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衛生薬学

問61
糖質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 糖質の呼吸商は1である。
 b 糖質の体内での貯蔵量は脂質より少ない。
 c 一般に、日本人は総エネルギーの約20%を糖質から摂取する。
 d 多くの食物繊維は多糖であり、エネルギー源として利用される。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問62
タンパク質の消化酵素に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ペプシン、トリプシン、キモトリプシンは、いずれも不活性な前駆体と して分泌される。
 b ペプシン、トリプシン、キモトリプシンは、いずれもエキソペプチダー ゼである。
 c ペプシンの至適pHは弱アルカリ性領域にあり、トリプシン、キモトリプ シンの至適pHは酸性領域にある。

    a b c
  1 正 正 誤 
  2 正 誤 正 
  3 正 誤 誤 
  4 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 
  6 誤 誤 誤 

 

問63
ビタミンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a パントテン酸は、ヒトでは腸内細菌によっても供給される。
 b ビタミンB12は、植物性食品中にはほとんど含まれていない。
 c ビタミンK2 (メナキノン)は、植物の葉緑体で合成される。
 d レチノールの脂肪酸エステル体は、緑黄色野菜に多く含まれる。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問64
ある食品中のタンパク質の生物価を求めるために、無タンパク質食で一定期間 飼育したラットに被検食品を与えたところ、次の結果を得た。被検食品の生物 価として最もふさわしい値はどれか。
生物価 = (体内保留窒素量 / 吸収窒素量)×100
 被検食品を介した窒素摂取量 = 400 mg
 被検食品摂取時の糞中窒素量 = 110 mg
 無タンパク質食摂取時の糞中窒素量 = 10 mg
 被検食品摂取時の尿中窒素量 = 35 mg
 無タンパク質食摂取時の尿中窒素量 = 5 mg

  1 0.9  2 10  3 30  4 60  5 90  6 150

 

問65
エネルギー所要量に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 基礎代謝量とは、生きていくために必要な最小限のエネルギー所要量をいう。
 b 基礎代謝量は、身体活動に比例する。
 c 生活活動強度は、I (低い)、II (やや低い)、III (適度=好ましい目標 )、IV (高い)の4段階に区分されている。
 d 基礎代謝基準値は、男女とも13~16歳が最高となる。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)


問66
食品の変質に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 還元糖と遊離アミノ酸などとの間で起こるメイラード (Maillard)反応 は、脱水縮合酵素により触媒される。
 b 葉緑素の分解生成物であるフェオホルビドは、光過敏性皮膚炎の原因となる。
 c 食品添加物の亜硝酸塩は、高度不飽和脂肪酸と反応して癌原性物質ニト ロソアミンを作る。

    a b c
  1 正 誤 正
  2 誤 正 正 
  3 誤 正 誤
  4 正 誤 誤 
  5 誤 誤 誤

 

問67
以下に示す化合物のうち、甘味料として使用が許可されているものの組合わせ はどれか。

  1(a、b、c)  2(a、b、d)  3(a、c、e)  4(a、d、e)  5(b、c、 d)  6(c、d、e)

 

問68
ウイルス性食中毒に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 原因ウイルスは、ほとんどが小型球形ウイルス(ノロウイルス)である。
 b 近年の発生件数は、腸管出血性大腸菌によるものより少ない。
 c 発生件数は、夏季に多い。
 d カキなど二枚貝の生食が原因となることが多い。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問69
食中毒の原因となる自然毒に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 青梅には、青酸配糖体が含まれている。
 b テトロドトキシンは、加熱調理により無毒化される。
 c サキシトキシンは、二枚貝類が合成する毒素である。
 d ワラビに含まれる水溶性の発癌性物質であるプタキロシドは、あく抜き によって除去される。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問70
食品汚染物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 「油症」の原因となった食用油中には、PCBに加え、それより毒性の強い ポリ塩化ジベンゾフランも含まれていた。
 b ジメチルニトロソアミンは海産魚類に多く含まれる。
 c ベンゾ[α]ピレンは日常的な食事からは摂取されない。
 d 輸入ピーナッツは、アフラトキシンB1汚染を全例検査するこ とが要求されている。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問71
食品の安全性に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 遺伝子組換え食品 (原材料も含む)を一定量以上含む食品は、「遺伝子組 換え食品」と表示しなくてはならない。
 b 特別用途食品は、適正な食事摂取が必要な病者のみを対象とする専用食 である。
 c HACCPとは、製品の安全性確保のために製造工程を連続的に管理する手法 のことである。
 d 表示義務のあるアレルギー物質を含む加工食品は、含量が微量であれば その物質名を表示する必要はない。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問72
国勢調査に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 調査の対象は、わが国に住んでいる日本国籍保有者である。
 b 調査対象者は、本調査に正確に回答する義務がある。
 c 人口静態統計は、本調査の結果に基づく。
 d 毎年1回実施される。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問73
死亡に関する指標の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 現在の日本の粗死亡率 (一年間の死亡数を人口1000人当たりに換算した 値)は、20を越えている。
 b 年齢調整死亡率で用いるモデル人口に比べて老年人口が多い地域では、 一般に粗死亡率は年齢調整死亡率より大きい。
 c 早期新生児死亡は、先天的要因によることが多い。
 d 死因別死亡率の第1位は、20歳以上のすべての年齢階級で悪性新生物である。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問74
疫学に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 流行とは、問題とする疾患の、時と人と場所における異常な集積をいう。
 b 要因 患の患者と対照者について、特定の要因に対する過去の曝露の程度を比較す る。
 c 要因曝露者の罹患率から要因非曝露者の罹患率を差し引いた値が相対危 険度である。

