第105回 — 実務
演習モードで解く薬局薬剤師の役割として正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕入院患者の薬物療法を決定する。国民の主体的な健康管理を支援する。
- 2○国民の主体的な健康管理を支援する。
- 3✕医師の指示に基づき、在宅患者に治療行為をする。国民の主体的な健康管理を支援する。
- 4✕親交のある患者に対し、供給不足の医薬品を優先的に配分する。国民の主体的な健康管理を支援する。
- 5✕来局者の健康診断の結果から糖尿病の早期診断をする。国民の主体的な健康管理を支援する。
正答: 2
患児に対する以下の処方箋を持参した母親より、「前回、量が多すぎて全部飲ま
せるのにとても苦労した」と相談を受けた。そこで、医師と協議の結果、薬剤の規
格を変更し、調剤することとなった。
(処方)
アモキシシリン水和物細粒10% 1 回2.6 g(1 日7.8 g)
1 日3 回 朝昼夕食後 4 日分
上記薬剤の規格を20%に変更して調剤する場合、秤量する全量として正しいの
はどれか。1つ選べ。
- 1✕5.2 g
- 2✕10.4 g
- 3○15.6 g
- 4✕31.2 g
- 5✕62.4 g
正答: 3
器官形成期に該当し、薬剤による催奇形性のリスクが最も高いと考えられる妊
娠週はどれか。1つ選べ。
- 1✕2 週未満
- 2✕2 ~3 週
- 3○4 ~7 週
- 4✕8 ~12 週
- 5✕13 週以降
正答: 3
日本薬局方で規定されている温度の範囲として正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕常温とは10~30 °Cである。室温とは1 ~30 °Cである。
- 2○室温とは1 ~30 °Cである。
- 3✕微温とは20~30 °Cである。室温とは1 ~30 °Cである。
- 4✕冷水とは20 °C以下の水である。室温とは1 ~30 °Cである。
- 5✕温湯とは40~50 °Cの水である。室温とは1 ~30 °Cである。
正答: 2
「消毒用エタノール」のエタノール濃度の範囲は日本薬局方に規定されている。
その規定内のエタノール濃度(vol%)はどれか。1つ選べ。
- 1✕20
- 2✕30
- 3✕50
- 4○80
- 5✕99
正答: 4
薬局間で譲渡を行う際、譲受・譲渡の記録が法律上必要なのはどれか。1つ選
べ。
- 1✕化粧品
- 2✕医薬部外品
- 3✕第二類医薬品
- 4✕指定第二類医薬品
- 5○第二種向精神薬
正答: 5
健康サポート薬局の活動・業務内容として適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アドヒアランスの悪い患者に対して、残薬を入れる袋を渡した上で来局しても
らい、服薬状況を確認した。 - 2○健康相談で来局した地域住民の家庭血圧が高いことを確認したため、降圧剤を
調剤した。 - 3✕市販の医薬品を使用しても体調の改善が見られなかった地域住民に対して受診
勧奨した。 - 4✕地域住民に対して、医薬品の適正使用に関する講演を行った。
- 5✕地域住民から介護サービスに関する相談があったため、地域包括支援センター
を紹介した。
正答: 2
在宅訪問し、薬剤管理指導を実施するにあたり、医師から入手した診療情報提
供書の内容を踏まえて、薬剤師が策定し、必要に応じて見直しをしていくのはどれ
か。1つ選べ。
- 1✕サービス提供に係わる重要事項説明書
- 2✕居宅療養管理指導契約書
- 3○薬学的管理指導計画書
- 4✕訪問薬剤管理指導報告書
- 5✕訪問薬剤管理指導記録簿
正答: 3
壊死組織を除去して創部を清浄化する行為はどれか。1つ選べ。
- 1✕ドレナージ
- 2✕スクラビング
- 3✕トリアージ
- 4✕デ・エスカレーション
- 5○デブリードマン
正答: 5
学校薬剤師の業務として教室内の空気検査がある。シックハウス症候群の原因
物質の1 つで、室内空気中濃度に関する基準値が設定されているのはどれか。1つ
選べ。
- 1✕二酸化炭素
- 2✕ベンゼン
- 3○ホルムアルデヒド
- 4✕窒素酸化物
- 5✕硫黄酸化物
正答: 3
196-197 共通の設問
65 歳男性。週3 回の血液透析が施行されており、処方1 の薬剤を服用して
いた。
(処方1 )
炭酸ランタン口腔内崩壊錠250 mg 1 回2 錠(1 日6 錠)
1 日3 回 朝昼夕食直後 14 日分
今回の検査において、eGFR 15 mL/min/1.73 m2、血中リン濃度5.5 mg/dL、補
正血中カルシウム濃度9.0 mg/dL、血清アルブミン濃度3.7 g/dL、ヘモグロビン
値12.0 g/dL、血清フェリチン値150 ng/mL という結果であった。また、患者か
ら胃部不快感の訴えもあり処方2 に変更となった。
(処方2 )
スクロオキシ水酸化鉄チュアブル錠250 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)
1 日3 回 朝昼夕食直前 14 日分
処方2 及びこの患者への生活指導に関する説明のうち、適切なのはどれか。2つ
選べ。
- 1○リンの吸収を抑えるお薬です。
- 2✕腎性貧血にも効果があるお薬です。リンの吸収を抑えるお薬(リン吸着薬)で、腎性貧血への効果ではない。
- 3✕鉄が含まれますが、便が黒くなることはありません。鉄が含まれるため、便が黒くなることがある。
- 4○食品添加物を多く含むハムやソーセージの摂りすぎには注意が必要です。
- 5✕果物や生野菜を多く摂るようにしてください。果物や生野菜に含まれるカリウムにも注意が必要であり、透析患者では多く摂りすぎない。
正答: 1・4
198-199 共通の設問
60 歳男性。骨折治療のため入院中。逆流性食道炎のため、1 ヶ月前からオ
メプラゾール腸溶錠20 mg を1 日1 回1 錠、朝食後に服用している。患者の服薬
アドヒアランスは良好であったが、症状の改善がみられなかった。そのため、医師
から他に有効なプロトンポンプ阻害薬(PPI)がないか薬剤師に相談があった。薬
剤師がPPI と薬物代謝酵素CYP2C19 に関する文献などを調べたところ、図のデー
タを見つけた。当院には、他にPPI としてランソプラゾール腸溶性口腔内崩壊錠
30 mg とエソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル20 mg の採用がある。こ
の患者の肝機能及び腎機能は正常であり、ヘリコバクター・ピロリ抗体検査結果は
陰性である。
エソメプラゾールは、オメプラゾールの光学異性体のS 体のみの薬物である。

図 CYP2C19 の遺伝子多型によるPPI の薬剤別胃内pH 抑制効果
(出典)Aliment. Pharmacol. Ther. 2013 Nov;38(9):1129–37 より引用改変
(Homo–EM:homo extensive metabolizer, Hetero–EM:hetero extensive
metabolizer, PM:poor metabolizer)
図から薬剤師が考えた内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕PM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。Homo–EM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。
- 2✕PM の可能性があるので、ランソプラゾールに変更する。Homo–EM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。
- 3✕Hetero–EM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。Homo–EM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。
- 4✕Hetero–EM の可能性があるので、ランソプラゾールに変更する。Homo–EM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。
- 5○Homo–EM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。
- 6✕Homo–EM の可能性があるので、ランソプラゾールに変更する。Homo–EM の可能性があるので、エソメプラゾールに変更する。
正答: 5
200-201 共通の設問
75 歳女性。肝臓がんの疑いで外来通院中。今回、超音波検査で結節性病変
を認めたため、精査目的で入院し、造影剤を用いた画像検査を行うことになった。
ヨード造影剤にアレルギーがあるため、新しく採用となった超常磁性酸化鉄製剤で

投与
肝臓における作用機序:本剤は投与後、肝臓内ではクッパー細胞に取り込まれ、
色の濃い画像が得られる。肝腫瘍組織ではクッパー細胞が欠如しているため、色の
薄い画像が得られる。図中では、信号強度の強い方が黒く表されている。
この患者を担当する研修医から、薬剤部のDI(医薬品情報)担当者に、この薬
剤についての質問があった。DI 担当者の説明として、適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1○ヘモクロマトーシス等の鉄過剰症の患者には禁忌である。
- 2✕メトホルミンなどビグアナイド系薬剤と併用禁忌である。ビグアナイド系との併用禁忌はヨード造影剤であり、本剤(超常磁性酸化鉄製剤)ではない。
- 3○MRI(magnetic resonance imaging)において使用する薬剤である。
- 4✕腎機能が低下している患者には使用できない。腎機能低下患者でも使用できる(ヨード造影剤でなく、腎排泄依存が低い)。
- 5✕ショックやアナフィラキシーは起きない。ショックやアナフィラキシーが起きることがある。
正答: 1・3
202-203 共通の設問
5 歳男児。体重19 kg。歯の痛みのため、母親が自分用として購入してい
た市販薬の痛み止め(1 錠当たり、アスピリン300 mg、無水カフェイン25 mg を
含む)を2 時間ごとに2 錠、計5 回服用させたところ、嘔吐、腹痛が出現したので
受診した。受診時のサリチル酸の血中濃度は36.5 mg/dL であった。受診後は、活
性炭や下剤の投与と強制利尿を行うとともに(A)の投与を行い、翌日には完治退
院した。男児の肝機能及び腎機能は正常であった。
(A)に該当する最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アセチルシステイン内用液
- 2✕イダルシズマブ(遺伝子組換え)静注液
- 3○炭酸水素ナトリウム注射液
- 4✕メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー)静注
- 5✕亜硝酸アミル
正答: 3
204-205 共通の設問
細胞膜などの半透膜を介した水の移動は、膜で隔てられた溶液の浸透圧の
差によって起こる。浸透圧の原理を利用した薬物も用いられている。
前問の浸透圧の原理に基づいた水の動きを利用した薬物はどれか。1つ選べ。
- 1○酸化マグネシウム
- 2✕ナルデメジン
- 3✕センノシド
- 4✕ヒマシ油
- 5✕ビサコジル
正答: 1
206-207 共通の設問
98 歳女性。体重30 kg。逆流性食道炎のため、薬物アが処方された。
(処方)

粉砕して服用する場合の不都合を回避するために、当該病院の採用薬の中から薬
剤師が提案する薬物として、適切でないのはどれか。1つ選べ。ただし、これらの
薬剤は全て錠剤であり粉砕して用いるものとする。
- 1✕

- 2✕

- 3○

- 4✕

- 5✕

正答: 3
208-209 共通の設問
65 歳男性。がんで入院中。当初、医療チームの方針として、アプレピタン
トカプセルを制吐剤として投与することが計画されていたが、口内炎が悪化したた
め、ホスアプレピタントの点滴静注への変更について再度検討することとなった。

アプレピタント ホスアプレピタント
処方の再検討に際して、薬剤師が医療チームに行う説明として適切でないのはど
れか。1つ選べ。
- 1✕ホスアプレピタントは、アプレピタントの経口投与が困難な患者さんのために
開発された薬剤です。 - 2✕ホスアプレピタントは、アプレピタントの水溶性を向上させたプロドラッグで
す。 - 3○ホスアプレピタントは、アプレピタントの窒素原子にリン酸基が導入されたこ
とにより、血液脳関門を通過しやすくなっています。 - 4✕ホスアプレピタントは生体内の代謝反応を通じて、速やかにアプレピタントに
変化します。 - 5✕ホスアプレピタントの投与においても、アプレピタントにおいて認められてい
るような代謝酵素の阻害に基づく薬物相互作用に注意する必要があります。
正答: 3
210-211 共通の設問
73 歳男性。高血圧と糖尿病のため以下の薬剤が処方されていた。
(処方)

