第101回 — 物理・化学・生物
演習モードで解く同圧下で最も沸点の高いのはどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 4
下図のような反応において、E₃が示すものはどれか。 1つ選べ。
遷移状態
E₁
E₂
反応物 E₃
生成物
反応座標
- 1✕活性化エネルギー
- 2✕活性化自由エネルギー
- 3✕活性化エンタルピー
- 4✕活性化エントロピー
- 5○反応熱
正答: 5
示強性状態関数の熱力学的パラメータはどれか。 1つ選べ。
- 1✕ギブズ自由エネルギー(G)
- 2✕エンタルピー(H )
- 3○圧力(P)
- 4✕エントロピー(S)
- 5✕内部エネルギー(U)
正答: 3
クロマトグラフィーで用いられるパラメータのうち、クロマトグラム上のピーク
相互の保持時間の関係を示す値はどれか。 1つ選べ。
- 1○分離係数
- 2✕シンメトリー係数
- 3✕保持容量
- 4✕理論段数
- 5✕理論段高さ
正答: 1
pH メーターを用いたpH 測定に最も関係する物理定数はどれか。 1つ選べ。
- 1✕アボガドロ定数
- 2○ファラデー定数
- 3✕プランク定数
- 4✕ボルツマン定数
- 5✕リュードベリ定数
正答: 2
カテコールアミンに分類されるのはどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2✕
- 3○
- 4✕
- 5✕
正答: 3
下線で示した元素の酸化数が+2のものはどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 4
共鳴構造式として誤っているのはどれか。 1つ選べ。
OH3C C O H3C C O-C

- 1✕
- 2✕
- 3○
- 4✕
- 5✕
正答: 3
化合物Aの最も安定な立体配座を表しているのはどれか。 1つ選べ。

- 1○
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 1
最も酸性度が高いのはどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 2
下図はヒトの眼球断面の模式図である。1~5のうち水晶体はどれか。1つ選べ。

- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 2
下図のアミノ酸のうち、脱炭酸反応によりヒスタミンを生じるのはどれか。


- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5○
正答: 5
翻訳過程において、リボソームへアミノ酸を運ぶ役割を担うRNA はどれか。
1つ選べ。
- 1✕rRNA(リボソームRNA)
- 2○tRNA(トランスファーRNA)
- 3✕mRNA(メッセンジャーRNA)
- 4✕miRNA(マイクロRNA)
- 5✕siRNA(低分子干渉RNA)
正答: 2
DNA ウイルスはどれか。 1つ選べ。
- 1✕インフルエンザウイルス
- 2✕ポリオウイルス
- 3✕C型肝炎ウイルス
- 4○ヒトパピローマウイルス(HPV)
- 5✕ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
正答: 4
貪食能を有し、単球に由来する細胞はどれか。 1つ選べ。
- 1✕B細胞
- 2✕ヘルパーT細胞
- 3✕形質細胞
- 4○マクロファージ
- 5✕肥満細胞
正答: 4
下図は、ある純物質のエントロピーの温度依存性を示したグラフである。純物


- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5○
正答: 4・5
分子の分極の度合いは、(電気)双極子モーメントμとして下式のように定量的
に表すことができる。
μ=Q·r
Q は電荷、r は電荷間の距離を表す。0.1nm離れた電子1個分の電荷+e、-e
の双極子モーメントは、電荷が1.6× 10⁻¹⁹(C)であることから1.6× 10⁻²⁹(C·m)
となる。
ヨウ化水素HIの双極子モーメントを求めたところ、1.4× 10⁻³⁰(C·m)であっ
た。H-I結合距離を0.16nmとしたとき、HIのイオン性は何%程度と見積もる
ことができるか。最も近い値(%)を 1つ選べ。ただし、H-I間で電子1個分の
電荷(+e、-e)がそれぞれの原子上に分離しているとき、HIは100%イオン性
を示すものとする。
- 1✕1
- 2○5
- 3✕10
- 4✕20
- 5✕40
正答: 2
ある物質Aと、Aが重合してできた合成高分子PA がある。以下の記述の1、
2の組合せとして正しいのはどれか。 1つ選べ。
A10g 及びPA 10g を、それぞれ1Lの水に完全に溶解させた。A水溶液は
PA 水溶液より浸透圧が( 1 )。次に、水のみを通す半透膜で隔てられた容器
の左側にA水溶液をいれ、右側には液面が同じ高さになるようにPA 水溶液をいれ
た。十分な時間が経過した後、観察したところ( 2 )。

