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第106回 — 衛生

演習モードで解く
問16必須問題

世界保健機関(WHO)が推奨している健康指標はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕出生率
  2. 2✕年齢調整死亡率
  3. 3✕有病率
  4. 4✕平均寿命
  5. 5○PMI(50 歳以上死亡割合)

正答: 5

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問17必須問題

医薬品の有効性・安全性に関する以下の疫学研究のうち、エビデンスレベルが

最も高いのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○無作為化比較試験
  2. 2✕横断的研究
  3. 3✕症例対照研究
  4. 4✕コホート研究
  5. 5✕症例報告

正答: 1

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問18必須問題

ヘリコバクター・ピロリ感染との関連性が最も高いのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕肺がん
  2. 2✕肝がん
  3. 3○胃がん
  4. 4✕大腸がん
  5. 5✕子宮がん

正答: 3

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問19必須問題

新生児マススクリーニング対象疾患のうち、年間の発見数が最も多いのはどれ

か。1つ選べ。

  1. 1✕ホモシスチン尿症
  2. 2✕フェニルケトン尿症
  3. 3✕メープルシロップ尿症
  4. 4○クレチン症
  5. 5✕ガラクトース血症

正答: 4

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問20必須問題

日本人の平均摂取量が、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における「目標

量」よりも多いのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕炭水化物
  2. 2○飽和脂肪酸
  3. 3✕コレステロール
  4. 4✕カリウム
  5. 5✕食物繊維

正答: 2

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問21必須問題

大腸がんのプロモーターはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕12–O–テトラデカノイルホルボール–13–アセテート(TPA)
  2. 2✕食塩
  3. 3○デオキシコール酸
  4. 4✕フェノバルビタール
  5. 5✕2,3,7,8–テトラクロロジベンゾ–p–ジオキシン

正答: 3

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問22必須問題

代謝物が、主としてメトヘモグロビン血症を引き起こすのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕パラコート
  2. 2✕ベンゼン
  3. 3✕四塩化炭素
  4. 4○アニリン
  5. 5✕n–ヘキサン

正答: 4

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問23必須問題

オゾン層の破壊作用を有する温室効果ガスはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕メタン
  2. 2✕六フッ化硫黄
  3. 3✕パーフルオロカーボン
  4. 4○ハイドロクロロフルオロカーボン
  5. 5✕ハイドロフルオロカーボン

正答: 4

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問24必須問題

水道水の塩素消毒において、殺菌力が最も強いのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○HClO
  2. 2✕ClO-
  3. 3✕Cl-
  4. 4✕NH2Cl
  5. 5✕NHCl2

正答: 1

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問25必須問題

指定感染症*の治療・検査時に使用された医療用マスクを滅菌せずに廃棄する際

の分類として、適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕産業廃棄物
  2. 2✕事業系一般廃棄物
  3. 3○感染性一般廃棄物
  4. 4✕特別管理産業廃棄物
  5. 5✕感染性産業廃棄物
    *感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律において規定

正答: 3

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問119薬学理論問題

75 歳以上のサルコペニア(加齢性筋肉減少症)の高齢者160 名を対象に健康教

育を行うとともに、4 つのグループに無作為に分類して筋力トレーニング(筋ト

レ)、ロイシン高配合の必須アミノ酸のサプリメント摂取(サプリ摂取)を定期的

に行いながら追跡調査を行った。3 ヶ月後、膝関節伸展筋力を指標としてサルコペ

ニアが改善した者と改善しなかった者に分けたところ、以下の表の結果となった。

また、3 ヶ月後の膝関節伸展筋力の変動(%)を調べて図に示した。

図図

3 ヶ月間の膝関節伸展筋力の変動(%)の平均! 標準偏差

*は健康教育のみに比べて有意差あり

(日本老年医学会誌49, 726–730, 2012 よりデータを一部改変)

