液とは別に点滴投与する。
正答: 5
280-281 共通の設問
72 歳男性。5 年前から緑内障にて以下の処方1 ~処方3 で治療を受けてい
た。
(処方1 )
ビマトプロスト点眼液0.03%(2.5 mL/本) 1 本
1 日1 回 夕 両眼に点眼
(処方2 )
リパスジル塩酸塩水和物点眼液0.4%(5 mL/本) 1 本
1 日2 回 朝夕 右眼に点眼
(処方3 )
チモロールマレイン酸塩持続性点眼液0.5%(2.5 mL/本) 1 本
1 日1 回 夕 両眼に点眼
眼圧が高いため、今回処方3 が中止となり、処方4 に変更となった。
(処方4 )
ブリンゾラミド1%/チモロールマレイン酸塩0.5%配合懸濁性点眼液(5 mL/本) 1 本
1 日2 回 朝夕 両眼に点眼
変更後の点眼方法の説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕点眼順序はどれから開始してもよいです。点眼順序は、水性点眼液を先に、懸濁性・油性の点眼液を最後に行う。
- 2○朝の右眼への点眼は、処方2 を先に行ってください。
- 3✕夕の右眼への点眼は、処方2 →処方4 →処方1 の順に行ってください。夕の右眼への点眼は、処方4が懸濁性のため最後に点眼する(処方2→処方1→処方4の順)。
- 4○処方4 の点眼液は、よく振ってから使用してください。
- 5✕処方4 は1 回に2 滴以上点眼する必要があります。処方4は1回1滴点眼する(2滴以上は必要ない)。
正答: 2・4
282-283 共通の設問
66 歳男性。排尿困難となり病院を受診したところ、ホルモン感受性の前立
腺癌と診断された。主な検査値は以下のとおり。
(検査値)
ALT 38 IU/L、AST 28 IU/L、血清クレアチニン値1.1 mg/dL、
BUN 12 mg/dL、PSA 値28.0 ng/mL、グリーソンスコア9
この患者は、以下の処方による治療が計画されている。
(処方)
リュープリン®PRO 注射用キット(注)22.5 mg 24 週に1 回 皮下投与
(注:注射用リュープロレリン酢酸塩)
この患者の治療に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕吸収が一定になるよう同じ部位に注射する必要がある。注射部位は毎回変えて(同じ部位に繰り返し注射しない)必要がある。
- 2○24 週を超える間隔で投与すると、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるの
で、24 週後に来院するよう患者に指示する。 - 3✕注射部位が硬結するので、注射後はよくもむよう患者に指示する。注射後はもまないよう患者に指示する。
- 4✕血管内に注射液が混入しても徐放性は保持されるので問題ない。血管内に注射液が混入すると徐放性が保持されないため、血管内に入らないことを確認して注射する。
- 5○黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH–RH)誘導体又は合成LH–RH に対して過
敏症のある場合は禁忌なので既往歴を確認する。
正答: 2・5
284-285 共通の設問
40 歳女性。体重50 kg。1 週間前に腎移植の手術を受け、以下の処方によ
り治療を受けている。
(処方1 )

副作用モニタリングを目的に、薬剤師が患者と面談を行ったところ、患者から
「昨晩は食欲がなく夕食をとらずに服用したが大丈夫ですか」と相談があった。シ
クロスポリンの血中トラフ濃度は、昨日は211 ng/mL であったが本日は198 ng/mL
であった。薬剤師の対応として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕処方1 は食事の影響が大きいので、剤形をカプセル剤から内用液剤へ変更する
よう主治医に提案する。シクロスポリンの血中濃度変化より判断して、食事による影響は小さいので心 配いらないと患者に伝える。 - 2✕食事ができない時は処方1 を服用しないよう患者に伝える。シクロスポリンの血中濃度変化より判断して、食事による影響は小さいので心 配いらないと患者に伝える。
- 3✕シクロスポリンの血中濃度低下による急性拒絶の予防を目的に、処方2 を増量
するよう主治医に提案する。シクロスポリンの血中濃度変化より判断して、食事による影響は小さいので心 配いらないと患者に伝える。 - 4✕食欲のないときはグレープフルーツジュースを飲用するよう患者に伝える。シクロスポリンの血中濃度変化より判断して、食事による影響は小さいので心 配いらないと患者に伝える。
- 5○シクロスポリンの血中濃度変化より判断して、食事による影響は小さいので心
配いらないと患者に伝える。
正答: 5
286-287 共通の設問
67 歳男性。身長167 cm、体重73 kg。近医で心臓弁膜症を指摘され、病院
で心エコーの検査予定であった。真夏の午前中に庭の草むしりをしていたところ、
突然めまいと嘔吐が出現し、その場に倒れた。一緒に作業をしていた妻が救急車を
要請し、救命救急センターに搬送された。問診・検査の結果、脳梗塞と診断され
た。倒れてからの時間経過は以下のとおりである。
8:50 草むしり中に転倒
10:00 救命救急センターに到着
10:25 緊急MRI の実施
10:50 脳梗塞と診断
この患者の脳梗塞急性期に対する治療薬として、最も適切なのはどれか。1つ選
べ。
- 1✕アルガトロバン水和物
- 2○アルテプラーゼ
- 3✕オザグレルナトリウム
- 4✕ダルテパリンナトリウム
- 5✕ヘパリンナトリウム
正答: 2
288-289 共通の設問
72 歳女性。読書中に胸部の違和感が出現し、その直後に目の前が真っ暗に
なり5 秒間程度意識を失った。翌日も、30 分に1 回くらいの間隔で同様の数秒間
の失神発作を繰り返したため、病院に救急搬送された。