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
- 6✕
正答: 4
水溶液中のイオン間相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選
べ。
- 1✕強電解質のモル伝導率は、濃度に比例して増加する。
- 2○難溶解性塩であるAgClの溶解度は、NaNO₃の添加によるイオン強度の増大
とともに増大する。 - 3○高濃度の強電解質溶液におけるイオンの平均活量係数は、1より大きくなるこ
とがある。 - 4✕水中における電解質のイオン間相互作用は、アルコールなどを添加して溶媒の
誘電率が低下すると減少する。 - 5✕アルカリ金属における極限モル伝導率は、K⁺<Na⁺<Li⁺の順に大きくなっ
ている。
正答: 2・3
光の性質に関する記述のうち正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕光の屈折率は、光が進む媒体の誘電率と光の波長に依存し、長波長の光は短波
長の光よりも屈折率が大きい。 - 2○物質の粒子径が入射光の波長に比べて非常に小さい場合、入射光と同じ振動数
の光を散乱する現象をレイリー散乱とよぶ。 - 3○入射光により物質が励起される場合、散乱光の振動数が入射光の振動数と異な
る現象をラマン散乱とよぶ。 - 4✕ラマン散乱が起こった場合、散乱光の振動数は必ず小さくなる。
正答: 2・3
L-リシンは、2つのアミノ基と1つのカルボキシ基をもち、水溶液のpH に
より4つの化学種が存在する。図に示したL-リシンの化学種が最も多く存在する
pH に最も近い値はどれか。 1つ選べ。ただし、L-リシンの3つのpKaはそれぞれ
pKa₁=2.2、pKa₂=9.0、pKa₃=10.5とする。
H3N+ CO2-
HNH2
1 2.2 2 5.6 3 9.0 4 9.7 5 10.5
- 1✕2.2
- 2✕5.6
- 3✕9.0
- 4○9.7
- 5✕10.5
正答: 4
日本薬局方一般試験法の定性反応とその対象物の組合せとして正しいのはどれ
か。 2つ選べ。
対象物 定性反応
本品の硫酸酸性溶液に過量の過酸化水素試液を加えるとき、泡
- 1○過マンガン酸塩
立って脱色する。
本品の溶液に硝酸銀試液を加えるとき、黄色の沈殿を生じる。 - 2✕塩化物 沈殿を分取し、この一部に希硝酸を、また、他の一部に過量の
アンモニア試液を追加してもいずれも沈殿は溶けない。
本品に硫酸及びメタノールを混ぜて点火するとき、緑色の炎を - 3✕チオ硫酸塩
あげて燃える。
本品の冷溶液にフェノールフタレイン試液1滴を加えるとき、 - 4✕炭酸塩
液は赤色を呈しないか、又は赤色を呈しても極めてうすい。
本品の希硝酸酸性溶液に七モリブデン酸六アンモニウム試液を - 5○リン酸塩 加えて加温するとき、黄色の沈殿を生じ、水酸化ナトリウム試
液又はアンモニア試液を追加するとき、沈殿は溶ける。
正答: 1・5
次の記述は日本薬局方イオタラム酸の定量法に関するものである。
「本品を乾燥し、その約0.4g を精密に量り、けん化フラスコに入れ、水酸化ナ
トリウム試液40mLに溶かし、亜鉛粉末1g を加え、還流冷却器を付けて30分間
煮沸し、冷後、ろ過する。フラスコ及びろ紙を水50mLで洗い、洗液は先のろ液
に合わせる。この液に酢酸(100)5mLを加え、0.1mol/L硝酸銀液で滴定する
(指示薬:テトラブロモフェノールフタレインエチルエステル試液1mL)。ただ
し、滴定の終点は沈殿の黄色が緑色に変わるときとする。」
本品0.4500g をとり、上記の定量法に従って、0.1mol/L硝酸銀液(f =1.000)
で滴定したところ、18.00mLを消費した。このときイオタラム酸の含量%に最も