この処方を調剤する場合に、薬剤師の対応として適切でないのはどれか。1つ選
べ。なお、それぞれのケースにおいて患者の了承はあるものとする。
- 1✕オルメサルタンメドキソミル錠とそれ以外の薬剤を別々に分包する。
- 2✕医薬品インタビューフォームなどを参考にし、変色が起きないと考えられる日
数で分割調剤する。 - 3✕乾燥剤を入れた缶に保存するなど、変色が進まない保管方法を患者に指導す
る。 - 4○メトホルミン塩酸塩錠を他のビグアナイド系薬剤に変更可能か医師と協議す
る。 - 5✕オルメサルタンメドキソミル錠を他の降圧剤に変更可能か医師と協議する。
正答: 4
212-213 共通の設問
35 歳女性。肺動脈性肺高血圧症のためにイロプロスト吸入液を使用してい
た。しかし、仕事で出張が多くネブライザーを持ち歩いての使用に不都合があるた
め、下記の薬剤へ変更となった。
(処方)
ベラプロストナトリウム徐放錠60 µg 1 回1 錠(1 日2 錠)
1 日2 回 朝夕食後 14 日分
薬剤師が行う患者への説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○副作用として頭痛が起こることがあります。
- 2✕血液を固まりやすくする作用があります。血液を固まりにくくする(抗血小板)作用があります。
- 3○噛まずに服用してください。
- 4✕妊娠していても服用可能です。妊娠中の服用は避けてください。
正答: 1・3
214-215 共通の設問
22 歳男性。身長175 cm、体重60 kg。花粉症の症状がひどくなったので、
家族が使用していた一般用医薬品の小青竜湯エキス顆粒の服用を考えたが、陸上競
技の国体選手であったため、かかりつけ薬剤師に相談した。薬剤師は、小青竜湯エ
キス顆粒にはアンチ・ドーピング規程における禁止物質が含まれるため、服用しな
いよう指示した上で、近隣の医療機関への受診を勧奨した。その結果、次の薬剤が
処方されたので、薬剤師が処方監査を行った。
(処方)
フェキソフェナジン塩酸塩錠60 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)
1 日2 回 朝夕食後 14 日分
ベタメタゾン錠0.5 mg 鼻水のひどいとき1 回1 錠 10 回分(10 錠)
フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液27.5 µg 56 噴霧用 1 本
1 回2 噴霧 両鼻腔 1 日1 回 点鼻
フルオロメトロン点眼液0.1%(5 mL/本) 1 本
1 回1 滴 1 日4 回 両眼点眼
エピナスチン塩酸塩点眼液0.05%(5 mL/本) 1 本
1 回1 滴 1 日4 回 両眼点眼
処方された薬剤のうち、アンチ・ドーピングの観点から、処方変更を医師に提案
すべき薬剤はどれか。1つ選べ。
- 1✕フェキソフェナジン塩酸塩錠
- 2○ベタメタゾン錠
- 3✕フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液
- 4✕フルオロメトロン点眼液
- 5✕エピナスチン塩酸塩点眼液
正答: 2
216-217 共通の設問
68 歳男性。2 週間前から労作時呼吸困難が出現し、増悪傾向のため医療機
関を受診した。心房細動、左室駆出率(LVEF)の低下した心不全と診断され、酸
素投与も必要なため入院加療となった。その後、軽快し、以下の処方で治療されて
いる。
(処方)

上記の検査値を確認し、心拍数の調節が不十分なため、心拍数の調節を目的とし
て薬剤Aが追加された。
薬剤Aとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕フロセミド錠
- 2✕トルバプタン錠
- 3○アミオダロン塩酸塩錠
- 4✕シベンゾリンコハク酸塩錠
- 5✕ソタロール塩酸塩錠
正答: 3
218-219 共通の設問
65 歳男性。非小細胞肺がん(非扁平上皮がん)と診断され、切除術を受け
た。2 年後に再発が確認されたため、治療方針を検討することになった。患者の状
態は、ステージIV、ECOG PS 3(注)である。
(注) ECOG PS(Eastern Cooperative Oncology Group performance status) 3:
身の回りのことはある程度できるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以
上は就床している状態。
患者の状態を考慮し、ゲフィチニブ単剤投与を検討している。投与の決定にあた
り、考慮すべき患者情報として優先度が最も低いのはどれか。1つ選べ。
- 1○年齢
- 2✕EGFR 遺伝子変異
- 3✕間質性肺炎の既往
- 4✕再発非小細胞肺がん
- 5✕ECOG PS 3
正答: 1
220-221 共通の設問
65 歳女性。体重50 kg。数日前より左腰背部痛、悪寒を訴え、近医を受診
した。精査の結果、腎結石と診断され、入院し経尿道的腎尿管結石砕石術
(fTUL)が施行された。術後、翌朝に収縮期血圧約70 mmHg への低下を認め
た。敗血症性ショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)と診断され、ICU へ転棟
した。ICU 入室後、ドパミン、ノルアドレナリン、バソプレシンが持続微量点滴
にて投与され循環動態は安定、尿量も保たれた。抗菌薬はドリペネムとし、DIC
に対する以下の処方案について医師がICU 担当の薬剤師に意見を求めた。
処方案 持続微量点滴
トロンボモデュリン アルファ(遺伝子組換え)点滴静注用(12,800 U/ 1 本)1.5 本
生理食塩水100 mL
1 日1 回 24 時間かけて投与 3 日連日投与
備考 通常、成人には、トロンボモデュリン アルファとして1 日1 回 380 U/kg
医師に対する、ICU 担当の薬剤師の回答として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕出血所見がない場合、使用できない。出血所見がなくても使用できる(適応は出血リスクではない)。
- 2✕過量投与による副作用発現に備えて中和剤を準備しておく。この薬剤には中和剤はなく、準備しておくものではない。
- 3○腎機能低下を考慮して、適宜減量して使用する。
- 4✕ヒト血液由来の特定生物由来製品であるため、患者家族に感染リスクを説明す
る。この薬剤は組換え製剤等であり、ヒト血液由来の特定生物由来製品ではない。 - 5○点滴静注は約30 分かけて行う。
正答: 3・5
222-223 共通の設問
72 歳男性。A病院の泌尿器科及びB病院の循環器科を受診している。A病
院において、侵襲危険度の高い経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)実施のため、
泌尿器科医師から、現在服用中の薬を確認し、術前中止薬の有無を調査するよう、
A病院の入退院支援センター担当の薬剤師に依頼があった。
患者が持参したお薬手帳の内容、患者へのインタビューなどから、患者の服用薬
が判明した。
患者の服用薬
A病院 泌尿器科

患者は、手術の前日に入院することが決まった。入退院支援センター担当薬剤師
の対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕薬剤師の判断により、入院前日の朝から全ての薬剤を服用中止するように患者
に指示した。薬剤師の判断で全ての薬剤を中止させるのではなく、医師と連携して休薬を調整する。 - 2✕泌尿器科医師に、ファモチジンをラベプラゾールナトリウムに変更するように
提案した。ファモチジンをラベプラゾールに変更する提案は必要ない(休薬調整が必要なのは抗血栓薬等)。 - 3○リバーロキサバンの服用を中止する必要があることを泌尿器科医師に事前に説
明した。 - 4○B病院の循環器科医師にオルメサルタンメドキソミル口腔内崩壊錠の休薬の可
否を確認し、泌尿器科医師に内容を伝達した。 - 5✕泌尿器科医師にシロドシンの服用中止を提案した。シロドシンの服用中止を医師に提案するのは適切ではない(休薬が必要なのは抗血栓薬)。
正答: 3・4
224-225 共通の設問
62 歳男性。肺炎感染症の治療のため、スルバクタムナトリウム・アンピシ
リンナトリウムの点滴投与が開始された。肺炎は改善されたが、投与5 日目から、
腹痛、頻回の水様性の下痢、発熱、白血球数及びCRP 値の上昇が認められた。直
腸内視鏡検査を行ったところ、多発する黄白色の偽膜、浮腫やびらんが認められ、
偽膜性大腸炎と診断された。このため、スルバクタムナトリウム・アンピシリンナ
トリウムの点滴投与を中止し、抗菌薬の変更についてカンファレンスが開かれた。
このカンファレンスにおいて、薬剤師が提案する抗菌剤として適切なのはどれ
か。2つ選べ。
- 1✕セフジニルカプセル
- 2✕クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物配合錠
- 3○メトロニダゾール錠
- 4○バンコマイシン塩酸塩散
- 5✕レボフロキサシン水和物錠
正答: 3・4
226-227 共通の設問
62 歳女性。身長156 cm、体重54 kg。慢性腎不全、2 型糖尿病、高血圧症
で外来治療中。骨粗しょう症はない。今回、慢性腎不全の病状が進行し、入院加療
することになった。入院時の持参薬と検査値は以下の通りであった。
持参薬: アムロジピンベシル酸塩錠5 mg、フロセミド錠20 mg、リナグリプチン
錠5 mg、ボグリボース錠0.2 mg、ポリスチレンスルホン酸カルシウム
20%ゼリー25 g、球形吸着炭細粒2 g/包

医師は検査値を確認後、持参薬は継続服用とし、さらに薬剤を追加処方した。追
加された薬剤として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○カルシトリオールカプセル
- 2✕メナテトレノンカプセル
- 3○沈降炭酸カルシウム口腔内崩壊錠
- 4✕アレンドロン酸ナトリウム水和物錠
- 5✕シナカルセト塩酸塩錠
正答: 1・3
228-229 共通の設問
小学生の男児がサッカークラブに加入した。母親は、これを機に自宅の救
急箱を充実したいと考え、かかりつけの薬局を訪れた。男児は過去に栗きんとんや
大量の甘栗を摂取した際に呼吸困難、全身にかゆみを伴うむくみとじん麻疹を経験
したことがある。バナナ、アボカドを摂取しても同様の症状が現れたことがある。
この男児に使用するものとして販売を避けることが適切なのはどれか。1つ選
べ。ただし、( )内は原材料を示す。
- 1✕使い捨て手袋(ポリエチレン)
- 2○医療用指サック(100%天然ゴム)
- 3✕伸縮包帯(ポリエステル、ポリウレタン)
- 4✕白色ワセリン
- 5✕眼帯(パッドストッパー部はポリ塩化ビニル、パッド部は不織布、脱脂綿/ひ
も部は綿)
正答: 2
230-231 共通の設問
ジアゼパム錠を常用している32 歳女性患者から主治医に、妊娠と薬の服
用について相談があった。相談を受けた医師がジアゼパム錠の添付文書を確認した
ところ、次の記載があった。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(1) 妊婦(3 ヶ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益
性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。妊娠中に本剤の
投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比
較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
医師は、この記載の下線部の根拠についてさらに詳細な情報を得るため、医薬品
情報室の薬剤師に相談した。薬剤師は、妊娠中のベンゾジアゼピン系薬剤の服用と
胎児の奇形発生の関係に関する論文を検索した。
薬剤師が医師に情報提供を行うため、さらに論文を検索した結果、下図を含む別
の論文を見出した。この図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