意識消失時に心電図モニターに異常波形(下図)を認め、その際脈拍を触知しな
かった。非発作時は意識清明で、心音や呼吸音に異常はない。

家族から、最近、処方薬が変更になったとの情報を得た。そのため、変更された
薬物により意識消失が引き起こされた可能性があると考えた。現在、患者は以下の
薬剤を服用している。最も疑わしいのはどれか。1つ選べ。

- 1○シベンゾリン
- 2✕カルベジロール
- 3✕ワルファリン
- 4✕フロセミド
- 5✕ランソプラゾール
正答: 1
290-291 共通の設問
68 歳男性。30 歳時に結核、52 歳時に脂質異常症を指摘され、ロスバスタ
チンを内服中である。2 年前に急性心筋梗塞を発症し、その際に出現した心室頻拍
と心室細動に対してアミオダロンによる治療が開始され、その後症状は安定してい
た。本日、呼吸困難のため緊急入院となった。3 ヶ月前から食欲がなく、息切れを
自覚していた。入院時に発熱はなく、主な検査値は以下のとおりで、白血球数が増
加、CRP、LDH が高値を示していた。
(検査値)
血圧102/65 mmHg、心拍数100 拍/分、SpO2 93%、
Hb 12.7 g/dL、白血球数10,600/nL、AST 26 IU/L、ALT 21 IU/L、LDH 184 IU/L、
eGFR 56.3 mL/min/1.73 m2、CRP 14.3 mg/dL、
QTF(クォンティフェロン)陰性、モニター心電図で異常所見なし
この患者への対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○アミオダロンを中止する。
- 2○ステロイドパルス療法を実施する。
- 3✕ステロイド吸入療法を実施する。薬剤性肺障害に対しては、吸入療法ではなくステロイドパルス療法(全身投与)が適切である。
- 4✕人工呼吸器を装着する。人工呼吸器の装着は本症例では不要である。
- 5✕リファンピシンを投与する。リファンピシンは結核の治療薬であり、本症例(薬剤性肺障害)には適さない。
正答: 1・2
292-293 共通の設問
13 歳女児。身長127 cm、体重23 kg。多飲、多尿、口喝と1 ヶ月に3 kg
の体重減少があった。ある朝、全身倦怠感、下痢、嘔吐があり、意識障害となった
ため母親が救急車を要請し、病院に搬送された。1 型糖尿病と診断され入院となっ
た。搬送時の検査データを下に示す。
(検査値)
血糖値770 mg/dL、尿糖(4+)、尿蛋白(-)、尿中ケトン体(4+)、
Na 132.0 mEq/L、K 4.2 mEq/L、動脈血液ガスpH 7.1、HCO3- 9.0 mEq/L
この患児への初期対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕ジペプチジルペプチダーゼ–4(DPP–4)阻害薬の経口投与
- 2○インスリンの点滴静注
- 3✕グルコン酸カルシウムの点滴静注
- 4○生理食塩液の点滴静注
- 5✕5 %ブドウ糖注射液の点滴静注
正答: 2・4
294-295 共通の設問
48 歳男性。近視でハードコンタクトレンズを使用している。45 歳時より
眼科でドライアイと診断され、ジクアホソルナトリウム点眼液を処方され、点眼し
ている。ここ数年2 ~4 月頃に発作性反復性のくしゃみ、水性鼻漏と鼻閉の症状が
出ていたが、この時期を過ぎると楽になるので経過をみていた。本年2 月にこれら
症状が悪化し、眼もかゆくなったため、病院を受診し、ビラスチン錠とエピナスチ
ン塩酸塩点眼液が処方され、処方箋をもって来局した。
この患者への服薬指導として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕これらの薬剤を使用する際には自動車等の運転をしないで下さい。ビラスチン及びエピナスチン塩酸塩点眼液は眠気を起こしにくいため、自動車等の運転に関する制限の指示は不要である。
- 2○ビラスチン錠は1 日1 回空腹時に服薬して下さい。
- 3○処方された点眼液を使用するときは、コンタクトレンズを外す必要がありませ
ん。 - 4✕処方された点眼液を点眼する際は、点眼間隔をあける必要はありません。複数の点眼液を使用する際は、5分以上の点眼間隔をあける必要がある。
- 5✕症状がひどいときには、エピナスチン塩酸塩点眼液を一度に2 滴以上続けて点
眼して下さい。エピナスチン塩酸塩点眼液は1回1滴点眼する(続けて2滴以上点眼しても効果は増強されない)。
正答: 2・3
296-297 共通の設問
50 歳男性。5 年前に病院の循環器内科で僧帽弁閉鎖不全症を指摘され、外
来で経過観察中であった。2 ヶ月前に歯肉炎のため歯科で処置を行った後、持続性
の発熱、全身倦怠感、腰痛及び四肢に点状出血を認めたため、精査目的で入院と
なった。聴診により心尖部で収縮期雑音が聴取された。また、血液培養によって、
Streptococcus salivarius(緑色レンサ球菌の一種)が同定され、薬剤感受性試験を
行ったところ、以下のような結果が得られた。