イオタラム酸 C₁₁H₉I₃N₂O₄:613.91
- 1✕75.0
- 2○81.9
- 3✕88.8
- 4✕95.5
- 5✕99.5
正答: 2
蛍光光度法に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕蛍光分光光度計の光源には、通例、タングステンランプが用いられ、試料部は
四面透明の石英製セルが用いられる。 - 2○励起スペクトルは、蛍光波長を固定し、励起光の波長を変化させて試料溶液の
蛍光強度を測定することにより得られる。 - 3✕蛍光強度は溶液の濃度が十分に小さいとき、モル吸光係数に反比例する。
- 4○蛍光強度は相対値であり、測定に用いる装置の励起光強度により強度が異な
る。 - 5✕蛍光を消光させる作用のある物質を一般にスカベンジャーとよぶ。
正答: 2・4
陽イオン交換クロマトグラフィーによるアミノ酸の分析に関する記述のうち、
正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○陽イオン交換基としては、スルホ基や、カルボキシ基などが用いられる。
- 2✕アルギニン、グルタミン酸、グリシンの分離を行ったとき、アルギニンが最初
に溶出される。 - 3✕移動相のイオン強度を低下させることで、保持された物質を溶出させることが
できる。 - 4○移動相のpH を上昇させることで、保持された物質を溶出させることができ
る。 - 5✕溶出されたアミノ酸は、ニンヒドリン試薬を用いたポストカラム誘導体化法に
より、蛍光検出される。
正答: 1・4
次の反応のうち、主生成物の構造式を正しく示しているのはどれか。 2つ選
べ。
H3C H H3C Br H
Br2
- 1○Br H
H CH3 CH3
CH3 CH3
H2SO4(触媒) OH - 2○H2O
CH2 HBr - 3✕H2C Br
H2C
O
Cl
OOH
H3C H O - 4✕H H
H CH3 H3C CH3
Na H3C CH3 - 5✕H3C C C CH3
液体NH3 H H
正答: 1・2
次のE2反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
H3CH CH3 H3C
CH3CH2ONa
H3C
CH3CH2OH
HBr H3C CH3
A B
- 1✕カルボカチオン中間体を経由する。
- 2✕脱離するHとBrとがシン(シンペリプラナー)の関係となる立体配座から進
行する。 - 3○反応速度は、化合物Aの濃度及びエトキシドイオンの濃度の両者に比例する。
- 4✕出発物質として化合物Aのエナンチオマーを用いると、化合物Bの幾何異性体
が主生成物として得られる。 - 5○化合物Bは、Saytzeff(ザイツェフ、セイチェフ)則に従った生成物である。
正答: 3・5
芳香族化合物A~Eの求電子置換反応によるモノブロモ化に関する記述のう
ち、正しいのはどれか。 1つ選べ。
O
HN CH3 NO2 Cl
2 2 2 2
3 3 O2 3
OCH3
A B C D E
- 1✕Aは主に3位で反応する。Eは主に1位で反応する。
- 2✕Bは主に2位又は4位で反応する。Eは主に1位で反応する。
- 3✕Cは主に3位で反応する。Eは主に1位で反応する。
- 4✕Dは主に2位で反応する。Eは主に1位で反応する。
- 5○Eは主に1位で反応する。
正答: 5
化合物AとBの反応では、中間体Cを経由して化合物Dを与える。中間体Cの


- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5○
正答: 5
以下のGabriel法による合成で得られるアミノ酸Aはどれか。 1つ選べ。
O
N-K+
1)CH3CH2ONa
O CH3CH2OH
O CO2CH2CH3 2)CH3l
3)H+,H2O,加熱
+ N A
CO2CH2CH3 CO2CH2CH3
Br
CO2CH2CH3
- 1✕バリン
- 2○アラニン
- 3✕トレオニン
- 4✕アスパラギン酸
- 5✕グルタミン酸
正答: 2
プロドラッグAに関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
N NO2
N S a H
H3C
N N
A
- 1○プリン環をもつ。
- 2○確認試験では、希塩酸中亜鉛粉末で還元し、芳香族第一アミン(芳香族第一級
アミン)の定性反応を利用できる。 - 3✕生体内でエステラーゼによって加水分解されて薬効を示す。
- 4✕生体内において、aの位置で切断されて薬効を示す。
- 5✕代謝された後、主にシトシンリボヌクレオチドの生合成を阻害する。
正答: 1・2
ヒスタミンH₁受容体拮抗薬であるレボセチリジン塩酸塩に関する記述のうち、

レボセチリジン塩酸塩
2つ選べ。
- 1○薬物名中のレボは左旋性に由来する。
- 2✕血液脳関門を通過しやすくするため、カルボキシ基が導入されている。
- 3✕エーテル結合の酸素原子は、水素結合のドナー(供与体)として、ヒスタミン
H₁受容体との結合親和性を高める。 - 4○セチリジンのラセミックスイッチ(キラルスイッチ)により開発された光学活
性体である。
正答: 1・4
図1は、メラトニンの¹H-NMR スペクトル(400MHz、DMSO-d₆、基準物
質はTMS)である。なお、ア及びエのシグナルは一重線であり、ケ及びコのシグ
ナルはそれぞれNH 基のプロトンに由来する。また、拡大図A及びBの拡大率は


