第100回 — 薬理
演習モードで解くムスカリン性アセチルコリン受容体には直接作用せず、アセチルコリンによる
平滑筋収縮を増強する薬物はどれか。 1つ選べ。
- 1○ネオスチグミン
- 2✕ベタネコール
- 3✕イソプレナリン
- 4✕スコポラミン
- 5✕フロプロピオン
正答: 1
自律神経節において節前線維から節後線維への神経伝達を行う受容体はどれか。
1つ選べ。
- 1✕グルタミン酸NMDA 受容体
- 2✕セロトニン5-HT₃受容体
- 3○ニコチン性アセチルコリン受容体
- 4✕γ-アミノ酪酸GABAA受容体
- 5✕グリシン受容体
正答: 3
テトラカインの局所麻酔作用の機序はどれか。 1つ選べ。
- 1✕K⁺チャネル活性化
- 2✕K⁺チャネル遮断
- 3✕Na⁺チャネル活性化
- 4○Na⁺チャネル遮断
- 5✕Ca²⁺チャネル活性化
正答: 4
麻薬拮抗性鎮痛薬はどれか。 1つ選べ。
- 1✕フェンタニル
- 2✕モルヒネ
- 3○ペンタゾシン
- 4✕ペチジン
- 5✕オキシコドン
正答: 3
心筋のトロポニンのCa²⁺感受性を高めて、強心作用を示すのはどれか。
1つ選べ。
- 1✕コルホルシンダロパート
- 2✕ミルリノン
- 3✕ジゴキシン
- 4○ピモベンダン
- 5✕デノパミン
正答: 4
心室筋の活動電位を下図の実線から破線へ変化させるのはどれか。 1つ選べ。
膜電位
時間
- 1✕プロパフェノン
- 2○メキシレチン
- 3✕プロカインアミド
- 4✕シベンゾリン
- 5✕アミオダロン
正答: 2
カリウム保持性利尿薬はどれか。 1つ選べ。
- 1○スピロノラクトン
- 2✕ブメタニド
- 3✕アセタゾラミド
- 4✕D-マンニトール
- 5✕メフルシド
正答: 1
胃腸管に発現する受容体で、刺激されることで消化管運動を亢進させるのはど
れか。 1つ選べ。
- 1✕オピオイドμ受容体
- 2✕アセチルコリンNM受容体
- 3✕アドレナリンβ₂受容体
- 4○セロトニン5-HT₄受容体
- 5✕ドパミンD₂受容体
正答: 4
ガベキサートの急性膵炎治療効果に関わる機序はどれか。 1つ選べ。
- 1○タンパク質分解酵素阻害
- 2✕H⁺,K⁺-ATPase阻害
- 3✕ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断
- 4✕ヒスタミンH₂受容体遮断
- 5✕シクロオキシゲナーゼ阻害
正答: 1
デスモプレシンの抗利尿作用の機序はどれか。 1つ選べ。
- 1✕バソプレシンV₁受容体刺激
- 2✕バソプレシンV₁受容体遮断
- 3○バソプレシンV₂受容体刺激
- 4✕バソプレシンV₂受容体遮断
- 5✕バソプレシン分泌抑制
正答: 3
グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体を刺激する糖尿病治療薬はどれか。
1つ選べ。
- 1✕アカルボース
- 2✕グリベンクラミド
- 3✕ピオグリタゾン
- 4✕メトホルミン
- 5○リラグルチド
正答: 5
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬はどれか。 1つ選べ。
- 1✕イコサペント酸エチル
- 2○エゼチミブ
- 3✕コレスチミド
- 4✕シンバスタチン
- 5✕フェノフィブラート
正答: 2
ダルテパリンの凝固因子阻害活性について正しいのはどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 4
モンテルカストの抗アレルギー作用の機序はどれか。 1つ選べ。
- 1✕トロンボキサンA₂受容体(プロスタノイドTP受容体)遮断
- 2✕トロンボキサン合成酵素阻害
- 3✕ヒスタミンH₁受容体遮断
- 4✕5-リポキシゲナーゼ阻害
- 5○ロイコトリエン受容体遮断
正答: 5
抗真菌薬ブテナフィンが阻害するのはどれか。 1つ選べ。

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4✕
- 5○
正答: 5
受容体刺激薬と遮断薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕刺激薬のpD₂値が大きいほど、効力が小さい。
- 2○pA₂値は、競合的遮断薬の効力を示す。
- 3✕受容体に結合した競合的遮断薬は、高濃度の刺激薬を共存させても受容体から
解離しない。 - 4✕遮断薬のうち、アロステリック部位に結合するものを、競合的遮断薬という。
- 5○部分刺激薬は、完全刺激薬により生じる最大反応を減弱させる。
正答: 2・5