この患者に投与する抗菌薬と投与期間の組合せとして、適切なのはどれか。1つ
選べ。
抗菌薬(注射) 投与期間
- 1○ベンジルペニシリン 4 週間
- 2✕メロぺネム 4 週間
- 3✕セフトリアキソン 2 週間
- 4✕レボフロキサシン 2 週間
- 5✕バンコマイシン 1 週間
正答: 1
298-299 共通の設問
成人男性のHIV 感染症患者が、発熱や乾性咳嗽の症状を訴え外来受診し
た。身体所見として、頭痛、嘔吐などの中枢神経症状はなかった。胸部X 線検査
で、両側びまん性のすりガラス陰影が認められた。この患者のCD4 陽性リンパ球
数は、120/nL であった。なお下図は、感染時からの経過時間とCD4 陽性リンパ球
数との関係に、CD4 陽性リンパ球数の減少に伴って発症する日和見感染症を示し
たものである。

感染時からの経過時間
図 感染時からの経過時間とCD4 陽性リンパ球数の関係
この患者の日和見感染症の治療に用いる薬剤として、適切なのはどれか。1つ選
べ。
- 1✕アシクロビル錠
- 2✕アムホテリシンB シロップ
- 3✕スピラマイシン錠
- 4○スルファメトキサゾール・トリメトプリム配合錠
- 5✕フルコナゾールカプセル
正答: 4
300-301 共通の設問
51 歳男性。2 年前にStage IVの直腸がんと診断され、抗がん剤による治
療が開始された。現在、四次治療中で、医師からがん遺伝子パネル検査※を提案さ
れた。「がんの多い家系であり、がんが遺伝であることがはっきりするのは不安
で、がん遺伝子パネル検査を受けることについて悩んでいる。」と、担当薬剤師に
相談があった。そこで、薬剤師は、認定遺伝カウンセラーに相談することを勧め
た。
※ ヒトの遺伝子のうち、がんの発生に関わる遺伝子セット(パネル)を一度に解析
する検査。同定された遺伝子変異に効果のある抗がん剤が存在すれば、治療に用
いることができる。
認定遺伝カウンセラーが作成した以下の家系図から考えられることとして、正し
いのはどれか。2つ選べ。なお、四角は男性、丸は女性を示す。

- 1✕患者の母方の家系にがん患者が多い。患者の父方の家系にがん患者が多い。
- 2✕アの重複がんは、遺伝性のがんを疑う根拠とならない。アの重複がんは、遺伝性のがんを疑う根拠となる。
- 3○イは交通事故で死亡していなければ、がんに罹患していた可能性が高い。
- 4○ウは今後がんを発症する可能性が高いので、がん検診を推奨する。
- 5✕エは未成年なので、カウンセリングの内容を伝えてはいけない。未成年であっても本人の発達段階に配慮し、保護者を通じてカウンセリングの内容を伝えることができる。
正答: 3・4
302-303 共通の設問
67 歳女性。身長160 cm。10 年前に右乳がんに対し乳房切除術を施行し
た。術後3 年で骨転移し、経年的に肝、肺にも転移した。骨転移が見つかってか
ら、全身化学療法を実施し、現在はエリブリンによる七次治療中である。7 日前に
エリブリンの5 サイクル目(1 サイクル:day1 とday8 投与、day15 休薬)の
day1 の投与を行った。その後、倦怠感の出現、食欲の低下、歩行困難の進行が認
められ、本日、入院となった。疼痛の訴えはない。7 日前と本日の体温、体重、主
な検査値は下表のとおりである。
体温・体重・検査値の推移

本日、この患者に行う治療として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕エリブリンの5 サイクル目day8 の投与
- 2○タゾバクタム・ピペラシリン水和物の投与
- 3✕好中球減少症に対してエポエチンの投与
- 4✕倦怠感に対してフェンタニルの投与
- 5○食欲不振に対して末梢静脈栄養法又は皮下輸液の実施
正答: 2・5
304-305 共通の設問
17 歳男性。2 日前、体育の授業でバスケットボールをした際、左臀部の痛
みを自覚した後に腫れも出現した。左臀部は硬く腫脹し、筋肉内出血が疑われた。
受診時の血液検査結果は以下のとおりであった。
(検査値)