サルコペニア及びこの疫学研究に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選

べ。

  1. 1○サルコペニアは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)と同様に、将来
    介護が必要となる要因の一つである。
  2. 2✕「健康教育+ 筋トレ」群よりも「健康教育+ サプリ摂取」群の方が、「健康教
    育のみ」群に対するサルコペニアの相対危険度は小さい。
    「健康教育+ 筋トレ」群よりも「健康教育+ サプリ摂取」群の方が、「健康教育のみ」群に対するサルコペニアの相対危険度は大きい。
  3. 3○「健康教育+ 筋トレ+ サプリ摂取」群の、「健康教育のみ」群に対するサルコ
    ペニアの相対危険度は、約0.76 である。
  4. 4✕この図から、筋トレよりもサプリ摂取を行う方が、膝関節伸展筋力の改善効果
    が高いことがわかる。
    この図から、サプリ摂取よりも筋トレを行う方が、膝関節伸展筋力の改善効果が高いことがわかる。
  5. 5✕この疫学研究方法は、コホート研究である。この疫学研究方法は、無作為化比較試験(介入研究)である。

正答: 1・3

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問120薬学理論問題

「21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」に関する記述のうち、

誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕こころの健康づくりのため、メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の
    割合が増加することを目標としている。
  2. 2✕健康増進法は、健康日本21 の推進、健康づくり、生活習慣病の予防に対する
    施策を講じるために施行された。
  3. 3✕栄養・食生活の改善のため、食塩摂取量の減少や野菜・果物摂取量の増加を目
    標としている。
  4. 4○2013 年から開始された健康日本21(第二次)においては、感染性疾患の対策
    を講じることが追加された。
  5. 5✕健康日本21(第二次)では、健康寿命の延伸と健康格差の縮小が目標となって
    いる。

正答: 4

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問121薬学理論問題

我が国における性感染症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスによって引き起こされる。
  2. 2✕定点把握報告の対象となっている性感染症のうち、膣カンジダ症が最も報告数
    が多い。
    定点把握報告の対象となっている性感染症のうち、性器クラミジア感染症が最も報告数が多い。
  3. 3✕淋菌感染症の報告数は、公衆衛生の向上により減少し、平成25 年以降は感染
    の報告がない。
    淋菌感染症の報告数は、平成25年以降も報告がある。
  4. 4○B 型肝炎は、母子感染に加え、性的接触によっても起こる。
  5. 5✕感染症法*では、梅毒への対応として特定職種への就業が制限されている。
    *感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
    感染症法では、梅毒への対応として特定職種への就業制限は定められていない。

正答: 1・4

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問122薬学理論問題

表は、我が国の女性における胃、子宮、大腸、肝臓及び乳房の悪性新生物によ

る死亡数の推移を表したものである。乳房に該当するのはどれか。1つ選べ。

(単位:人)

図
  1. 1✕19,598 17,562 17,852 17,193 15,481 15,349
  2. 2✕4,227 6,447 10,379 11,255 9,292 8,893
  3. 3✕7,015 11,346 16,080 20,317 23,347 23,560
  4. 4○4,141 5,848 9,171 12,455 14,285 14,653
  5. 5✕5,465 4,600 5,202 5,930 6,611 6,800
    出典:人口動態統計(厚生労働省)

正答: 4

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問123薬学理論問題

母子感染に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕風しんウイルスは、主に経胎盤感染で胎児に感染し、先天性風しん症候群を引
    き起こすことがある。
  2. 2✕妊娠の初期に妊婦がトキソプラズマ原虫に感染した場合、経胎盤感染によって
    胎児に重篤な症状が引き起こされることがある。
  3. 3○先天梅毒は、梅毒トレポネーマを原因菌とし、産道感染を介して新生児に伝播
    する感染症である。
  4. 4✕成人T 細胞白血病の原因ウイルスであるヒトT 細胞白血病ウイルス–1 型
    (HTLV–1)に妊婦が感染している場合、出生後は人工乳を授乳する。
  5. 5✕ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の母子感染には、経胎盤感染、産道感染及び母
    乳感染がある。

