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第105回 — 薬剤

演習モードで解く
問41必須問題

弱酸性薬物について、pH 分配仮説に従った消化管吸収を表す図はどれか。1つ

選べ。

選択肢図
  1. 1○
  2. 2✕
  3. 3✕
  4. 4✕
  5. 5✕

正答: 1

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問42必須問題

図は脳毛細血管の断面を模式的に示したものである。1 ~6 のうち、P–糖タン

パク質の局在と機能を表すのはどれか。1つ選べ。ただし、矢印は薬物の輸送方向

を示す。

選択肢図
  1. 1✕
  2. 2○
  3. 3✕
  4. 4✕
  5. 5✕
  6. 6✕

正答: 2

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問43必須問題

薬物代謝における第II相反応はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕アルキル化
  2. 2✕加水分解
  3. 3✕還元
  4. 4✕酸化
  5. 5○抱合

正答: 5

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問44必須問題

CYP3A4 の活性を不可逆的に阻害するのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕イソニアジド
  2. 2○エリスロマイシン
  3. 3✕シメチジン
  4. 4✕ファモチジン
  5. 5✕リファンピシン

正答: 2

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問45必須問題

図の1 ~5 のうち、イヌリンの血漿中濃度と腎クリアランスとの関係を示すの

はどれか。1つ選べ。

腎クリアランス

血漿中濃度

選択肢図
  1. 1✕
  2. 2✕
  3. 3○
  4. 4✕
  5. 5✕

正答: 3

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問46必須問題

体内動態が線形1–コンパートメントモデルに従う薬物について、静脈内投与時

の投与量に等しいのはどれか。1つ選べ。ただし、このときの血中濃度時間曲線下

面積をAUC とし、全身クリアランスはCLtot、分布容積はVd とする。

  1. 1○CLtot・AUC
  2. 2✕CLtot・Vd
  3. 3✕CLtot・AUC・Vd
  4. 4✕CLtot・Vd
    AUC
  5. 5✕CLtot
    AUC・Vd

正答: 1

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問47必須問題

体内動態が線形1–コンパートメントモデルに従う薬物を、消失半減期ごとに同

量繰り返し投与した場合の蓄積率はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕1.3
  2. 2✕1.5
  3. 3✕1.7
  4. 4○2.0
  5. 5✕4.0

正答: 4

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問48必須問題

濃度0.01 mol/kg の水溶液にしたとき、凝固点降下度が最も大きいのはどれ

か。1つ選べ。

  1. 1✕D–グルコース
  2. 2✕L–アスコルビン酸ナトリウム
  3. 3✕L–ロイシン
  4. 4○塩化カルシウム
  5. 5✕塩化ナトリウム

正答: 4

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問49必須問題

一定温度の水に溶解したとき、表面張力が図中のAの挙動を示す物質はどれ

か。1つ選べ。

図

表

面

張

力

  1. 1✕1–オクタノール
  2. 2✕エタノール
  3. 3○塩化ナトリウム
  4. 4✕パルミチン酸
  5. 5✕ラウリル硫酸ナトリウム

正答: 3

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問50必須問題

フォークトモデルにおいて、一定の力をかけ続けたときのひずみが時間経過と

ともに増加する現象はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕応力緩和
  2. 2○クリープ
  3. 3✕クリーミング
  4. 4✕ダイラタンシー
  5. 5✕チキソトロピー

正答: 2

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問51必須問題

製剤に汎用される高分子のうち、温水に溶けて粘稠なゾルとなり、冷やすとゲ

ル化する天然由来の高分子はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕アルブミン
  2. 2✕結晶セルロース
  3. 3○ゼラチン
  4. 4✕ヒプロメロース
  5. 5✕ポビドン

正答: 3

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問52必須問題

日本薬局方において、「経口投与する、糖類又は甘味剤を含む粘稠性のある液状

又は固形の製剤」と定義されているのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕ガム剤
  2. 2✕リモナーデ剤
  3. 3✕経口フィルム剤
  4. 4✕経口ゼリー剤
  5. 5○シロップ剤

