第101回 — 薬理
演習モードで解くCa²⁺に対して高い透過性を示すイオンチャネル内蔵型受容体はどれか。1つ選べ。
- 1✕セロトニン5-HT₂受容体
- 2○グルタミン酸NMDA 受容体
- 3✕アセチルコリンNM受容体
- 4✕GABAA受容体
- 5✕グリシン受容体(ストリキニーネ感受性)
正答: 2
ある受容体への競合的遮断薬A、B、CのpA₂値がそれぞれ、9.3、7.9、8.2

- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 2
リトドリンの子宮収縮抑制作用機序はどれか。 1つ選べ。
- 1✕アドレナリンα₁受容体遮断
- 2✕アドレナリンα₂受容体刺激
- 3✕アドレナリンβ₁受容体遮断
- 4○アドレナリンβ₂受容体刺激
- 5✕アドレナリンβ₃受容体遮断
正答: 4
脳 塞の際に産生されるフリーラジカルを消去し、脳保護作用を示す薬物はど
れか。 1つ選べ。
- 1✕ファスジル
- 2✕オザグレル
- 3✕アルガトロバン
- 4✕ウロキナーゼ
- 5○エダラボン
正答: 5
ドパミンD₂受容体の部分刺激薬で、統合失調症の陽性症状と陰性症状を改善す
るのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕ブロモクリプチン
- 2✕スピペロン
- 3✕ハロペリドール
- 4✕スルピリド
- 5○アリピプラゾール
正答: 5
ジゴキシンが直接阻害するのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕Na⁺-Ca²⁺交換体
- 2○Na⁺,K⁺-ATPase
- 3✕アデニル酸シクラーゼ
- 4✕ホスホジエステラーゼ
- 5✕プロテインキナーゼA
正答: 2
高血圧症治療薬の作用機序でないのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕レニン阻害
- 2✕アンギオテンシン変換酵素阻害
- 3✕アルドステロン受容体遮断
- 4○アドレナリンα₁受容体刺激
- 5✕アドレナリンα₂受容体刺激
正答: 4
消化管のセロトニン5-HT₄受容体を刺激することにより、胃腸運動を促進する
のはどれか。 1つ選べ。
- 1✕ロペラミド
- 2✕ドンペリドン
- 3○モサプリド
- 4✕ベタネコール
- 5✕トリメブチン
正答: 3
前立腺がん治療に用いるアンドロゲン受容体遮断薬はどれか。 1つ選べ。
- 1✕メテノロン
- 2✕レトロゾール
- 3✕テストステロン
- 4✕クロミフェン
- 5○フルタミド
正答: 5
腎において尿酸の再吸収に関わる輸送体を阻害する痛風・高尿酸血症治療薬は
どれか。 1つ選べ。
- 1○ベンズブロマロン
- 2✕ラスブリカーゼ
- 3✕コルヒチン
- 4✕フェブキソスタット
- 5✕クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム配合製剤
正答: 1
血小板のプロスタノイドIP受容体を刺激して、血小板凝集を抑制するのはどれ
か。 1つ選べ。
- 1✕ナファモスタット
- 2✕チクロピジン
- 3✕ダルテパリン
- 4○ベラプロスト
- 5✕シロスタゾール
正答: 4
好中球前駆細胞の分化・増殖を促進する顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製
剤はどれか。 1つ選べ。
- 1✕ピリドキシン
- 2✕ダルベポエチンアルファ
- 3○フィルグラスチム
- 4✕エルトロンボパグ
- 5✕メコバラミン
正答: 3
シクロオキシゲナーゼをアセチル化し、不可逆的に酵素活性を阻害する非ステ
ロイド性抗炎症薬はどれか。 1つ選べ。
- 1○アスピリン
- 2✕ピロキシカム
- 3✕エトドラク
- 4✕ジクロフェナク
- 5✕チアラミド
正答: 1
腫瘍壊死因子-α(TNF-α)と結合し、その作用を抑制するのはどれか。 1つ選
1つ選べ。
- 1✕シクロスポリン
- 2✕オーラノフィン
- 3✕ブシラミン
- 4○エタネルセプト
- 5✕アバタセプト
正答: 4
抗ウイルス薬ラミブジンが阻害する酵素はどれか。 1つ選べ。
- 1✕ノイラミニダーゼ
- 2✕インテグラーゼ
- 3○逆転写酵素
- 4✕HIV プロテアーゼ
- 5✕チミジンキナーゼ
正答: 3