正答: 3

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124-126 共通の設問

ビタミンK は正常な生理機能の維持に不可欠であり、通常は必要量を食

品から摂取している。

問124薬学理論問題

ビタミンK の摂取及び過不足に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕緑色野菜などのビタミンK を多く含む食品の摂り過ぎによる過剰症が知られ
    ている。
    緑色野菜などのビタミンK を多く含む食品の摂り過ぎによる過剰症は知られていない。
  2. 2○肝・胆道疾患では、腸管からの吸収が低下すると、不足しやすい。
  3. 3✕過剰摂取により、頭蓋内出血や消化管出血が起こることがある。不足により、頭蓋内出血や消化管出血が起こることがある。
  4. 4✕母乳中に多く含まれるため、母乳を授乳される新生児には不足は起こりにくい。母乳中にあまり含まれないため、母乳を授乳される新生児には不足が起こりやすい。
  5. 5○発酵食品である納豆は、ビタミンK2(メナキノン類)を多く含むので、食品
    からのビタミンK の供給源の一つである。

正答: 2・5

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問127薬学理論問題

エネルギー代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕呼吸商とは、二酸化炭素排出量から酸素消費量を差し引いた値である。呼吸商とは、酸素消費量に対する二酸化炭素排出量の比である。
  2. 2○Atwater 係数は、糖質、脂質、タンパク質の物理的燃焼値、消化吸収率及び未
    利用エネルギーをもとに設定された値である。
  3. 3✕非タンパク質呼吸商は、尿中に排泄される窒素量に窒素係数6.25 を乗じて求
    められる。
    非タンパク質呼吸商は、タンパク質以外の物質(糖質及び脂質)の燃焼に対応する呼吸商である。
  4. 4✕基礎代謝基準値は、男女ともに10 代で最大となる。基礎代謝基準値は、男女ともに1~2 歳で最大となる。
  5. 5○成人の推定エネルギー必要量は、基礎代謝量に身体活動レベルを乗じて求めら
    れる。

正答: 2・5

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問128薬学理論問題

図は、体重70 kg の男性がグルコース100 g を摂取後に絶食した場合の血中グ

ルコース濃度に基づいた理論的なグルコース消費量の経時変化を示している。図の

縦軸はグルコース消費量を、横軸はグルコース摂取後の時間経過をステージI~IV

図

図に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

ステージI II III IV

図

グルコース摂取後の時間経過

Ruderman NB, Annu. Rev. Med. 26:245–258(1975)

  1. 1✕選択肢1
  2. 2✕選択肢2
  3. 3○ステージIII、IVでは、脂肪組織中のトリアシルグリセロールが血中に放出さ
    れ、血中トリアシルグリセロール濃度が上昇する。
  4. 4✕ステージIVでは、脳でケトン体がエネルギーとして利用される。
  5. 5✕ステージIVでは、肝臓だけでなく腎臓においても糖新生が亢進する。

正答: 3

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問129薬学理論問題

食品に含まれる有害物質A~Eに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ

選べ。

図

D E

図
  1. 1✕Aは、魚肉や魚卵に含まれるジメチルアミンが胃内で亜硝酸と反応することに
    より生成する。
    Bは、肉や魚の加熱により生成し、シトクロムP450 及びアセチルトランス フェラーゼにより代謝されて変異原性を示す。
  2. 2○Bは、肉や魚の加熱により生成し、シトクロムP450 及びアセチルトランス
    フェラーゼにより代謝されて変異原性を示す。
  3. 3✕Cは、輸入ピーナツに付着したAspergillus flavus が産生する発がん物質であ
    る。
    Bは、肉や魚の加熱により生成し、シトクロムP450 及びアセチルトランス フェラーゼにより代謝されて変異原性を示す。
  4. 4✕Dは、神経毒性を有し、じゃがいもを高温で加熱調理することで生成する。Bは、肉や魚の加熱により生成し、シトクロムP450 及びアセチルトランス フェラーゼにより代謝されて変異原性を示す。
  5. 5✕Eは、魚のくん製に含まれる発がん物質である。Bは、肉や魚の加熱により生成し、シトクロムP450 及びアセチルトランス フェラーゼにより代謝されて変異原性を示す。