欠乏している因子の定期補充療法が開始されることになった。両親と本人に対し
て、薬の説明や生活上注意すべき点を指導するよう、医師から薬剤師に依頼があっ
た。患者への説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕2 週間に1 回、点滴投与するために外来通院が必要です。定期補充療法は週2〜3回の投与が基本であり、在宅自己注射も可能である。
- 2✕出血した際には、1 分以内に薬を投与する必要があります。出血した際には、できるだけ早く(速やかに)薬を投与する必要がある。
- 3○薬の効果が減弱した場合は、インヒビターとよばれる物質が原因です。
- 4✕皮下出血が懸念されるため、予防接種を受けることはできません。予防接種は受けることができる(接種部位の圧迫止血等に注意する)。
- 5○ヒト血液由来の製品を使用する場合は、感染症のリスクを完全に排除すること
ができません。
正答: 3・5
306-307 共通の設問
60 歳女性。10 年前に2 型糖尿病の診断を受けた後、インスリン補充療法
による薬物治療を行っている。薬剤師が面談したところ、患者は毎月の支払費用を
負担に感じていたとのことであった。そこで、医師にインスリン グラルギンのバ
イオ後続品に切り替えることで医療費軽減になることを提案し、医師はバイオ後続
品への切り替えを認めた。薬剤師は、このバイオ後続品の添付文書等を確認した上
で、患者に説明することになった。なお、併用薬はない。
このバイオ後続品に切り替えるにあたり薬剤師が説明する内容として正しいのは
どれか。2つ選べ。
- 1○今まで使っていたお薬と比べて効果に変わりないことが確認されています。
- 2○今まで使っていたお薬と比べて低血糖などの副作用は同様ですので、切り替え
た後も同様に注意して生活してください。 - 3✕今まで使っていたお薬より安定性が悪いので、開封後も冷蔵庫で保管してくだ
さい。安定性や品質は先発品と同等であることが確認されており、保管方法も同じである。 - 4✕今まで使っていたお薬と主成分と添加剤は全く同じです。主成分は先発品と同等であり(完全に同一ではない)、添加剤も同一とは限らない。
- 5✕今まで使っていたお薬と同じ製造販売業者のものです。バイオ後続品は先発品とは別の製造販売業者が製造・販売するものである。
正答: 1・2
308-309 共通の設問
病院の医薬品情報室の薬剤師が医薬品医療機器情報配信サービス(PMDA
メディナビ)より医薬品の安全性速報を受信した。薬剤師は、その情報をもとに院
内での必要な対応を行うとともに、直ちに当該医薬品の使用患者及び使用状況を把
握するため電子カルテより使用患者の抽出を行った。
薬剤師が、この病院内で行う措置として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕当該医薬品を使用している患者名をホームページに公開して、注意喚起を促
す。院内の職員へ安全性速報が発出されたことを周知する。 - 2○院内の職員へ安全性速報が発出されたことを周知する。
- 3✕緊急安全性情報ではないことから、使用上の注意の改訂情報が出されるまで周
知を留保する。院内の職員へ安全性速報が発出されたことを周知する。 - 4✕当該医薬品を使用している患者に、すぐに中止するよう連絡する。院内の職員へ安全性速報が発出されたことを周知する。
- 5✕当該医薬品を使用している患者数を独立行政法人医薬品医療機器総合機構
(PMDA)に報告する。院内の職員へ安全性速報が発出されたことを周知する。
正答: 2
310-311 共通の設問
81 歳男性。以前、ダラツムマブ(遺伝子組換え)の治験に参加していた。
この医薬品の製造販売が承認され、薬価収載されるまでの期間に限り、無償提供プ
ログラムがあることを知り、参加することになった。なお、この医薬品の治験では
症例数が限られていたことから、製造販売業者が作成した医薬品リスク管理計画
(RMP)には、全例を対象にした特定使用成績調査の実施と安全性検討事項とし
てInfusion reaction、骨髄抑制、感染症が設定されていた。
本剤投与によって起こりうる副作用を軽減するための処置として適切なのはどれ
か。2つ選べ。
- 1○Infusion reaction を軽減させるために、本剤投与前に副腎皮質ホルモンを投与
する。 - 2✕遅延性のInfusion reaction を軽減させるために、本剤投与後に抗ヒスタミン薬
を投与する。Infusion reaction を軽減させるために、本剤投与前に抗ヒスタミン薬(及び解熱鎮痛薬・副腎皮質ホルモン)を投与する。 - 3✕骨髄抑制のためにABO 式血液型の検査を定期的に行う。骨髄抑制のモニタリングには血球数の検査を定期的に行う(ABO式血液型の検査ではない)。
- 4○慢性閉塞性肺疾患もしくは気管支ぜん息のある患者には、投与後処置として気
管支拡張薬及び吸入ステロイド薬の投与を検討する。 - 5✕A 型肝炎ウイルスの再活性化を防ぐために肝炎ウイルスマーカーのモニタリン
グを行う。B型肝炎ウイルスの再活性化を防ぐために肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行う。
正答: 1・4
312-313 共通の設問
34 歳女性(患者A)。閉経前早期乳がんの患者。部分切除術後の迅速病理
診断の結果によりエストロゲン受容体が陽性、プロゲステロン受容体が陰性、
HER2 が陰性であった。タモキシフェンクエン酸塩の処方を検討しているため、医
師から薬剤師に、患者に対する薬剤の情報提供依頼があった。
薬剤師と患者Aの以下の会話において、薬物治療に関する説明として誤っている
のはどれか。1つ選べ。
薬剤師:6タモキシフェンはAさんの症状に合った治療薬だと思います。
患者A:このお薬はいつまで続けなくてはいけないのですか。
薬剤師:7タモキシフェンは再発予防として5 年程度飲むことになります。
患者A:そんなに長く飲むのですね。その間は妊娠できないのでしょうか。
薬剤師 :8胎児に影響がでる可能性があるので、妊娠を希望される場合はタモキ
シフェンの内服を中止して1 ヶ月以上空けてからになります。
患者A:そうですか・・・。他の抗がん剤はどうなのでしょうか?
薬剤師 :9再発予防にはシクロフォスファミドというお薬もありますが、無月経
になることがあります。
患者A:だから私にはタモキシフェンが合っているということですね。
薬剤師 :10そうですね。妊娠時期については生殖補助技術もありますので、ご家
族とご相談くださいね。
患者A:はい、よくわかりました。家族ともよく相談してみます。
- 1✕6
- 2✕7
- 3○8
- 4✕9
- 5✕10
正答: 3
314-315 共通の設問
病院に勤務する薬剤師が参画して、医薬品医療機器等法に基づく承認申請
を目的とはしないが、製薬企業から資金提供を受けて、向精神薬の有効性・安全性
を確認する介入試験を実施することになった。製薬企業から経済的支援を受けてい
た場合、科学的に問題のある研究を行うのではないか、という「疑い」が生じる可
能性がある。
この研究に参画した薬剤師が、研究の信頼性を確保するため行う対応として、適
切なのはどれか。1つ選べ。
- 1○利益相反(Conflict of Interest)を開示する。
- 2✕知的財産権(特許権など)を取得する。利益相反(Conflict of Interest)を開示する。
- 3✕複数の企業より公平に資金提供を受ける。利益相反(Conflict of Interest)を開示する。
- 4✕産学連携研究は可能な限り実施しない。利益相反(Conflict of Interest)を開示する。
- 5✕研究成果の公表は行わない。利益相反(Conflict of Interest)を開示する。
正答: 1
316-317 共通の設問
新人薬剤師の導入研修で、以下の処方を題材として提示した。患者は、2
歳女児。体重12 kg。各成分の添付文書等による1 回の適正使用量(成分量)は
(処方)