正答: 5

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問53必須問題

図は湿式顆粒圧縮法による錠剤の製造工程を示している。図中のアの単位操作

で用いられる装置はどれか。1つ選べ。

図

5

選択肢図
  1. 1✕
  2. 2✕
  3. 3✕
  4. 4○
  5. 5✕

正答: 4

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問54必須問題

図に示す構造を有し、医療用医薬品として用いられている製剤の適用部位はど

れか。1つ選べ。

図
  1. 1○口腔
  2. 2✕子宮
  3. 3✕直腸
  4. 4✕皮膚
  5. 5✕眼

正答: 1

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問55必須問題

遺伝子組換え医薬品のうち、標的細胞表面に発現している抗原タンパク質を認

識して結合し、抗腫瘍効果を示すのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕アルテプラーゼ
  2. 2✕エポエチン アルファ
  3. 3✕グルカゴン
  4. 4○ニボルマブ
  5. 5✕ペグビソマント

正答: 4

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問169薬学理論問題

薬物の吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕抗コリン薬は、胃内容排出速度を増大させ、経口投与された併用薬の最高血中
    濃度到達時間の短縮や最高血中濃度の上昇を引き起こす。
    抗コリン薬は、胃内容排出速度を低下させ、最高血中濃度到達時間の延長を引き起こす。
  2. 2✕鼻粘膜は、重層扁平上皮細胞からなり、細胞間は密着結合により強固に結合し
    ているため、バリアー機能は高く、高分子薬物の吸収部位としては不適である。
    鼻粘膜は単層円柱上皮であり、バリアー機能は比較的低く高分子薬物もある程度吸収される。
  3. 3✕皮膚の角質層は皮膚を構成する層の中で最も厚いため、薬物の経皮吸収におけ
    る最大の障壁となる。
    皮膚の角質層は最も外側の薄い層であるが、経皮吸収の最大の障壁となる(最も厚い層ではない)。
  4. 4○口腔粘膜からの薬物吸収は、一般に受動拡散によって起こるが、その吸収速度
    は部位により異なり、舌下粘膜で大きい。
  5. 5○直腸下部からの薬物吸収は、門脈や肝臓を通過せずに全身循環に移行するた
    め、肝初回通過効果を回避できる。

正答: 4・5

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問170薬学理論問題

薬物の生体内分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○腎臓や小腸粘膜の毛細血管は有窓内皮であるため、低分子薬物は窓構造に存在
    する小孔を介して毛細血管を透過できる。
  2. 2✕皮下に投与された分子量5,000 以下の薬物は、毛細血管よりも毛細リンパ管に
    移行しやすい。
    分子量5,000以下の低分子薬物は、毛細血管へ移行しやすい(高分子薬物がリンパ管へ移行しやすい)。
  3. 3✕アルブミンは血漿中に約4 g/dL 存在し、プロプラノロールやイミプラミンの
    ような塩基性薬物と強く結合する。
    アルブミンは酸性薬物と強く結合する(プロプラノロール・イミプラミン等の塩基性薬物はα1–酸性糖タンパクに結合)。
  4. 4○プラバスタチンは肝細胞の血液側細胞膜に発現する有機アニオントランスポー
    ターOATP1B1 を介して細胞内に取り込まれる。
  5. 5✕血漿タンパク結合率が高い弱酸性薬物は、乳汁中への移行性が高い。血漿タンパク結合率が高い弱酸性薬物は、乳汁中への移行性が低い。

正答: 1・4

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問171薬学理論問題

1 ~5のうち、アセトアミノフェンによる肝毒性に関与し、エタノールにより

誘導される酵素が関わる代謝過程はどれか。1つ選べ。

図

3

選択肢図
  1. 1✕
  2. 2✕
  3. 3○
  4. 4✕
  5. 5✕

正答: 3

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問172薬学理論問題

ある薬物を患者に点滴静注により持続投与中である。定常状態における血中薬

物濃度は5.0 ng/mL であり、定常状態到達時にいったん完全に排尿し、5 時間後

に再度排尿した尿の総量は300 mL、尿中薬物濃度は180 ng/mL であった。この患

者における糸球体ろ過速度を120 mL/min、薬物の尿細管再吸収率を20%、血中非

結合形分率を0.20 としたとき、この薬物の尿細管分泌クリアランス(mL/min)