0.01 0.10.2 0.5 1 2 5 10 100
奇形発生のオッズ比
妊娠中のベンゾジアゼピン系薬剤の使用と奇形発生の関連
(コホート研究A~Gは、症例対照研究H~Kと比較するためにオッズ比を使用)
(出典:BMJ. 317:839–843, 1998)
- 1✕この図のような解析をシステマティックレビューという。この図のような解析をメタアナリシス(フォレストプロット)という。
- 2✕この図はファンネルプロットとよばれる。この図はフォレストプロットとよばれる。
- 3✕コホート研究A~Gを統合した結果から、この薬剤を服用すると、奇形発生の
リスクが統計学的に有意に低くなることがわかる。コホート研究A~Gの統合結果から、奇形発生リスクが有意に低くなることはいえない。 - 4○この図のJの結果だけでは薬剤服用と奇形発生との関係について明確な結論を
出すことができない。 - 5○症例対照研究H~Kを統合した結果から、この薬剤を服用すると、奇形発生の
リスクが統計学的に有意に高くなることがわかる。
正答: 4・5
232-233 共通の設問
7 歳男児。昨夜から40 °Cの発熱があり、小児科診療所でインフルエンザ
と診断され、下記の薬剤が処方された。2 日前に両親もインフルエンザと診断さ
れ、高熱で寝込んでいるため、近所に住んでいる70 歳の祖母が男児の処方箋を
持って薬局を訪れた。祖母は1 年前にインフルエンザの予防接種を受けており、現
時点で発熱等の症状はない。
(処方)
ザナミビル水和物吸入薬 1 回2 ブリスター(1 日4 ブリスター)
1 日2 回 朝夕吸入 5 日分
薬剤師が、本剤の使用に際して祖母に行う説明として適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1✕吸入直後にうがいをしないと、舌にカンジダという菌が増えることがありま
す。本剤は抗インフルエンザウイルス吸入薬であり、口腔カンジダは起こさない(ステロイド吸入の注意)。 - 2✕吸入が上手くいかない場合には、ブリスター内の薬を飲ませてください。ブリスター内の薬は吸入専用であり飲ませてはいけない。
- 3○本剤は吸湿性が高いので、吸入器を操作してブリスターに穴をあけるのは、吸
入する直前にしてください。 - 4✕この薬剤を吸入し、平熱に戻った場合には、直ちに薬の使用を中止してくださ
い。平熱に戻っても処方された日数分は継続して使用する。 - 5○平熱に戻っても、しばらくはウイルスの感染力が残っているため、他人に感染
させる可能性があります。
正答: 3・5
234-235 共通の設問
ある新人薬剤師が、性的接触を介して感染する感染症と診断された患者に
処方された薬剤の調剤を何例か経験したため、この感染症に関する情報を調べた。
我が国において、この感染症は異性間よりも同性間の性的接触による感染の方が多
く、また、症状が進行した場合はニューモシスチス肺炎やカンジダ症を合併するこ
とが分かった。
この感染症の治療薬に含まれる成分として正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1✕バラシクロビル塩酸塩水和物
- 2✕アジスロマイシン水和物
- 3✕ミノサイクリン塩酸塩
- 4○エルビテグラビル
- 5✕ソホスブビル
正答: 4
236-237 共通の設問
60 歳男性。喫煙歴なし。極端な運動不足である。特定健康診査の案内が来
ていたので、健診を受けることになった。後日、実施機関から健診結果及びこれに
応じた生活習慣の改善に関する情報が届いたので、自宅近くの薬局を訪れ、薬剤師
に相談した。健診結果は身長165 cm、体重81.7 kg、BMI 30、腹囲100 cm、収縮
期血圧155 mmHg、拡張期血圧95 mmHg、中性脂肪220 mg/dL、HDL–C 35 mg/dL、
空腹時血糖値90 mg/dL、HbA1c 5.2%(NGSP 値)であった。
この特定健康診査の結果から、この男性は特定保健指導の対象者となった。その
原因となった検査項目として誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 1✕血圧
- 2○空腹時血糖値
- 3✕腹囲
- 4✕中性脂肪
- 5✕HDL–C
正答: 2
238-239 共通の設問
62 歳男性。進行性下行結腸がん手術後、テガフール・ウラシル配合剤を内
服していた。その後、脾転移、腹膜播種が認められたため、FOLFIRI(ロイコボ
リン、5–FU、イリノテカン併用)+ セツキシマブ療法を行うことになった。化学
療法実施に先立ち、以下の検査を行った。

遺伝子検査を実施する理由について、患者から質問があり、薬剤師が回答するこ
とになった。この遺伝子検査に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1○RAS 遺伝子に1の変異があると、セツキシマブの有効性が低下する。
- 2✕RAS 遺伝子に1の変異があると、5–FU の有効性が向上する。RAS遺伝子に1の変異があると、抗EGFR抗体薬(セツキシマブ)の有効性が低下し、5–FUの有効性向上ではない。
- 3✕RAS 遺伝子に1の変異があると、イリノテカンによる下痢が起こりやすくな
る。イリノテカンによる下痢が起こりやすくなるのはUGT1A1遺伝子2の変異がある場合。 - 4✕UGT1A1 遺伝子に2の変異があると、5–FU による骨髄抑制が起こりやすく
なる。UGT1A1遺伝子に2の変異があると起こりやすいのはイリノテカンの骨髄抑制・下痢であり、5–FUではない。 - 5○UGT1A1 遺伝子に2の変異があると、イリノテカンによる骨髄抑制が起こり
やすくなる。
正答: 1・5
240-241 共通の設問
有名芸能人がコカインを所持し、使用していた事件が報道された。地域の
自治会より、健康サポート薬局の薬剤師にコカインの特徴や問題点について講演依
頼があった。
コカイン摂取により起こる影響について、薬剤師が地域住民に説明することに
なった。コカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1○一時的に集中力が上がったような錯覚が生じる。
- 2✕中枢抑制作用により、不安と緊張がやわらぎ多幸感が生じる。コカインは中枢興奮作用により多幸感が生じる。
- 3✕身体依存が生じやすく、中断により不快な身体症状が現れる。コカインは精神依存が強く生じるが身体依存は弱い。
- 4✕耐性が生じやすく、使用量・使用回数が増えていくのが特徴である。コカインは耐性・身体依存の形成が弱く、特徴は強い精神依存である。
- 5○妊婦が摂取することで、早産、流産、胎児の死亡等のリスクが上昇する。
正答: 1・5
242-243 共通の設問
68 歳男性。認知症の検査のため入院。問診に加え、ドパミントランスポー
ターシンチグラフィーを行うことになった。担当医より薬剤部に放射性医薬品の準
備依頼があった。
この患者の検査に使用する放射性医薬品はどれか。1つ選べ。
- 1✕過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液
- 2✕フルデオキシグルコース(18F)注射液
- 3✕クエン酸ガリウム(67Ga)注射液
- 4✕塩化インジウム(111In)注射液
- 5○イオフルパン(123I)注射液
正答: 5
244-245 共通の設問
医療従事者が入院患者の採血を行い、患者の血液が付着した針を廃棄しよ
うとした際、誤って指に針を刺してしまった。そこで、針刺し事故対応マニュアル
に従い対処することになった。診療録で当該患者の情報を確認したところ、血中
HBs 抗原とHBe 抗原がともに陽性であった。受傷した医療従事者は10 年前にB
型肝炎ワクチンの接種歴があるが、血中抗HBs 抗体価を調べたところ、陰性で
あった。
感染制御部から薬剤部に対し、必要な薬剤確保の依頼があった。この受傷者に対
して投与する薬剤の組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。

- 1✕〇 ╳ ╳
- 2✕╳ 〇 ╳
- 3✕╳ ╳ 〇
- 4✕〇 〇 ╳
- 5✕〇 ╳ 〇
- 6○╳ 〇 〇
〇:投与する、╳:投与せず
正答: 6
246-247 共通の設問
30 歳女性。少し前から物が二重に見えることがあり、最近は階段を上ると
きに下肢のだるさを感じるようになった。また、夜は歯磨き程度でも腕が疲れるよ
うになったため受診した。早期の重症筋無力症と診断され、以下の薬剤が処方され
た。
(処方1 )

この患者の処方に関する記述のうち適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕処方1 は疾患の根治を目的として処方されている。処方1は対症療法(筋力維持)を目的とし、根治目的ではない。
- 2○処方1 の発現頻度の高い注意すべき副作用として腹痛がある。
- 3✕処方2 の重大な副作用として低血糖がある。処方2の重大な副作用は低血糖ではない。
- 4✕処方3 は、血清カリウム値を低下させる薬物との併用は禁忌である。処方3と血清カリウム低下薬の併用は禁忌ではない。
- 5○処方3 を服用中は、感染症対策としての乾燥弱毒生風しんワクチンの接種は勧
められない。
正答: 2・5
248-249 共通の設問
55 歳男性。コンピューター関連企業に勤務しており、勤務時間中は長時間
コンピューターの画面を見ることが多い。1 年前、目のかすみや視野がぼやけるこ
とがあり眼科を受診したところ、緑内障と診断され処方1 にて治療を行っていた。
今回の受診の際、眼圧が高くなっていることを指摘され、処方2 が追加となっ
た。
(処方1 )

追加された処方薬に対する薬剤師による指導内容として、適切なのはどれか。1
つ選べ。
- 1✕同時に点眼する際には、処方2 の薬剤を先に点眼すること。点眼後に息苦しい感じがあったら、すぐに医師又は薬剤師に連絡すること。
- 2✕点眼後は瞬きをして薬液を目の表面全体によくなじませること。点眼後に息苦しい感じがあったら、すぐに医師又は薬剤師に連絡すること。
- 3✕点眼直後に目がべたついた場合は、すぐに医師又は薬剤師に連絡すること。点眼後に息苦しい感じがあったら、すぐに医師又は薬剤師に連絡すること。
- 4○点眼後に息苦しい感じがあったら、すぐに医師又は薬剤師に連絡すること。
- 5✕副作用として血圧上昇に注意すること。点眼後に息苦しい感じがあったら、すぐに医師又は薬剤師に連絡すること。
正答: 4
250-251 共通の設問
75 歳男性。大腸がんステージIVに対して、mFOLFOX6 療法により治療中
である。原発巣の痛みに対し、処方1 の薬剤が投与されていたが痛みのコントロー
ルが不十分であった。そのため、処方2 を追加(1 週間ごとに増量)したところ、
NRS(Numerical Rating Scale)は6/10 から徐々に低下し持続痛はほとんどなく
なり、開始16 日目にはNRS は2/10 となった。しかし、開始18 日目に下痢、発
汗、発熱、見当識障害が出現し、開始25 日目に不眠、焦燥感、体重減少を訴え、
処方薬による副作用が疑われ、血液検査を行った。
(処方1 )

副作用の改善を目的とした医師への処方提案として、最も適切なのはどれか。1
つ選べ。
- 1✕アセトアミノフェンを中止し、オキシコドンに切り替える。トラマドールを中止し、オキシコドンに切り替える。
- 2✕アミトリプチリンを中止し、トラマドールを増量する。トラマドールを中止し、オキシコドンに切り替える。
- 3✕アミトリプチリンを中止し、デュロキセチンに切り替える。トラマドールを中止し、オキシコドンに切り替える。
- 4○トラマドールを中止し、オキシコドンに切り替える。
- 5✕トラマドールを中止し、メサドンに切り替える。トラマドールを中止し、オキシコドンに切り替える。
正答: 4
252-253 共通の設問
23 歳女性。母親に連れられて病院を受診した。母親の話では、幻覚や妄想
と思われるような意味の分からないことを話すようになったとのこと。今年、大学
を卒業して企業で働き始めたが、最近は欠勤気味であった。
患者は統合失調症と診断され、ハロペリドールによる治療を開始した。しかし、
手の震えなどの錐体外路症状の訴えが患者からあったため、医師より代替薬につい
て相談があった。
この患者に対し、薬剤師が推奨できる薬物として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕ブロムペリドール
- 2✕スピペロン
- 3○アリピプラゾール
- 4○リスペリドン
- 5✕クロザピン
正答: 3・4
254-255 共通の設問
55 歳男性。10 年前に高血圧を指摘され、5 年前からニフェジピン徐放錠
を服用している。血圧は良好にコントロールされていたが、最近は軽い胸痛を感じ
ることがあった。1 週間前、出勤で階段を上っているときに胸部激痛と背部痛が出
現し、冷や汗と呼吸困難、意識障害も生じたため救急搬送された。
冠動脈造影検査にて左前下行枝の高度狭窄が認められ、心筋梗塞と診断された。
直ちにカテーテル治療により薬剤溶出ステントが留置された。
身体所見:体温36.3 °C、血圧145/90 mmHg、脈拍75 回/分、呼吸数15 回/分
現在、以下の処方薬による治療を受けている。
(処方1 )