用量が適切でないため疑義照会すべき薬剤はどれか。2つ選べ。
- 1○テオフィリンドライシロップ20%
- 2✕クラリスロマイシンドライシロップ10%
- 3✕耐性乳酸菌製剤散100%
- 4✕カルボシステインドライシロップ50%
- 5○クレマスチンドライシロップ0.1%
正答: 1・5
318-319 共通の設問
75 歳男性。1 年前から、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症と不眠症のた
め、近医を受診し、前回同様の以下の薬剤が処方された。患者のお薬手帳には、3
日前に初めて受診した別の泌尿器科から処方された薬が記載されていた。薬剤師が
患者の家族に確認をしたところ、一昨日から、特に午前中にぼんやりしていること
が多く、最近は物忘れが目立つため、認知症を発症したのではないかと心配してい
た。
(処方)

この患者に薬剤師が行った対応として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 1✕睡眠薬の副作用の可能性もあるため、今回の処方について医師に確認を行っ
た。 - 2○服用している薬剤が多くなってきたため、医療機関ごとにお薬手帳を分けるよ
うに患者に指示した。 - 3✕睡眠薬などを自己調整して服薬していないか患者に確認した。
- 4✕かかりつけ薬剤師の制度を説明し、かかりつけ薬剤師のいる薬局で全て調剤し
てもらうように勧めた。 - 5✕認知症の可能性も否定できないため、専門医へ行くように勧めた。
正答: 2
320-321 共通の設問
薬局において、以下の「かぜ薬4 -2」(薬局製造販売医薬品)を販売し
た。その翌日、購入者から、10 歳の息子が今朝この薬を服用して30 分後くらいか
ら呼吸が苦しくなり意識が薄らいできたとの電話相談があった。購入者は、購入後
初めてこの医薬品を使用したとのことであった。なお、この医薬品の製造後、最初
に販売したのがこの購入者であり、他の購入者はいなかった。