2つ選べ。
- 1✕H
カ ア
1H 3H
キ
1H
オ H2O
1H
イ
DMSO
ウ
ppm7.2 7.1 7.0 6.9 6.8 6.7 ppm3.33.2 3.1 3.0 2.9 2.8 2.7 2.6 2.5 2.4
クキカ ウイ
オ
コ ケ
ppm12.0 11.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0
1 アのシグナルは、aのプロトンに由来する。 - 2✕イのシグナルの積分値は、オのシグナルの積分値と等しい。
- 3○インドール環6位のプロトンのシグナルは、オである。
- 4○メラトニンの不飽和度は7である。
- 5✕メラトニンの整数質量は奇数である。
正答: 3・4

- 1✕イソフラボノイドの一種である。
- 2✕バイカレインは、全ての炭素骨格が酢酸・マロン酸経路で生合成される。
- 3○バイカレインの炭素原子aは、マロニルCoA 由来である。
- 4✕バイカリン(baicalein-7-O-D-glucuronide)は、バイカレインのヒドロキシ
基bに糖が結合した配糖体である。 - 5○メタノールに溶かしたバイカレインにリボン状マグネシウムと濃塩酸を加える
と呈色する。
正答: 3・5
生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕トウニンは、エビスグサの種子由来の生薬で、駆瘀血薬として用いられる。
- 2○ニンジンは、オタネニンジンの根由来の生薬で、補気薬として用いられる。
- 3✕トウキは、トウキ又はホッカイトウキの根由来の生薬で、理気薬として用いら
れる。 - 4○ブクリョウは、マツホドの菌核由来の生薬で、利水薬として用いられる。
- 5✕チンピは、ウンシュウミカンの成熟した果皮由来の生薬で、補血薬として用い
られる。
正答: 2・4
下図に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。

- 1✕Aは、肝静脈である。
- 2✕直腸下部からの静脈血の大部分は、Bを経て肝臓へ流入する。
- 3○Cは、交感神経系の興奮により弛緩し、副交感神経系の興奮により収縮する。
- 4✕Dに存在するランゲルハンス島は外分泌腺であり、その周辺には内分泌腺が散
在する。 - 5○Eには、C及びDからの分泌液の排出を調節するオッディ(Oddi)括約筋があ
る。
正答: 3・5
下図はヒトの排卵周期を示している。以下の記述のうち、正しいのはどれか。


- 1○排卵周期の約14日におけるホルモンAの大量分泌が排卵を引き起こす。
- 2✕ホルモンBは黄体細胞に作用して、その細胞増殖を促進する。
- 3✕ホルモンAの大量分泌に先だったホルモンCの血中濃度の増加は、視床下部か
らの性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌を抑制する。 - 4○排卵周期14日以降では、ホルモンDが子宮内膜からの粘液の分泌を促進する。
- 5✕ホルモンCの血中濃度の増加は、排卵周期14日以降の基礎体温の上昇を引き
起こす。
正答: 1・4
酵素反応に関する説明を読んで以下の問に答えよ。
酵素の速度論的特性を解析するため、ミカエリス・メンテン(Michaelis-Menten)
式より導かれる下記のラインウィーバー・バーク(Lineweaver-Burk)式から、
図1が作成され汎用されている。
─1
v
傾き=Km──
──1 Vmax
Vmax
ある酵素Xは基質Sに作用し、2種類の阻害剤YとZによって阻害される。一定
濃度の阻害剤Y又はZの存在下及び非存在下で、酵素Xの基質Sに対する反応初速

0 ─1
[S]
図2 阻害剤Y又はZの存在下及び非存在下でのラインウィーバー・バークプロット
- 1✕阻害剤Yは、基質Sと結合して酵素Xの反応初速度v を変化させる。
- 2○基質Sの濃度[S]を十分に増加させたときの最大速度Vmaxは、阻害剤Y の有
無に関わらず等しくなる。 - 3✕阻害剤Zは、基質Sが結合する酵素Xの部位(基質結合部位)に結合する。
- 4✕基質Sの濃度[S]を十分に増加させたときの最大速度Vmaxは、阻害剤Zが存
在しても変化しない。 - 5○阻害剤Zが存在しても、酵素Xの基質Sに対する見かけの親和性は変化しな
い。
正答: 2・5
下図は、ペントースリン酸回路(一部)の概略を示している。これに関する記


- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 2・4
以下は、コレステロール量の調節に関する説明文である。これに関する記述の
うち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
ヒト体内のコレステロールは、食事によって補給されるとともに、体内でも生合
成される。また、細胞内のコレステロール量は一定量に保とうとする仕組みによっ
て厳密に調節されている。なお、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA 還元酵
素(HMG-CoA reductase)はコレステロール生合成反応の律速酵素である。
- 1○コレステロールやその生合成中間体であるメバロン酸は、HMG-CoA reductase
の活性を抑制する。 - 2✕コレステロールは、HMG-CoA reductaseの分解を抑制する。
- 3○細胞内のコレステロール量が減少すると、HMG-CoA reductaseの転写を正に
調節する転写因子が活性化される。 - 4✕細胞内のコレステロール量が減少すると、コレステロールの細胞内取込みに関
わる低密度リポタンパク質(low-density lipoprotein:LDL)受容体のmRNA
量が減少する。
正答: 1・3
下図は真核細胞における二本鎖DNA の複製過程を模式的に表したものであ
る。二方向に複製が進行する際に、不連続なDNA 鎖(岡崎フラグメント)の形成

- 1✕アとイ
- 2○アとウ
- 3✕イとウ
- 4✕イとエ
- 5✕ウとエ
正答: 2
ヒト細胞における既知遺伝子の発現をPCR(polymerase chain reaction)法
により検出するために以下の実験を行った。実験方法と考察に関する記述のうち、


- 1✕
- 2✕
- 3○
- 4✕
- 5○
正答: 3・5
抗体A及び酵素標識抗体Bを用いる酵素免疫測定法(ELISA, enzyme-linked
immunosorbent assay)による生体由来タンパク質Xの定量キットの説明書に、
以下のような測定原理を表す模式図があった。この図に関する記述のうち、正しい

- 1✕1において、プレートに固定化した抗体Aは、測定対象となるタンパク質Xと
共有結合を形成する。 - 2✕2で加えるタンパク質Xは、あらかじめ精製しておかなければ測定できない。
- 3○3において、抗体Aと抗体Bは、タンパク質Xの異なる部位に結合する。
- 4○3において、プレートの内面に抗体Bが結合するのを防ぐ必要がある。
- 5✕4において、標識酵素による反応生成物の量は、タンパク質Xの量とは反比例
の関係にある。
正答: 3・4
補体に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕補体は主として、感染時に抗原刺激をうけたB細胞により産生される。
- 2✕補体は、その遺伝子が再構成されて、多様な抗原結合特異性を獲得する。
- 3○補体成分の分解生成物の中には、血管透過性を亢進させるものがある。
- 4○病原体の表面に結合したC3bは、食細胞による取り込みを促進する。
- 5✕補体系の活性化は、病原体表面に結合した抗体が補体成分を加水分解すること
により始まる。
正答: 3・4
I型アレルギーに関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕I型アレルギーの原因となるIgEは、主としてヘルパーT細胞により産生され
る。 - 2✕I型アレルギーでは、ヒスタミンがB細胞内の顆粒から放出される。
- 3○アレルゲンに対して産生されたIgEは、肥満細胞上の特異的受容体と結合す
る。 - 4✕ウルシによる接触性皮膚炎は、I型アレルギーに分類される。
- 5○花粉、ダニ、ハウスダストなどが抗原となってIgEが産生され、感作された状
態では、同じ抗原が再度侵入した時にI型アレルギーの症状があらわれる。
正答: 3・5
196-197 共通の設問
65歳女性。体重50kg。術後肺炎を発症し、メチシリン耐性黄色ブドウ球
菌(MRSA)と緑膿菌による複合感染症と診断され、アルベカシン硫酸塩とピペ
ラシリンナトリウムの各注射液が静脈内投与された。なお、この女性の腎機能は正
常である。
アミノグリコシド系抗生物質とβ-ラクタム系抗生物質の両水溶液を混合して残
存率を測定したところ、下のようなグラフが得られた。ただし、横軸は時間(h)、
縦軸は抗生物質の残存率(%)を片対数プロットしたものである。このグラフでB