レニン-アンギオテンシン系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのは

- 1○
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 1・4

2つ選べ。
- 1○フェニレフリンは、アドレナリンα₁受容体を選択的に刺激して、血管を収縮
させる。 - 2✕フェントラミンは、非競合的にアドレナリンα₁受容体を遮断して、血圧を下
降させる。 - 3✕ラベタロールは、アドレナリンβ₁受容体遮断作用があるため、反射性頻脈を
引き起こす。 - 4✕ミドドリンは、アドレナリンβ₂受容体を刺激することで、子宮平滑筋を弛緩
させる。 - 5○チラミンは、短時間内に反復的に静脈内投与されると、その昇圧作用が次第に
弱くなる。
正答: 1・5
副交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選
2つ選べ。
- 1✕アセチルコリンは、血管内皮細胞において一酸化窒素合成酵素(NOS)活性を
低下させる。 - 2○アセチルコリンのアセチル基をカルバモイル基に置換すると、コリンエステ
ラーゼによる分解を受けにくくなる。 - 3✕コリンエステラーゼ阻害薬は、ニコチン様作用のみを示す。
- 4✕ブチルスコポラミンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を非競合的に遮断
する。 - 5○プロパンテリンは、第四級アンモニウム化合物で、末梢のムスカリン性アセチ
ルコリン受容体を遮断して鎮痙作用を示す。
正答: 2・5
催眠・鎮静作用を示す薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選
べ。
- 1✕フルニトラゼパムは、少量でrapid eye movement(REM)睡眠を強く抑制する。
- 2✕レボメプロマジンは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体のGABA 結合部位に作用
する。 - 3○ジフェンヒドラミンは、中枢のヒスタミンH₁受容体を遮断する。
- 4○トリアゾラムは、細胞内へのCl⁻流入を促進することで、神経の興奮を抑制する。
- 5✕フェノバルビタールは、グルタミン酸NMDA 受容体を刺激する。
正答: 3・4
精神疾患治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕パロキセチンは、セロトニン5-HT₃受容体を遮断する。
- 2✕トラゾドンは、セロトニン5-HT₂A受容体を刺激する。
- 3○タンドスピロンは、セロトニン5-HT₁A受容体を刺激する。
- 4✕ヒドロキシジンは、セロトニンの再取り込みを阻害する。
- 5○ミルナシプランは、セロトニン及びノルアドレナリンの再取り込みを阻害する。
正答: 3・5
心疾患治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○ブクラデシンは、細胞膜通過後、サイクリックAMPとなり、心筋の収縮力を
増強する。 - 2✕ジピリダモールは、ATP感受性K⁺チャネルの開口により抗狭心症作用を示す。
- 3✕マニジピンは、心筋細胞のT型Ca²⁺チャネルを選択的に遮断する。
- 4✕プロプラノロールは、冠動脈れん縮を抑制して、心筋への酸素供給を増大させる。
- 5○カルペリチドは、膜結合型グアニル酸シクラーゼを活性化し、利尿作用を示す。
正答: 1・5
気管支ぜん息治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕オキシトロピウムは、IgE抗体の産生を抑制する。
- 2○プロキシフィリンは、ホスホジエステラーゼを阻害して、気管支平滑筋細胞内
のサイクリックAMP量を増加させる。 - 3✕サルメテロールは、気管支平滑筋のアセチルコリンM₃受容体を選択的に遮断
する。 - 4○アゼラスチンは、肥満細胞からのヒスタミンおよびロイコトリエン類の遊離を
抑制する。 - 5✕セラトロダストは、トロンボキサン合成酵素を選択的に阻害する。
正答: 2・4
消化器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕センナは、大腸のアウエルバッハ神経叢に作用し、腸運動を抑制する。
- 2○ウルソデオキシコール酸は、胆汁中の胆汁酸を増加させるとともに、コレステ
ロール胆石を溶解する。 - 3○ピペリドレートは、Oddi括約筋の収縮を抑制する。
- 4✕ラモセトロンは、消化管内在神経叢のセロトニン5-HT₃受容体を刺激し、便