次の筋細胞に存在する異なった標的分子に働き、収縮機能に対して相反する作
用を示す薬物の組合せはどれか。 2つ選べ。
- 1✕血管平滑筋細胞におけるアセチルコリンとフェニレフリン
- 2✕瞳孔括約筋細胞におけるアセチルコリンとネオスチグミン
- 3○気管支平滑筋細胞におけるアセチルコリンとイソプレナリン
- 4✕骨格筋細胞におけるアセチルコリンとツボクラリン
- 5○骨格筋細胞におけるアセチルコリンとダントロレン
正答: 3・5
交感神経系に作用する薬物について、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕エチレフリンは、間接型のアドレナリン作動薬で、タキフィラキシーを生じ
る。 - 2○ブナゾシンは、アドレナリンα₁受容体を遮断して、末梢血管抵抗を減少させ
る。 - 3✕ブリモニジンは、アドレナリンα₂受容体を遮断して、眼房水の排出を促進す
る。 - 4✕チモロールは、アドレナリンβ₂受容体を刺激して、気管支を拡張させる。
- 5○ニプラジロールは、アドレナリンβ受容体遮断作用に加えて、ニトログリセリ
ンに類似した血管拡張作用を有する。
正答: 2・5

2つ選べ。
- 1○血圧降下
- 2○頻脈
- 3✕唾液分泌亢進
- 4✕縮瞳
- 5✕消化管運動亢進
正答: 1・2
局所麻酔薬メピバカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕構造の特徴からエステル型の局所麻酔薬に分類される。
- 2○細胞の内側から電位依存性Na⁺チャネルに作用する。
- 3○太い神経線維より細い神経線維に対する興奮伝導抑制作用が強い。
- 4✕炎症巣では細胞外液が酸性側に傾くため、局所麻酔効果が高くなる。
- 5✕粘膜からの浸透性が高いので、表面麻酔に用いられる。
正答: 2・3
催眠薬の作用機序について、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○ベンゾジアゼピン系薬は、GABA によるGABAA受容体の活性化を増強する。
- 2✕ゾピクロンは、オレキシン受容体を選択的に遮断する。
- 3○ラメルテオンは、メラトニン受容体を選択的に刺激する。
- 4✕エチゾラムは、ヒスタミンH₁受容体を選択的に遮断する。
- 5✕バルビツール酸系薬は、GABAA受容体のGABA 結合部位に結合し、Cl⁻チャ
ネルを開口する。
正答: 1・3
神経障害性疼痛(糖尿病性神経障害に伴う痛みなど)の治療薬には、一次知覚
神経に発現するイオンチャネルに作用するものがある。その作用機序として正しい
のはどれか。 2つ選べ。
- 1○電位依存性Ca²⁺チャネルを遮断し、神経伝達物質の遊離を抑制する。
- 2✕電位依存性K⁺チャネルを遮断し、神経伝達物質の遊離を抑制する。
- 3✕ATP感受性K⁺チャネルを遮断し、神経伝達物質の遊離を抑制する。
- 4✕電位依存性Cl⁻チャネルを遮断し、神経の興奮を抑制する。
- 5○電位依存性Na⁺チャネルを遮断し、神経の興奮を抑制する。
正答: 1・5
Ca²⁺チャネル遮断薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕アムロジピンは、心筋のL型Ca²⁺チャネルを遮断するが、血管平滑筋のL型
Ca²⁺チャネルは遮断しない。 - 2✕ベラパミルは、血管平滑筋のL型Ca²⁺チャネルを遮断するが、心筋のL型
Ca²⁺チャネルは遮断しない。 - 3○シルニジピンは、血管平滑筋のL型Ca²⁺チャネル及び交感神経終末のN型
Ca²⁺チャネルを遮断する。 - 4○ジルチアゼムは、房室結節のL型Ca²⁺チャネルを遮断する。
- 5✕ベプリジルは、Ca²⁺チャネル遮断作用に加えて、K⁺チャネル活性化作用を有
する。
正答: 3・4
利尿薬の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕インダパミドは、Na⁺-K⁺-2Cl⁻共輸送体を選択的に阻害する。
- 2✕ブメタニドは、Na⁺-Cl⁻共輸送体を選択的に阻害する。
- 3✕トラセミドは、Na⁺-K⁺-2Cl⁻共輸送体を阻害するとともに、心房性ナトリウ
ム利尿ペプチド(ANP)受容体を遮断する。 - 4○カンレノ酸は、集合管上皮細胞のNa⁺チャネルの発現を抑制する。
- 5○トリアムテレンは、集合管上皮細胞のNa⁺チャネルを遮断する。