この問題は「解なし」(全員正解扱い)です。

- 1―
- 2―
- 3―
- 4―
- 5―
- 6―
正答: 解なし(全員正解扱い)
198-199 共通の設問
77歳女性。以下の処方箋を持って薬局を訪れた。患者の話から、最近、も
のが飲み込みにくいとのことであった。
(処方)
ニフェジピン徐放錠(24時間持続)20mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分 粉砕
今回処方されているニフェジピンは、血管拡張性の血圧降下薬である。ポアズイ
ユの法則に従えば、脈拍数、心拍出量、血液の粘度が一定条件下で、血圧は末梢の
毛細血管の半径の4乗に反比例する。この条件下で、ニフェジピンにより血圧
180mmHg の高血圧患者の毛細血管半径が7%増大したときの血圧(mmHg)に
最も近い値はどれか。 1つ選べ。
- 1✕165
- 2✕155
- 3✕145
- 4○135
- 5✕125
正答: 4
200-201 共通の設問
60歳女性。身長150cm、体重45kg。めまい、ふらつき、冷汗、軽度の
意識障害を主訴として受診し、入院することとなった。入院時に病室を訪問した薬剤
師が持参薬を確認したところ、下記の薬剤を日ごろ欠かさず服用していたことが分
かった。入院時の血清クレアチニン値1.5mg/dL、BUN 29mg/dL、AST 25IU/L、
ALT 30IU/L、PT-INR 2.0、空腹時血糖値40mg/dLであった。
持参薬の内容
(薬袋1)
シベンゾリンコハク酸塩錠100mg1回1錠(1日3錠)
ベラパミル塩酸塩錠40mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後
(薬袋2)
ワルファリンK 錠1mg 1回2錠(1日2錠)
1日1回 朝食後
(薬袋3)
ロキソプロフェンNa錠60mg 1回1錠(1日3錠)
テプレノンカプセル50mg 1回1カプセル(1日3カプセル)
患者に低血糖症状が疑われたため、血糖値を検査することになった。血中グル
コースの測定法に関する記述として正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○市販の簡易血糖測定器に用いられる酵素には、グルコースオキシダーゼやグル
コースデヒドロゲナーゼなどがある。 - 2✕電極法では、グルコースから酵素反応により生じる過酸化水素をガラス電極で
測定する。 - 3✕屈折率を利用した糖度計によって測定する。
- 4✕簡易カラムにより他の単糖とグルコースを分離し、エチジウムブロマイドによ
り蛍光測定する。 - 5○グルコースと酵素及びNADP⁺を反応させ、生じたNADPH を吸光度法によ
り測定する。
正答: 1・5
202-203 共通の設問
45歳男性。下記の処方箋を保険薬局に持参した。薬剤師がインタビューし
たところ、患者は「医師からはピロリ菌の一次除菌と聞いている」と回答した。
(処方)
オメプラゾール錠10mg 1回2錠(1日2錠)
クラリスロマイシン錠200mg 1回1錠(1日1錠)
アモキシシリンカプセル250mg1回3カプセル(1日3カプセル)
1日1回 朝食後 7日分
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染診断には尿素呼気試験法が用いられる。この方
法は、¹³Cで標識した尿素を服用し、ピロリ菌が持つウレアーゼ活性で生じる呼気
中の二酸化炭素を赤外吸収スペクトル法で検出するものである。これに関する記述
のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕赤外線は紫外線よりも短波長である。
- 2○赤外線は分子振動によって双極子モーメントが変化するときに吸収される。
- 3✕赤外吸収スペクトル法では、紫外可視吸光度法とは異なり、ランベルト-ベー
ル(Lambert-Beer)の法則が成立しない。 - 4○¹³CO₂の逆対称伸縮振動は¹²CO₂と比べ低い波数側に検出される。
- 5✕¹²CO₂の測定には2350cm⁻¹付近の吸収が用いられ、これは指紋領域に含まれる。
正答: 2・4
204-205 共通の設問
74歳男性。意識障害のため救急搬送されてきた。水分貯留をともなう高血
圧性緊急症と診断され、治療方針を話し合う中でニカルジピン塩酸塩とフロセミド
の投与が検討された。
処方薬の物性を測定する目的で、種々のpH で水溶液(50μg/mL)を調製し、
その5mLずつに、それぞれ1-オクタノール5mLを加えてよく振り混ぜ、分配平
衡に達した後、水層中の薬物濃度を測定した。以下の表は、処方されたどちらかの