に最も近い値はどれか。1つ選べ。

  1. 1✕10
  2. 2○20
  3. 3✕150
  4. 4✕600
  5. 5✕2,500

正答: 2

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問173薬学理論問題

薬物の胆汁中排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1○肝実質細胞の胆管側細胞膜上に発現し、薬物や薬物の代謝物を胆汁中へ排出す
    るトランスポーターの多くは、ATP の加水分解エネルギーを直接利用した輸送

    を行う。
  2. 2✕一般に、分子量が小さい薬物ほど、胆汁中に排泄されやすい。一般に分子量が大きい薬物ほど胆汁中に排泄されやすい。
  3. 3○肝実質細胞から毛細胆管中に排出された薬物は、総胆管を経て十二指腸内に分
    泌される。
  4. 4✕グルクロン酸抱合体となることで腸肝循環を受ける薬物は、腸内細菌がもつ
    b–グルクロニダーゼを阻害すると、血中濃度時間曲線下面積が増加する。
    β–グルクロニダーゼを阻害すると腸肝循環が抑制され、血中濃度時間曲線下面積は減少する。
  5. 5✕薬物の肝クリアランスは肝臓での代謝クリアランスで表され、胆汁中への排泄
    クリアランスは考慮されない。
    薬物の肝クリアランスには代謝クリアランスと胆汁排泄クリアランスの両方が含まれる。

正答: 1・3

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問174薬学理論問題

治療薬物モニタリング(TDM)が有効な薬物の特徴として、適切でないのは

どれか。1つ選べ。

  1. 1✕体内動態の個人間変動が大きい。
  2. 2✕治療域が中毒域と接近している。
  3. 3○血中薬物濃度と薬効・副作用の相関が不明である。
  4. 4✕他の方法では薬効・副作用を判定するのが困難である。
  5. 5✕臨床投与量の範囲において、投与量と血中薬物濃度の関係が非線形性を示す。

正答: 3

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問175薬学理論問題

トランスポーターを介した薬物の尿細管分泌が併用薬によって阻害され、薬物

の血中濃度上昇をもたらす薬物相互作用として、トランスポーター、薬物、併用薬

の正しい組合せはどれか。2つ選べ。

トランスポーター 薬物 併用薬

  1. 1✕中性アミノ酸トランスポーター
    レボドパ カルビドパ

    LAT1
  2. 2○P–糖タンパク質 ジゴキシン キニジン
    有機アニオントランスポーター
  3. 3○メトトレキサート プロベネシド
    OAT1 、OAT3

    ペプチドトランスポーター
  4. 4✕メトホルミン シメチジン
    PEPT1

    H+/有機カチオン逆輸送体
  5. 5✕リチウム ロキソプロフェン
    MATE1 、MATE2–K

正答: 2・3

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問176薬学理論問題

ある薬物10 mg を被験者に急速静脈内投与した後、薬物の血中濃度及び尿中排

泄量を測定したところ、血中濃度時間曲線下面積は0.20 mg・h/L、尿中総排泄量

は2.0 mg であった。一方、この薬物40 mg を同一被検者に経口投与したときの尿

中総排泄量は3.0 mg であった。この薬物40 mg を経口投与したときの体内動態の

説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、この薬物は肝代謝及び腎排泄

でのみ消失し、体内動態は線形性を示す。また、肝血流速度は80 L/h とする。

  1. 1○全身クリアランスは50 L/h である。
  2. 2✕肝クリアランスは10 L/h である。肝クリアランスは40 L/h(全身50 L/h − 腎10 L/h)である。
  3. 3✕肝抽出率は63%である。肝抽出率は50%(40/80)である。
  4. 4○体循環に移行する薬物量は15 mg である。
  5. 5✕門脈に移行する割合は90%である。門脈に移行する割合は90%とはいえない(経口40mgで尿中3.0mg→腎排泄分率より推定)。