追加が推奨される心筋梗塞後に用いられる薬物として適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1✕アムロジピンベシル酸塩
- 2○メトプロロール酒石酸塩
- 3✕プラゾシン塩酸塩
- 4○エナラプリルマレイン酸塩
- 5✕ヒドララジン塩酸塩
正答: 2・4
256-257 共通の設問
52 歳女性。全身倦怠感と微熱、手足の関節痛と朝のこわばりを訴えて受診
したところ、関節リウマチと診断された。メトトレキサート過敏症の既往歴がある
ため、代替薬について、医師より薬剤師に相談があった。
医師に推奨すべきメトトレキサートの代替薬として適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1○レフルノミド
- 2✕モルヒネ塩酸塩
- 3○サラゾスルファピリジン
- 4✕インフリキシマブ
- 5✕スリンダク
正答: 1・3
258-259 共通の設問
23 歳女性。医療系大学の学生で現在、学外実習を行っている。最近、実習
先への電車移動中に腹痛を伴う下痢を経験するようになり、電車を利用するのが怖
くなった。近医を受診し精密検査を受けた結果、下痢型の過敏性腸症候群と診断さ
れ、以下の処方による治療が行われている。
(処方1 )

2 週間経っても症状の改善がみられなかったため、薬剤の追加が検討された。追
加薬剤の候補として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕ドンペリドン錠
- 2○ロペラミド塩酸塩カプセル
- 3✕メサラジン錠
- 4✕チキジウム臭化物カプセル
- 5○ラモセトロン塩酸塩口腔内崩壊錠
正答: 2・5
260-261 共通の設問
57 歳女性。大腿骨頸部骨折の治療を目的とした手術のために本日入院し
た。手術は4 日後に予定している。病棟担当薬剤師が患者の持参薬を確認したとこ
ろ、下記5 種類の薬剤を所持していた。
持参薬
アムロジピンべシル酸塩錠
アトルバスタチンカルシウム水和物錠
アルファカルシドールカプセル
ラロキシフェン塩酸塩錠
ロキソプロフェンナトリウム水和物錠
医師に休薬を提案すべき薬剤として適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アムロジピンべシル酸塩錠
- 2✕アトルバスタチンカルシウム水和物錠
- 3✕アルファカルシドールカプセル
- 4○ラロキシフェン塩酸塩錠
- 5✕ロキソプロフェンナトリウム水和物錠
正答: 4
262-263 共通の設問
53 歳男性。2 型糖尿病、高血圧症及び高コレステロール血症(非家族性)
のため、生活習慣の改善に加え以下の処方による治療を行っている。しかし、
LDL–C の改善が認められたものの、そのコントロールが不十分なので処方の追加
について医師から薬剤師に相談があった。
(処方)

医師へ提案する薬物として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○エゼチミブ
- 2✕イコサペント酸エチル
- 3○エボロクマブ
- 4✕シンバスタチン
- 5✕ベザフィブラート
正答: 1・3
264-265 共通の設問
73 歳男性。胃全摘出術後4 日目に発熱があり、CRP も上昇していた。胸
部単純レントゲン写真で右下肺野に浸潤影を認め、喀痰培養の結果にてMRSA が
検出されたため、バンコマイシンの投与を開始した。7 日間投与したが効果が得ら
れなかったため、病棟担当薬剤師に薬剤の変更について医師から相談があり、作用
機序の異なるリネゾリドの静脈内投与を提案した。
検査値:体温38.1 °C、CRP 5.8 mg/L、Ccr 44.5 mL/min、
赤血球数420 # 104/nL、白血球数4,000/nL、血小板数25 # 104/nL
リネゾリドをこの患者に使用する上での留意点として適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1✕投与終了1 ~2 時間後の血中濃度を測定する必要がある。リネゾリドはTDMは通常不要(投与終了後の血中濃度測定は要しない)。
- 2✕効果不十分な場合は、点滴静注時間を15 分に短くすることで効果を高めるこ
とができる。点滴時間を15分に短縮して効果を高めることはできない。 - 3✕中等度腎障害のため、減量して投与する。リネゾリドは腎機能による用量調節は不要(中等度腎障害でも減量しない)。
- 4○骨髄抑制を起こすことがあるので、定期的に血液検査を行う。
- 5○経口投与が可能な状態になったら、経口剤への切り替えを提案する。
正答: 4・5
266-267 共通の設問
68 歳男性。狭心症。かかりつけ医を受診し、定期的に処方1 の薬剤を服用
している。来局時の聞き取りにより、この患者は最近、他の医療機関で非小細胞肺
がんと診断され、エルロチニブ塩酸塩錠による化学療法の実施が予定されていると
のことであった。
(処方1 )

薬剤師は、かかりつけ医に化学療法に関する聞き取りの内容を伝え、処方変更に
ついて提案した。その内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アスピリン腸溶錠を中止する。エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセルを中止する。
- 2○エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセルを中止する。
- 3✕エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセルをラニチジン錠に変更する。エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセルを中止する。
- 4✕ビソプロロールフマル酸塩錠を中止する。エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセルを中止する。
- 5✕ビソプロロールフマル酸塩錠をベラパミル塩酸塩錠に変更する。エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセルを中止する。
正答: 2
268-269 共通の設問
65 歳男性。花粉症のため近医を受診した。医師が服用中の薬について確認
したところ、以下の処方による治療を受けていることがわかった。そこで、医師は
地域連携の会議等でよく顔を合わせている薬剤師に電話して、抗アレルギー剤の選
択について相談した。
(処方)

以下の抗アレルギー剤のうち、処方を避けることが望ましい薬剤として、医師に
伝えるのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アゼラスチン塩酸塩錠
- 2✕エバスチン錠
- 3✕ケトチフェンフマル酸塩錠
- 4✕ジフェンヒドラミン塩酸塩錠
- 5○レボセチリジン塩酸塩錠
正答: 5
270-271 共通の設問
58 歳男性。体重60 kg。生体腎移植を受けるため入院した。持病である胃
潰瘍、高コレステロール血症及び三叉神経痛の治療のため、以下の薬剤を服用して
いる。
(処方)

病棟担当薬剤師は、術後の投与量設定を医師と打ち合わせるため、タクロリムス
の血中濃度が高値となった原因を探索した。原因として可能性が高いのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕CYP2C19 の変異型遺伝子をホモで有している
- 2○CYP3A5 の変異型遺伝子をホモで有している
- 3✕ラベプラゾールナトリウム錠の併用
- 4✕ピタバスタチンカルシウム口腔内崩壊錠の併用
- 5✕カルバマゼピン錠の併用
正答: 2
272-273 共通の設問
54 歳女性。152 cm、48 kg。高血圧、脂質異常症、深在性皮膚真菌症の治
療のため処方1 と処方2 の薬剤を服用していた。その後、深部静脈血栓塞栓症を発
症し、その治療のため処方3 が追加となった。
(処方1 )

遺伝子多型検査の結果、ホモの変異を有することが判明し、医師は代替薬につい
て薬剤師に相談した。医師に提案すべき抗血栓薬として最も適切なのはどれか。1
つ選べ。
- 1○アピキサバン錠
- 2✕シロスタゾール錠
- 3✕ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩カプセル
- 4✕チクロピジン塩酸塩錠
- 5✕リバーロキサバン錠
正答: 1
274-275 共通の設問
14 歳女児。身長160 cm、体重52 kg。造血幹細胞移植後の真菌感染症予防
のため、フルコナゾールカプセルで管理を行っていた。しかし、画像診断や検査値
などからアスペルギルス症が疑われ、注射用ボリコナゾールが投与されることに
なった。
検査値: AST 25 IU/L、ALT 37 IU/L、c–GTP 40 IU/L、
血清クレアチニン値0.7 mg/dL
病棟担当薬剤師は、注射用ボリコナゾールの投与にあたり、処方監査を行い、投
与後のモニタリングについて検討した。薬剤師の対応として適切なのはどれか。2
つ選べ。
- 1✕経口剤への変更を提案する。アスペルギルス症疑いではまず注射用ボリコナゾールで治療し、経口剤への早期変更提案は本症例の優先ではない。
- 2✕体重あたりの用量(mg/kg)が、成人の標準用量よりも低用量で開始されてい
ることを確認する。体重52 kg(14歳)では成人標準用量に準じた用量設定を確認する(低用量開始ではない)。 - 3○ボリコナゾールによって代謝が強く阻害される薬剤が併用されていないことを
確認する。 - 4✕ボリコナゾールの血漿中濃度は24 時間以内に定常状態に達すると考えられる
ため、TDM 用の採血は投与開始日の翌日に行う。ボリコナゾールの定常状態到達には数日〜1週間程度かかり、投与翌日の採血は早すぎる。 - 5○重篤な肝障害が現れることがあるので、肝機能を定期的にモニタリングする。
正答: 3・5
276-277 共通の設問
47 歳男性。1 年前に潰瘍性大腸炎と診断され、メサラジンで治療を受けて
いた。しかし、コントロール不良のため、アザチオプリンが投与されることになっ
た。薬剤師が処方監査の際、検査値を確認したところ、あるウイルスの既感染者で
あることに気付き、ウイルスの再活性化に注意しながらアザチオプリンを投与する
ように医師に提案した。
検査値: ALT 13 IU/L、AST 20 IU/L、HCV 抗体(-)、HBs 抗原(-)、HBs 抗
体(-)、HBc 抗体(+)、eGFR 39 mL/min/1.73 m2
検査値から判断して、この患者において、再活性化に注意すべきウイルスはどれ
か。1つ選べ。
- 1✕サイトメガロウイルス
- 2✕単純ヘルペスウイルス
- 3○B 型肝炎ウイルス
- 4✕C 型肝炎ウイルス
- 5✕ヒト免疫不全ウイルス
正答: 3
278-279 共通の設問
5 歳女児。熱や咳の症状があり母親に連れられて受診し、下記内容の処方
箋を持って来局した。母親との会話において、子どもは以前にも散剤や顆粒剤を服
用したことがあり、問題なく飲めたとのことであった。また、母親が右手に包帯を
しており、物を取扱いにくいため、一包にまとめて欲しいと医師に申し入れ済みと
のことであった。
(処方)