正答: 2

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問130薬学理論問題

「食の安全性」を確保するための法制度に関する記述のうち、正しいのはどれ

か。2つ選べ。

  1. 1○食品安全基本法において、消費者は食の安全性に積極的役割を果たすことが求
    められている。
  2. 2✕食品衛生法において、食品に触れる器具、容器包装、洗浄剤、及び乳幼児が口
    にするおもちゃは規制・措置の対象とはならない。
    食品衛生法において、食品に触れる器具、容器包装、洗浄剤、及び乳幼児が口にするおもちゃは規制・措置の対象となる。
  3. 3✕HACCP とは、食品製造における最終製品の抜き取り検査による衛生管理の方
    法である。
    HACCP とは、食品製造における危害の分析に基づき重要管理点を定めて管理する衛生管理の方法である。
  4. 4✕食品表示法において、厚生労働大臣により食品に関する表示の基準が定められ
    ている。
    食品表示法において、内閣総理大臣により食品に関する表示の基準が定められている。
  5. 5○食品表示法において、食物アレルギーの発症数が多い、あるいは症状が重篤と
    なる7 品目を特定原材料と定め、表示を義務付けている。

正答: 1・5

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問131薬学理論問題

化学物質の主な有害作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕塩化ビニルモノマーは、膀胱がんを引き起こす。塩化ビニルモノマーは、肝血管肉腫(肝がん)を引き起こす。
  2. 2✕フェニトロチオンは、近位尿細管細胞に蓄積して腎障害を引き起こす。フェニトロチオンは、コリンエステラーゼを阻害して神経障害を引き起こす。
  3. 3○アスベストは、肺がんや悪性中皮腫の原因となる。
  4. 4✕ベンジジンは、造血機能障害を引き起こす。ベンジジンは、膀胱がんを引き起こす。
  5. 5○シアン化水素は、シトクロムオキシダーゼを阻害して細胞呼吸を停止させる。

正答: 3・5

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問132薬学理論問題

覚醒剤に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕メタンフェタミンは、アンフェタミンのアミノ基がメチル化されたものである。
  2. 2✕摂取を中断しても、摂取時と同様の精神症状が現れるフラッシュバックがみら
    れることがある。
  3. 3○摂取を中断すると、身体依存性が強く現れる。
  4. 4✕中枢神経を興奮させ、発汗、悪心、けいれんなどの症状が現れる。
  5. 5✕摂取の確認には、尿や毛髪中の未変化体を調べる。

正答: 3

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問133薬学理論問題

毒性試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕一般毒性試験は、単回投与毒性試験と反復投与毒性試験に大別される。
  2. 2○反復投与毒性試験は、50%致死量(LD50)を求めるのに利用される。
  3. 3✕遺伝毒性試験のうち、小核試験では染色体異常を検出する。
  4. 4✕催奇形性試験では、被験物質を妊娠中の母動物に投与した時の胎仔の発生及び
    発育に対する影響を観察する。
  5. 5✕発がん性試験では、動物に被験物質を長期にわたって連続投与し、悪性腫瘍の
    発生の有無を観察する。

正答: 2

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問134薬学理論問題

「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の第一種特定化学

物質はどれか。2つ選べ。

m,n は塩素の数を表す。

選択肢図
  1. 1✕
  2. 2✕
  3. 3○
  4. 4✕
  5. 5○

正答: 3・5

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問135薬学理論問題

発がん物質の代謝活性化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○o–トルイジンは、シトクロムP450 によりヒドロキシルアミン体となり、さら
    にアセチル化反応により活性化される。
  2. 2✕サイカシンは、ベンジルアルコール型代謝物のエステルに活性化される。サイカシンは、加水分解によりメチルアゾキシメタノールに活性化される。
  3. 3○スチレンは、シトクロムP450 によりスチレンオキシドに活性化される。
  4. 4✕ビス(クロロメチル)エーテルは、グルタチオン抱合により活性化される。ビス(クロロメチル)エーテルは、代謝活性化を必要としない直接作用型の発がん物質である。
  5. 5✕ナイトロジェンマスタードは、酸化的代謝反応で生じるアルキルジアゾヒドロ
    キシドに活性化される。
    ナイトロジェンマスタードは、分子内環化により生じるアジリジニウムイオンが活性体である。