正答: 4・5
呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕チペピジンは、咳中枢に作用せず、気管支を拡張させて鎮咳作用を示す。
- 2✕モンテルカストは、核内受容体に作用し、気管支ぜん息に伴う炎症を抑制す
る。 - 3○アンブロキソールは、ブロムヘキシンの活性代謝物であり、肺サーファクタン
トの分泌を促進させる。 - 4○アセチルシステインは、気道粘液のムコタンパク質のジスルフィド結合を開裂
して、去痰作用を示す。 - 5✕フルマゼニルは、肺伸展受容器を選択的に抑制し、鎮咳効果を示す。
正答: 3・4
消化器系に作用する薬物の副作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
- 1✕ピレンゼピンは、アセチルコリンM₂受容体を選択的に遮断し、心悸亢進を引
き起こす。 - 2✕ミソプロストールは、プロスタノイドEP受容体を遮断し、子宮収縮を引き起
こす。 - 3○メトクロプラミドは、ドパミンD₂受容体を遮断し、乳汁漏出を引き起こす。
- 4○ブチルスコポラミンは、アセチルコリンM₃受容体を遮断し、口渇を引き起こ
す。 - 5✕メペンゾラートは、アセチルコリンM₃受容体を遮断し、頻尿を引き起こす。
正答: 3・4
ホルモン関連薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○ゴセレリンは、持続的投与によりゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容
体の脱感作を引き起こし、卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)
の分泌を抑制する。 - 2✕ダナゾールは、黄体ホルモン受容体とアンドロゲン受容体を遮断し、排卵を抑
制する。 - 3✕クロルマジノンは、5α-還元酵素を阻害し、テストステロンからジヒドロテス
トステロンへの変換を阻害する。 - 4✕シナカルセトは、カルシトニン受容体を刺激し、副甲状腺(上皮小体)ホルモ
ンの分泌を促進する。 - 5○モザバプタンは、バソプレシンV₂受容体を遮断し、集合管における水の再吸
収を抑制する。
正答: 1・5
脂質異常症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕フェノフィブラートは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体α(PPARα)
を阻害し、血中トリグリセリドを低下させる。 - 2○アトルバスタチンは、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)
還元酵素を阻害し、肝細胞の低密度リポタンパク質(LDL)受容体を増加させ
る。 - 3✕コレスチミドは、LDLコレステロールの酸化を抑制する。
- 4○プロブコールは、LDL受容体に依存しない機構で血中LDLコレステロールを
低下させ、家族性高コレステロール血症に奏効する。 - 5✕ニセリトロールは、胆汁酸再吸収を抑制し、肝臓でのコレステロールから胆汁
酸への異化を促進する。
正答: 2・4
抗アレルギー薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○クロモグリク酸は、肥満細胞からのケミカルメディエーターの遊離を抑制し、
I型アレルギー反応を抑制する。 - 2✕オザグレルは、トロンボキサンA₂受容体を遮断し、気管支平滑筋の収縮を抑
制する。 - 3✕セラトロダストは、ロイコトリエン受容体を遮断し、血管透過性亢進を抑制す
る。 - 4✕ジフェンヒドラミンは、5-リポキシゲナーゼを阻害し、気管支平滑筋の収縮を
抑制する。 - 5○スプラタストは、インターロイキン-4やインターロイキン-5の産生を抑制し、
IgEの産生を抑制する。
正答: 1・5
β-ラクタム系抗菌薬の耐性発現及び副作用に関する記述のうち、正しいのはど
れか。 2つ選べ。
- 1○β-ラクタム環を開裂するセファロスポリナーゼを産生する細菌は、セファレキ
シンに対する耐性を示す。 - 2✕スルバクタムは、緑膿菌に対して強い抗菌活性を示すが、セファロスポリナー
ゼによって容易に分解される。 - 3✕セフォタキシムは、セファロスポリナーゼを不可逆的に阻害し、β-ラクタム系