前問での検討結果を踏まえて、この患者に対する最も適切な調剤方法はどれか。
1つ選べ。
- 1✕両剤を計量し、乳鉢にて、乳棒で混和し分包した。アスベリン®散を乳糖で賦形したものと幼児用PL 配合顆粒を、2 段分割(2 度 撒き)で分包した。
- 2○アスベリン®散を乳糖で賦形したものと幼児用PL 配合顆粒を、2 段分割(2 度
撒き)で分包した。 - 3✕両剤を計量し、乳鉢にて、スパーテルで混和し分包した。アスベリン®散を乳糖で賦形したものと幼児用PL 配合顆粒を、2 段分割(2 度 撒き)で分包した。
- 4✕幼児用PL 配合顆粒を調剤用ミルで粉砕してから、アスベリン®散と乳棒・乳
鉢にて混和し分包した。アスベリン®散を乳糖で賦形したものと幼児用PL 配合顆粒を、2 段分割(2 度 撒き)で分包した。 - 5✕アスベリン®散を乳糖で賦形したものをふるいで篩過してから、幼児用PL 配
合顆粒と乳棒・乳鉢にて混和し分包した。アスベリン®散を乳糖で賦形したものと幼児用PL 配合顆粒を、2 段分割(2 度 撒き)で分包した。
正答: 2
280-281 共通の設問
食道がん全摘出後の患者(体重65 kg)の栄養管理として、高カロリー輸
液による中心静脈栄養法が実施されていた。NST(栄養サポートチーム)が患者
ラウンドを行った際に、患者の皮膚状態が乾燥し、鱗状になっていることを発見し
た。NST の薬剤師は、必須脂肪酸欠乏を疑い、医師らとともに他の臨床症状や検
査値を確認した。協議の結果、静注用脂肪乳剤(イントラリポス®輸液20%、
100 mL、1 本)を投与することになった。
看護師から病棟薬剤師に、静注用脂肪乳剤を投与する時の注意点について質問が
あった。薬剤師による説明として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕遮光して投与してください。ゆっくり(3 時間以上かけて)投与してください。
- 2○ゆっくり(3 時間以上かけて)投与してください。
- 3✕高カロリー輸液に混合してください。ゆっくり(3 時間以上かけて)投与してください。
- 4✕ポリカーボネート製三方活栓を使用してください。ゆっくり(3 時間以上かけて)投与してください。
- 5✕0.2 nm 孔径の輸液フィルターを用いて投与してください。ゆっくり(3 時間以上かけて)投与してください。
正答: 2
282-283 共通の設問
73 歳女性。卵巣がんStageIIIc に対してTC(パクリタキセル+ カルボプ
ラチン)療法を施行していたが6 ヶ月後に再発した。そこで2 次療法として、ドキ
ソルビシン塩酸塩をMPEG–DSPE(注)修飾リポソームに封入した注射剤(ドキシ
ル®注)を導入することになった。

glycero–3–phosphoethanolamine sodium salt
5 コース目の投与中に、患者から、刺入部に耐え難い焼かれるような痛みを感
じ、赤く腫れているとの訴えがあり、ドキシル®注の血管外漏出が疑われた。本剤
の血管外漏出の対処法として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕患部を温める。患部は冷やす(冷却)。
- 2✕すぐに留置針を抜く。まず薬液を吸引してから留置針を抜く。
- 3✕患部を生理食塩液でフラッシュする。生理食塩液でのフラッシュは行わない(漏出部の薬液を拡散させる)。
- 4○デクスラゾキサンを静脈内投与する。
- 5○漏出部周囲から薬液や血液を吸引・除去する。
正答: 4・5
284-285 共通の設問
68 歳女性。肝及び腎機能の検査値は正常範囲内であった。変形性関節症と
膀胱炎のため、処方1 の薬剤で治療を受けていた。
(処方1 )
ヤクバン®テープ40 mg(注1) 1 回1 枚
1 日2 回 両膝に各1 枚貼付 7 日分(全28 枚)

時間単回貼付時のCmax は39 ng/mL、AUC0‒3 は902 ng・h/mL。

を36.2 mg 含有する。24 時間単回貼付時のCmax は751 ng/mL、
AUC0‒3 は19,000 ng・h/mL。

ロキソプロフェンナトリウム錠60 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)
ノルフロキサシン錠100 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)
1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分
処方を受け取った薬剤師が行う内容として、優先度が高いのはどれか。2つ選
べ。
- 1✕ロコア®テープの用法・用量について医師に照会する。ロコアテープの用法照会より優先度が高いのは併用(NSAID重複)と相互作用の照会。
- 2○ロキソプロフェンナトリウム錠とロコア®テープの併用について医師に照会す
る。 - 3○ノルフロキサシンとエスフルルビプロフェンの相互作用について医師に照会す
る。 - 4✕妊娠の有無について患者に確認する。妊娠の確認は本処方では最優先ではない。
- 5✕ノルフロキサシン錠からロメフロキサシン塩酸塩錠への変更について医師に照
会する。ノルフロキサシンからロメフロキサシンへの変更照会は本処方の優先事項ではない。
正答: 2・3
286-287 共通の設問
9 歳男児。体重26 kg。咳を伴う40 °C近くの発熱が2 日間続いた。近医を
受診し、アセトアミノフェン錠とセフカペンピボキシル塩酸塩錠が5 日分処方され
た。3 日間経過しても解熱傾向が見られず、夜も眠れないほどの乾いた咳が続いて
いるため、総合病院に紹介され入院治療を行うことになった。喀痰のグラム染色で
陽性菌も陰性菌も同定されなかった。胸部レントゲン検査で多発性のすりガラス状
陰影を認めた。セフカペンピボキシル塩酸塩錠を中止し、以下の処方を開始した。
(処方)
エリスロマイシン腸溶錠200 mg 1 回1 錠(1 日4 錠)
1 日4 回 朝昼夕食後、就寝前 14 日分
処方変更後3 日目には咳は軽快し解熱傾向を認めたものの、37.5 °C前後の微熱
が継続している。薬剤師が今後の治療方針を医師と確認した。その内容として最も
適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕ロキソプロフェンナトリウム水和物の追加投与
- 2✕フルコナゾールへの変更
- 3○現在の処方薬による14 日間の治療完遂
- 4✕テオフィリンの追加投与
- 5✕インフルエンザウイルス感染の追加検査
正答: 3
288-289 共通の設問
28 歳女性。日頃から月経による出血量が多く、痛みも強い。食事は炭水化
物中心で不規則だった。3 ヶ月前から階段を上がるときに息切れを感じていたが、
運動不足と寝不足が原因と考え、放置していた。2 週間前より動悸、息切れ、めま
いなどの自覚症状が増強した。かかりつけ医を受診したところ、顔面や眼瞼結膜の
蒼白などの他覚症状が認められ、血液検査でヘモグロビン値7.2 g/dL、赤血球数
260 万/nL であった。下記の薬剤が処方され来局した。
(処方)
クエン酸第一鉄ナトリウム錠50 mg 1 回2 錠(1 日2 錠)
1 日1 回 夕食後 14 日分
薬局の薬剤師は患者から、膝の外傷部の化膿に対して整形外科からセフジトレン
ピボキシル錠と耐性乳酸菌製剤が処方され、数日前から服用中であることを聴取し
た。
薬剤師の患者への対応として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1✕鉄剤は耐性乳酸菌の効果を低下させるので、服用時刻をずらすよう説明する。鉄剤が乳酸菌製剤の効果を低下させることはなく、時刻をずらす指導は不要。
- 2○肉類や緑黄色野菜の摂取を心がけるよう勧める。
- 3○鉄剤の服用を開始してもすぐには症状が改善しないが、服用を続けるよう説明
する。 - 4✕鉄剤をお茶で服用すると、鉄の吸収が過剰になることを説明する。鉄剤をお茶で服用するとタンニンと結合し鉄の吸収が低下する。
- 5✕クエン酸第一鉄ナトリウムはセフジトレンピボキシルの吸収を低下させるの
で、服用時刻をずらすよう説明する。クエン酸第一鉄が吸収を低下させるのはキノロン系・テトラサイクリン系であり、セフジトレン(セフェム)ではない。
正答: 2・3
290-291 共通の設問
17 歳男性。身長170 cm。断続的に続く腹痛と下痢を呈し、3 ヶ月間で体
重が60 kg から54 kg へと減少した。最近は、38 °C前後の発熱を認めることがあ
る。近医を受診し、内視鏡検査を行ったところ、回盲部と空腸から横行結腸にかけ
て非連続的な潰瘍病変が観察された。そこで、プレドニゾロン(50 mg/日)とメ
トロニダゾール(750 mg/日)による治療が開始された。なお、この患者はB 型及
びC 型肝炎ウイルスには感染していない。
治療開始後も症状改善が見られないため、10 月中旬より入院してアダリムマブ
による治療を開始することになり、患者の治療方針を医療チームで話し合うことに
なった。薬剤師がチームに提案することとして適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕抗アダリムマブ抗体の有無を検査すること。抗アダリムマブ抗体の検査は本症例開始前の必須提案ではない。
- 2○流行に備えて、インフルエンザワクチンを接種すること。
- 3○胸部レントゲン検査を行い、結核感染の有無を調べること。
- 4✕レジパスビル/ソホスブビル配合錠を投与すること。レジパスビル/ソホスブビルはC型肝炎治療薬であり本患者はHBV/HCV陰性。
- 5✕抗ミトコンドリア抗体の有無を検査すること。抗ミトコンドリア抗体検査は原発性胆汁性胆管炎の検査であり本提案に関係しない。
正答: 2・3
292-293 共通の設問
35 歳女性。身長153 cm、体重40 kg。半年前に出産した。出産直後より暑
がりになり、水をよく飲み、汗をたくさんかくようになった。1 ヶ月ほど前から食
欲はあるが、やせてきたと感じていた。また、起床時の顔や手のむくみ、動悸や手
指の振戦も自覚するようになった。最近、家族から眼球が突出し、首が腫れている
と指摘され、近医を受診した。その際の血圧は148/70 mmHg、脈拍は120 回/分
であった。
この患者の治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕プラゾシン塩酸塩錠
- 2○プロピルチオウラシル錠
- 3✕レボチロキシンナトリウム錠
- 4✕フロセミド錠
- 5○プロプラノロール塩酸塩錠
正答: 2・5
294-295 共通の設問
26 歳女性。糖尿病の既往がある。大学卒業後、就職し、仕事が増え始めた
頃から奇異な言動が見られ始め、部屋に引きこもり、独り言を言う、壁を叩く、蹴
るような行動が見られるようになった。心配した家族とともに精神科を受診したと
ころ、統合失調症と診断されて入院となり、アリピプラゾールによる治療が開始さ
れた。入院時の検査値はNa 142 mEq/L、K 4.1 mEq/L、Ccr 110 mL/min、
AST 22 U/L、ALT 43 U/L、HbA1c 6.4%(NGSP 値)であった。アリピプラゾー
ルを徐々に増量し、30 mg/日まで増量した結果、壁を叩くような行動はなくなっ
た。しかし、薬剤師が病室を訪問した際、患者はろれつが回りにくく、手指振戦を
きたしていることに気付いた。患者と面談したところ、トイレに行くための歩行も
しづらく、日常生活に支障が生じるので困るとの訴えがあった。
今後の治療方針について薬剤師が行う医師への提案として最も適切なのはどれ
か。1つ選べ。
- 1✕しばらく経過観察
- 2✕アリピプラゾールの増量
- 3✕クエチアピンへの処方変更
- 4✕クレアチンキナーゼ値の測定
- 5○ビペリデンの処方追加
正答: 5
296-297 共通の設問
59 歳男性。162 cm、51 kg。慢性腎炎が進行し、13 年前より血液透析
(HD)治療を受けている。HD に際しては、HD 開始前にそう痒予防のためにジ
フェンヒドラミン塩酸塩錠10 mg を4 錠内服している。また、体外循環中の凝固
防止の目的でナファモスタットメシル酸塩注(後発品)を用いている。最近15 日
間における患者の体温とCRP 値は図のようになった。
42

8
経過日数(日)