    a b c
  1 正 誤 正
  2 誤 誤 正
  3 誤 正 誤
  4 正 誤 誤 
  5 正 正 誤 

 

問75
健康と疾病に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 病気や衰弱などで要介護状態となった期間を平均寿命から差し引いた期 間を健康寿命と呼ぶ。
 b 生活の質を維持 患は根本治療だけでなく、疾病を悪化させないよう管理することが大切であ る。
 c 感染症には個人防衛的対策が、非感染性の慢性疾患には集団防衛的対策 がそれぞれ重要である。
 d 生活習慣病は、偏った食事、喫煙、運動不足などライフスタイルが発症 と密接に関連している。

    a b c d
  1 正 誤 正 正
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 誤 
  4 誤 誤 誤 正 
  5 正 正 誤 正

 

問76
わが国におけるある病原体の感染者数と、そのうち発症が認められた患者数の 経年推移を下図に示す。この感染症は次のどれか。
 1 結核  2 後天性免疫不全症候群  3 インフルエンザ  
 4 C型肝炎  5 腸管出血性大腸菌感染症


問77
新興感染症に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 重症急性呼吸器症候群 (SARS)の拡大防止には、患者多発地域からの帰国 者を一定期間、経過観察することが重要である。
 b ウエストナイル熱は、感染経路に蚊が介在する。
 c 高病原性鳥インフルエンザの病原体は、一般的な加熱では死滅しない。

    a b c
  1 正 正 正 
  2 正 正 誤 
  3 正 誤 正 
  4 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正 

 

問78
生活習慣病に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 癌の1次予防として、禁煙、低塩食及び低脂肪食があげられる。
 b 脳内出血の誘因として、過労や寒冷刺激などが知られている。
 c 血中LDLコレステロール値は、心疾患発症の指標にはならない。
 d 生活習慣に関連して発症する糖尿病の多くは、インスリン依存性である。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問79
有機溶媒を扱っている工場の作業者の特殊健康診断を行ったところ、貧血の徴 候を示す者が数名見いだされ、いずれの場合も、尿中に高値のフェノールが検 出された。その工場で扱われていた次の溶媒の中で、上記の健康影響の原因と して最も可能性が高いと考えられるものはどれか。

 1 n-ヘキサン  2 トルエン  3 ベンゼン  4 アセトン   5 トリクロロエチレン

 

問80
化学物質による発癌に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 発癌イニシエーターとして働く化学発癌物質は、全て発癌プロモーター 作用も示す。
 b 変異原性試験は、発癌プロモーターのスクリーニング法として使われる。
 c 2-ナフチルアミンは、代謝的活性化を受けて、発癌イニシエーターとなる。
 d クロトン油成分中のホルボールエステルは、発癌プロモーター作用をもつ。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問81
金属類の毒性に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 無機ヒ素は、皮膚に色素沈着を引き起こす。
 b 無機鉛による貧血は、グロビンタンパク質の合成阻害による。
 c 水銀蒸気の吸入によって、手指の震えなどの神経症状が現われる。

    a b c
  1 誤 正 誤 
  2 正 正 正 
  3 誤 誤 誤 
  4 正 正 誤 
  5 正 誤 正 

 