正答: 1・4

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問177薬学理論問題

粒子径のみが異なる大小2 種の単分散球形固体粒子から成る粉体I及びIIを、

同一仕込み量(W0)で一定温度の水にそれぞれ投入し攪拌した。溶解せずに残っ

ている量(Wt)を経時的に測定したところ、図のような関係が得られた。この結

果の説明に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、溶解はシン

ク条件において拡散律速で進行するものとし、試験条件は同じとする。

0.35

図

時間(分)

  1. 1○粉体IとIIの粒子の溶解現象は、いずれもHixson–Crowell の式に従う。
  2. 2○粉体Iの粒子は、粉体IIの粒子よりも粒子径が大きい。
  3. 3✕粉体IIの粒子は、溶解に伴って粒子の形状が球形から不規則形に変化してい
    る。
    粉体IIも単分散球形であり、球形のまま粒径が縮小する(不規則形には変化しない)。
  4. 4✕粉体Iの粒子の溶解速度定数は0.006 g1/3/min である。粉体Iの粒子の溶解速度定数は0.006 g1/3/minとはならない(傾きより算出)。
  5. 5✕試験開始60 分後において、溶解した粉体IIの量は0.36 g である。試験開始60分後に溶解した粉体IIの量は0.36 gではない(図のWtより算出)。

正答: 1・2

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問178薬学理論問題

乳剤A、B及びCはそれぞれ図に示す容積の水と油からなっている。これらの

乳剤には非電解質の薬物1,000 mg が溶解している。25 °Cにおける乳剤A~Cの油

相及び水相中の薬物濃度に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

ただし、25 °Cにおける薬物の油/水分配係数は1,000 であり、分配平衡に達してい

るものとする。また、溶解に伴う容積変化は無視でき、両相において薬物は会合し

ないものとする。

A B C

図図

油相

20 mL

  1. 1✕乳剤AとBの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。乳剤BとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。
  2. 2✕乳剤AとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。乳剤BとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。
  3. 3○乳剤BとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。
  4. 4✕乳剤Aの水相中の薬物濃度は、乳剤Bの水相中の薬物濃度のほぼ半分である。乳剤BとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。
  5. 5✕乳剤Bの水相中の薬物濃度は、乳剤Cの水相中の薬物濃度のほぼ半分である。乳剤BとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。

正答: 3

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問179薬学理論問題

ある非電解質性薬物の安定形結晶と準安定形結晶を、固相が常に存在する状態

でそれぞれ一定温度の水に溶解したところ、図に示す薬物濃度―時間曲線I及びII

が得られた。この薬物の溶解挙動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選

べ。

14

図

12

薬物濃度(mg/mL)10

8

6

4

2

0

時間(分)

  1. 1○曲線Iは、安定形結晶の溶解曲線を示している。
  2. 2✕曲線IIのアの付近では、固相の大部分が安定形結晶として存在する。曲線IIのアの付近では、固相の大部分が準安定形結晶として存在する。
  3. 3✕曲線IIのイの付近では、薬物が過飽和状態で溶解している。曲線IIのイの付近では、薬物は安定形の溶解度を超えた過飽和状態ではなく既に結晶転移が進行している。
  4. 4✕曲線IIのイの付近では、固相の大部分が準安定形結晶として存在する。曲線IIのイの付近では、固相の大部分が安定形結晶として存在する。
  5. 5○安定形結晶の溶解度は、約6 mg/mL である。

正答: 1・5

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問180薬学理論問題

図は薬物Aの水和物について昇温過程で熱重量測定(TG)及び示差走査熱量

測定(DSC)を行った結果である。薬物Aに関する記述のうち、最も適切なのは

どれか。1つ選べ。ただし、薬物Aには水和物、無水物ともに結晶多形は存在しな

い。

図

増

質

量

変

ア イ ウ

昇温

温度(°C)