(正誤表:「かぜ薬4-2」の用法・用量は「大人(15才以上)1包2.0g、11才以上15才未満は大人の2/3、7才以上11才未満は大人の1/2、3才以上7才未満は大人の1/3、1才以上3才未満は大人の1/4」と訂正されている)
薬剤師の対応として適切でないのはどれか。1つ選べ。
この問題は「解なし」(全員正解扱い)です。
- 1―健康被害の状況を確認し、緊急の場合には受診等するように指示した。
- 2―大人の1/2 の量で服用したか確認した。
- 3―患者とのやり取りを記録に残した。
- 4―各成分の投入量に間違いがなかったか当該ロットの製造記録の確認を行った。
- 5―当該製品の含有成分には呼吸抑制を起こす薬剤はないと判断した。
正答: 解なし(全員正解扱い)
322-323 共通の設問
58 歳男性。不眠のため心療内科を受診し、以下の処方箋を持って保険薬局
を訪れた。薬剤師がゾルピデム錠の添付文書を確認したところ、ゾルピデム錠は向
精神薬であり、医療保険制度上、30 日の処方日数の上限があることが判明した。
(処方)
ゾルピデム錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)
1 日1 回 就寝前 60 日分
今回のゾルピデム錠の処方に関し、薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ
選べ。
- 1○60 日処方可能な睡眠薬に変更できないか疑義照会した。
- 2✕医師に疑義照会せずそのまま調剤した。ゾルピデムは向精神薬であり30日を超える処方が認められないため、疑義照会が必要である。
- 3○30 日分に処方変更するよう疑義照会した。
- 4✕分割調剤して30 日分だけ交付した。薬剤師の判断で分割調剤して30日分だけ交付することはできない。
- 5✕30 日分の処方箋を2 枚発行するよう医師に依頼した。30日の上限を回避するための処方箋の複数枚発行は認められない。
正答: 1・3
324-325 共通の設問
震度7 の地震が発生した。避難所では、臨時の診療所が開設されており、
薬剤師が災害救助要員として参加した。この地域では、吐き気や咽頭痛の症状と共
に微熱や悪寒がみられるというウイルス感染症が流行し始めていた。この感染症に
ついて、避難者の間ではSNS(Social Networking Service)などで、不正確な感
染対策の噂が広まっていた。
その後、このウイルスはノロウイルスであることが判明した。この薬剤師の感染
対策に関する対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕グルタラールでうがいを励行するよう指示した。うがいに消毒薬は使用しない(グルタラールは環境・器具用であり人体に使用できない)。
- 2○クロルヘキシジングルコン酸塩はノロウイルスの消毒には有効ではないと説明
した。 - 3✕メタノールで手指の消毒をするよう指示した。手指の消毒にはエタノール系消毒剤を使用する(メタノールは人体に使用できない)。
- 4○床に嘔吐物が付着した場合は、塩素系漂白剤を使用して消毒するよう指示し
た。 - 5✕石鹸とベンザルコニウム塩化物の配合液が消毒に有効であると説明した。ノロウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)が有効であり、ベンザルコニウム塩化物では十分な効果がない。
正答: 2・4
次の薬物とその薬物が用いられる疾患又は治療の組合せのうち、用量調節に際
して血中濃度を測定することが推奨されているのはどれか。2つ選べ。
薬物 疾患名又は治療名
- 1✕メトトレキサート 関節リウマチ
- 2○炭酸リチウム 双極性障害
- 3✕バンコマイシン クロストリジウム・ディフィシル腸炎
- 4○エベロリムス 心臓移植
- 5✕ダプトマイシン MRSA 菌血症
正答: 2・4
院内医療チームとそのチームにおける薬剤師の役割の組合せのうち、最も適切
なのはどれか。1つ選べ。
チーム 薬剤師の役割
- 1✕医療安全 手術手技に関するインシデントレポートの評価
- 2✕感染制御 血液培養検体採取方法の指導
- 3✕糖尿病 運動療法の指導と血糖値モニタリング
- 4○がん化学療法 副作用モニタリングとその対応策立案
- 5✕臓器移植医療 脳死患者家族に対する臓器提供の説明と同意取得
正答: 4
電解質輸液の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1○生理食塩液と5 %ブドウ糖注射液の1:1 の混合液は開始液(1 号液)に分類
される。 - 2○脱水補給液(2 号液)はK+ を含み、細胞内液と細胞外液の両方に水補給でき
る。 - 3✕維持液(3 号液)は、Na+、Cl-、K+、Lactate- を含む等張電解質液である。維持液(3 号液)は、Na+、Cl-、K+、Lactate- を含む低張電解質液である。
- 4✕術後回復液(4 号液)は電解質濃度が低く、細胞内への水補給が期待できな
い。術後回復液(4 号液)は電解質濃度が低く、細胞内への水補給が期待できる。 - 5✕リンゲル液は、Na+、Cl-、Ca2+、K+ を含む低張電解質液である。リンゲル液は、Na+、Cl-、Ca2+、K+ を含む等張電解質液である。
正答: 1・2
特にリスクの高い薬物とその注意点又は特徴の組合せのうち、正しいのはどれ
か。2つ選べ。
薬物 注意点又は特徴
- 1✕トファシチニブ 関節リウマチ、心臓移植後の免疫抑制療法に使用される
- 2○カペシタビン 手足症候群対策としての保湿指導が必要である
- 3✕メトホルミン 1 型糖尿病に対する第一選択薬である
- 4✕虚血性の心血管障害の発症9 時間後の使用でも有効であ
アルテプラーゼ
る - 5○オキサリプラチン 末梢神経障害の予防のために寒冷刺激を避ける
正答: 2・5
32 歳男性。双極性障害の患者。調剤薬の交付時には、いつも妻が横に付き添っ
ている状況であった。今回、衝動コントロールが効かない状態になることがあり、
次回の予約診察日より前に受診し、以下の処方が追加された。服薬指導の内容とし
て最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(処方)
ジプレキサRザイディスR錠(注)2.5 mg 1 回1 錠
不穏時 5 回分(5 錠)
(注:オランザピン口腔内崩壊錠)
- 1✕口腔粘膜からの吸収による効果が期待できる。口腔内の速溶により吐き出し防止が期待できる。
- 2✕予めブリスターシートから取り出して保管する。口腔内の速溶により吐き出し防止が期待できる。
- 3○口腔内の速溶により吐き出し防止が期待できる。
- 4✕服用時は空腹を避ける。口腔内の速溶により吐き出し防止が期待できる。
- 5✕緊急に服用する場合はブリスターシートの上から押し出してもよい。口腔内の速溶により吐き出し防止が期待できる。
正答: 3
フルオロウラシル(5–FU)のバイアル製剤(1,000 mg、20 mL)から、5–FU
を600 mg 採取する際、薬液採取の手技として適切なのはどれか。2つ選べ。