正答: 1・3

出典:厚生労働省 問題PDF

問136薬学理論問題

電離放射線の防御に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕防御の3 原則である「時間」、「距離」、「遮へい」は、内部被曝の低減を目的と
    している。
    防御の3 原則である「時間」、「距離」、「遮へい」は、外部被曝の低減を目的としている。
  2. 2✕a 線はX 線やc 線に比べて電離作用が強いので、外部被曝の危険性が高い。a 線はX 線やc 線に比べて電離作用が強いので、内部被曝の危険性が高い。
  3. 3✕32P から放出されるエネルギーの強いb- 線を遮へいする場合は、鉛板や鉛ブ
    ロックを用いる。
    32P から放出されるエネルギーの強いb- 線を遮へいする場合は、アクリル板などの原子番号の小さい物質を用いる。
  4. 4○安定ヨウ素剤は、甲状腺への131I の蓄積を防ぐために投与される。
  5. 5○放射性同位体を摂取した後、体内の放射線量が半分になるまでの期間を有効半
    減期という。

正答: 4・5

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問137薬学理論問題

化学物質の環境内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕生物濃縮の程度を示す指標である濃縮係数は、化学物質の環境中濃度と生体内
    濃度の差で表される。
    生物濃縮の程度を示す指標である濃縮係数は、化学物質の生体内濃度と環境中濃度の比で表される。
  2. 2✕1–オクタノール/ 水分配係数が小さい化学物質ほど、生物濃縮されやすい。1–オクタノール/ 水分配係数が大きい化学物質ほど、生物濃縮されやすい。
  3. 3○生物濃縮には、直接濃縮と間接濃縮があり、後者は食物連鎖によって引き起こ
    される。
  4. 4✕直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸は、分岐型のものに比べ環境中の微生物に
    よる分解を受けにくい。
    直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸は、分岐型のものに比べ環境中の微生物による分解を受けやすい。
  5. 5○DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)及びその代謝物は、動物の脂
    肪組織に残留しやすい。

正答: 3・5

出典:厚生労働省 問題PDF

問138薬学理論問題

地球環境問題とそれに対する国際的な取組の組合せとして、正しいのはどれ

か。2つ選べ。

地球環境問題 国際的な取組

  1. 1✕オゾン層の破壊 ・・・ ロンドン条約
  2. 2○地球温暖化 ・・・ パリ協定
  3. 3○水銀による汚染 ・・・ 水俣条約
  4. 4✕海洋汚染 ・・・ 京都議定書
  5. 5✕酸性雨 ・・・ ストックホルム条約

正答: 2・3

出典:厚生労働省 問題PDF

問139薬学理論問題

大気汚染物質に関する法規制と環境基準に関する記述のうち、誤っているのは

どれか。1つ選べ。

  1. 1✕二酸化硫黄と微小粒子状物質には、環境基準が設定されている。
  2. 2✕ばい煙の発生施設ごとに国が定める一般排出基準が設定されている。
  3. 3○窒素酸化物に対して、有効煙突高さに応じてK 値規制が設定されている。
  4. 4✕大気中のダイオキシン類に対して、環境基準が設定されている。
  5. 5✕自動車交通による大気汚染状況に対応するため、特定地域において自動車から
    の窒素酸化物と粒子状物質の排出量削減が行われている。