図
  1. 1○温度アでみられるDSC 曲線の吸熱ピークは、薬物Aの水和物からの結晶水の
    脱離に基づいている。
  2. 2✕温度アの付近において、薬物Aは融解する。温度アでみられるDSC 曲線の吸熱ピークは、薬物Aの水和物からの結晶水の 脱離に基づいている。
  3. 3✕温度イの付近において、薬物Aの水和物からの結晶水の脱離が起きる。温度アでみられるDSC 曲線の吸熱ピークは、薬物Aの水和物からの結晶水の 脱離に基づいている。
  4. 4✕温度イの付近において、薬物Aは結晶化する。温度アでみられるDSC 曲線の吸熱ピークは、薬物Aの水和物からの結晶水の 脱離に基づいている。
  5. 5✕温度ウを超えて観察される質量変化は、薬物Aの気化に基づいている。温度アでみられるDSC 曲線の吸熱ピークは、薬物Aの水和物からの結晶水の 脱離に基づいている。

正答: 1

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問181薬学理論問題

光に対して不安定な薬物Aを含有するフィルムコーティング錠に含まれる添加

剤を以下に示す。添加剤の種類や量を変更したときに起こり得る錠剤特性の変化に

関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

有効成分 薬物A

乳糖、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、

添加剤(素錠中)

ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム

添加剤(コーティ

ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン

ング剤中)

  1. 1○カルメロースカルシウムをカルメロースナトリウムに変更すると、錠剤は崩壊
    しにくくなる。
  2. 2○ヒドロキシプロピルセルロースの配合量を相対的に減らすと、素錠の硬度は下
    がりやすくなる。
  3. 3✕ステアリン酸マグネシウムの配合量を相対的に減らすと、キャッピングが起こ
    りやすくなる。
    ステアリン酸マグネシウムの配合量を相対的に増やすと(減らすとではなく)キャッピングが起こりやすくなる。
  4. 4✕ヒプロメロースをヒプロメロースフタル酸エステルに変更すると、日本薬局方
    崩壊試験第2 液中における薬物Aの溶出は起こらない。
    ヒプロメロースフタル酸エステルは腸溶性であり、崩壊試験第2液(pH 6.8)では溶解し薬物Aの溶出は起こる。
  5. 5✕酸化チタンを除いても、本錠剤に光を当てた際の薬物Aの安定性は変わらな
    い。
    酸化チタンを除くと、遮光性が低下し、光に対する薬物Aの安定性は低下する。

正答: 1・2

出典:厚生労働省 問題PDF

問182薬学理論問題

医薬品の容器に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕吸入液剤を製するには、通例、有効成分に溶剤を加えて溶液とし、液状の噴射
    剤とともに耐圧性の容器に充塡し、定量バルブを装着する。
    吸入液剤(ネブライザー用)は液状の噴射剤を用いる定量バルブ式ではなく、水性容器等に充塡する。
  2. 2○坐剤に用いる容器は、通例、密閉容器とする。
  3. 3✕血液透析用剤に用いる容器は、通例、密封容器とする。血液透析用剤に用いる容器は、通例気密容器とする(密封容器ではない)。
  4. 4○点眼剤に用いる容器は、通例、点眼剤の不溶性異物検査法の試験に支障をきた
    さない透明性のある気密容器とする。
  5. 5✕外用エアゾール剤及びポンプスプレー剤に用いる容器は、通例、耐圧性の容器
    とする。
    ポンプスプレー剤に用いる容器は、通例耐圧性の容器ではない。

正答: 2・4

出典:厚生労働省 問題PDF

問183薬学理論問題

粒子が関係する日本薬局方一般試験法に関する記述のうち、正しいのはどれ

か。2つ選べ。

  1. 1✕レーザー回折・散乱法による粒子径測定法は、単色光ビームを利用するため、
    液中に分散した試料は測定できない。
    レーザー回折・散乱法は、液中に分散した試料も測定できる。
  2. 2✕注射剤の不溶性微粒子試験法は、注射剤中の不溶性異物の有無を調べる検査法
    である。
    注射剤の不溶性微粒子試験法は、微粒子の大きさ及び数を試験する方法(不溶性異物検査法は別法)である。
  3. 3✕吸入剤の送達量均一性試験法は、吸入剤から生成するエアゾールの微粒子特性
    を評価する方法である。
    送達量均一性試験法は、1回吸入当たりの送出量のばらつきを評価する方法である。
  4. 4○粉体の粒子密度測定法は、通例、気体置換型ピクノメーターを用いて、粉末状
    医薬品又は医薬品原料の粒子密度を測定する方法である。
  5. 5○点眼剤の不溶性微粒子試験法は、点眼剤中の不溶性微粒子の大きさ及び数を試
    験する方法である。