検査結果を受けて対処した結果、第11 日以後はHD 後の症状が見られなくなっ
た。対処した内容として考えられるのはどれか。1つ選べ。
- 1✕HD 前の投与薬としてデキサメタゾン錠を追加した。HD 中のナファモスタットメシル酸塩注射用をダルテパリンナトリウム注射液 (低分子ヘパリン)に変更した。
- 2✕HD 前の投与薬としてナルフラフィン塩酸塩カプセルを追加した。HD 中のナファモスタットメシル酸塩注射用をダルテパリンナトリウム注射液 (低分子ヘパリン)に変更した。
- 3○HD 中のナファモスタットメシル酸塩注射用をダルテパリンナトリウム注射液
(低分子ヘパリン)に変更した。 - 4✕経過観察した。HD 中のナファモスタットメシル酸塩注射用をダルテパリンナトリウム注射液 (低分子ヘパリン)に変更した。
- 5✕ナファモスタットメシル酸塩注射用を後発品から先発品に変更した。HD 中のナファモスタットメシル酸塩注射用をダルテパリンナトリウム注射液 (低分子ヘパリン)に変更した。
正答: 3
298-299 共通の設問
60 歳男性。身長160 cm、体重60 kg。40 歳頃に糖尿病と診断され、経口
糖尿病薬の内服を開始した。50 歳頃に腎障害を指摘され、55 歳頃に、目のかす
み、眼性疲労、眼痛を自覚したため眼科を受診した。検査値はHbA1c 6.5%
(NGSP 値)、血清クレアチニン値1.2 mg/dL であった。眼圧が右23 mmHg、左
28 mmHg で、視野欠損が認められ、閉塞隅角緑内障に対し、ラタノプロスト点眼
液0.005%とチモロールマレイン酸塩点眼液0.25%による治療が開始されていた。
最近、仕事が多忙で通院が滞りがちになっていたところ、朝から特に誘因なく急
激な頭痛があり、嘔吐したため、総合病院を緊急受診し、急性閉塞隅角緑内障の発
作と診断された。受診時の血液検査では、HbA1c 7.2%(NGSP 値)、血清クレアチ
ニン値1.7 mg/dL であり、糖尿病と腎機能の悪化も認めている。この患者に最初
に行う治療法として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(正誤表:選択肢5「ピノレキシン」は「ピレノキシン」に訂正。本サイトでは訂正後の文言で掲載。正答は1または4のいずれか1つ選択で正解)
いずれか1つ選択で正解とする
- 1○20%マンニトール300 mL を60 分かけて点滴静注する。
- 2✕ロキソプロフェンナトリウム錠60 mg を内服する。急性閉塞隅角緑内障発作には浸透圧利尿薬(マンニトール)またはアセタゾラミドによる眼圧下降が必要であり、ロキソプロフェン内服は適さない。
- 3✕濃グリセリン・果糖配合製剤500 mL を60 分かけて点滴静注する。濃グリセリン・果糖配合製剤は糖尿病・腎機能悪化のあるこの患者には適さない(血糖上昇等)。
- 4○アセタゾラミドナトリウム注射用500 mg を静注する。
- 5✕ピレノキシン点眼液0.005%を点眼する。ピレノキシン点眼液は白内障用薬であり緑内障発作の治療ではない。
正答: 1・4
300-301 共通の設問
75 歳女性。153 cm、48 kg。心疾患の治療中に骨密度の低下を認め、以下
の処方薬を継続して服用している。家の中で転倒後、腰痛が持続するため、かかり
つけ医を受診し、整形外科病院に紹介入院となった。MRI 検査の結果、腰椎圧迫
骨折と診断され、1 ヶ月間の入院加療と安静が指示された。患者は60 歳頃から趣
味で編み物をしている。喫煙歴はなく、時折、グラスに2 ~3 杯のワインを飲むこ
とを楽しみにしている。
(処方)

患者の退院時に薬剤師が行う指導として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○アレンドロン酸ナトリウム錠を服用後、30 分間は飲食を控えることを伝える。
- 2✕さらなる骨折はQOL を低下させるため、退院後は軽度な運動も控えることを
伝える。退院後は適度な運動を継続するよう指導する(運動制限ではない)。 - 3✕カルシウム製剤が処方されているので、乳製品は控えることを伝える。乳製品を控える必要はない(適度なカルシウム摂取は有用)。
- 4○アルコール飲料の過度の摂取は骨粗しょう症のリスク因子であることを伝え
る。 - 5✕アレンドロン酸ナトリウム錠は水なしで服用することを伝える。アレンドロン酸錠は十分量の水とともに服用する(水なしは不可)。
正答: 1・4
302-303 共通の設問
58 歳女性。左乳がんと診断され、摘出術を受けた後、AC(ドキソルビシ
ン塩酸塩+ シクロホスファミド水和物)療法4 コースが施行された。1 年後に再
発、転移が確認されたため、週1 回のパクリタキセルを用いた治療の導入のため入
院し、2 コース目からは外来にて治療継続となった。再発時から切られるような鋭
い強い痛みが出現しており、患者の希望により以下の鎮痛薬が処方されている。
肝、腎機能は正常である。
(処方)

薬剤師が主治医に提案すべき薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕アセトアミノフェン
- 2✕コデインリン酸塩水和物
- 3✕トラマドール塩酸塩
- 4✕アスピリン
- 5○プレガバリン
正答: 5
304-305 共通の設問
70 歳女性。糖尿病の既往歴はない。非小細胞肺がん(扁平上皮がん、PD–
L1 発現率15%)と診断され、ニボルマブ点滴静注240 mg、2 週間毎の投与が開
始された。経過良好だったが、6 回目の投与後、自宅で強い倦怠感、食欲低下、口
渇と多尿が出現し、水分摂取も困難であったため、緊急受診した。受診時、朝食を
とらずに行った検査値は以下の通りである。
検査値: Na 135 mEq/L、Cl 96 mEq/L、K 5 .4 mEq/L、BUN 23 mg/dL、
HbA1c 6.0%(NGSP 値)、血糖値571 mg/dL、血液pH 7.1、尿糖4+、
尿ケトン3+
この患者に実施されるべき治療の目的と薬物治療の組合せとして適切なのはどれ
か。2つ選べ。
目的 薬物治療
- 1○高血糖改善 速効型インスリンを持続投与
- 2○脱水補正 生理食塩液を点滴投与
- 3✕アシドーシス補正 ガベキサートメシル酸塩を点滴投与
- 4✕高ナトリウム血症改善 5 %ブドウ糖を点滴投与
- 5✕電解質バランス改善 炭酸水素ナトリウムを点滴投与
正答: 1・2
306-307 共通の設問
焼き鳥屋に勤務している従業員が油で汚れた換気扇の掃除を行うため、
20 w/v%水酸化ナトリウム溶液を買い求めに来局した。この焼き鳥屋は、毒物劇
物営業者ではなく、今回初めてこの薬局を利用した。なお、この20 w/v%水酸化
ナトリウム溶液は劇物である。
販売することになった20 w/v%水酸化ナトリウム溶液の使用に関する薬剤師の
アドバイスとして、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 1✕腐食性があるので、素手で触らないでください。
- 2✕失明のおそれがあるので、保護メガネなどを使ってください。
- 3✕危害防止のため、希薄な水溶液とし、中和した後、多量の水で希釈して廃棄し
てください。 - 4✕誤飲防止のため、飲食をしながら使用しないでください。
- 5○引火性があるので、火のそばで使わないでください。
正答: 5
308-309 共通の設問
29 歳女性。全身性エリテマトーデスの診断を受け、入院して処方1 による
治療が行われ、その後、処方2 による治療に切り替わることになった。薬剤師が患
者と面談したところ、「治療が必要なのは理解しているが、ムーンフェイスの副作
用が嫌なので積極的に治療を受ける気になれない」と落ち込んだ様子だった。
(処方1 )
点滴静注 注射用メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム
(500 mg/バイアル 2 本) 1,000 mg
生理食塩液 250 mL
1 日1 回 朝食後 2 時間かけて投与 3 日間連日投与
(処方2 )
プレドニゾロン錠5 mg 1 回8 錠(1 日8 錠)
1 日1 回 朝食後 処方1 終了翌日から 14 日分
薬剤師が話を聞いたところ、患者は結婚式を控えており、治療全般について抵抗
感があることが分かった。この治療に関する患者への説明内容のうち、適切なのは
どれか。2つ選べ。
- 1✕治療中は摂取カロリーを通常より多めにする必要がある。治療中はカロリー制限は要せず、むしろむくみ等の管理に留意。
- 2✕処方2 の服用量は体調に応じて調節して良い。処方2の服用量は自己判断で調節してはいけない。
- 3○不眠や不安などの精神症状が現れたら、医師又は薬剤師に相談する。
- 4○症状が改善し、処方2 の処方量が減れば、ムーンフェイスの改善も期待でき
る。 - 5✕処方2 は、最低用量なので、副作用が生じる可能性は低い。処方2は副作用の可能性があり、最低用量でも注意が必要。
正答: 3・4
310-313 共通の設問
46 歳男性。2 年前に甲状腺全摘手術を受けた後、レボチロキシンナトリウ
ム錠内服による薬物治療を行っている。通院間隔が6 ヶ月に一度に変更になり、
180 日分の処方箋を持って来局した。この患者の薬剤服用歴を確認すると、過去に
服用忘れや、自己判断で服用を中断していた可能性が疑われた。長期処方への変更
に伴い、薬剤師が服薬アドヒアランスに関連した注意事項を説明することになっ
た。
この処方薬の服用を中断することによって起こりうるものとして、薬剤師が説明
すべき症状はどれか。2つ選べ。
- 1○徐脈
- 2✕収縮期血圧上昇
- 3○冷感
- 4✕発汗過多
- 5✕体重減少
正答: 1・3
この介入研究において、レボチロキシンナトリウム錠の服薬アドヒアランスを評
価する方法として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1✕薬剤服用歴から、調剤した薬剤種類数を調べる。調剤した薬剤種類数はアドヒアランスの評価指標ではない。
- 2○患者に持参してもらった残薬数から服薬率を算出する。
- 3○患者から飲み忘れの有無を聞き取る。
- 4✕処方した医師に処方意図を確認する。処方意図の確認はアドヒアランス評価ではない。
- 5✕併用薬との相互作用の有無を調べる。相互作用の有無はアドヒアランス評価ではない。
正答: 2・3
314-315 共通の設問
40 歳男性。自営業。アトピー性皮膚炎の治療のため、かかりつけの薬局を利
用している。この度、市から通知された特定健康診査を受け、下記の検査結果を持っ
て来局した。
身長176 cm、体重79 kg、腹囲86 cm、収縮期血圧138 mmHg、拡張期血圧
88 mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、中性脂肪124 mg/dL、HDL–C 48 mg/dL、
空腹時血糖値93 mg/dL、HbA1c 5.5%(NGSP 値)。心電図異常なし。喫煙歴21
歳頃から1 日20 本程度。
この検査結果を踏まえて、医師から禁煙を強く勧められたとのことであった。
薬剤師が「禁煙をサポートしましょうか」と声をかけたところ、「禁煙は初めて
だけどやってみます」と回答があった。この男性への薬剤師の対応として、適切で
ないのはどれか。1つ選べ。
- 1✕禁煙開始日を決めるよう伝える。
- 2✕タバコを吸いたくなったときの対策について一緒に考える。
- 3✕定期的にフォローアップを行う。
- 4○タバコには離脱症状がないと伝える。
- 5✕公的医療保険を使って禁煙外来での治療が受けられる場合があると伝える。
正答: 4
316-317 共通の設問
68 歳男性、肝硬変。低タンパク血症によると考えられる難治性の腹水が認
められたため、高張アルブミン製剤(献血アルブミン20%静注)による治療が開
始された。初回投与前の血清アルブミン濃度は1.9 g/dL であり、投与後の目標血
清アルブミン濃度は3.5 g/dL とされた。なお、この薬剤の容器には「特生物」の
表示がある。
この薬剤の使用に関する記述のうち、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 1○過剰に蓄積した血管内水分の血漿膠質浸透圧を維持する目的で使用する。
- 2✕感染症のリスクについて患者に説明する。
- 3✕細菌が増殖しやすいので、残液は適切に廃棄する。
- 4✕血清アルブミン濃度が目標値に達したかモニターする。
- 5✕できるだけ短期間の投与にとどめる。
正答: 1
318-319 共通の設問
保険薬局に勤務して3 年が経過した薬剤師が、今年度から近隣の中学校の
学校薬剤師を担当することになった。1 ヶ月後には薬物乱用防止教室での講師を担
当することになっている。そのため、学校保健安全法の内容を確認することにし
た。
この薬剤師が行う薬物乱用防止教室に関する記述のうち、適切なのはどれか。2
つ選べ。
- 1✕薬物乱用防止に関する講演は薬剤師に特化した職務である。薬物乱用防止の講演・啓発は薬剤師に特化した職務ではない(学校薬剤師等の活動として広く行われる)。
- 2✕麻薬の廃棄方法について説明する。麻薬の廃棄方法の説明は乱用防止教室の内容ではない。
- 3○薬物乱用が心身に及ぼす影響について説明する。
- 4○麻薬・覚せい剤に関する基礎知識について説明する。
- 5✕薬物乱用とは、何回も繰り返して薬物を使用することであると説明する。薬物乱用とは医療目的でなく薬物を不適切に使用することであり、回数の定義ではない。
正答: 3・4
320-321 共通の設問
36 歳女性。以前から、関節リウマチに対して以下の薬剤による治療を受け
ていた。ある日、体調不良により緊急入院となり、この薬剤による間質性肺炎と診
断された。この薬剤の服用開始時に、薬剤師が重大な副作用の初期症状を説明して
いた。そのため、副作用である間質性肺炎が早期に発見され入院治療することがで
きた。
(処方)
メトトレキサートカプセル2 mg 1 回1 カプセル(1 日2 カプセル)