抗菌薬の治療効果を高める。 - 4✕メロペネムは、腎尿細管に存在するデヒドロペプチダーゼIにより分解され、
その分解物が腎毒性を引き起こす。 - 5○セフメタゾールは、ジスルフィラム様作用を有するので、投与期間中に飲酒す
ると血中アセトアルデヒド濃度が上昇しやすくなる。
正答: 1・5
抗悪性腫瘍薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。

- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 2・4
246-247 共通の設問
70歳女性。以前より消化器内科にて 薬剤1 による薬物治療を受けて
いる。最近、別の医院を受診し、パーキンソン病と診断され、レボドパにて薬物治
療を行うこととなった。レボドパを標準維持量まで増量したが、症状の改善が見ら
れず、薬物相互作用が疑われた。
薬物相互作用を回避するため、薬剤1 を中止したところ、幻覚症状が発現
した。その機序として最も可能性の高いのはどれか。 1つ選べ。
- 1○ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、刺激優位となった。
- 2✕ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、遮断優位となった。ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、刺激優位となった。
- 3✕アセチルコリン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、刺激優位と
なった。ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、刺激優位となった。 - 4✕アセチルコリン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、遮断優位と
なった。ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、刺激優位となった。 - 5✕薬剤1 を中止することで脳内ドパミン濃度が増加した。ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、刺激優位となった。
- 6✕薬剤1 を中止することで脳内アセチルコリン濃度が増加した。ドパミン受容体に対する刺激と遮断のバランスがくずれ、刺激優位となった。
正答: 1
248-249 共通の設問
55歳男性。前立腺肥大に伴う排尿障害に対して単剤で薬物治療中だった
が、時々、急に抑えられないような強い尿意を感じるとの訴えがあったため、新た
な薬剤が追加されて、次のような処方となった。
(処方1)
シロドシン錠4mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 14日分
(処方2)
プロピベリン塩酸塩錠10mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
この患者において新たに追加された処方薬の作用機序はどれか。 1つ選べ。
- 1✕アドレナリンα₁受容体遮断による尿道内圧の低下
- 2✕アドレナリンβ₂受容体刺激による外尿道括約筋の弛緩
- 3✕アドレナリンβ₃受容体刺激による膀胱排尿筋の収縮
- 4✕アセチルコリンM₂受容体刺激による内尿道括約筋の弛緩
- 5○アセチルコリンM₃受容体遮断による膀胱排尿筋の弛緩
正答: 5
250-251 共通の設問
70歳男性。もともと歩行が困難であったが、最近、薬の飲み忘れが増え、
通院も困難になってきた。医師の指示に基づき、保険薬局の薬剤師が在宅訪問薬剤
管理を行うこととなった。
(処方1)
ドネペジル塩酸塩錠5mg 1回1錠(1日1錠)
バルサルタン錠40mg 1回1錠(1日1錠)
アスピリン腸溶錠100mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
(処方2)
サルポグレラート塩酸塩錠100mg1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分

- 1○アンギオテンシン 受容体を遮断する。
- 2○セロトニン受容体を遮断する。