ただし、この薬物は1-オクタノールとの相互作用を起こさず、また、イオン形
薬物の1-オクタノールへの分配は起こらないものとする。
2つ選べ。
- 1✕塩基性薬物ニカルジピンの測定結果である。
- 2○酸性薬物フロセミドの測定結果である。
- 3✕この薬物の分配係数は、約10である。
- 4✕この薬物のpKaは、約6.0である。
- 5○この薬物のpKaは、約4.0である。
正答: 2・5
206-207 共通の設問
10歳女児。体重34kg。昨夜より咽頭痛がひどかったため、母親が小児科
を受診させ、以下の処方箋をかかりつけの保険薬局へ持参した。処方箋を受け取っ
た薬剤師が薬剤服用歴とお薬手帳で現在服用中の薬剤を確認したところ、以下の1
~5であった。
(処方)
セフジニル細粒10% 1回1.0g(1日3.0g)
1日3回 朝昼夕食後 4日分
(現在服用中の薬剤)


- 1○セフェム系抗生物質である。
- 2✕細菌の細胞壁生合成に関わる酵素をアルキル化することで作用を示す。
- 3✕β-ラクタマーゼによって、aの位置で加水分解される。
- 4○オキシムはZ 配置である。
- 5✕アミノイミダゾリル基をもつ。
正答: 1・4
208-209 共通の設問
72歳男性。いつもは21時頃に床に入り、夜間に1~2回トイレに起きる
ことはあるが、眠れていた。1週間前より寝つきが悪くなり、内科を受診した。以
下の処方箋が出され、保険薬局に持参した。併用薬はなく、肝機能、腎機能に異常
はない。この薬剤を服用するのは初めてである。
(処方)
ゾルピデム酒石酸塩錠5mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 就寝前 7日分


ア
N
2つ選べ。
- 1✕窒素原子アはsp³混成軌道をもつ。
- 2○破線で囲んだ環は芳香族性をもつ。
- 3✕窒素原子イは、3つの窒素原子のうち最も塩基性が高い。
- 4✕酒石酸の立体異性体は、図に示したものを含めて4つある。
- 5○この酒石酸は(2R,3R)の立体配置を有する。
正答: 2・5
210-211 共通の設問
散剤の主薬の処方量が少ない場合には、賦形剤の添加により、かさを増
し、分包誤差を極力少なくすることができる。賦形をする際は、一般的に賦形剤と
して乳糖やデンプンなどを、主薬によって選択して用いる。


2つ選べ。
- 1✕D-グルコフラノースとD-ガラクトフラノースがグリコシド結合している。
- 2○還元糖である。
- 3✕グルコシダーゼによって、2つの単糖に分解される。
- 4✕水に溶かすと異性化し、旋光性を失う。
- 5○β(1→4)結合をもつ。
正答: 2・5
212-213 共通の設問
63歳女性。日曜日の午後、急に左耳が聞こえにくくなった。翌朝まで様子
をみたが改善しなかったため、近隣の耳鼻科を受診したところ、突発性難聴と診断
された。以下の薬剤が処方され、保険薬局に来局した。
(処方)
処方1 プレドニゾロン錠5mg 1回2錠(1日6錠)
1日3回 朝昼夕食後 3日分
処方2 プレドニゾロン錠5mg 1回2錠(1日4錠)
1日2回 朝昼食後 3日分
処方3 プレドニゾロン錠5mg 1回2錠(1日2錠)
1日1回 朝食後 3日分
処方4 メコバラミン錠500μg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 9日分
処方5 テプレノンカプセル50mg1回1カプセル(1日3カプセル)
プレドニゾロンの確認試験に赤外吸収スペクトルが利用できる。以下の記述のう