この患者に対して、薬剤師が説明した間質性肺炎の初期症状として適切なのはど
れか。1つ選べ。
- 1○空咳(痰を伴わない)を伴い、息切れ、呼吸困難、発熱などが現れる。
- 2✕高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれなどの激しい症状が、全身の皮
膚や、口や目の粘膜に現れる。空咳(痰を伴わない)を伴い、息切れ、呼吸困難、発熱などが現れる。 - 3✕服用後すぐに発疹、浮腫、胸苦しさなどとともに、顔面蒼白となり、手足が冷
たくなり、冷や汗、息苦しさなどが現れる。空咳(痰を伴わない)を伴い、息切れ、呼吸困難、発熱などが現れる。 - 4✕全身のだるさ、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などが現れる。空咳(痰を伴わない)を伴い、息切れ、呼吸困難、発熱などが現れる。
- 5✕尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧
が高くなる、頭痛などが現れる。空咳(痰を伴わない)を伴い、息切れ、呼吸困難、発熱などが現れる。
正答: 1
322-323 共通の設問
62 歳男性。妻と死別し独居である。認知症があり、介護保険制度による要
支援2 のサービスを受けている。前回の処方からドネペジル塩酸塩が5 mg から
10 mg に増量になった。薬剤師が医師の指示により患者宅を訪問したところ、患者
から最近尿が出にくく、吐き気があると訴えがあった。また、3 日前から風邪気味
のため、市販薬であるA顆粒を服用していることがわかった。
[成分・分量・用法]
A顆粒3 包中

この薬剤師の薬学的介入に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1○ドネペジル塩酸塩の増量により、吐き気が発現している可能性があるので、処
方医と対応を検討する。 - 2○プロメタジンメチレンジサリチル酸塩の抗コリン作用による排尿障害が疑われ
るので、この患者にA顆粒の服用を中止するよう指導する。 - 3✕アセトアミノフェンはドネペジル塩酸塩との併用禁忌薬なので、この患者にA
顆粒の服用を中止するよう指導する。アセトアミノフェンはドネペジルとの併用禁忌ではない。 - 4✕ドネペジル塩酸塩の作用が増強されるおそれがあるので、A顆粒服用中は、ド
ネペジル塩酸塩を5 mg に戻すよう処方医に提案する。ドネペジルを5 mgに戻すのではなく、A顆粒の中止等を考慮する。 - 5✕無水カフェインによる排尿障害が疑われるので、この患者にA顆粒の服用を中
止するよう指導する。排尿障害はプロメタジンの抗コリン作用が疑われ、無水カフェインではない。
正答: 1・2
324-325 共通の設問
71 歳男性。膵臓がんで入院治療していたが、本人の希望もあり退院し、自
宅で緩和ケアを受けている。退院時は、以下の処方であった。薬剤師が訪問したと
ころ、痛みの評価は、NRS(数値スケール)で5 、強い痛みがある場合は、モル
ヒネのレスキュー薬を使用していた。また、最近、「薬が飲みにくい」という訴え
もある。本人は、毎日お風呂に入りたいという希望がある。
(処方)
モルヒネ塩酸塩水和物徐放性カプセル120 mg
1 回1 カプセル(1 日1 カプセル)
1 日1 回 夕食後 14 日分

薬剤師は、モルヒネ塩酸塩水和物徐放性カプセルを中止して、他の薬剤への変更
を医師に提案することにした。薬剤として適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、
変更時点では、増量は考えないものとする。
- 1○フェンタニル1 日用貼付剤(貼付用量4 mg)
- 2✕フェンタニル1 日用貼付剤(貼付用量2 mg)
- 3✕フェンタニル1 日用貼付剤(貼付用量1 mg)
- 4✕フェンタニル3 日用貼付剤(貼付用量4.2 mg)
- 5✕フェンタニル3 日用貼付剤(貼付用量2.1 mg)
注)以下を前提に計算すること
・オピオイドスイッチングを行う際の換算比は、経口モルヒネ対フェンタニルを
100:1 とする。
・フェンタニル貼付剤から1 日あたりフェンタニルとして吸収される量は、1 日用
は貼付用量の約30%、3 日用は貼付用量の約14%とする。フェンタニル1 日用貼付剤(貼付用量4 mg)
正答: 1
76 歳男性。軽度の認知症あり。アルコール多飲歴なし。喉の違和感を主訴に総
合病院を受診した結果、食道がんが見つかり、食道全摘術を施行することとなっ
た。術後は集中治療室に入室予定である。手術が決まった時点から周術期管理チー
ムで患者をサポートすることになり、まずチームの担当薬剤師が、常用薬とお薬手
帳を確認したところ、以下の薬物を服用中であった。周術期の使用において特に注
意を払う必要がある薬物はどれか。1つ選べ。
- 1✕フェブキソスタット
- 2✕酸化マグネシウム
- 3✕ドンペリドン
- 4✕アゼルニジピン
- 5○ブロチゾラム
正答: 5
近年、薬剤耐性(antimicrobial resistance:AMR)の対策は、医療現場におけ
る重要な課題の一つになっている。AMR 対策として適切なのはどれか。2つ選
べ。
- 1○医療機関内における広域スペクトラムの抗菌薬の使用状況を調査する。
- 2✕職員や患者に対し、インフルエンザワクチン接種を推奨する。インフルエンザワクチン接種推奨はAMR対策としての直接的な取組みではない。
- 3○スタンダード・プリコーションを徹底する。
- 4✕入院患者に対し、手すりを伝って廊下を移動するよう推奨する。手すりを伝って廊下を移動するよう推奨することは感染対策として不適切。
正答: 1・3
86 歳男性。脳梗塞のため在宅療養中である。薬剤師が訪問した際、仙骨部に褥
瘡があることがわかった。褥瘡の状態は、滲出液を伴う赤色肉芽(赤色期)が主
で、壊死組織(黄色期)はわずかであった。薬剤師が医師に処方提案する医薬品と
して最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1✕酸化亜鉛軟膏
- 2✕スルファジアジン銀クリーム
- 3○精製白糖・ポビドンヨード配合軟膏
- 4✕アルプロスタジルアルファデクス軟膏
- 5✕ジメチルイソプロピルアズレン軟膏
正答: 3
60 歳男性。1 ケ月前から息切れが出現し、病院を受診したところ、初めて以下
の薬剤が処方された。その他に既往歴や常用薬はない。
(処方)

- 1✕尿蛋白の増加
- 2○体重の急な増加
- 3✕体重の急な減少
- 4○安静時脈拍数の増加
- 5✕急な発熱
正答: 2・4
4 歳男児。体重17 kg。脳性麻痺で以下の薬剤が処方された。
(処方)
ダントロレンナトリウム水和物カプセル25 mg
1 回0.3 カプセル(1 日0.6 カプセル)
1 日2 回 朝夕食後 14 日分
- 1✕包あたり0.3 g になるように賦形剤を加えて調剤する場合、この処方を全量調
剤するために加える賦形剤の総量(g)として正しいのはどれか。1つ選べ。な
お、ダントロレンナトリウム水和物カプセル1 カプセルあたりの内容量は0.25 g
である。
1 2.16.3 - 2✕4.2
- 3○6.3
- 4✕8.4
- 5✕9.1
正答: 3
40 歳男性。MRSA への感染が確認され、翌朝よりバンコマイシンを1 回
1,000 mg、1 日2 回(8:00、20:00)、点滴時間を1 時間で投与する予定であ
る。バンコマイシンの投与量を決定するために最適な採血タイミングはどれか。1
つ選べ。なお、この患者におけるバンコマイシンの消失半減期は12 時間程度と見
積もられている。
- 1✕1日目朝の投与開始から6時間後
- 2✕1日目夜の投与開始の30分前
- 3✕2日目朝の投与開始の30分前
- 4○3日目朝の投与開始の30分前
- 5✕5日目夜の投与開始の30分前
正答: 4
中耳炎と診断された1 歳9 ヶ月の乳幼児を連れた母親が、下記の処方箋を持っ
て薬局を訪れた。この患者の服薬にあたり、薬剤師が留意すべき副作用とその理由
として適切なのはどれか。1つ選べ。
(処方)
セフジトレンピボキシル小児用細粒10% 1 回0.4 g(1 日1.2 g)
1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分
- 1✕ビタミンD の活性化を阻害するので、低カルシウム血症に注意する。カルニチンの尿中排泄が促進されるので、低血糖症状に注意する。
- 2✕小児においては腸管から水分を奪い腸管内容物を軟化させるので、下痢に注意
する。カルニチンの尿中排泄が促進されるので、低血糖症状に注意する。 - 3○カルニチンの尿中排泄が促進されるので、低血糖症状に注意する。
- 4✕脂肪酸代謝に支障をきたすので、脂質異常症に注意する。カルニチンの尿中排泄が促進されるので、低血糖症状に注意する。
- 5✕消化酵素によりアセトアルデヒドが発生するので、消化管粘膜障害に注意す
る。カルニチンの尿中排泄が促進されるので、低血糖症状に注意する。
正答: 3
下記のそれぞれの事例の薬物治療のうち、禁忌に該当するのはどれか。2つ選
べ。
- 1✕便秘症の妊婦に酸化マグネシウムを投与する。便秘症の妊婦への酸化マグネシウム投与は禁忌ではない。
- 2○牛乳アレルギー患者にタンニン酸アルブミンを投与する。
- 3✕消化性潰瘍がある患者にラフチジンを投与する。消化性潰瘍患者へのラフチジン(H2遮断薬)投与は禁忌ではない。
- 4○重症筋無力症の患者にエチゾラムを投与する。
- 5✕インフルエンザ罹患の15 歳男児にザナミビル水和物を投与する。インフルエンザ罹患の15歳へのザナミビル投与は禁忌ではない。
正答: 2・4
72 歳女性。体重40 kg。肺がんステージIVで、緩和病棟に入院することになっ
た。薬剤管理指導時、「最近、疼痛時の薬を飲んだ後、2 時間くらいすると周りの
景色がゆがんだりすることがあります。」と訴えがあった。レスキュー薬は1 日1
回程度服用することで、疼痛コントロールはできている。
現在服用中の処方薬及び検査所見は下記の通りである。
(処方1 )