- 3✕アセチルコリン受容体を遮断する。
- 4✕グルタミン酸受容体を遮断する。
- 5✕アドレナリン受容体を遮断する。
正答: 1・2
252-253 共通の設問
45歳女性。卵巣がん。がん性疼痛に対して以下の薬剤を使用してきたが、
疼痛が増強してきたので、追加処方を検討することにした。
(処方)
ロキソプロフェンNa錠60mg1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
前問で適切と考えた追加処方薬の薬理作用(副作用を含む)として、正しいのは
どれか。 2つ選べ。
- 1✕中脳や延髄に作用し、脊髄への下行性抑制系神経を抑制することで鎮痛作用を
示す。 - 2✕プロスタグランジンの産生を抑制し、解熱作用を示す。
- 3○肝臓の薬物代謝酵素によってモルヒネに変換されて鎮痛作用を示す。
- 4✕延髄の化学受容器引き金帯(CTZ)を抑制し、制吐作用を示す。
- 5○消化管運動を抑制し、便秘を起こす。
正答: 3・5
254-255 共通の設問
30歳男性。気管支ぜん息の治療のため以下の薬剤が処方された。
(処方)
アドエア125エアゾール120吸入(注)1本
1回2吸入 1日2回 朝夕食後吸入
⎧ ⎫
|注:サルメテロールキシナホ酸塩及びフルチカゾンプロピオン酸エステルを|
| 含有する加圧式定量噴霧吸入器(pMDI)。1吸入で、サルメテロール|
| |
| として25μg 及びフルチカゾンプロピオン酸エステルとして125μg を|
| 吸入できる。 |
⎩ ⎭
上記の処方薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○フルチカゾンは、細胞質のグルココルチコイド受容体に結合し、核内に移行する。
- 2✕フルチカゾンは、NF-κB を活性化して、抗炎症作用を示す。
- 3○サルメテロールは、気管支平滑筋のアドレナリンβ₂受容体を刺激し、アデニ
ル酸シクラーゼを活性化する。 - 4✕フルチカゾンは、血糖上昇作用を有するが、サルメテロールはその作用を減弱
する。 - 5✕サルメテロールは、心機能抑制作用を有するが、フルチカゾンはその作用を減
弱する。
正答: 1・3
256-257 共通の設問
73歳男性。入院中の患者。切除不能の胃がんに対して、S-1(テガフー
ル・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)/シスプラチン療法を開始し、その
後、退院して外来化学療法で治療を継続することとなった。
この化学療法の副作用を軽減する薬物に関する記述として誤っているのはどれ
か。 1つ選べ。
- 1✕アザセトロンは、化学受容器引き金帯(CTZ)と求心性迷走神経終末のセロト
ニン5-HT₃受容体を遮断し、急性の悪心・嘔吐を抑制する。 - 2○タンニン酸アルブミンは、大腸のアウエルバッハ神経叢を刺激し、大腸のぜん
動運動を促進する。 - 3✕アプレピタントは、ニューロキニンNK₁受容体を遮断し、遅発性の悪心・嘔
吐を抑制する。 - 4✕D-マンニトールは、管腔内浸透圧上昇を介して近位尿細管のナトリウム再吸収
を抑制し、尿量を増加させる。 - 5✕レノグラスチムは、顆粒球系幹細胞に作用し、好中球数を増加させる。
正答: 2
258-259 共通の設問
62歳女性。3年前に糖尿病と診断され、処方1及び処方2で治療中。最
近、手足に痛みやしびれ感があるため処方3が追加となった。
(処方1)
メトホルミン塩酸塩錠250mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
(処方2)
ピオグリタゾン錠15mg 1回0.5錠(1日0.5錠)
アログリプチン安息香酸塩錠25mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
(処方3)
プレガバリンカプセル75mg 1回1カプセル(1日2カプセル)
1日2回 朝夕食後 14日分
処方1~3の薬物の作用機序として正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕アルドース還元酵素を阻害し、末梢神経障害を改善する。
- 2○AMP依存性プロテインキナーゼを活性化し、肝臓での糖新生を抑制する。
- 3✕ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体α(PPARα)を活性化し、インスリン