正答: 4・5

出典:厚生労働省 問題PDF

266-267 共通の設問

68 歳男性。狭心症。かかりつけ医を受診し、定期的に処方1 の薬剤を服用

している。来局時の聞き取りにより、この患者は最近、他の医療機関で非小細胞肺

がんと診断され、エルロチニブ塩酸塩錠による化学療法の実施が予定されていると

のことであった。

(処方1 )

図
問267薬学実践問題

処方変更をしない場合に問題となる、エルロチニブの体内動態の変化として適切

なのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○吸収の低下
  2. 2✕肝代謝の阻害
  3. 3✕肝代謝の亢進
  4. 4✕尿中排泄の阻害
  5. 5✕胆汁排泄の阻害

正答: 1

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268-269 共通の設問

65 歳男性。花粉症のため近医を受診した。医師が服用中の薬について確認

したところ、以下の処方による治療を受けていることがわかった。そこで、医師は

地域連携の会議等でよく顔を合わせている薬剤師に電話して、抗アレルギー剤の選

択について相談した。

(処方)

図
問269薬学実践問題

その薬剤の処方を避けることが望ましい理由として、適切なのはどれか。1つ選

べ。

  1. 1✕テルミサルタンの血漿タンパク結合を阻害するため。腎機能障害患者では、その薬物の高い血中濃度が持続するため。
  2. 2✕テルミサルタンの代謝を阻害するため。腎機能障害患者では、その薬物の高い血中濃度が持続するため。
  3. 3✕沈降炭酸カルシウムへの吸着により、その薬物の薬効が減弱するため。腎機能障害患者では、その薬物の高い血中濃度が持続するため。
  4. 4✕肝機能障害患者では、その薬物の活性代謝物への代謝が抑制されるため。腎機能障害患者では、その薬物の高い血中濃度が持続するため。
  5. 5○腎機能障害患者では、その薬物の高い血中濃度が持続するため。

正答: 5

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270-271 共通の設問

58 歳男性。体重60 kg。生体腎移植を受けるため入院した。持病である胃

潰瘍、高コレステロール血症及び三叉神経痛の治療のため、以下の薬剤を服用して

いる。

(処方)

図
問271薬学実践問題

術後、タクロリムス水和物徐放性カプセルを経口投与し、定常状態におけるタク

ロリムスの平均血中濃度を10 ng/mL としたい。この患者に対するタクロリムスの

  1. 1✕日投与量(mg/day)として最も適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、この患
    者におけるタクロリムスの全身クリアランス及びバイオアベイラビリティは腎移植

    前後で変化しないものとする。

    1 1.0
    4.0
  2. 2✕2.0
  3. 3○4.0
  4. 4✕6.0
  5. 5✕8.0

正答: 3

出典:厚生労働省 問題PDF

272-273 共通の設問

54 歳女性。152 cm、48 kg。高血圧、脂質異常症、深在性皮膚真菌症の治

療のため処方1 と処方2 の薬剤を服用していた。その後、深部静脈血栓塞栓症を発

症し、その治療のため処方3 が追加となった。

(処方1 )

図
問272薬学実践問題

多型を検査すべき遺伝子として、適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 1○CYP2C9
  2. 2✕CYP2C19
  3. 3✕CYP2D6
  4. 4✕UGT1A1
  5. 5✕NAT2