正答: 3

出典:厚生労働省 問題PDF

問140薬学理論問題

床面積36 m2、高さ2.2 m の部屋がある。1 時間あたり2 回の換気が行われる

場合、この部屋に在室可能な人数は、最大で何名か。1つ選べ。ただし、1 人あた

り30 m3/h の必要換気量を確保することとする。

  1. 1✕2
  2. 2✕3
  3. 3✕4
  4. 4○5
  5. 5✕6

正答: 4

出典:厚生労働省 問題PDF

226-227 共通の設問

70 歳男性。10 年前から2 型糖尿病と前立腺がんに罹患し治療を受けてい

る。また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断を受け、治療中である。今回友人よ

り、「あなたは70 歳だけど肺炎球菌ワクチンの接種をしないのか」と聞かれ、ワク

チン接種の相談に薬局を訪れた。患者はインフルエンザワクチンを接種したことは

あるが、肺炎球菌ワクチンを接種した経験はなかった。

問226薬学実践問題

薬剤師はこの患者からワクチンについて相談を受けた。この患者に接種が検討さ

れる肺炎球菌ワクチンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕このワクチンは、肺炎球菌の病原性を弱毒化した生ワクチンである。このワクチンは、肺炎球菌の莢膜多糖を用いた不活化ワクチンである。
  2. 2○このワクチンには、血清型の異なる肺炎球菌の莢膜多糖が含まれている。
  3. 3✕この患者には、予防接種法による集団予防を目的として肺炎球菌ワクチンが接
    種される。
    この患者には、個人の発病予防を目的として肺炎球菌ワクチンが接種される。
  4. 4✕このワクチンは、ジフテリア毒素がアジュバントとして結合しているので、ジ
    フテリアの予防もできる。
    このワクチンは莢膜多糖のみを抗原としており、ジフテリア毒素は結合していない(ジフテリアの予防はできない)。
  5. 5○ワクチン接種後、この患者に健康被害が生じた場合、予防接種健康被害救済制
    度により救済措置を受けることができる。

正答: 2・5

出典:厚生労働省 問題PDF

228-229 共通の設問

60 歳男性。高血圧症及び不眠症のため、2 週間ごとに近医を受診してい

た。最近、呼吸困難感及び胸痛を認め、さらに血痰及び喀血を生じたため、精査加

療目的で大学病院に入院となった。その後、侵襲性肺アスペルギルス症と診断さ

れ、ボリコナゾールによる治療を翌日から開始することになった。入院時の持参薬

は以下のとおりである。

図
問229薬学実践問題

ボリコナゾールと処方変更前の薬物との相互作用の機序として適切なのはどれ

か。1つ選べ。

  1. 1✕プレグナンX 受容体(PXR)を介したCYP3A4 の誘導
  2. 2✕P–糖タンパク質の阻害
  3. 3✕CYP3A4 タンパク質との共有結合による阻害
  4. 4○CYP のヘム鉄との配位結合による阻害
  5. 5✕P–糖タンパク質の誘導

正答: 4

出典:厚生労働省 問題PDF

230-231 共通の設問

72 歳男性。1 ヶ月前に妻と死別後独居となり、毎日ほとんど食事をとら

ず、アルコールを多量に摂取していた。ある朝、娘が自宅を訪れたところ、意識消

失状態で床に倒れていたため、救急車を呼び救急病院に搬送された。診察の結果、

ウェルニッケ脳症を疑い、治療を開始した。

入院時所見:

身長167 cm、体重50 kg、尿量30 mL/h

血清クレアチニン値0.65 mg/dL、Na 150 mEq/L、K 4.0 mEq/L

問231薬学実践問題

この患者の病態と栄養状態に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○十分な食事をしていないため、エネルギー代謝の主体が、脂肪やタンパク質か
    ら糖中心に変わっていると考えられる。
  2. 2✕この患者では、グルコースからのATP 産生が低下していると考えられる。
  3. 3✕この患者におけるウェルニッケ脳症の発症には、アルコールの多量摂取が関与
    している。
  4. 4✕この患者に一般食(2000 kcal/日)を与えると、ウェルニッケ脳症が悪化する
    と考えられる。
  5. 5✕この患者に一般食(2000 kcal/日)を与えると、リフィーディングシンドロー
    ムを引き起こすことがある。