抵抗性を改善する。 - 4✕オピオイドμ受容体を刺激し、鎮痛作用を示す。
- 5○ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)を阻害し、インクレチンの作用を増強
する。
正答: 2・5
260-261 共通の設問
70歳女性。1ヶ月前から四肢の筋力低下と、眠れないほどの四肢及び腰部
の痛みがある。整形外科を受診し、以下の薬剤が処方された。
(処方1)
リセドロン酸Na錠17.5mg 1回1錠(週1錠)
週1回 起床時 2日分
(処方2)
カルシトリオールカプセル0.25μg1回1カプセル(1日2カプセル)
1日2回 朝夕食後 14日分
(処方3)
アルプラゾラム錠0.4mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 就寝前 14日分
リセドロン酸の作用機序として正しいのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕骨のエストロゲン受容体に結合し、骨芽細胞を増加させ骨形成を促進する。メバロン酸代謝経路のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し、破骨細胞の 機能を抑制する。
- 2✕ヒドロキシアパタイトに結合したのち骨芽細胞に取り込まれ、アポトーシスを
起こす。メバロン酸代謝経路のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し、破骨細胞の 機能を抑制する。 - 3✕オステオカルシンのカルボキシ化を介し、前駆細胞から破骨細胞への分化を阻
害する。メバロン酸代謝経路のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し、破骨細胞の 機能を抑制する。 - 4○メバロン酸代謝経路のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し、破骨細胞の
機能を抑制する。 - 5✕カルシウムの腸管からの吸収を促進し、血中Ca²⁺値を上昇させる。メバロン酸代謝経路のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し、破骨細胞の 機能を抑制する。
正答: 4
262-263 共通の設問
59歳男性。2日前より上気道感染症状(軽度の咳)を訴えていたが、今
朝、突然の悪寒、震えと発熱39°Cを認め受診した。肺炎球菌が検出されたので抗
菌薬が処方されることとなった。
検査所見:呼吸数10/分、右肺野にラ音聴取。胸部X線にて右肺野に肺炎像を認め
る。
ALT 10IU/L、AST 19IU/L、γ-GPT 22IU/L、血清クレアチニン値
5.5mg/dL、クレアチニンクリアランス21mL/min
前問中の薬物の作用機序として正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕イミペネムは、UDP-N -アセチルムラミン酸の合成を阻害する。
- 2○アジスロマイシンは、細菌のリボソーム50S サブユニットに結合し、タンパク
質合成を阻害する。 - 3✕セフィキシムは、細菌のリボソーム30S サブユニットに結合し、タンパク質合
成を阻害する。 - 4✕アンピシリンは、ペプチドグリカン前駆体のペプチジル-D-アラニンに結合し、
細胞壁合成を阻害する。 - 5○レボフロキサシンは、細菌のDNA ジャイレースを阻害し、DNA の複製を阻
害する。
正答: 2・5
264-267 共通の設問
57歳男性。胸部の激痛、呼吸困難、意識障害にて救急搬送された。心電図
所見にて急性心筋 塞と診断され、直ちにアルテプラーゼが投与された。容態は安
定に向かっている。
アルテプラーゼ、リドカインのいずれかに関する記述として正しいのはどれか。
2つ選べ。
- 1✕アドレナリンβ受容体を遮断し、異所性ペースメーカー活性を抑制する。
- 2✕K⁺チャネルを遮断し、不応期を延長する。
- 3○心室筋のNa⁺チャネルを遮断するとともに、活動電位持続時間を短縮する。
- 4○プラスミノーゲンをプラスミンに変換し、血栓を溶解する。
- 5✕フィブリノーゲンに対する親和性が高く、出血を起こしにくい。
正答: 3・4