問82
農薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a マラチオンは、昆虫体内で代謝により活性化されて、コリンエステラー ゼ阻害作用を発現する。
 b カルバリルは、代謝による活性化がなくても、コリンエステラーゼ阻害 作用を示す。
 c パラコートは、現在わが国において中毒事故が多い有機リン系の除草剤 である。

    a b c
  1 正 誤 正 
  2 正 正 誤 
  3 正 誤 誤 
  4 誤 正 正 
  5 誤 正 誤 

 

問83
化学物質曝露の安全量を求めるときに、実質安全量 (VSD)を使って推定される ことが多いのは、次のどの化学物質か。
 1 揮発性有機化合物
 2 肝毒性物質
 3 蓄積性物質
 4 内分泌撹乱物質
 5 発癌性物質

 

問84
中毒原因物質とその解毒剤の対応の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a シアン化ナトリウム -------- 硝酸ナトリウム
 b 亜ヒ酸 ------------------ ジメルカプロール (BAL)
 c パラチオン --------------  ヨウ化プラリドキシム (2-PAM)

    a b c
  1 正 誤 正
  2 誤 正 正
  3 正 正 誤
  4 誤 正 誤 
  5 誤 誤 正


問85
放射線に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 紫外線は、赤外線より皮膚の透過力が強い。
 b 赤外線の反復曝露は、白内障を生じることがある。
 c 電離放射線のα、β、γ線の中で、生体の透過力が最も強いのはα線である。
 d 生体への影響を考慮した電離放射線の実効線量当量の単位は、シーベル ト (Sv)である。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)


問86
生態系における物質動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 生産者は、無機物質のみを栄養素として生育できる。
 b 植物は、窒素源として空気中の窒素ガスを直接利用できる。
 c 地球上での有機物質生産量は、水中植物よりも陸上植物による方が圧倒 的に多い。
 d 動物の排泄物中に含まれる有機物質は、主に微生物によって無機物質に まで分解される。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問87
生態系と化学物質に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 有機塩素化合物は、一般に生態系で分解されやすい。
 b 陰イオン界面活性剤で分岐鎖炭化水素を持つものは、直鎖炭化水素を持 つものに比べて、一般に生態系で分解されにくい。
 c フロン類のうち、CCl2F2は、 CHClF2に比べて対流圏で分解されにくい。

    a b c
  1 正 誤 正
  2 誤 正 正
  3 正 誤 誤
  4 正 正 誤 
  5 誤 正 誤
  6 誤 誤 正

 

問88
大気中の二酸化炭素に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 大気中に存在する炭素化合物のうち、容量比が最大である。
 b 地球温暖化に対する寄与度が現在最も大きいとされている。
 c 大気中の濃度の増加は、酸性雨の主な原因となる。
 d 大気中の濃度の増加によって、成層圏オゾン層の破壊が進行するとされている

    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 正

 

問89
環境中の化学物質に関する次の記述について、2つの空欄にあてはまる語句の 正しいものの組合せはどれか。
残留性有機汚染物質 (POPs)と呼ばれる化学物質は、環境中において難分解 性、生物体内への高蓄積性、〔  〕、及び〔  〕の4つの性質を有する。 そのため国際的な条約(POPs条約)の下での早急な対策が必要とされている。
 a 人や動物への有害影響
 b オゾン層の破壊作用
 c 環境内の長距離移動性
 d 環境中での生成の容易性

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問90
水に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a わが国の大都市における1人1日当りの水の平均使用量は、約30 Lである。
 b 上水道の水源としての地表水は、地下水に比べ、一般に溶存する無機物 の量が少ない。
 c 水中のアンモニアを除去する方法として活性炭処理がよく用いられる。
 d カルシウムやマグネシウムの酸性炭酸塩 (重炭酸塩)に由来する硬度を一 時硬度という。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問91
水の塩素処理に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 塩素処理剤として、液体塩素又は次亜塩素酸塩が通常用いられる。
 b 主な目的は、有機物の分解により生じたアンモニアやアミン類の酸化である。
 c 給水栓での残留塩素濃度は、遊離型残留塩素として0.1 mg/L以上、又は 結合型残留塩素として0.4 mg/L以上でなければならない。
 d 残留塩素濃度の測定には、N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン (DPD)法 が用いられる。

    a b c d
  1 誤 誤 正 誤 
  2 誤 正 誤 正 
  3 正 誤 正 正
  4 正 誤 誤 正
  5 正 正 正 誤 

 