- 1✕50 mL のルアーロックタイプのシリンジを準備する。採取量(約12 mL)に見合った容量のルアーロックタイプのシリンジ(20 mL程度)を準備する。
- 2○バイアルに注射針を刺す前に、予めシリンジ内に10 mL 程度のエアを入れてお
く。 - 3✕バイアルに注射針を刺し、シリンジに入れておいたエアを注入する。バイアル内にエアを注入しない(内圧上昇による薬液の漏出・エアロゾル化を防ぐため)。
- 4✕5–FU の必要量は、図Aのようにシリンジ内の目盛りで計量する。5–FU の必要量は、バイアルから抜き取った後にシリンジ内の目盛りで計量(確認)する。
- 5○バイアルからシリンジを抜く場合には、図Bのようにバイアル内のエアを吸引
してから抜き取る。
正答: 2・5
63 歳男性。体重60 kg。症候性の急性低ナトリウム血症(血清ナトリウム濃度
108 mEq/L)のため、医師より3 %高張食塩水により一定時間内に血清ナトリウ
ム濃度を120 mEq/L まで上昇させる必要があると判断された。3 %高張食塩水の
必要量(mL)に最も近い値はどれか。1つ選べ。なお、ナトリウムの必要量の計
算において、以下の関係式が成り立つとする。
式:
Na 必要量(mEq)=(目標血清Na 濃度- 現在の血清Na 濃度)# 体内水分量(L)
ここで、濃度の単位はmEq/L である。また、体内水分量は体重の60%、3 %
高張食塩水のナトリウム濃度は0.513 mEq/mL とする。
- 1✕400
- 2✕550
- 3✕700
- 4○850
- 5✕1,000
- 6✕1,150
正答: 4
フェンタニルクエン酸塩注射液を投与開始から10 分後、担当医が別の患者に
誤って投与されていることに気づき、すぐに投与を中止した。その後、麻薬管理者
がこの麻薬の誤投与に対して行う届出に関する記述のうち、正しいのはどれか。1
つ選べ。
- 1✕麻薬廃棄届を届け出る。麻薬事故届を届け出る。
- 2✕所有麻薬届を届け出る。麻薬事故届を届け出る。
- 3○麻薬事故届を届け出る。
- 4✕調剤済麻薬廃棄届を届け出る。麻薬事故届を届け出る。
- 5✕届出は必要ない。麻薬事故届を届け出る。
正答: 3
72 歳男性。体重60 kg、身長165 cm。薬局に処方箋を持参した。患者から力が
入りにくくなったとの訴えがあったため、対応した薬剤師は血液検査のデータを確
認した。

- 1○血清マグネシウム値の確認
- 2✕ファモチジン塩酸塩錠の減量
- 3○プレガバリンカプセルの減量
- 4✕シタグリプチンリン酸塩錠の減量
- 5✕バルサルタン錠の減量
正答: 1・3
調剤については人が関与する限りミスを避けることができない。その原因を分
析し、対策を講じることで、発生を減らさなければならない。調剤ミスを防止する
ための取組について、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1✕医薬品は、薬効順に配置し、他規格や類似名称の薬剤は棚位置を離す。
- 2✕間違いを起こしやすい薬剤については、名称類似薬剤を後発医薬品に変更する
などして、できるだけ薬局内に置かないようにする。 - 3✕医薬品に表示されているバーコードを利用して、医薬品の取り違えを防止す
る。 - 4○薬品棚の医薬品名の表示については、色・目印・線等の使用を避ける。
- 5✕散剤を装置びんに充填する時には、二人の薬剤師が装置びんのラベルと包装容
器のラベルを照合し、確認後に充填する。
正答: 4
成人になって気管支ぜん息を再発した患者に対して、フルチカゾンプロピオン
酸エステルドライパウダーインヘラーによる治療が、1 年前に開始された。医師に
よる診察前の薬剤師外来で、「ぜん息症状のコントロールはできているが、しゃが
れ声がだんだんひどくなってきた。」と相談を受けた。吸入後のうがいはしっかり
とできていることから、副作用軽減のために、医師に処方変更を提案することに
なった。提案する薬剤として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕プレドニゾロン錠
- 2✕プロカテロール塩酸塩水和物錠
- 3✕ツロブテロール経皮吸収型テープ
- 4✕チオトロピウム臭化物水和物吸入用カプセル
- 5○フルチカゾンプロピオン酸エステルエアゾール吸入用
正答: 5
眼瞼痙れんの診断によりA 型ボツリヌス毒素製剤の治療が開始となった。そ
こで、使用経験のある薬剤師が未経験の薬剤師に、その薬剤調製時の注意事項につ
いて指導することになった。本剤の取扱いについて、適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1✕溶解前は常温に保存する。溶解前は冷所(2〜8 ℃)に保存する。
- 2✕保存剤を含んでいないが、溶解後3 日以降も使用できる。保存剤を含んでいないため、溶解後は速やかに(24時間以内に)使用し、残った薬液は廃棄する。
- 3○溶解後の保存は冷凍を避ける。
- 4○残った薬液は、次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させる。
- 5✕溶解時に激しく攪拌し、泡立てると効果が増強するので避ける。溶解時に激しく攪拌して泡立てると効力が低下するため、泡立てないよう静かに溶解する。
正答: 3・4
75 歳男性。PS 1 、HER2 陰性、切除不能進行・再発胃がんに対して一次治療
としてカペシタビン+ シスプラチン併用療法を施行するも無効であった。二次治
療としてイリノテカン単独の化学療法を行うことになった。外来化学療法を受ける
患者に対する薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○本剤単独療法の期待される効果について説明を行った。
- 2✕薬物の溶解液に高濃度のエタノールが含まれているので車の運転は控えること
を指導した。イリノテカン製剤に高濃度のエタノールは含まれていない。 - 3✕UDP–グルクロン酸転移酵素の遺伝子多型により腎機能障害の発現に違いがあ
ることを説明した。UDP–グルクロン酸転移酵素(UGT1A1)の遺伝子多型により骨髄抑制や下痢等の副作用の発現に違いがあることを説明した。 - 4✕本剤単独療法では遅発性副作用のみ報告されているため、副作用の詳細につい
て化学療法施行後に説明した。本剤単独療法では投与直後のアセチルコリン様症状(発汗・腹痛・下痢等)も報告されているため、副作用は事前に説明する。 - 5○本剤単独療法の重篤な副作用は下痢と骨髄抑制の報告が多いことを説明した。
正答: 1・5
78 歳男性。てんかん発作の予防のために以下の処方による治療を受けていた。
(処方)