患者の状態を薬学的観点から判断するため、SOAP 方式でこの患者の指導記録
を作成した。その内容の組合せのうち、適切なのはどれか。1つ選べ。
S O A P
レスキュー薬服 モルヒネ錠120 mg モルヒネによる ラメルテオンの
- 1✕用後、周りの景 モルヒネ液20 mg ラメルテオン代 減量又は中止を
色がゆがむ ラメルテオン錠8 mg 謝阻害の可能性 提案する
レスキュー薬服 ラメルテオン錠8 mg 腎機能低下によ ラメルテオンの
用後、周りの景 BUN 30 mg/dL、血清クレ るラメルテオン 減量又は中止を - 2✕色がゆがむ アチニン値1.5 mg/dL、浮 排泄遅延の可能 提案する
腫(2+) 性
レスキュー薬服 モルヒネ錠120 mg 肝機能低下によ モルヒネ液の減 - 3✕用後、周りの景 モルヒネ液20 mg るモルヒネ代謝 量を提案する
色がゆがむ AST 35 IU/L、ALT 40 IU/L遅延の可能性
レスキュー薬服 モルヒネ錠120 mg 腎機能低下によ モルヒネ液の減
用後、周りの景 モルヒネ液20 mg るモルヒネ代謝 量を提案する - 4○色がゆがむ BUN 30 mg/dL、血清クレ 物排泄遅延の可
アチニン値1.5 mg/dL、浮 能性
レスキュー薬服 モルヒネ錠120 mg ラメルテオンに モルヒネ液の減 - 5✕腫(2+)
用後、周りの景 ラメルテオン錠8 mg よるモルヒネ代 量を提案する
色がゆがむ 謝阻害の可能性
正答: 4
インスリン注射液(注)のバイアルから50 単位をとり、生理食塩液49.5 mL に
混合し、シリンジポンプを用いて持続静注することになった。1 日あたりインスリ
ン12 単位を投与する場合、1 時間当たりの流速(mL/時間)として正しいのはど
れか。1つ選べ。
(注)1 バイアル10 mL 中に、日局インスリンヒト(遺伝子組換え)1,000 単位を
含む。
- 1✕0.005
- 2○0.5
- 3✕1
- 4✕50
- 5✕100
正答: 2
ある薬局で採用予定の医薬品は口腔内崩壊(OD)錠で、5 mg、10 mg、
20 mg、40 mg の4 規格が存在する。取扱い方法を検討するため当該医薬品のイン
タビューフォームを確認したところ、以下に示すデータが記載されていた。この
データの解釈及び対応として適切なのはどれか。2つ選べ。選択肢中、特に規格を
示さないときは4 規格に共通するものとする。
4.製剤の各種条件下における安定性

- 1✕室温で60%RH を越えない場合PTP シート包装で3 年間安定に保管できる。長期保存試験(25°C/60%RH)ではOD錠5mgは24ヶ月までしか変化なしのデータがなく、3年間とはいえない。
- 2○25 °C/75%RH で、アルミ袋(乾燥剤入り)で6 ヶ月間安定に保管できる。
- 3✕無包装状態で25 °C/60%RH で、3 ヶ月では硬度が低下する。硬度低下が認められたのはガラス製シャーレ(解放)で25°C/75%RH及び40°C/75%RHの条件であり、60%RHではない。
- 4○25 °C/50%RH の条件では、無包装状態でも光には比較的安定である。
- 5✕OD 錠20 mg は、プラスチックボトル(乾燥剤入り)で40 °C/75%RH で6 ヶ
月間外観変化はないが、含量は低下する。OD錠20mgはプラスチックボトル(乾燥剤入り)で40°C/75%RH・6ヶ月間変化なし(含量も低下しない)。
正答: 2・4
アドレナリン自己注射用キット製剤において、使用時に針が出ないという不具
合が報告され、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)より、クラスI
の回収情報が出された。この報告を受けて、ある病院の薬剤師が該当ロットの製剤
の納品履歴があるかどうかを確認したところ、6 ヶ月前に1 本納品されていたが、
調剤済みで在庫はなかった。該当ロットの製剤の使用期限はあと9 ヶ月程度残って
いることが判明した。この病院がとるべき対応として最も適切なのはどれか。1つ
選べ。
- 1✕クラスIの回収であるため、今後の様子を見守る。該当ロットの製剤を調剤された患者に連絡をし、未使用であれば代替品と交換 する。
- 2○該当ロットの製剤を調剤された患者に連絡をし、未使用であれば代替品と交換
する。 - 3✕病院ホームページにおいて、該当ロットを公表し、患者からの連絡を待つ。該当ロットの製剤を調剤された患者に連絡をし、未使用であれば代替品と交換 する。
- 4✕患者から該当ロットの製剤を回収し、代替品を提供し実費を請求する。該当ロットの製剤を調剤された患者に連絡をし、未使用であれば代替品と交換 する。
- 5✕該当ロット以外の製剤についても、可能な限り回収する。該当ロットの製剤を調剤された患者に連絡をし、未使用であれば代替品と交換 する。
正答: 2
59 歳女性。以下の処方薬と検査値の記載された処方箋を薬局に持参した。この
患者は約1 年間、同一の処方内容で外来治療を受けており、前回までの検査値は基
準値内を推移していたが、今回の検査で異常が認められた。
(処方)

- 1○エプレレノン錠
- 2✕リナグリプチン錠
- 3✕ピタバスタチンカルシウム錠
- 4✕カルベジロール錠
- 5○ペリンドプリルエルブミン錠
正答: 1・5
75 歳女性。変形性膝関節症に対する膝関節全置換術後半年の患者で、以下の薬
剤を服用している。最近、足先の浮腫に加えて倦怠感がある。それに加え、頻度は
変わらないものの1 回の尿量が減少するなどの症状を自覚している。黄疸は見られ
ない。この患者の副作用症状の原因となる薬剤として、最も疑われるのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕フルスルチアミン錠
- 2○ロキソプロフェンナトリウム水和物錠
- 3✕テプレノンカプセル
- 4✕ゾピクロン錠
- 5✕エドキサバントシル酸塩水和物錠
正答: 2
58 歳男性。糖尿病で近医にてインスリン治療を継続している。前回と同じ内容
の処方箋を持って薬局を訪れた。残薬を確認したところ、インスリン注射液の残薬
はないが、使用可能な注射針が13 本自宅にあるとのことであった。薬剤師が注射
針の必要数を計算したところ、処方量が不足していることに気付いた。
(処方1 )
インスリンアスパルト(遺伝子組換え)300 単位/mL 3 キット
1 回3 単位 1 日3 回 朝昼夕食直前 皮下注射(自己注射)
(処方2 )
インスリングラルギン(遺伝子組換え)300 単位/mL 2 キット
1 回8 単位 1 日1 回 夕食直前 皮下注射(自己注射)
(処方3 )
BD マイクロファインプラスTM 31G # 5 mm ペン型注入器用注射針(7 本/
袋)4 袋
注射時に空打ちで2 単位使用する。医師に提案する追加すべき注射針数(1 袋7
本入り)として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 1○29 袋
- 2✕31 袋
- 3✕35 袋
- 4✕48 袋
- 5✕50 袋
正答: 1
勤務先は災害拠点病院であり、オリンピック・パラリンピックの競技会場が近

- 1✕サリン プラリドキシムヨウ化物
- 2✕鉛 エデト酸カルシウム二ナトリウム水和物
- 3✕ヒ素 ジメルカプロール
- 4✕放射性ヨウ素 ヨウ化カリウム
- 5○炭疽菌 カナマイシン硫酸塩
正答: 5
応需した処方箋に在庫のない医薬品が記載されていたため、近隣の薬局に譲渡
依頼をし、新卒の薬剤師が初めて当該医薬品を受け取りに行き、以下の対応をし
た。
A 受け取るにあたり身分証明書を提示した。
B 受け取るにあたり薬局開設許可証のコピーを提供した。
C 譲渡依頼を受けた薬局の従事者から医薬品を受領した。
D 外箱が破損していたので、譲渡依頼を受けた薬局での保管状況及び当該医薬品
の仕入れの経緯を確認した。
この薬剤師の正しい対応を全て含んでいる組合せはどれか。1つ選べ。
- 1○A、B、C、D
- 2✕A、B、C
- 3✕A、B、D
- 4✕A、C、D
- 5✕B、C、D
- 6✕C、D
正答: 1
健康サポート薬局において、健康啓発の一環として地域住民を対象に健康相談会を開催した。最近、大腿骨を骨折し、往診にて内服薬で治療中の80 歳女性の家族から食事に関する相談を受けた。薬剤師がチェックシートを用いて質問をしたところ次の回答を得た。質問 A B C最近、やせてきましたか? □✓明らかに □わずかに □なし
物が飲み込みにくいと感じることが□✓しばしば □ときどき □なし
ありますか?
水を飲むときにむせることがありま□✓しばしば □ときどき □なし
すか?食べるのが遅くなりましたか? □✓たいへん □わずかに □なし
硬いものが咀嚼しにくく(食べにく□たいへん □わずかに □✓なし
く)なりましたか?食事の際、食べ残しがありますか? □✓たいへん □わずかに □なし
食物や酸っぱい液が胃からのどに
7 □しばしば □ときどき □✓なし
戻ってくることがありますか?
夜、咳で眠れなかったり目覚めるこ
8 □しばしば □✓ときどき □なし
とがありますか?
チェックシートに基づいて、薬剤師が行う適切な生活上の提案はどれか。2つ選べ。
- 1✕飲食は仰臥位で行う。飲食は仰臥位ではなく座位〜半座位(上半身を起こした姿勢)で行う。
- 2○飲み物にとろみをつける。
- 3✕定期的な散歩をすすめる。嚥下・咀嚼が低下しているため、散歩の推奨よりも食形態の調整などが優先される。
- 4✕食事は硬いものを増やす。咀嚼・嚥下が低下しているため、食事は硬いものを増やすのではなく、やわらかく食べやすいものにする。
- 5○食事の1回量を減らし、食事の回数を増やす。
正答: 2・5
56 歳男性。下記の処方薬を使用中であるが、市販の胃薬を購入するために来局
した。
(処方)
ピロカルピン塩酸塩点眼液2 %(5 mL/ 本) 3 本
1 回1 滴 1 日4 回 朝昼夕就寝前 両目点眼
患者は普段から胃が弱いことを訴えており、過日より親の介護でストレスを感じ
るようになったせいか、少しキリキリと胃の痛みを感じることがあるとのことで
あった。表の成分を含む医薬品のうち、推奨するものとして最も適切なのはどれ
か。1つ選べ。
成分(1 回服用量)
- 1✕タンニン酸ベルベリン100 mg、ゲンノショウコ乾燥エキス140 mg、ロート
エキス11 mg、シャクヤクエキス42 mg、ビフィズス菌10 mg
ピコスルファートナトリウム水和物7.5 mg、ビフィズス菌20 mg、ラクト - 2✕ミン(乳酸菌)20 mg
ブチルスコポラミン臭化物10 mg、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム - 3✕135 mg
ケイヒ200 mg、エンゴサク150 mg、ボレイ150 mg、ウイキョウ75 mg、 - 4○シュクシャ50 mg、リョウキョウ25 mg、シャクヤク280 mg、カンゾウ
330 mg
イブプロフェン144 mg、エテンザミド84 mg、ブロモバレリル尿素 - 5✕200 mg、無水カフェイン50 mg
正答: 4
学校薬剤師が中学校の生徒を対象に医薬品の適切な使い方に関する授業を行っ
ている。以下の図を用いて説明できる内容はどれか。2つ選べ。

- 1○このお薬は1 日3 回朝昼夕に飲むと効果が得られます。
- 2✕1 日3 回朝昼夕に飲んでも中毒が出ることがあります。1日3回朝昼夕に正しく飲んでいれば図の濃度範囲内であり中毒は出にくい。
- 3✕飲み忘れた場合、気づいたときに飲めば問題ありません。飲み忘れた場合は次回にまとめて飲むのではなく指示に従う(気づいたときに飲むと血中濃度が下がりすぎることもある)。
- 4○飲み忘れた分を合わせて次回に2 回分飲むと中毒が出るので危険です。
- 5✕飲み忘れた分は飲まずに、次回に1 回分だけ飲めば十分な効果が得られます。飲み忘れ分を飲まず次回1回分では有効濃度を維持できない場合がある(図の濃度曲線参照)。
正答: 1・4