正答: 1

出典:厚生労働省 問題PDF

232-233 共通の設問

5 歳男児。身長105 cm、体重21 kg。4 日前から下痢が続いており、腹痛

を伴う血便が見られた。さらに顔色が悪く、排尿がないことに母親が気づき救急病

院を受診した。母親に聴取したところ、7 日前に家族で焼肉を食べに行き、両親及

び兄も軽い下痢を呈していることが分かった。主治医は、血液検査結果をふまえ、

溶血性尿毒症症候群(HUS)と診断した。

体温37.3 °C、脈拍120/分、血圧125/70 mmHg、呼吸数24/分。

尿所見:蛋白(2+)、ケトン体(1+)、潜血(3+)。

問233薬学実践問題

この疾病及び病因物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○75 °C、1 分間以上の加熱で死滅する。
  2. 2✕ヒトからヒトへの感染は起こらない。ヒトからヒトへの感染は起こり得る(二次感染する)。
  3. 3✕この疾病の予防には、トキソイドワクチンの接種が推奨されている。この疾病の予防には、ワクチン接種は用いられていない。
  4. 4○牛の肝臓には、この病因物質が存在する可能性があるため、生食用として販
    売・提供することは食品衛生法で禁止されている。
  5. 5✕2015~2019 年における病因物質別食中毒発生件数で最も多いのは、この病因物
    質によるものである。
    2015~2019 年における病因物質別食中毒発生件数で最も多いのは、カンピロバクターによるものである。

正答: 1・4

出典:厚生労働省 問題PDF

234-235 共通の設問

34 歳男性。仕事中に不凍液を誤飲した。数時間後、下腹部痛、下痢、嘔

気、嘔吐を伴い、救急外来を受診したところ、徐々に意識レベルが低下してきた。

血中エチレングリコール濃度を測定したところ50 mg/dL であり、血液検査と血液

ガス分析結果は以下のとおりであった。

血清クレアチニン値:1.8 mg/dL

図
問235薬学実践問題

この患者で起こった中毒及びその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。

  1. 1○エチレングリコールは、主として肝臓でアルコール脱水素酵素及びアルデヒド
    脱水素酵素により代謝される。
  2. 2✕エチレングリコールは、主として肝臓のシトクロムP450 により代謝される。エチレングリコールは、主として肝臓でアルコール脱水素酵素及びアルデヒド脱水素酵素により代謝される。
  3. 3✕エチレングリコールの代謝により生成するグリコール酸は、カルシウムと結合
    して不溶性となり、尿細管に沈着して腎臓を障害する。
    エチレングリコールの代謝により生成するシュウ酸は、カルシウムと結合して不溶性となり、尿細管に沈着して腎臓を障害する。
  4. 4○炭酸水素ナトリウムは、エチレングリコールの代謝物による代謝性アシドーシ
    スを補正する。
  5. 5✕ホメピゾールは、肝臓のアルデヒド脱水素酵素を阻害することにより、エチレ
    ングリコールを解毒する。
    ホメピゾールは、肝臓のアルコール脱水素酵素を阻害することにより、エチレングリコールを解毒する。

正答: 1・4

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236-237 共通の設問

44 歳男性。高速道路などの橋梁塗装作業に従事している。6 ヶ月に一度の

特殊健康診断時に、自覚症状として、全身倦怠感、食欲不振、腹痛やめまいなどを

申告した。その後、血液検査結果から産業医が有害物質による中毒と診断し、医療

機関での診察を勧めた。

尿中d–アミノレブリン酸濃度5.5 mg/L

図
問237薬学実践問題

この患者の中毒原因となった物質に関する記述のうち、誤っているのはどれか。

1つ選べ。

  1. 1✕末梢神経障害の原因となる。
  2. 2✕d–アミノレブリン酸脱水酵素を阻害する。
  3. 3○体内でメチル化されて、有害作用を示す。
  4. 4✕Fe3+ のFe2+ への還元反応を阻害して、フェロキラターゼを抑制する。
  5. 5✕尿中のコプロポルフィリンを増加させる。

正答: 3

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238-239 共通の設問

46 歳女性。職場の検診で乳がんを疑われ、精密検査を受けるため大学病院

を受診した。病変部の組織診(針生検)を行い、エストロゲン受容体(ER)、プロ

ゲステロン受容体(PgR)及びHER2 (ヒト上皮増殖因子受容体2 型)のタンパ

ク質発現を病理学的検査により調べた。また、リンパ節や全身への転移の有無を

CT 検査にて確認し、StageIIB の乳がんと確定診断された。その結果に基づき、

術前化学療法としてEC 療法※、次にパクリタキセル療法を実施した。

その後、乳房温存術を施行、内分泌療法は行わず経過観察としていたが、翌年再

発が判明したため、遺伝学的検査(BRCA 遺伝子変異)をし、その結果、オラパ

リブを投与することとなった。

※ EC 療法:エピルビシン+ シクロホスファミド併用

(処方)