正答: 1

出典:厚生労働省 問題PDF

274-275 共通の設問

14 歳女児。身長160 cm、体重52 kg。造血幹細胞移植後の真菌感染症予防

のため、フルコナゾールカプセルで管理を行っていた。しかし、画像診断や検査値

などからアスペルギルス症が疑われ、注射用ボリコナゾールが投与されることに

なった。

検査値: AST 25 IU/L、ALT 37 IU/L、c–GTP 40 IU/L、

血清クレアチニン値0.7 mg/dL

問275薬学実践問題

初日はボリコナゾールとして1 回300 mg を1 日2 回、2 日目以降は1 回200 mg

を1 日2 回点滴静注し、治療を行ったが、症状やレントゲン陰影の改善はみられな

かった。この患者におけるボリコナゾールの定常状態での平均血漿中濃度は

1.0 mg/L であったため、薬剤師は治療域に達していないと判断した。

この患者における定常状態における平均血漿中濃度を2.5 mg/L としたい。ボリ

コナゾールの1 日投与量(mg/day)として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

ただし、ボリコナゾールの定常状態における平均血漿中濃度と体内からの消失速

度の関係はMichaelis–Menten 式で表され、Km 値は0.50 mg/L とする。

  1. 1○500
  2. 2✕600
  3. 3✕700
  4. 4✕800
  5. 5✕1,000

正答: 1

出典:厚生労働省 問題PDF

276-277 共通の設問

47 歳男性。1 年前に潰瘍性大腸炎と診断され、メサラジンで治療を受けて

いた。しかし、コントロール不良のため、アザチオプリンが投与されることになっ

た。薬剤師が処方監査の際、検査値を確認したところ、あるウイルスの既感染者で

あることに気付き、ウイルスの再活性化に注意しながらアザチオプリンを投与する

ように医師に提案した。

検査値: ALT 13 IU/L、AST 20 IU/L、HCV 抗体(-)、HBs 抗原(-)、HBs 抗

体(-)、HBc 抗体(+)、eGFR 39 mL/min/1.73 m2

問277薬学実践問題

アザチオプリンで治療を継続していたところ、9 ヶ月後にウイルスの再活性化が

確認され、患者の腎機能を考慮して、核酸アナログであるテノホビルアラフェナミ

ドフマル酸塩に変更されることになった。

テノホビルアラフェナミドはテノホビルの経口吸収性を改善したプロドラッグで

あり、同様のプロドラッグとしてテノホビルジソプロキシルが臨床で先行使用され

ている。いずれのプロドラッグも血漿中や標的細胞中で加水分解されてテノホビル

となり、さらに細胞内でリン酸化されて活性代謝物のテノホビル二リン酸となり、

図

投与すると、標的細胞内において、テノホビル二リン酸がより高い濃度で産生され

る。

図

べ。

ア イ

  1. 1✕消化管からの吸収速度 遅い
  2. 2○血漿中での加水分解速度 遅い
  3. 3✕標的細胞中での加水分解速度 遅い
  4. 4✕腎クリアランス 大きい
  5. 5✕バイオアベイラビリティ 小さい

正答: 2

出典:厚生労働省 問題PDF

278-279 共通の設問

5 歳女児。熱や咳の症状があり母親に連れられて受診し、下記内容の処方

箋を持って来局した。母親との会話において、子どもは以前にも散剤や顆粒剤を服

用したことがあり、問題なく飲めたとのことであった。また、母親が右手に包帯を

しており、物を取扱いにくいため、一包にまとめて欲しいと医師に申し入れ済みと

のことであった。

(処方)