シロップ剤の1 回量を、賦形剤を加えて最小の整数mL にする場合、14 日分の
賦形剤の量(mL)として最も適切なのはどれか。1つ選べ。なお、製剤間でバイ
オアベイラビリティは同等であるとする。
- 1✕9.4
- 2✕14
- 3○28
- 4✕112
- 5✕224
- 6✕252
正答: 3
52 歳男性。急性腎不全で入院しており、重症のため高カロリー輸液療法を実施
することになった。ブドウ糖含有率50%の基本液1,000 mL、脂肪乳剤(ダイズ油
20%)200 mL、10%総合アミノ酸輸液500 mL、高カロリー輸液用微量元素製剤
2 mL、総合ビタミン製剤5 mL を投与する場合の非タンパク質性カロリー(kcal)
/ 窒素(g)比(NPC/N 比)はいくらか。1つ選べ。
ただし、アミノ酸の窒素含有率を16%、脂肪乳剤200 mL のエネルギーは
400 kcal とする。
- 1✕175
- 2✕200
- 3○300
- 4✕325
- 5✕400
正答: 3
73 歳男性。身長168 cm、体重51 kg。食欲不振、不眠、軟便の訴えがあった。
本日患者宅を訪問し、フィジカルアセスメントを実施した。四肢は温かく、明らか
な口腔内の乾燥や脱水の症状はなかった。呼吸回数は20 回/ 分、血圧は
120/75 mmHg、脈拍は110 回/ 分であった。現在の処方及び血液検査結果は以下
のとおりであった。医師への提案として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(処方)

- 1✕シムビコートタービュヘイラーを1 回1 吸入から2 吸入に変更
- 2✕5 %ブドウ糖注射液の投与
- 3○テオフィリンの休薬と血中濃度測定
- 4✕生理食塩液の投与
- 5✕プロプラノロール塩酸塩10 mg の投与
正答: 3
30 歳男性。眼に違和感があり近医を受診したところ、麦粒腫と診断され、下記
処方箋を持って来局した。
(処方)
オフロキサシン眼軟膏0.3% 3.5 g
1 回適量 1 日3 回 朝昼夕 下眼瞼に塗布
薬剤師が患者に説明する眼軟膏の使用方法として、最も適切なのはどれか。1つ
選べ。
- 1✕
下まぶたを下にひき、まぶたの内側に塗布する。 - 2✕
下まぶたを下にひき、まぶたの内側に塗布する。 - 3✕
下まぶたを下にひき、まぶたの内側に塗布する。 - 4✕
下まぶたを下にひき、まぶたの内側に塗布する。 - 5○

正答: 5
35 歳女性。仕事が忙しく、差し込むような胃痛が時々起こるため、近隣の薬局
を訪れ薬剤師にお薬手帳を見せて相談した。薬剤師が手帳を確認したところ、半年
前からフェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合錠(朝夕空腹時
服用)、エソメプラゾールカプセル20 mg(夕食後服用)が処方され、女性はこれ
らの薬剤を指示どおりに服用していた。薬剤師は、薬局に常備している一般用医薬
品の中からこの女性に提供する医薬品を選択した。この薬剤師が選択した最も適切
な一般用医薬品の成分はどれか。1つ選べ。
- 1✕ファモチジン
サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン、 - 2✕プロメタジンメチレンジサリチル酸塩
- 3✕ロキソプロフェンナトリウム水和物、酸化マグネシウム
- 4○ブチルスコポラミン臭化物
乾燥水酸化アルミニウムゲル、水酸化マグネシウム、 - 5✕合成ヒドロタルサイト、ウイキョウ末、ウコン末
正答: 4
55 歳男性。近医で高血圧と診断され、処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)

この薬物が安定な効果を表すまでに必要なおおよその日数として、最も近い値は
どれか。1つ選べ。なお、アムロジピンは血中濃度が定常状態になった時点から安
定な効果を表すものとする。
- 1✕1
- 2○7
- 3✕14
- 4✕28
- 5✕35
正答: 2
医療従事者の院内感染対策に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1○標準予防策(スタンダードプリコーション)は、院内感染予防の基本的な方策
として入院患者に適用される。 - 2✕手袋を適切にはずした後は必ずしも手指消毒は必要ない。手袋をはずした後も手指消毒が必要である。
- 3✕季節性インフルエンザに罹患した患者に接する場合、N95 マスクを着用する必
要がある。季節性インフルエンザに罹患した患者に接する場合は、サージカルマスクの着用でよい。 - 4✕結核患者の病室に入る場合、サージカルマスクを着用する。結核患者の病室に入る場合は、N95 マスクを着用する。
- 5○病院職員が季節性インフルエンザに罹患した場合、数日間は就業を制限する。
正答: 1・5