オラパリブ錠150 mg 1 回2 錠(1 日4 錠)

1 日2 回 朝夕食後 7 日分

問238薬学実践問題

検査の対象となったHER2 タンパク質及びBRCA 遺伝子に関する記述のうち、

誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕乳がんではHER2 タンパク質の過剰発現が高頻度でみられる。
  2. 2✕HER2 タンパク質は、受容体型チロシンキナーゼである。
  3. 3○BRCA 遺伝子は、GTP 結合タンパク質をコードしている。
  4. 4✕BRCA 遺伝子は、DNA 修復に関わるタンパク質をコードしている。
  5. 5✕遺伝性乳がんでは、高頻度でBRCA 遺伝子に変異がみられる。

正答: 3

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240-241 共通の設問

35 歳男性。身長170 cm、体重81 kg。最近、体重が増加して運動不足を痛

感していた。今回、会社の健康診断の後に、生活習慣病の予防のために運動に加え

て特定保健用食品を利用しようと思い、健康サポート薬局の薬剤師に相談した。

この男性が持参した検査値は以下のとおりである。

(検査値)

収縮期血圧135 mmHg、拡張期血圧85 mmHg、HDL–C 60 mg/dL、

LDL–C 120 mg/dL、TG 110 mg/dL、HbA1c 5.0%(NGSP 値)

問241薬学実践問題

この男性からの相談に対応するために、薬局内で保健機能食品等に関する勉強会

を行うことになった。次の記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○栄養機能食品には、疾病リスクの低減、疾病の予防に関する表示が認められて
    いる。
  2. 2✕特定保健用食品は、保健機能食品であり、特別用途食品でもある。
  3. 3✕機能性表示食品は、喫食習慣や既存情報により安全性が説明できれば、安全性
    試験を実施しなくてもよい。
  4. 4✕難消化性デキストリンを含む食品が特定保健用食品として審査される場合は、
    個別に安全性や有効性の審査を受けることなく、規格基準への適合性が審査される。
  5. 5✕いわゆる「健康食品」は一般食品であり、保健機能に関する法令上の明確な定
    義がない。

正答: 1

出典:厚生労働省 問題PDF

242-243 共通の設問

57 歳男性。5 年前より、2 型糖尿病及び心房細動に対して以下の薬剤が処

図
問243薬学実践問題

この患者に投与される18F–FDG 及びPET/CT 検査に関する記述のうち、誤って

いるのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕生体内での挙動がグルコースと類似するため、この患者の血糖コントロールが
    不十分な場合、患部の描出がしにくい。
  2. 2✕グルコース利用率が高い組織を描出するので、安静状態で検査を行う。
  3. 3✕本剤の使用に際しては、放射線防護に関する法令を遵守する必要がある。
  4. 4○PET/CT 検査による患者の被曝実効線量は、一般公衆の1 年間の被曝実効線
    量より低い。
  5. 5✕本剤が蓄積した組織から放出される消滅放射線を測定し画像化する。

正答: 4

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244-245 共通の設問

小学校において、学校薬剤師が飲料水の水質検査を行った。この学校で

は、飲料水は水道水を水源として3 階建物屋上の高置水槽に貯水し、あらためて塩

素消毒装置を通したのち、校内の各階に設置した給水栓から給水している。

問244薬学実践問題

飲料水の水質検査に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕塩化物イオンは、し尿等の混入があると値が増加する。
  2. 2✕濁度は、無機又は有機性の浮遊物が多いと値が増加する。
  3. 3✕有機物(全有機炭素(TOC)の量)の測定では、水中の有機物質を酸化して生
    成したCO2 量から炭素量に換算している。
  4. 4○大腸菌は、特定酵素基質培地法を用いて、b–ガラクトシダーゼ活性の有無に
    よって検出している。
  5. 5✕pH 値は、水質の変化によって変動するが、遊離残留塩素の消毒効果にも影響
    を与える。

正答: 4

出典:厚生労働省 問題PDF