問92
濃い塩素消毒水の排水処理について、次の問に答えなさい。
学童は学校のプールを使用する前に、塩素消毒水槽に足腰を浸す。その水槽水 (1000L)を公共下水道に排水するため、残留塩素を測定したところ、遊離残留 塩素濃度が71mg/Lであった。この残留塩素を完全に還元して排水できるように するには、還元剤としてチオ硫酸ナトリウム (分子量248)を何g加えればよい か。最も近い値を下から選びなさい。
ただし、1モルのチオ硫酸ナトリウムは4モルの塩素ガス(分子量71)と反応する ものとする。

  1 7  2 18  3 35  4 50  5 65

 

問93
下水及びその処理に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 下水には、生活もしくは事業に起因し、もしくは付随する廃水のみなら ず、雨水も含まれる。
 b わが国の下水道普及率は95%を越えている。
 c 下水処理時に有機物を分解するために用いられる活性汚泥とは、微生物 と水中浮遊物質が凝集した塊(フロック)である。
 d わが国の小規模下水処理場(処理水量5,000 m3未満/日)で最 も多く用いられている二次処理法は、オキシデーションディッチ法である。

    a b c d
  1 誤 誤 誤 正 
  2 誤 正 正 誤 
  3 正 誤 誤 誤
  4 正 誤 正 正
  5 正 正 正 誤 

 

問94
水質汚濁指標に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 微生物を含まない水の生物化学的酸素要求量 (BOD)を測定する場合に は、適量の微生物を含む希釈用液を添加する。
 b 化学的酸素要求量 (COD)は、用いる酸化剤によらず一定の値である。
 c 湖沼及び海域の環境基準には、BODの基準値が設定されていない。
 d 有機物質による水質汚濁があると溶存酸素 (DO)は増加する。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)


問95
空気環境に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 一酸化炭素は無色、無臭、無刺激の気体であるため、中毒を起こしやすい。
 b わが国の二酸化硫黄の主要発生源は、自動車である。
 c 酸性降下物による被害を防ぐためには、国際協力が必要なことがある。
 d 光化学オキシダントは、窒素酸化物と炭化水素が存荘すると生成しやすい。

    a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 誤 正 正
  3 正 正 誤 誤
  4 誤 誤 正 正
  5 誤 正 誤 誤 

 

問96
空気中の粒子状物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 粒径100 nm以下の粒子は、肺の深部に達しない。
 b 硫酸ミストは、二酸化硫黄よりも刺激作用が弱い。
 c ディーゼル自動車は、主要排出源の一つである。
 d 空気中にコロイド状で浮遊している粒子をエアロゾルという。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問97
室内空気環境に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 室内空気の流動速度を表す気動は、カタ冷却力と気温から求める。
 b 相対湿度は、「試料空気中の水蒸気濃度」を「20℃における飽和水蒸気 濃度」で割った値に100を乗じたものである(単位はパーセント)。
 c 20℃付近では、気温と気湿が同じ場合、気動が大きい部屋の方が感覚温 度は高い。
 d 室内の汚染物質を基準濃度以下にするための換気量を、必要換気量という。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

 

問98
室内空気汚染による健康影響に関する記述の正誤について、正しい組合せはど れか。
 a ハウスダスト中の主なアレルゲンは花粉である。
 b シックハウス症候群の原因物質として、建材や家具由来のホルムアルデ ヒドがあげられる。
 c 居住環境の密閉化がアレルギーの増加に関係している

    a b c
  1 正 正 正 
  2 正 誤 正 
  3 誤 正 誤 
  4 誤 正 正 
  5 正 誤 誤 
  6 誤 誤 誤 

 

問99
化学物質による環境リスクを減らすために、化学物質排出把握管理促進法 (略 称)が制定されている。これについて、次の記述の〔  〕に入れるべき適切 な語の組合せはどれか。
事業者による化学物質の自主的な管理を促進するため、各事業者が取り扱う 〔 a 〕化学物質について、〔 b 〕制度による化学物質の環境への排出移 動量の届出と、〔 c 〕制度による化学物質やそれを含む製品についての安 全データシートによる情報の提供が、義務化された。
     a      b        c
  1 すべての   MSDS      PRTR
  2 すべての   マニフェスト  MSDS
  3 すべての   PRTR     マニフェスト
  4 指定     MSDS     マニフェスト
  5 指定     PRTR     MSDS

 

問100
悪臭に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 悪臭の苦情件数は、近年増加の傾向にある。
 b 悪臭防止法では、特定の物質について事業所の敷地境界線における規制 基準を定めている。
 c 規制には、人間の嗅覚に基づいた臭気指数を用いることがある。

    a b c
  1 誤 正 誤 
  2 正 正 正 
  3 正 誤 誤 
  4 正 誤 正 
  5 誤 正 正