秘を改善する。 - 5✕ポリカルボフィルカルシウムは、小腸上部で吸収され、大腸内水分保持作用を
示す。
正答: 2・3
糖質コルチコイドに関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○標的細胞の細胞質で、受容体と結合し、核内へ移行する。
- 2✕細胞性免疫を抑制するが、体液性免疫を抑制しない。
- 3○タンパク質異化作用により、骨粗しょう症を引き起こす。
- 4✕下垂体に作用し、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌を促進する。
- 5✕腎集合管に作用し、Na⁺及びK⁺の排泄を促進する。
正答: 1・3


- 1✕
- 2○
- 3✕
- 4○
- 5✕
正答: 2・4
止血薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○カルバゾクロムは、血管に作用して血管透過性を抑制し、血管抵抗性を高め
る。 - 2✕フィトナジオンは、プロトロンビンの生合成を阻害し、高プロトロンビン血症
を改善する。 - 3✕トラネキサム酸は、プラスミンやプラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促
進し、血液凝固を引き起こす。 - 4○プロタミンは、ヘパリンと結合し、ヘパリンの抗凝固作用を消失させる。
- 5✕ヘモコアグラーゼは、ヘモグロビンと塩を形成し、止血作用を示す。
正答: 1・4
関節リウマチの治療に用いる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。
- 1○レフルノミドは、ピリミジン合成系を阻害し、リンパ球の増殖を抑制する。
- 2✕サラゾスルファピリジンは、抗原提示細胞のCD80/CD86に結合し、CD28を
介した共刺激シグナルを阻害する。 - 3✕ペニシラミンは、カルシニューリンを阻害し、ヘルパーT細胞でのインターロ
イキン-2産生を抑制する。 - 4✕オーラノフィンは、腫瘍壊死因子α(TNF-α)と特異的に結合し、TNF-αの
細胞膜受容体への結合を阻害する。 - 5○メトトレキサートは、キメラ型モノクローナル抗体製剤に対する中和抗体の産
生を抑制する。
正答: 1・5
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症治療薬に関する記述のうち、正しいのは
どれか。 2つ選べ。
- 1✕アバカビルは、HIV インテグラーゼを阻害して、HIV ゲノムが宿主細胞ゲノ
ムに組み込まれるのを妨げる。 - 2✕マラビロクは、dGTPと拮抗してHIV-1の逆転写酵素を競合的に阻害する。
- 3○ネビラピンは、HIV-1の逆転写酵素の疎水ポケット部分に結合して酵素活性
を阻害する。 - 4○ネルフィナビルは、HIV プロテアーゼを阻害して、HIV 前駆体ポリタンパク
質の切断を妨げる。 - 5✕ラルテグラビルは、ウイルスDNA に取り込まれてDNA 鎖伸長を停止させ
る。
正答: 3・4
抗悪性腫瘍薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕パクリタキセルは、チューブリンの重合を阻害し、有糸分裂を抑制する。
- 2○カルボプラチンは、DNA 鎖に架橋を形成し、DNA の複製を阻害する。
- 3○ブレオマイシンは、活性酸素を発生させ、DNA 鎖を切断する。
- 4✕ベバシズマブは、ヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)に対するモノクロー
ナル抗体で、血管新生を阻止する。 - 5✕ボルテゾミブは、プロテアソームを活性化し、転写因子NF-κB の作用を阻害
する。
正答: 2・3
246-247 共通の設問
32歳女性。喫煙歴5年、禁煙を試みたいと薬局を訪れた。現在、不眠症
で、ゾピクロン錠を不眠時に服用している。禁煙のためにニコチンガム、ニコチン
パッチ、バレニクリン酒石酸塩錠のいずれかを使用するか悩んでいるとのことだっ
た。
この患者に関連する薬物依存・耐性の記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選
2つ選べ。
- 1✕ゾピクロンとニコチンは、いずれも精神的依存を起こすが、身体的依存は生じ
ない。 - 2✕ゾピクロンとニコチンは、いずれも耐性を生じない。
- 3○ニコチンは、中脳辺縁ドパミン神経系を活性化する。
- 4○バレニクリンは、ニコチン性アセチルコリン受容体の部分刺激薬であり、ニコ