O
25.0
0.0
4000.0 3000.0 2000.0 1500.0 1000.0 500.0
波数(cm-1)
A B C
D
2つ選べ。
- 1○吸収帯Aはヒドロキシ基に由来する。
- 2✕吸収帯BはC-O単結合に由来する。
- 3○吸収帯Cはカルボニル基に由来する。
- 4✕吸収帯DはC-H 結合に由来する。
正答: 1・3
214-215 共通の設問
35歳女性。体重45kg。昨夜より40°Cの発熱が続いたため、医療機関を
受診した。発汗はなく、全身の関節がひどく痛かった。下記の生薬を含む漢方エキ
ス細粒が処方された。なお、処方量は常用量である。
生薬名 1日量
マオウ 5.0g
キョウニン 5.0g
ケイヒ 4.0g
カンゾウ 1.5g
この処方に含まれるそれぞれの生薬の主成分A~Dに関する記述のうち、正しい
のはどれか。2つ選べ。
H3C COOH
H3C COOH
CH3
CH3
O
CH3CH3H
HO2C
CHO O H CH3
HO HO
O
O
HO2C H
O O H3C CH3
HO HO
OH
A B
OH
HO O
HOH HO O
H OH
N CN
CH3 HO O
H CH3 HO O
OH
HO O
HOH HO O
H OH
N CN
CH3 HO O
H CH3 HO O
OH
C D
C D
- 1✕化合物Aは、芳香をもつ精油成分であり、化合物名は2-phenyl-1-propenalで
ある。 - 2✕化合物Bは、ステロイド代謝酵素を活性化し低カリウム血症を起こす。
- 3○化合物Cは、4種の立体異性体のうち、最も強い交感神経興奮作用を示す。
- 4○化合物Dは、加水分解を受けるとグルコース2分子、ベンズアルデヒド及び青
酸を生じる。
正答: 3・4
216-217 共通の設問
55歳女性。身長160cm、体重70kg。起床時右手が思うように動かなく
なり、救急外来を受診した。CT 検査にてアテローム血栓性脳 塞と診断され、入
院にて急性期治療を受けた。この患者の血液検査データは以下の通りである。ま
た、医師は重篤な腎障害があると判断した。
クレアチニンクリアランス20mL/min、BUN 40mg/dL、ALT 7.1U/L、
AST 12.5U/L、γ-GTP10.0U/L、血小板数20× 10⁴/μL

- 1✕トロンボキサンA₂は、血管内皮細胞から放出され、血小板凝集を抑制する。
- 2✕損傷した血管壁内から露出したコラーゲンは、血小板凝集を抑制する。
- 3○活性化された血小板どうしは、フィブリノーゲンを介して結合する。
- 4✕プロスタグランジンI₂は、活性化された血小板から放出され、血小板凝集を促
進する。 - 5○ADP(アデノシン5’-二リン酸)は、活性化された血小板から放出され、血小
板凝集を促進する。
正答: 3・5
218-219 共通の設問
65歳女性。B細胞性非ホジキンリンパ腫と診断され、本日より外来にて
R-CHOP療法施行のため来院した。診察後、以下の薬剤が処方された。
(処方)
プレドニゾロン錠5mg 1回20錠(1日20錠)
1日1回 昼食後 5日分
イブプロフェン錠200mg 1回1錠(1日1錠)
点滴開始30分前 1回分
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩錠2mg1回3錠(1日3錠)
【R-CHOP療法:CHOP療法(シクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸
塩、ビンクリスチン硫酸塩、プレドニゾロン)にリツキシマブを加えたがん化学療
法の1つ】
下図は免疫グロブリンG(IgG)の模式図である。R-CHOP療法に用いられる

- 1○
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5✕
正答: 1
220-221 共通の設問
薬剤師は疾病予防にも関わるべきであり、ワクチンに関する知識を深める
必要がある。
予防接種に用いる抗原(ワクチン)に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
- 1✕ウイルスに対する生ワクチンは、接種後の免疫応答能を高めるため、天然に存
在するウイルスの毒性をより高めたものである。 - 2✕我が国におけるインフルエンザワクチンの主成分は、ウイルスから分離・精製
したノイラミニダーゼを不活化したものである。 - 3○ワクチンの中には、病原体構成成分の組換え体タンパク質を主成分とするもの
がある。 - 4○トキソイドは、病原体が産生する毒素を、免疫原性を残したまま無毒化したも
のである。
正答: 3・4
222-223 共通の設問
フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病と診断を受けた患者が、
イマチニブメシル酸塩錠の服用を始めたが、効果が不十分であった。そのため、他
の薬剤に切り換えることとなった。
フィラデルフィア染色体が形成される変異の分類として正しいのはどれか。 つ
1つ選べ。
- 1✕置換
- 2✕欠失
- 3✕逆位
- 4✕挿入
- 5○転座
正答: 5
224-225 共通の設問
65歳女性。以下の処方箋をもって保険薬局を訪れた。
(処方)
アレンドロン酸経口ゼリー剤35mg1回1包(1日1包)
週1回起床時 4日分
水約180mLとともに服用
骨代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○骨芽細胞は、コラーゲンを細胞外へ分泌する。
- 2✕骨細胞は未分化細胞であり、増殖能を有する。
- 3✕破骨細胞は、アルカリ性ホスファターゼを細胞外へ分泌する。
- 4✕副甲状腺(上皮小体)ホルモンは、破骨細胞の働きを減弱させる。
- 5○1α,25-ジヒドロキシビタミンD₃(活性型ビタミンD₃)は、小腸からのCa²⁺
の吸収を促進する。
正答: 1・5