図
問278薬学実践問題

薬剤師はこの処方の調剤方法を検討するため、アスベリン®散と幼児用PL 配合

顆粒の処方量を十分に振とう混合してみた。このときの状態を模式的に表す図とし

て、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

アスベリン®散

幼児用PL 配合顆粒

選択肢図
  1. 1○
  2. 2✕
  3. 3✕
  4. 4✕
  5. 5✕

正答: 1

出典:厚生労働省 問題PDF

280-281 共通の設問

食道がん全摘出後の患者(体重65 kg)の栄養管理として、高カロリー輸

液による中心静脈栄養法が実施されていた。NST(栄養サポートチーム)が患者

ラウンドを行った際に、患者の皮膚状態が乾燥し、鱗状になっていることを発見し

た。NST の薬剤師は、必須脂肪酸欠乏を疑い、医師らとともに他の臨床症状や検

査値を確認した。協議の結果、静注用脂肪乳剤(イントラリポス®輸液20%、

100 mL、1 本)を投与することになった。

問281薬学実践問題

今回投与されることになった静注用脂肪乳剤には以下の成分が含まれている。前

問における説明の理由として正しいのはどれか。1つ選べ。

図
  1. 1✕脂肪乳剤の乳濁安定性を高めるため。血中での過剰な脂肪粒子の停滞を防ぐため。
  2. 2✕精製大豆油の分解を抑えるため。血中での過剰な脂肪粒子の停滞を防ぐため。
  3. 3✕精製卵黄レシチンの添加により投与器具への有効成分の吸着を抑えるため。血中での過剰な脂肪粒子の停滞を防ぐため。
  4. 4✕濃グリセリンが脂肪粒子の最大粒子径を0.2 nm 以下にする目的で添加されて
    いるため。
    血中での過剰な脂肪粒子の停滞を防ぐため。
  5. 5○血中での過剰な脂肪粒子の停滞を防ぐため。

正答: 5

出典:厚生労働省 問題PDF

282-283 共通の設問

73 歳女性。卵巣がんStageIIIc に対してTC(パクリタキセル+ カルボプ

ラチン)療法を施行していたが6 ヶ月後に再発した。そこで2 次療法として、ドキ

ソルビシン塩酸塩をMPEG–DSPE(注)修飾リポソームに封入した注射剤(ドキシ

ル®注)を導入することになった。

図

glycero–3–phosphoethanolamine sodium salt

問282薬学実践問題

ドキシル®注に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 1✕添加物に卵由来の成分が含まれているので、卵アレルギーの患者には慎重に投
    与する。
    ドキシル注の添加物は卵由来成分を含まず、卵アレルギーは本剤の留意点ではない。
  2. 2✕ステルス機能を有する能動的ターゲティング製剤である。本剤はPEG修飾による受動的ターゲティング(EPR効果)製剤であり、能動的ではない。
  3. 3✕希釈には生理食塩液を使用する。希釈には5%ブドウ糖注射液を用いる(生理食塩液は不可)。
  4. 4○従来のドキソルビシン塩酸塩製剤に比べて、インフュージョンリアクションが
    現れやすい。
  5. 5○リポソームへのMPEG–DSPE 修飾により、細網内皮系に異物として認識され
    にくい。

正答: 4・5

出典:厚生労働省 問題PDF

284-285 共通の設問

68 歳女性。肝及び腎機能の検査値は正常範囲内であった。変形性関節症と

膀胱炎のため、処方1 の薬剤で治療を受けていた。

(処方1 )

ヤクバン®テープ40 mg(注1) 1 回1 枚

1 日2 回 両膝に各1 枚貼付 7 日分(全28 枚)

図

時間単回貼付時のCmax は39 ng/mL、AUC0‒3 は902 ng・h/mL。

図

を36.2 mg 含有する。24 時間単回貼付時のCmax は751 ng/mL、

AUC0‒3 は19,000 ng・h/mL。

図

ロキソプロフェンナトリウム錠60 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)

ノルフロキサシン錠100 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)

1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分

問284薬学実践問題

ロコア®テープには、フルルビプロフェンの光学異性体のうち活性体のみが配合

されており、従来のフルルビプロフェン貼付剤と比較して鎮痛効果が高い製剤とし

て臨床で使用されている。この高い鎮痛効果を示す薬剤学的な理由として考えられ

る最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. 1✕ハッカ油の配合で、エスフルルビプロフェンの基剤/皮膚間の分配係数が高く
    なるため。
    ハッカ油の配合で、エスフルルビプロフェンの経皮吸収性が高くなるため。
  2. 2✕ハッカ油の配合で、エスフルルビプロフェンの揮発性が高くなるため。ハッカ油の配合で、エスフルルビプロフェンの経皮吸収性が高くなるため。
  3. 3✕ハッカ油の配合で、テープ剤の皮膚粘着性が低くなるため。ハッカ油の配合で、エスフルルビプロフェンの経皮吸収性が高くなるため。
  4. 4○ハッカ油の配合で、エスフルルビプロフェンの経皮吸収性が高くなるため。
  5. 5✕基剤中に大量の水を含むことで、エスフルルビプロフェンの溶解性が低下する
    ため。
    ハッカ油の配合で、エスフルルビプロフェンの経皮吸収性が高くなるため。

正答: 4

出典:厚生労働省 問題PDF