チン依存症の喫煙者の禁煙による退薬症候を軽減する。
正答: 3・4
248-249 共通の設問
17歳男性。高等学校での授業中に黒板の文字が見えにくくなり眼科を受診
した。仮性近視であると診断され、以下の薬剤が処方された。お薬手帳を確認した
ところ、整形外科で湿布薬を処方されていることがわかった。
(処方)
トロピカミド点眼液0.4%5mL1本
1回1滴 1日1回就寝前 両眼点眼

- 1✕
- 2✕
- 3✕
- 4○
- 5✕
- 6✕
正答: 4
250-251 共通の設問
66歳男性。パーキンソン病と診断され、以下の薬剤で治療してきたが、最
近、薬の効果持続時間が短縮してきた。
(処方)
レボドパ100mg・カルビドパ配合錠 1回1錠(1日3錠)
トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 30日分
処方薬および前問中の薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○カルビドパは、末梢性芳香族L-アミノ酸デカルボキシラーゼ阻害薬で、レボド
パが末梢でドパミンに変換されるのを抑制する。 - 2✕プラミペキソールは、ドパミン神経からのドパミン遊離を促進する。
- 3✕エンタカポンは、ドパミンD₂受容体を刺激する。
- 4○セレギリンは、モノアミン酸化酵素Bを阻害することによりドパミンの代謝を
抑制する。 - 5✕チアプリドは、カテコール-O-メチルトランスフェラーゼを阻害する。
正答: 1・4
252-253 共通の設問
28歳女性。統合失調症と診断され、今回、初めて以下の薬剤が処方され
た。
(処方1)
リスペリドン口腔内崩壊錠1mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 14日分
(処方2)
ブロチゾラム口腔内崩壊錠0.25mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 就寝前 14日分
処方された薬物に関する記述として正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○γ-アミノ酪酸GABAA受容体の働きを高め、睡眠を誘発する。
- 2✕ドパミンD₂受容体を刺激し、運動機能の低下をもたらすことがある。
- 3○セロトニン5-HT₂受容体を遮断し、統合失調症の陰性症状を改善する。
- 4✕モノアミン酸化酵素Bを阻害し、下垂体からのプロラクチン遊離を促進する。
- 5✕セロトニン5-HT₁A受容体を遮断して、抗不安作用を示す。
正答: 1・3
254-255 共通の設問
64歳男性。不安定狭心症のため、PCI(経皮的冠動脈インターベンション)
を受けた。その後の治療薬として新たに以下の薬剤が処方された。
(処方1)
アスピリン腸溶錠100mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
(処方2)
チクロピジン塩酸塩錠100mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 14日分
(処方3)
ロスバスタチンカルシウム錠2.5mg1回1錠(1日1錠)
処方された薬剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1○処方された用量のアスピリンは、血管内皮細胞のプロスタグランジンI₂生成よ
りも、血小板のトロンボキサンA₂生成をより強く阻害する。 - 2✕アスピリンは、ロスバスタチンによる筋肉痛を緩和する目的で処方されている。
- 3✕チクロピジンの活性代謝物が遮断するADPのP2Y₁₂受容体は、Gqタンパク
質共役型受容体である。 - 4○チクロピジンの副作用として、血栓性血小板減少性紫斑病、無顆粒球症及び重
篤な肝障害がある。 - 5✕ロスバスタチンは、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル-CoA(HMG-CoA)の
生合成を阻害し、血清中の低比重リポタンパク質(LDL)量を減少させる。
正答: 1・4
256-257 共通の設問
55歳女性。気管支ぜん息のため吸入ステロイド薬を用いて治療中である。
高血圧症となったため、降圧薬も用いることとなった。
前問の薬剤のうち、血管平滑筋細胞に直接作用して血管を拡張させるのはどれ
か。 2つ選べ。
- 1○シルニジピン錠
- 2✕イミダプリル塩酸塩錠
- 3○テルミサルタン錠
- 4✕クロニジン塩酸塩錠
- 5✕カルテオロール塩酸塩徐放性カプセル
正答: 1・3
258-259 共通の設問
55歳男性。下記の処方せんを持って来局した。患者は半年前にヘリコバク
ター・ピロリ菌が陽性と診断され、かかりつけ医にて一次除菌を行ったが不成功で
あった。今回、二次除菌療法を行うことになった。
(処方)
薬剤1 1回1錠(1日2錠)
薬剤1 の作用機序として正しいのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕ヒスタミンH₂受容体を遮断する。DNA の二本鎖を切断する。
- 2○DNA の二本鎖を切断する。
- 3✕リボソームの50S サブユニットと結合し、タンパク質合成を阻害する。DNA の二本鎖を切断する。
- 4✕H⁺,K⁺-ATPaseを非可逆的に阻害する。DNA の二本鎖を切断する。
- 5✕ウレアーゼを阻害する。DNA の二本鎖を切断する。
正答: 2
260-261 共通の設問
68歳男性。骨転移のある前立腺がんと診断され、以下の薬剤が処方された。
(処方1)
ゴセレリン酢酸塩デポ3.6mg 1回3.6mg
4週ごとに1回 前腹部に皮下注射
(処方2)
ゾレドロン酸水和物注射液4mg 1回4mg
4週ごとに1回 点滴静注
(処方3)
ビカルタミド口腔内崩壊錠80mg1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
(処方4)
ジクロフェナクNa坐剤25mg 1回1個
痛い時 28回分
以下の記述のうち、いずれの処方薬にも該当しないのはどれか。 1つ選べ。
- 1✕シクロオキシゲナーゼを阻害し、プロスタグランジンの生成を抑制する。
- 2✕アンドロゲン受容体を遮断し、前立腺がん細胞の増殖を抑制する。
- 3○黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH-RH)受容体を競合的に遮断し、ゴナド
トロピンの分泌を抑制する。 - 4✕下垂体の機能を抑制し、精巣からのテストステロン分泌を抑制する。
- 5✕骨吸収を抑制し、高カルシウム血症を改善する。
正答: 3
262-263 共通の設問
66歳男性。最近、腰痛が原因で、寝付きも良くないため、整形外科を受診
した。骨粗しょう症と診断され、処方せんを持って薬局を訪れた。
(処方1)
ラロキシフェン塩酸塩錠60mg 1回1錠(1日1錠)
アルファカルシドールカプセル0.5μg 1回1カプセル(1日1カプセル)
1日1回 朝食後 14日分
(処方2)
L-アスパラギン酸カルシウム錠200mg 1回2錠(1日6錠)
メナテトレノンカプセル15mg 1回1カプセル(1日3カプセル)
1日3回 毎食後 14日分
(処方3)
セレコキシブ錠100mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 14日分
処方された薬剤の作用機序として正しいのはどれか。 2つ選べ。
- 1✕アンドロゲン受容体に結合し、タンパク質同化を促進する。
- 2○オステオカルシンのカルボキシ化を介し、骨形成を促進する。
- 3○カルシウムとリンの腸管からの吸収を促進する。
- 4✕カルシトニン受容体に結合し、骨吸収を抑制する。
- 5✕ヒドロキシアパタイトに結合し、骨吸収を抑制する。
正答: 2・3
264-265 共通の設問
65歳男性。糖尿病性腎症により入院した。血糖コントロールのためのイン
スリン製剤のほか、以下の薬剤が処方された。
(処方1)
球形吸着炭細粒分包2g1回1包(1日3包)
1日3回 朝昼夕食後2時間 7日分
(処方2)
ロサルタンK錠50mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 7日分
(処方3)
フェロジピン錠2.5mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 7日分
(処方4)
ダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)注射液20μg1回20μg
静脈内投与
ダルベポエチンアルファの薬理作用および副作用に関する記述のうち、正しいの
はどれか。 2つ選べ。
- 1✕単球および単球系前駆細胞に作用して、増殖を促進する。
- 2✕エリスロポエチン(EPO)のEPO受容体に対する親和性を高める。
- 3○エポエチンアルファと比ퟛして、持続的な赤血球造血作用を示す。
- 4✕血圧低下を起こしやすい。
- 5○血液粘稠度が上昇し、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
正答: 3・5